今期から鈴木圭一郎が全国ナンバー1!
浜松オートでGII浜松記念が開催される。地元S級は層が厚いが、外来からも強力な選手が参戦しており、その牙城を守るのは簡単ではない。優勝争いに名乗りを挙げそうな選手をピックアップする。
今期から全国ランク1位に返り咲いたのは鈴木圭一郎。前走は伊勢崎のSGで、約50日ぶりのレースになる。その時は優出3着。予選道中も安定した成績を残していた。気候はだいぶ変わってきているが、地元なのでしっかりとエンジンを合わせてくるだろう。当然の優勝候補筆頭となる。
金子大輔と佐藤貴也の29期コンビはエンジン状態まずまず。共に前走の一般開催では優出を逃したが、その前のGIでは優勝戦まで進んでいた。金子は的確な捌きでの追い上げに、佐藤貴はスタート一気からのイン強攻に期待できる。鈴木宏和もGIでは優出していた。優勝戦は好スタートを決めたものの、道中で番手を下げ4着。それでも予選準決はオール連対で通過していたので、エンジン面は問題ない。そろそろ記念レースのタイトルを獲得してもおかしくない頃。
伊藤信夫もエンジンはおおむね悪くない。前走の伊勢崎では準決4着だったが、その前の浜松では優出していた。試走タイムもしっかりと出ており、伊藤信らしいスピードを発揮できる状態にある。青島正樹も9月に入ってからは大きく崩れることなく、上位着でまとめられている。変わらぬイン走法が強み。3節前にエンジン乗り換わってから連続で優出していた木村武之は、前走の伊勢崎一般開催では凡走が続いた。多少の不安はあるが、地元でのレースなら大丈夫か。
外来勢で最も勢いがあるのは黒川京介。前走の川口では優勝を決めていた。その前の浜松GIでは初日から4連勝し、優勝戦は2着の準優勝だったので、当地との相性も心配ない。自身5度目の記念タイトルへ向け視界は良好だ。早川清太郎も好調を保てている。前走の伊勢崎では準優勝。その前の川口でも準優勝。今年はまだ優勝がない点は気になるが、エンジン状態が良い今は十分優勝を狙える。
外来S級で、ランク的に最上位は佐藤摩弥。今期から6位にランクされている。浜松は3節連続での参戦になるが、前々走のGIでは優出している。前走の一般開催は初日の5着が響き、準決に乗れなかったが、後半2走は白星で締めている。浜松連続参戦の強みを生かしたい。荒尾聡もエンジンは長らく中堅上位を保てている。2節前の初日に落車したが、その悪影響はないし、前走の飯塚でも優出している。今回も爆裂スタートから強攻を見せてくるはず。他に田村治郎、浦田信輔、松本康、丹村飛竜、岩崎亮一などのS級勢もエンジン良くなれば車券圏内に浮上してくるだろう。
※10月3日時点。当日は欠場などにより、出場選手が変更になる可能性があります。
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主な出場予定選手
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鈴木圭一郎〔浜松 S-1(32期)〕
金子大輔〔浜松 S-3(29期)〕
佐藤貴也〔浜松 S-4(29期)〕
鈴木宏和〔浜松 S-15(32期)〕
佐藤摩弥〔川口 S-6(31期)〕
黒川京介〔川口 S-20(33期)〕
荒尾聡〔飯塚 S-10(27期)〕
早川清太郎〔伊勢崎 S-11(29期)〕
この10月から新ランク適用!
前回の飯塚オートは久々に昼間の開催だったが、今回は再びミッドナイトに移行。レースの時間帯は変わるが、前回活躍していた選手は今回も楽しみ。ちなみに、今回はオール飯塚勢での戦いになる。
前回の飯塚で約1年半ぶりに優勝したのは久門徹。優勝戦は永島潤太郎が逃げる流れで楽ではない展開だったが、ゴール前でチョイ差しを決めていた。エンジンも乗り手も良い状態で今回に臨める。更に、この10月からA級にランクされることになっているので、ハンデ位置的に恩恵を受けられる。苦しかった時期の分までこれから取り戻したいところ。
その優勝戦には岩見貴史、越智尚寿、辻大樹も乗っていた。岩見は優勝戦で車の進み方が良くなかったが、予選準決は悪くなかったし、その前の節では優勝もしている。大きな流れで言えばエンジンは良い部類。越智は前々走のプレミアムカップから好調を保てている。走りに派手さはないが、レース展開の読みは巧く、堅実に車を押し上げることができる。辻もここ何節かはエンジン堅調。好スタートからの速攻で車券に絡むシーンが多い。
今回出場する中でランクトップは有吉辰也。10月からの新ランクでは、荒尾聡を抑えて飯塚トップに立っている。前走は準決4着で優出はならなかったが、予選中は動きが良かったし、前々走のプレミアムカップでは優出していた。3節前に落車しているが、その悪影響はなさそう。今回はランク最上位者として、その存在感を示すだろう。
篠原睦は前走が川口一般開催だった。ここでは準決だけ8着を取ったが、それ以外はオール連対。前々走のプレミアムカップでも悪くない走りを見せており、今回は優勝戦に進めるだけの状態にある。中村杏亮は前走の準決で4着だったが、それ以外の3走はオール1着。今期はS級の14位にランクされており、前期の40位からは大幅にアップした。それに見合うだけの活躍を見せている。長田稚也は前走こそイマイチだったが、ここ数ヶ月の成長っぷりは凄まじく、今期は初のS級レーサーとなった。滝下隼平はエンジンまずまずか。ミッドナイトならスピードある走りを見せられる。
他では速攻力ある藤川幸宏と青山文敏、鋭い捲りで番手を上げる田中進、パワーある攻めがウリの松尾隆広、復調の兆しが出ている高宗良次、A級に陥落し巻き返しを図る田中茂などにも注目だ。
※9月30日時点。当日は欠場などにより、出場選手が変更になる可能性があります。
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主な出場予定選手
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有吉 辰也〔飯塚 S-8(25期)〕
篠原 睦〔飯塚 S-13(26期)〕
中村 杏亮〔飯塚 S-14(33期)〕
長田 稚也〔飯塚 S-17(34期)〕
岩見 貴史〔飯塚 S-22(29期)〕
滝下 隼平〔飯塚 S-47(28期)〕
久門 徹〔飯塚 A-8(26期)〕
越智 尚寿〔飯塚 A-59(25期)〕
絶好調の青山周平が優勝へと突き進むか!
今回の伊勢崎オートは前回のアフター5ナイターからのリレー開催。そこで優出していた選手が全員連続参戦となる。他にも遠征から帰ってくる選手が入り交じり、シリーズは構成されていく。注目の選手を挙げていく。
まずは青山周平。前走は特別GIプレミアムカップで、ここでは見事に優勝を果たした。優勝戦は0Mオープンの5枠から好スタートを見せると、レース序盤で先頭に立って押し切り勝ち。ナンバー1の実力を遺憾なく発揮して見せた。このシリーズでは準決だけ2着で、他のレースは全て1着。エンジン状態は申し分ないし、スタートの切れや道中の走りも良い。今回は当然の優勝候補筆頭に挙げられる。
早川清太郎はプレミアムカップの後、川口の一般開催に出場していた。ここでは準優勝。先行した黒川京介を捕まえ切れなかったが、レース中盤から後半にかけての走りは鋭さにあふれていた。エンジンの仕上がりは上々で、乗り手の攻めも冴えている。青山の快進撃を止めるとしたらこの早川だ。
外来S級は木村武之、伊藤信夫、岩崎亮一の3人。木村武はプレミアムカップで優出すると、その後の浜松一般開催でも優勝戦まで進んでみせた。一時期は全くレースができていなかったが、今のエンジンに乗り換わってからは以前の走りが戻っている。このまま好調の波に乗りそうだ。伊藤信も前走の浜松一般開催で優出していた。結果は4着だったが、予選準決は1着で通過。その前のプレミアムカップからエンジンを良い状態で保てている。岩崎亮一も前走は浜松一般開催だった。ここでは初日の4着が響いて準決に乗れなかったが、大きな着はなかったし最終日は白星で締めていたので、そこまで悪くはないか。
その浜松一般開催で優勝したのは米里崇徳。優勝戦は苦しい展開だったが、我慢の走りを見せ、最後の直線で前を走る2車を交わしてみせた。試走一番時計のエンジン力は相当なもので、その機力で今回も走れれば注目の存在になれる。
直前の伊勢崎開催で優出していたのは松本康、田村治郎、新井恵匠、谷津圭治、新井淳、岩沼靖郎、竹内正浩。松本は準決で素早い仕掛けを見せて1着通過。エンジンは十分な状態にある。田村と新井恵の30期両者は準決2着ながら、その前からの良い流れを引き継いでいる。谷津はレース巧者ぶりを示している。エンジンが多少足りていなくても、腕とコース取りでカバーできる。新井淳は変わらずスタートが切れている。一時期はレース中盤から伸びが止まる傾向もあったが、今はエンジンが立ち直り、序盤の勢いのままゴールまで走れる状態にある。岩沼は成績が散発傾向ながら、レース序盤でリズムをつかめた時は激走するケースが多い。竹内は長らくエンジンが安定。ハンデ位置も魅力で、車券によく貢献している。
※9月29日時点。当日は欠場などにより、出場選手が変更になる可能性があります。
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主な出場予定選手
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青山 周平〔伊勢崎 S-1(31期)〕
早川 清太郎〔伊勢崎 S-11(29期)〕
木村 武之〔浜松 S-9(26期)〕
伊藤 信夫〔浜松 S-10(24期)〕
岩崎 亮一〔山陽 S-22(25期)〕
松本 康〔伊勢崎 S-31(32期)〕
新井 恵匠〔伊勢崎 S-19(30期)〕
田村 治郎〔伊勢崎 S-34(30期)〕
平田雅崇、大木光が地元勢を鼓舞!
ナイターの開催が続いていた川口オートだが、今回は昼間開催に移行する。5日間のロングシリーズで、楽しめるレースの数は多い。優勝戦まで進みそうな選手をピックアップする。
地元のS級は平田雅崇と大木光。平田は前走の準決で6着。予選中の重走路では好走していたが、良走路ではエンジンが不足気味だったので、まずはエンジンの底上げを図りたい。大木は記念レースでの競争が続いていたが、前走は久々に一般開催だった。初日こそ白星を挙げたが、そこからは失速。車券に絡むことはできなかったが、エンジン的にはそこまで大崩れしているわけではないので、今回は今年4月以来の優出を目指せる。
外来S級は伊勢崎から1車、山陽から3車の予定。伊勢崎の内山高秀はプレミアムカップでは力を出せなかったが、その前の地元GIでは悪くなかったし、その前の地元では優出している。その動きが戻れば十分戦えるだろう。
山陽のS級3人は3人とも川口連続参戦。松尾啓史は初日白星で、そこからは3着を3本並べた。その前までが良くない状態だったので、立て直しのきっかけはできている。このまま好調モードに入りたいところ。長田恭徳は見せ場を作れなかった。このところ試走タイムは出ても、レースの結果につながっていない状態が続いている。岡部聡も前走は動きが良くなかった。エンジンが良くなれば的確な捌きを発揮できるので、まずはエンジンを上昇させたい。
A級では落合淳が前走の伊勢崎で優勝していた。それも、3日間開催でオール1着の完全優勝だった。ただ、その3走とも重走路での競争であり、良走路でのエンジンはやや不足気味。それでも優勝後の好リズムで良走路もこなしていくか。
地元川口勢ではB級が元気一杯。森且行は現在4節連続で優出中。長期療養から復帰しての優勝はまだないが、いつしてもおかしくないぐらいのエンジン状態。スタートの切れも悪くないので、今回こそ優勝を決めるか。池田政和も現在4節連続で優出中。その中で準優勝はあるものの、優勝からは1年以上経過している。森と池田はB級にランクされながら、ハンデ位置的にその恩恵は受けておらず、S級と同等の実力を持っている。今回も優勝争いに加わってくるだろう。他にも押田幸夫、吉田祐也などが車券に絡んできそうだ。
外来B級では交川陽子が好調モードに入っている。エンジンもスタートも良く、序盤で先頭を走れる展開になればペースを保って逃げることができている。伊勢崎勢の小林晃、猪熊龍太、松村真などもエンジン状態上々で、渋太さを発揮できる状態にある。
※9月29日時点。当日は欠場などにより、出場選手が変更になる可能性があります。
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主な出場予定選手
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平田 雅崇〔川口 S-35(29期)〕
大木 光〔川口 S-39(28期)〕
松尾 啓史〔山陽 S-7(26期)〕
長田 恭徳〔山陽 S-37(32期)〕
内山 高秀〔伊勢崎 S-41(26期)〕
落合 淳〔伊勢崎 A-81(29期)〕
森 且行〔川口 B-2(25期)〕
池田 政和〔川口 B-99(23期)〕
主力不在で誰にでもチャンスが訪れる!
前回の伊勢崎オートは落合淳が雨中の決戦を制して優勝。その落合淳は今回いないが、優出していた選手は4人連続参戦。S級は伊勢崎トップ3が不在で、強力な軸となる選手が不在。難解なシリーズになっていくか。
前回の伊勢崎で優出していたのは伊藤正真、湯浅浩、清水卓、桜井晴光。伊藤正真は順当に追い上げていたが、最後に詰めを欠いて3着入線。ここ3節で12走しているが、全て車券に貢献できている。その中には優勝があったり、GI開催もあったので、エンジンが良いのはもちろんの事、乗り手の成長もうかがえる。今はA級だが、S級陣を脅かす存在になる。
湯浅は優出4着。準決では渋太い走りを見せていたし、ここ数節はエンジン状態もまずまず。同期の清水卓は優出7着。こちらも今のエンジンに乗り換わってからは折り合いが付いている。近況も多くのレースで車券に絡めている。桜井は優出8着。予選準決は桜井らしいスピードある走りが見られていた。
今回出場するS級の中でランクトップは新井恵匠。前走の浜松では初日の5着が響き準決に乗れなかったが、後半2走はともに連対。一応の意地は示すことができた。今回は実力上位なので優勝戦まで駒を進めたい。西原智昭は前走の浜松でイマイチだったし、エンジンの仕上がりも日替わり。ただ、良い走りをする日もあるので、それを持続させたいところ。三浦康平は長らく続いていたスランプから脱出したかに見えたが、現在も本来の走りができているとは言えない状況。早い段階できっちりと復調の兆しを出したい。
松本康はエンジンまずまずか。前々走の特別GIと、その前のGIでは上位争いを演じることができた。田村治郎はエンジンもう一つといったところ。それでも前走の川口の最終日は白星で締めていたので、ここから上昇気流に乗りたい。
今回は女子レーサーにも注目。浜松の西翔子は前走の地元で優出6着。予選準決は1着を取れていたし、スタートもスピードもそれなりに良い。同じ浜松開催に出場していた新井日和は準決で5着だったが、その前後の日はともに2着。前々走までも車券圏内に入ってくるレースは多かった。高橋絵莉子は前走の準決3着。その前後の日はともに1着。持ち味のスタートは切れているし、道中の走りも悪くない。
若手では菅野仁翔と栗原佳祐が楽しみな存在。菅野は前走こそ活躍できなかったが、その前の川口では連続優勝を決めていた。1級車に乗り換わってからは着実な成長を見せている。栗原佳はハンデが重くなってから苦しむ時期もあったが、ここ2節はグリップの開けっぷり良い走りが戻ってきて好成績を残せている。
※9月25日時点。当日は欠場などにより、出場選手が変更になる可能性があります。
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主な出場予定選手
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新井 恵匠〔伊勢崎 S-19(30期)〕
西原 智昭〔伊勢崎 S-24(28期)〕
三浦 康平〔伊勢崎 S-25(28期)〕
松本 康〔伊勢崎 S-31(32期)〕
田村 治郎〔伊勢崎 S-34(30期)〕
伊藤 正真〔伊勢崎 A-57(33期)〕
湯浅 浩〔伊勢崎 A-138(19期)〕
清水 卓〔伊勢崎 A-151(19期)〕