青山周平がナンバー1のパワーを見せ付ける!
第45回GI開場記念シルクカップも優勝戦のメンバーが出揃った。準決では最重ハンの中でも外枠の選手は苦戦を強いられ、内枠勢の活躍が目立った。更には10M前の渋沢憲司が優出を決めたため、優勝戦は0、10Mのハンデ戦になった。0ハン単騎に渋沢、10線は内から内山高秀、三浦康平、西原智昭、高橋貢、中村雅人、早川清太郎、青山周平。
0ハンの渋沢はスタートが巧い方なので、10線勢に叩かれる事はないだろう。10線のスタート争いだが、スタートが苦手な選手はいないのでほぼ枠ナリ発進か。もしかしたら内山、中村あたりがやや凹むかどうか程度。
まずは逃げに入る渋沢だが、記念レースの優勝戦で8周戦になる事を考えると、最後まで逃げ切れるかどうかは疑問。実際、6周戦の準決でも中村に捕まっており、優勝戦で逃げ切るのは厳しそうだ。
10線で渋沢を追う一番手は内山か三浦。どちらが追っても渋沢を捕まえる事ができるだろう。というより10線の誰が2番手に立っても、そのまま渋沢を捕まえることができそう。そして10線勢は誰が先頭に立ってもハイペースの流れになる。レース後半で順位の変動はあまりなさそうで、レース序盤から中盤にかけて主導権を握った選手が最後まで先頭を走り続ける展開が想定される。
当ブログでの本命には青山を挙げる。10線大外でレース展開は最悪とも言える状況だが、スタートで内枠勢を何車か置いて出る可能性があるし、そうでなくても1周バックストレッチで好位置に潜り込む可能性もある。激しい先陣争いを制した選手が逃げ態勢を作る前に、青山が素早く交わして先頭に立ちそう。そこからはペースを上げて後続を離しにかかる。
相手は早川。初日は5着でどうなるかと思ったが、しっかりと軌道修正ができている。エンジン的には十分戦える仕上がりにあり、得意の地元バンクでスピードを存分に発揮できている。青山に対し先手の攻めが決まれば、同大会3度目の優勝が見えてくる。次に中村。中村も3日目までは仕上がりを欠いていたが、準決ではしっかりと合わせてきた。スタート争いにはやや不安な面もあるが、8周戦になるのは中村にとって好材料。そして三浦。10線の内から2番目の位置は大きな魅力。内山を置いてトップスタートを決めるようなら絶好の展開になる。準決では上がり370をマークしており、レース序盤で独走態勢を作れれば後続を振り切れる。最後に西原。西原も三浦と同様に、序盤で独走に持ち込めればチャンス。記念タイトルはない西原だが、今回は初優勝の絶好のチャンス。
◎青山周平
○早川清太郎
△中村雅人
△三浦康平
▲西原智昭
前回活躍した選手が今回も好走を見せそう!
飯塚オートは直前のナイターからリレー開催。今度はミッドナイトの時間帯に移行しての戦いになる。出場するほどんどの選手は前回のナイターで走っており、更にはレース間隔が空いておらず、前回の動きが今回にも影響しそうだ。
地元のS級は4人の予定。その中で最もランクが上なのは有吉辰也。前々走の年末SS王座決定戦乗りを決めた有吉は、前回のナイターでは準決4着で優出はならなかった。速い流れに苦しんでいたが、捌きの面では今回出場する中で断トツ。優勝戦までは駒を進めてくるだろう。
滝下隼平は準決5着で優出はならなかったが、試走タイムはしっかりと出ていた。エンジン的には問題ないので、後はどれだけレース道中の展開を有利に作れるかだけ。好調が続いていた岩見貴史は前回の準決は4着。滝下と同様に優勝戦には進めなかったが、エンジン自体は中堅上位を保てている。完調時の動きに戻すべく、細かい調整を施してくるか。久門徹は初日から連勝で優出。乗り換わった『エンマ』号はナイターの時間によく合っている。
A級では井村淳一と牧瀬嘉葵、山本翔が優出を果たした。井村はその前の開催では優勝しており、今は好調の波に乗れている。課題とされているスタートも、乗り手が乗れている今はある程度克服できている。爆発力ある走りは魅力だ。牧瀬は乗りっぷりが良く、スタートもソコソコ切れていたし、準決では荒尾聡を苦しめていた。山本翔は高い独走力を持っており、早い段階で先頭を走れる展開になればS級相手でも振り切れるスピードがある。重走路でも高い連対率を誇っている。
好調の部類は阿部仁志。前々走の山陽では優勝戦まで進んでいた。その日は悪天候で開催中止になったが、その後の地元でもよく車券に絡めていた。山陽の西村龍太郎も快走が目立っていた。最重ハンの10M前に置かれているのも好成績を残せる大きなプラス材料。
B級では古城龍之介に注目。1級車に乗り換わった直後は快進撃を続けていたがひと頃、伸び悩む時期があった。それでも近況は再びスピードある走りを見せている。独走力があるのは西村昭紀。いきなり先頭を走れるようならハイペースの逃げに入れる。杉本雅彦はペース上がる方ではないが、インをしっかり抑えて後続を封じ込むシーンが多く見られる。
※1月4日時点。当日は欠場などにより、出場選手が変更になる可能性があります。
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主な出場予定選手
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有吉 辰也〔飯塚 S-14(25期)〕
滝下 隼平〔飯塚 S-24(28期)〕
岩見 貴史〔飯塚 S-30(29期)〕
久門 徹〔飯塚 S-41(26期)〕
藤岡 一樹〔山陽 S-33(29期)〕
阿部 仁志〔飯塚 A-64(29期)〕
井村 淳一〔飯塚 A-110(28期)〕
山本 翔〔山陽 A-155(34期)〕
青山周平が大会連覇を狙う!
伊勢崎オート新年最初の開催はいきなりGI競争。第45回開場記念シルクカップだ。昨年の優勝は青山周平。年末のSS王座決定戦を制し、乗り手もエンジンも絶好調なので連覇も十分あり得る。
その青山は完調モード。SSでは見事な走りを披露していたし、その前の山陽GIでも優勝。昨年の11月からは記念レースを5節連続で走っているが、その内優勝2回。準優勝2回、優出3着が1回。全ての開催で優出し、更にはその優勝戦でも上位着に入っている。シリーズ中に勝ち切れないレースはあるが、最終的にはしっかりとエンジンを仕上げてくる。今回も当然の優勝候補。これを打ち破る選手は現れるのか。
他に地元で有力なのは早川清太郎、高橋貢、新井恵匠など。早川は年末のSSトライアルで3日目に被害があり落車。他の3走のポイントが足りずSS順位決定戦回りになったが、そこでは2着に入っている。そのレースを見る限りはエンジンや乗り手に落車による悪影響は感じられなかった。得意の地元走路で今回も活躍を見せてくれそう。高橋貢はSSシリーズ戦で走っていたが、準決4着で優勝戦には進めなかった。ただし、試走タイムはそこそこ出ていたので、そこまで悲観する状況ではないか。新井恵はエンジン上昇と共に、持ち味の果敢な走りができるようになっている。
外来でSS王座決定戦に乗っていたのは黒川京介、佐藤貴也、伊藤信夫。黒川はSSトライアルで連日好スタートを見せていたし、王座決定戦でもトップスタートを決めていた。ペースを上げる前に青山に交わされてしまったが、そこからは2番手を保ち、準優勝の結果を残した。ビックレーサーへの変貌を遂げる競争内容だった。佐藤貴はシリーズ中に白星はなかったが、着をまとめて王座決定戦乗りを決めた。スタートの切れは良かったし、レース道中も後ろを走る車に交わされるシーンは少なかった。伊藤信は3日目に白星。ここ一番の大事な場面での勝負強さが光っていた。
中村雅人、金子大輔、佐々木啓、篠原睦はSSトライアル戦でのポイントが足りず順位決定戦回りだった。中村はスタートもレース道中もピリッとしない内容だった。トライアル戦に出場しているメンバーの中ではエンジンが劣勢だったが、今回ならまだ通用するかも。金子は2日目の反則で失権。早々と勝ち上がり権利を喪失したが、4日目などは力走を見せていた。エンジン的には悪くない。佐々木は枠番抽選運に恵まれず、大きな着が続いてしまった。ただし、試走タイムはしっかりと出ていたので、エンジン自体は心配ないか。篠原は試走タイムから劣勢だった。エンジンの上積みを図りたい。
※1月3日時点。当日は欠場などにより、出場選手が変更になる可能性があります。
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主な出場予定選手
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青山 周平〔伊勢崎 S-1(31期)〕
高橋 貢〔伊勢崎 S-4(22期)〕
早川 清太郎〔伊勢崎 S-6(29期)〕
中村 雅人〔川口 S-5(28期)〕
黒川 京介〔川口 S-27(33期)〕
金子 大輔〔浜松 S-7(29期)〕
佐藤 貴也〔浜松 S-11(29期)〕
佐々木 啓〔山陽 S-13(23期)〕
浦田 信輔〔飯塚 S-18(23期)〕
荒尾聡と有吉辰也がシリーズの核!
新年一発目の飯塚オートはナイター開催。冬場のこの時期は、ただでさえ気温が下がるので、ナイターの時間帯だと更に走路温度が低下し、自然とスピードレースになる。近況の動きから注目選手を挙げていく。
今回出場する中でランクトップは荒尾聡。前走はスーパースター王座決定戦で5着だった。シリーズ中は白星がなかったが、それでも着をまとめて最終決戦にまで駒を進めたのはさすが。今回の中ではエンジン的にも上位だし、大幅にメンバーが軽化するので、前回のぶんまで気持ちをぶつけたい。
同じくSS王座決定戦まで進んでいたのは有吉辰也。優勝戦ではスタートで2~3番手に付けるダッシュを決めていたが、そこからの道中は番手を下げて8着だった。それでも強力メンバーが集結するトライアル戦を勝ち上がり、底力の高さは再確認できた。昨年は20回の優出があり、記念での優勝もあった。完全復調へ向け、もう少しの所まで来ている。
滝下隼平は前走の川口ではイマイチだった。それでも試走タイムはまずまず出ていたので、エンジン面はそこまで不安はない。久門徹も前走は川口だったが、振るわなかった。今回は地元での競争なので、整備でしっかりと立て直してくるか。岩見貴史は絶好調。近況はほとんどのレースで車券に絡めているし、1着率もかなり高い。エンジンと共に乗り手の攻めの切れ味も増している。
外来S級は山陽からの予定。藤岡一樹は前走の地元ミッドナイトで優出。その優勝戦は悪天候のため中止になってしまったが、予選準決などを見ると、ようやく藤岡らしいスピードが戻ってきた印象。ナイター開催でスピードレースになれば活躍が期待できる。角南一如は前走が川口だった。優勝戦には進めなかったが、初日に白星があったり、連日試走タイムはしっかりと出ていた。角南らしい大きな走りもできていた。
年末の飯塚ミッドナイトで優出していたのは中尾貴志や井村淳一。中尾は道中の仕掛けに課題を残しているが、スピード自体は豊富で、外から番手を上げていける状態。井村はスタートを含めて序盤の展開作りがうまくいけば、爆発的な走りでS級相手でも上位着を取れる。
35期では地元の北原岳哲と山陽の永島潤太郎に注目。どちらも今回が2節目で、デビュー節では4走して1着が3回。2人とも高い走行センスを持っている。少しずつハンデが重くなってくるが、上がりタイムがしっかりと出ているので、今回も逃げ切るレースが多く見られそう。
※12月31日時点。当日は欠場などにより、出場選手が変更になる可能性があります。
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主な出場予定選手
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荒尾 聡〔飯塚 S-3(27期)〕
有吉 辰也〔飯塚 S-14(25期)〕
滝下 隼平〔飯塚 S-24(28期)〕
岩見 貴史〔飯塚 S-30(29期)〕
久門 徹〔飯塚 S-41(26期)〕
藤岡 一樹〔山陽 S-33(29期)〕
角南 一如〔山陽 S-39(27期)〕
中尾 貴志〔飯塚 A-71(31期)〕
新年一発目の川口開催!
年末にスーパースターフェスタが終わったばかりの川口オートで、今度はお正月開催が始まる。前回から連続で参戦する選手が多く、その時の動きが大いに参考になる。年始めの開催。今年の良い流れを作る意味でも各選手、いい滑り出しを見せたい。
まずはSS王座決定戦に出場していた選手から紹介。
鈴木圭一郎は3着だった。前を走る青山周平と黒川京介が重なっていたため、仕掛けどころがなかなか見つからなかった。3番手を走っていて余裕はありそうだったので、エンジンは全く心配ない。それどころか試走一番時計が出ていたので、エンジンは仕上がっていたとみていい。トライアル3日目には落車もあったが、そちらの面にはなんら影響はなかった。永井大介はスタート8番手からの苦しい展開になり、結果は6着。あのメンバーでスタート行けないと厳しくなるのは仕方ない。エンジン的には今回の中でも上位級。鈴木圭と共に、今シリーズをけん引する存在になるだろう。
惜しくもSSでは順位決定戦回りになった木村武之だが、そこでは最内からスタートを決め、そのまま押し切って1着ゴールを決めた。SSトライアルでも試走タイムはしっかり出ていたし、エンジンの仕上がりは十分。今年も自由自在の走りでファンを魅了するはず。
同じく順位決定戦回りになったのは若井友和と佐藤摩弥。若井はトライアル初戦で4着に入り力走を見せたが、3日目に落車。残りの2走は7着2本。上位着を取れなかったが、試走タイム自体はまずまず出ていた。今回のような一般開催なら通用するエンジン状態だ。佐藤摩はトライアル4戦で全て8着。順位決定戦も6着で振るわなかった。長らくエンジンが上向かず苦しんでいる。年が変わり心機一転。上昇のキッカケを掴みたいところ。
SSシリーズ戦で優勝戦に乗っていたのは加賀谷建明、泉田修佑、五十嵐一夫。加賀谷は優勝戦でスタートが決まらず、苦しいレース展開になった。エンジン面も完調とは言えない状態だが、それでも中堅上位はある。スピードが出る冬場は特に活躍できる。泉田はスタート力に定評がある。レース序盤で好展開を作りやすい状況。後は捌きが上達してくると成績も上位で安定してくるだろう。五十嵐はSSシリーズの初日後にエンジンを組み直す整備を施した。そこから機力が上向き、好成績につながっている。
最も若い35期では地元の佐藤励に注目。デビューから2節を消化したが、ここまで8戦6勝。驚異的な成績を残している。今回から勝ち上がり権利が発生するので、いきなりの優出、そして優勝まで十分ありそうだ。浜松からは35期が3人来場。その中では角貝拓海がデビュー節で2勝を挙げた。今回はまだ勝ち上がり権利はないが、1着を量産しそうな予感。
※12月31日時点。当日は欠場などにより、出場選手が変更になる可能性があります。
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主な出場予定選手
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鈴木 圭一郎〔浜松 S-2(32期)〕
若井 友和〔川口 S-9(25期)〕
永井 大介〔川口 S-15(25期)〕
佐藤 摩弥〔川口 S-21(31期)〕
木村 武之〔浜松 S-10(26期)〕
五十嵐 一夫〔川口 A-9(21期)〕
加賀谷 建明〔川口 A-26(27期)〕
泉田 修佑〔川口 A-62(33期)〕