青山周平にリベンジを果たしたい早川清太郎!
前回の伊勢崎オートは全国ランク1位・青山周平の優勝で幕を閉じた。今回もその青山は参戦。連続優勝に期待がかかるが、それを阻止する選手は現れるのか。
先述の青山は今年に入ってからも好調そのもの。前走の地元はオール連対で優勝していた。その前の川口では初日からスーパーハンデでの競争を強いられていたが、そこではしっかりと優出。優勝戦は5着だったが、スーパーハンデからのレースでは致し方ないところ。今年の初レースだった地元のGIもオール連対で優勝。つまり、今年に入ってから地元でのレースは全て連対している。今回も常に車券の対象になるだろう。
前回の伊勢崎で準優勝だったのは早川清太郎。早川は今年に入ってから全て青山と同じ開催に出場している。今年初レースの地元GIでも準優勝。今年の地元での優勝戦は青山に負け続けているが、今回こそリベンジを果たす時か。他に地元S級は吉原恭佑と松本やすしの32期コンビ。どちらも今年は14走して1着が1回と物足りない結果だが、松本やすしの方は前走の地元で優出。この勢いで上昇気流に乗りたい。
外来S級は山陽から多く参戦。その中でランクトップは佐々木啓。今年はまだ白星がない。ただし、試走は30を切る事がほとんどなので、エンジン面はそこまで悪くない。山陽勢の代表格として、猛烈な追い込みを見せたい。
前走の地元で優出してきたのは丹村飛竜。優勝戦は6着だったが、予選道中はオール連対。丹村らしいスピードが出ている。伊勢崎では近年、優出ができていないが、今のエンジン状態なら十分優出は可能だろう。丸山智史も前走の地元では悪くなかった。準決は3着で優出はならなかったが、シリーズ中は4走して全て車券に貢献できている。最終日は白星で締めており、今回へ向けての弾みはついている。岩崎亮一は成績が安定しない。それでも前走では4走中2回の1着があったので、その状態を持続できれば楽しみな存在。
川口からは佐藤摩弥と高橋義弘がS級として参戦。佐藤摩は長らく調子が上がらないでいるが、今の車に乗り換わってからは多少の兆しが出ている。少しずつだが本来の姿を取り戻していくだろう。高橋義弘は今年はまだ1節しか走っていない。それが伊勢崎GIだったが、その時は成績が散々だった。今回は一般開催でメンバーが軽くなるので、しっかりとリズムを立て直したい。
A級では笠原三義、金山周平、石川哲也などが前回の伊勢崎で優出していた。それほどレース間隔が空いておらず、今回も好調のまま乗り込める。中山光は前走の飯塚ナイターで優出。優勝戦ではフライングをしたので、しばらくはスタートで無理はできないが、それを補って余りあるスピードは魅力。
B級では地元の新人・新井日和が力をつけてきた。まだ安定感に欠ける面はあるが、車券に絡める走力が身についている。山陽の岩永清文も好調。スタートの甘さは変わらずだが、以前はイン一本だった走りが、近況は捲りも使うようになっている。更に苦手だった重走路も克服しつつある。
※1月28日時点。当日は欠場などにより、出場選手が変更になる可能性があります。
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主な出場予定選手
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青山 周平〔伊勢崎 S-1(31期)〕
早川 清太郎〔伊勢崎 S-6(29期)〕
吉原 恭佑〔伊勢崎 S-28(32期)〕
佐々木 啓〔山陽 S-13(23期)〕
岩崎 亮一〔山陽 S-22(25期)〕
丸山 智史〔山陽 S-23(31期)〕
丹村 飛竜〔山陽 S-29(29期)〕
佐藤 摩弥〔川口 S-21(31期)〕
永井大介に優勝チャンス到来!
飯塚オートで行われているGIIオーバルチャンピオンカップは優勝戦のメンバーが出揃った。準決では鈴木圭一郎や地元エースの荒尾聡が3着一杯で優出を逃す波乱があったが、優勝戦まで進んだ顔ぶれは記念レースに相応しい面々。
0オープンの優勝戦は1枠から浦田信輔、有吉辰也、永井大介、辻大樹、加賀谷建明、篠原睦、若井友和、高橋貢となった。
まずはスタート争いだが、ここは巧者で2枠の有吉が先行とみた。これにすぐ外の永井が乗って行く。浦田はやや包まれる恐れがある。辻や加賀谷もしっかりとスタート切る。外の3車もスタート巧者だが、枠順を考慮すると序盤で好位置には付けられないか。
先行する有吉でレースが始まりそう。機力的に悪くない有吉は、ブロック力も高く簡単には抜かれない技術を持つ。そのままの押し切りも十分考えられるが、8周回を集中して走り切れるかどうか。後続を引き離せればリラックスして走れるかもしれないが、ピタリとジカ付けされるとプレッシャーがかかる。それができる候補は2番手発進がありそうな永井。
準決で圧倒的なタイムをマークしたのは永井。1周で先頭に立てたレース展開もあるが、エンジンの仕上がりは最高潮。優勝戦では有吉をマークしながら走り、道中でインに車を向けていきそう。今の状態の永井なら、先頭を走れば誰も追いつけない。そのまま後続を寄せ付けずゴールするとみた。
相手候補は加賀谷。準決では永井に次ぐ上がりタイムをマークした。エンジン状態は良好。フライングが多発し、一時期は封印していたスタートも今は解禁。5枠からトップスタートを決めるようなら2017年以来、同タイトル2度目の優勝も見えてくる。とにかく早めに独走に入れるかがカギ。次に有吉。順当ならトップスタートが望めそう。すぐ後ろにプレッシャーをかけてくる選手がいなければ、自分のコースを回ってペースを上げてくる。先頭の座を狙う選手が現れても、インコースを締め上げて抜かせないかも。そして浦田。最内は魅力だが、スタートで包まれる恐れもある。その重圧をはねのけられれば逆にチャンスが舞い込んでくる。スタートを踏ん張りたい。最後に篠原。スタートが早い篠原は6枠なら十分勝負圏内。トップスタートを決め、後続が競り合うようなら残り目が出てくる。
◎永井大介
○加賀谷建明
△有吉辰也
△浦田信輔
▲篠原睦
GIIオーバルチャンピオンカップが開幕!
今年に入り開催ラッシュが続いている飯塚オート。今回の記念レースが終わると、しばらく本場開催はなくなる。飯塚ナイターレースを目一杯楽しんでおきたい。
地元エースの荒尾聡は好調が続いている。直前のナイターで優勝していたし、更にその前の開催でも優勝していた。エンジンは高い位置にあり、乗り手の方も充実している。今回は記念レースとあって外来から強力な車が来場するが、迎え撃つ態勢は整っている。地元勢を鼓舞しつつ、自身も優勝戦へと駒を進めるだろう。
有吉辰也の近況は決して悪くはないが、勝ち切れないレースも目立っている。エンジン的にはもう少し上積みが必要か。それに成功すれば今回のような記念レースでも優勝戦まで進めるだろう。浦田信輔もエンジンはピリッとしていない。前走の伊勢崎GIではシリーズ中に白星がなかった。それでも大崩れはしていないので、ちょっとした底上げができればキレのある差しを披露できる。篠原睦、田中茂、久門徹の26期勢も、悪くはないがもう一つといった印象。爆発力で言えば滝下隼平あたりが怖い存在。
外来で最も有力なのは鈴木圭一郎。今年はまだ1節しか走っていないが、その川口のお正月開催ではオール連対で優勝していた。年末のSS王座決定戦では3着入線。良い流れで今回に臨めている。オーバルチャンピオンカップは2020年に制しており、同大会2度目の優勝を目指す。浜松勢では金子大輔も楽しみな存在。前走の伊勢崎GIでは、準決3着で惜しくも優出はならなかったが、初日から連勝を決めるなど動きは上々だった。
川口からは中村雅人、永井大介、若井友和、黒川京介などが登場。中村雅は飯塚連続参戦。その飯塚ではしっかりと優勝戦まで進んでいた。その前の伊勢崎GIでも優勝戦まで進んでいたように、今年は悪くないリズムを作れている。中村雅と同様に前走の飯塚で優出していたのは黒川。ここ最近では再び急成長を見せており、1走ごとに底力が増している。記念レースはGIを一度制しているだけだが、そろそろ2つ目のタイトルを手に入れてもおかしくない。永井は前走の地元お正月開催で優出。その前の年末SSでも王座決定戦乗りを決めていた。若井は前走の地元5日間開催で、準決3着だったが、シリーズ中は全て車券に絡めていた。走りの安定感は健在だ。
他に外来勢で注目なのは高橋貢、松尾啓史、鈴木宏和など。高橋貢は前走の川口5日間開催で優出し3着。大事な場面ではしっかりとエンジンを仕上げてくる。松尾啓は、前走の地元では準決3着で優出を逃したが、エンジン自体は良さそうだった。その前の年末SSシリーズ戦では、最後方から猛追を見せて優勝を決めているように、乗り手の捌きも問題ない。鈴木宏の前走は山陽だった。予選準決をオール連対で通過し、優勝戦は3着入線。連日スタートのキレが光っていた。他では三浦康平と西原智昭が前走の地元GIで優出。記念レースで連続優出を目指す。
※1月24日時点。当日は欠場などにより、出場選手が変更になる可能性があります。
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主な出場予定選手
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荒尾 聡〔飯塚 S-3(27期)〕
鈴木 圭一郎〔浜松 S-2(32期)〕
高橋 貢〔伊勢崎 S-4(22期)〕
中村 雅人〔川口 S-5(28期)〕
金子 大輔〔浜松 S-7(29期)〕
永井 大介〔川口 S-15(25期)〕
松尾 啓史〔山陽 S-12(26期)〕
有吉 辰也〔飯塚 S-14(25期)〕
荒尾聡と中村雅人がシリーズを主導する!
飯塚オートは今年、早くも5度目の開催。短期決戦が続いているが、今回も3日間のシリーズ。初日がいきなり最終予選なので、前検日と初日のレースまでの練習で良いセッティングを見つけなければならない。そうなると地元勢の方が有利になるか。
出場する中でランクトップは荒尾聡。前走の地元ミッドナイトでは優勝、その前に走っていたお正月開催では準優勝。今年に入ってからも好調が続いている。エンジンも乗り手も高い位置で推移できている。今回も優勝候補の筆頭に挙げられる。
地元2番手となるのは有吉辰也。最近の有吉はピリッとしない状況が続いている。大敗はしないが、勝ち切れないレースが多い。エンジンの底上げを成功させて、今年初優出をそろそろ決めたいところ。滝下隼平は連続優出中。試走タイムは強烈と言うまでではないが、しっかりとした数字は出せている。スタートに頼らないスタイルで、レース後半に鋭く追い上げていくシーンが目立つ。
篠原睦の前走は伊勢崎GIだった。連勝発進を決め、滑り出しは好調だったが準決は4着で優出とはならなかった。それでも最終日は2着に入るなど、悪くない動きを見せていた。田中茂も前走は伊勢崎GIだった。初日と最終日に2着はあるが、シリーズ全体を見ると物足りない結果。地元に帰ってきたので、しっかりと整備でパワーアップさせたい。
浜松からは藤波直也と笠木美孝が来場。藤波は今年初出走。前走の山陽ミッドナイトではまずまずだった。笠木は前走の伊勢崎GIではイマイチだった。しかし、今回のような一般開催なら、エンジンさえ並の状態になれば通用するだろう。
川口からは中村雅人と黒川京介がS級として参戦。中村雅の前走は伊勢崎GI。予選3日間はイマイチだったが、肝心の準決で1着を取り優出。優勝戦では5着の結果だったが、試走タイムはそこそこ出ていた。エンジン自体は悪くなさそう。黒川の前走は地元5日間開催。予選道中を順調にこなし準決に進んだが、ここでは4着で優勝戦までは行けなかった。ただし、連日試走タイムは出ており、エンジンは高い位置にありそう。池田政和は長欠明けの地元で1節を消化した。まだまだ本調子とは言えない現況だが、1走ごとに感覚を取り戻してくるだろう。
新人35期では北原岳哲と中村颯斗に注目。北原は勝ち上がり権利が発生した前走では、初日8着で準決に進めなかったが、残りの2走は共に1着。初準決や初優出は今回におあずけ。中村颯はこれまで重走路で2勝。良走路では2着が1本あるだけだが、走り自体はレースごとに良くなっている。
※1月21日時点。当日は欠場などにより、出場選手が変更になる可能性があります。
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主な出場予定選手
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荒尾 聡〔飯塚 S-3(27期)〕
有吉 辰也〔飯塚 S-14(25期)〕
篠原 睦〔飯塚 S-19(26期)〕
滝下 隼平〔飯塚 S-24(28期)〕
中村 雅人〔川口 S-5(28期)〕
黒川 京介〔川口 S-27(33期)〕
池田 政和〔川口 A-1(23期)〕
優出後の好調者が多く、シリーズは盛り上がる!
伊勢崎オートは前回のGI以来の開催。その時に優勝したのは青山周平。今回もその青山は参戦しており、シリーズの中心になりそう。しかし、ハンデには要注意したい。
なぜなら、青山の前走は川口だったが、そこでは最重ハンの10M後ろ、スーパーハンデからの競争を強いられていた。5日間開催の初日、2日目は6着で苦しんでいたが、3日目は2着で軌道修正。準決は1着でしっかりと優出を決めていた。それでもメンバーが揃った優勝戦のスーパーハンデでは、さすがの青山も展開が厳しく5着まで進むのが一杯だった。今回もスーパーハンデでの競争になると、思わぬ苦戦となるシーンもあり得る。通常のハンデに戻るなら、同ハン内枠勢を包んで出るロケットスタートを決め、一気に好展開を作れる。とにかく初日のハンデは特に注意を払って確認しておきたい。
早川清太郎の前走も川口だった。ここでは初日から3連勝を決め準決乗り。そこは2着で突破し優勝戦まで進んでいた。優勝戦の道中は競り合いになり4着の結果だったが、エンジン自体はかなり良さそうだった。地元の前回となるGIでは青山に負けて準優勝。今回はその時のリベンジを果たしたい。吉原恭佑も前走は川口だった。2日目に白星を挙げたが、それ以外は中間着を重ね不完全燃焼に終わった。今回は地元で動きを立て直したい。
外来S級は川口から佐藤摩弥と平田雅崇。浜松から渡辺篤だ。佐藤摩は長らくスランプに苦しんでいる。それでも前走では1着を取れていたので、少しずつだが良化の兆しが出ていない事もない。平田は、前走の地元では3日目の7着が響いて準決に乗れなかった。ただし、シリーズ中に2勝を挙げており、エンジンが整えば戦える動きはある。渡辺篤の前走は今回と同じ伊勢崎走路で、GIシリーズだった。ここでは全く振るわなかったが、同じレース場で連続参戦なので、その時の反省をいい方へ向けたい。
A級では鈴木聡太が前走の川口で優勝してきた。優勝戦は20線に3車並んだ中枠から先行し、前2車を早めに交わしていけた。エンジン状態は間違いなく良いが、今回は最重ハンになる可能性が高い。レース序盤の展開作りがどう変わるかは大きなポイント。そのレースには佐藤裕二も乗っていた。優勝戦は鈴木聡太の一つ外枠で、スタート先行するかと思ったが枠ナリ発進になり、好展開を作れなかった。それでもハンデが据え置きなら今回も楽しみ。田中哲も川口で優勝戦に乗っていた。エンジン面は悪くなさそうだったし、スタートもソコソコ切れていた印象。
A級で前回の伊勢崎GIの優勝戦に乗っていたのは内山高秀と渋沢憲司。内山はエンジン上昇と共に、レース道中での追い込みが利きやすくなっている。渋沢は準決からハンデが重化したが、快走を見せて2着に残っていた。エンジン状態はもちろん良い。
※1月17日時点。当日は欠場などにより、出場選手が変更になる可能性があります。
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主な出場予定選手
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青山 周平〔伊勢崎 S-1(31期)〕
早川 清太郎〔伊勢崎 S-6(29期)〕
吉原 恭佑〔伊勢崎 S-28(32期)〕
佐藤 摩弥〔川口 S-21(31期)〕
平田 雅崇〔川口 S-40(29期)〕
渡辺 篤〔浜松 S-32(31期)〕
鈴木 聡太〔伊勢崎 A-43(29期)〕
佐藤 裕二〔川口 A-14(24期)〕