
★金杯/チャイヤプーンが重賞連勝
1月2日、新年最初の重賞として行われた『金杯』は1番人気チャイヤプーンが人気に応えて優勝しました。
南部駒賞以来となったブレシアイルが逃げてスターギア、リュウノムーンがこれを追い、チャイヤプーンは前走同様に好位での追走。途中から先頭に立ったスターギアをチャイヤプーンが追いつめて捉えて交わす・・・というシーンまでほぼ前走と同様の形となりましたが、これでチャイヤプーンは寒菊賞に続いての重賞連勝。来シーズンの3歳戦線へ向けてライバル達を一歩リードする形で今シーズンを締めくくりました。
1月3日の岩手競馬はB2級1400mの『初夢賞』がメインレース。2日からスタートしている2018年の岩手競馬ですが、皆さんの馬券の手応えはいかがでしょうか?2日がイマイチだった方もこの初夢賞で見事初夢ゲット!を祈っております。
さて『初夢賞』。本命は(8)ヴェニットとしました。前走は12月24日の同条件・同距離のレース、そこで3着。その時の先着馬、つまり勝馬・2着馬もここに登場しており一見不利にも感じます。
しかしその時の結果は馬場の傾向あるいは枠順にも影響されたでしょう。前走比較からも安定度は引き続き上位。流れを掴めれば雪辱可能と判断します。
対抗は(4)コウギョウヘンリーを。典型的な差しタイプだけに力関係以前にどうしても馬場傾向に左右される面もあります。しかしそれでも連続上位を確保していることで分かる通りこの馬も力量は上。この馬向きの展開になれば差し切りも十分。
扱いにちょっと悩んだのが(1)メイショウサギリです。好位先行の安定感は魅力なのですが、内容的には1400mより1600mの方がより粘り強い走りをしています。水沢1400mは3戦3勝とはいえ下級条件の話。前走の敗戦は度外視できるとしてもここではそれほど楽な展開にならないような気がします。その点で三番手評価に。
ヒモは敢えて差しタイプから。まず(3)クレアチェイス。転入直後の盛岡では芝をメインに使われダートは水沢に移ってから。その中でも3戦前の1400m戦での2着が目を惹きます。マイルは長すぎ、850mは短すぎ。この距離が合う可能性を狙ってみましょう。(5)イッツマイタイムも同様。転入後は850mから1800mまで様々な距離で走りましたが一番良い内容は3走前の1400m。旧地での戦績からもやはりこれくらいの距離が合ってそうです。末脚が活きる流れになれば上位突入も。
●9Rの買い目
馬単(8)=(4)、(8)=(1)、(8)=(3)、(8)=(5)
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★オッズパークLOTO 5重勝/1月3日(対象6R~10R)
6,3,5→5,3→8,9,6→8,4,1,3→10,6
6R/評価A: 6番 評価B: 3番、 5番 穴:1番
7R/評価A: 5番 評価B: 3番 穴:2番
8R/評価A: 8番 評価B: 9番、 6番 穴:3番
9R/評価A: 8番 評価B: 4番、 1番 穴:3番
10R/評価A:10番 評価B: 6番 穴:7番、1番
★桐花賞/エンパイアペガサスが復活の勝利
大晦日の12月31日に行われた重賞『桐花賞』は2番人気に支持されたエンパイアペガサスが1番人気ベンテンコゾウを退けて優勝。みちのく大賞典以来の復活優勝を飾りました。
ワイルドロジャーが取り消して11頭が争った暮れの大一番。レースは逃げるダイワエクシードを追うベンテンコゾウ、ヴィグラスムーヴ、そしてエンパイアペガサスと、序盤から人気上位馬が先行集団を形成した形で進みました。
勝負所から前を捉えに行ったベンテンコゾウでしたが、その外からまくっていったエンパイアペガサスの脚色はさらに上回り、その後は食い下がるベンテンコゾウを難無く振り切ってゴール。みちのく大賞典以来となる重賞V、そして今季の岩手の「グランプリ」に相当するレースを二つとも制して2017年を締めくくりました。
新年明けての岩手競馬は2日・3日、そして6日から8日と5日間の開催です。1月8日が終われば岩手競馬は約2ヶ月の冬休みに入るため、レギュラーシーズンラストの戦いは短いながらも「今季最後の美酒」を狙う馬たちが激しく激突することになるでしょう。
その2日のメインレースは明け3歳馬の重賞『金杯』。過去の傾向的には前哨戦に当たる寒菊賞の上位馬が優勢という形で、実際今回も寒菊賞からの転戦組がほとんどを占めるメンバー構成となった以上、その傾向は今回も続くと考えるべきでしょう。
という事で本命は(4)チャイヤプーンです。寒菊賞の優勝馬でありその際に今回のライバルを圧倒。また、二走前の知床賞でも3着になっているように総合力でも上位と言って良い存在です。
寒菊賞では今回と同じ水沢マイルも経験。そして、スタートでやや後手を踏むような感じになって好位からの競馬になりつつも末脚勝負で問題なく他馬を退けたように取り口の幅も拡がりました。こうなるとここでは「死角無し」と表現するべきでしょう。
相手筆頭としては(3)スターキヨミツに期待してみます。転入初戦を圧勝→重賞では3着という流れは「重賞の壁」というようなものを感じざるを得なかったですが、しかしそれで底を見せなかったのも確か。前走とは違うパターンで挑んでくれば結果に変化あるかも。
(2)スターギアが三番手。先行力は魅力十分もそれだけでは・・・と感じた重賞での結果です。馬場の助けがあれば逆転もというポジションか。
近走の戦績から◎○▲が最有力、ちょっと抜けているという印象。ヒモとしてはまず(5)ブレシアイル。南部駒賞後は一息入れて立て直しに専念。若駒賞の結果からすれば地力に大きな差があるとは思えないだけに一息入れたことが活きれば。ただ同型との兼ね合いは難しいかも。(8)リュウノムーンは前走が案外でした。マイルだとちょっと長いのかもしれません。この馬も若駒賞のような競馬なら・・・でしょうか。
●9Rの買い目
馬単(4)=(3)、(4)→(2)、(4)→(5)、(4)→(8)
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★オッズパークLOTO 5重勝/1月2日(対象6R~10R)
4,6→3,7→4,5,3→4→6,7
6R/評価A: 6番 評価B: 4番 穴:5番
7R/評価A: 7番 評価B: 3番 穴:2番
8R/評価A: 4番 評価B: 5番 穴:3番、2番
9R/評価A: 4番 評価B: 3番 穴:2番
10R/評価A: 6番 評価B: 7番 穴:1番
31日メイン「第43回桐花賞」は岩手版"有馬記念"。1年を締め括る総決算にふさわしく3歳馬から9歳馬まで各世代を代表するメンバーが顔をそろえた。
正直、どの馬が選ばれるか皆目見当がつかなかった。実績はラブバレットが断然。JpnIII・クラスターカップ、先日の兵庫ゴールドトロフィー2着だが、レース日程、2000mは守備範囲外だから桐花賞は最初から眼中になかった。
当初、ポスト・ナムラタイタンはエンパイアペガサスだった。その期待に応えて帰郷後、あすなろ賞、みちのく大賞典を連勝したが、4ヵ月半のリタイア。絆カップで復帰を果たしたが、6着に終わり、浦和記念も6着。メンバーを考えれば上々の着順だったが、本来の先行策を取れず前崩れの台頭。まだ本調子を取り戻していない内容だった。
岩手二冠を制し、ダービーグランプリ2着。そして報知グランプリカップ(船橋)を制した実力馬エンパイアペガサス。桐花賞ファン投票5位だったが、復活を祈るファンは多い。
ファン投票1位に選出されたのはコミュニティだった。今季未勝利で1位に選ばれたのは過去に前例がないはず。3年前に帝王ナムラタイタンを破り、一昨年2着、昨年3着の実績を評価されたのだと思う。
確かに北上川大賞典でダイワエクシードに4馬身差で完敗2着だったが、久々にコミュニティらしいロングスパートを見せてくれた。今度はベストの水沢2000m。シーズン初勝利が桐花賞としたら、これもまたドラマになる。
北海道二冠馬ベンテンコゾウは意外にも9位だった。奥州弥生賞を圧勝後、北海道3冠を狙って遠征。王冠賞、ダービーグランプリでスーパーステションの3着、5着に敗れたのも要因だったかもしれない。岩手で走ったのは今季3回のみだった。
しかしダービーGP後は桐花賞1本に照準を絞って態勢万全。ジョッキー時代、桐花賞を9度制し、3歳馬でも3度優勝を果たした菅原勲調教師。桐花賞の重みは誰よりも知っているはず。ベンテンコゾウへの期待も半端ではない。
余談だが、コンビを組む村上忍騎手は桐花賞を過去6度優勝。今回勝てば菅原勲元騎手の最多勝利に2つまで迫ることになる。
ヴィグラスムーヴは中央2戦(うち1戦は船橋)から転入後、圧巻の9連勝。続く一戦で2着に敗れたが、現在まで17戦14勝2着2回3着1回の驚異的数字を残している。
2000m未経験が最大不安点だが、今年はいい意味でズブさも出てきているので克服できる可能性は高い。仮にベンテンコゾウと1、2着ならサウスヴィグラス産駒のワン・ツーフィニッシュ。これも話題になるかもしれない。
ダイワエクシードは願ってもない1枠を引き当てた。気分良く逃げれば北上川大賞典の再現も十分。有力馬がけん制し合えば漁夫の利。4コーナーまでマイペースでいければ怖い存在となる。
ユッコは岩手の根幹重賞・シアンモア記念を優勝。牝馬ながら牡馬顔負けの馬格を誇る。その後は1勝のみだが、昨桐花賞4着で周囲を驚かせた。
印は打たなかったが、トーホクアローは報道推薦で出走。これで6年連続。自身の記録をまた伸ばした。結果も3着1回、4着3回、5着1回なら誇れるはず。ヤングジョッキーズ帰りの鈴木祐騎手が手綱を取る。
イーグルカザンも忘れてならない。白嶺賞で最内を抜け出して快勝。3つ目の重賞を手にした。振り返れば赤松杯でナムラタイタンに引導を渡したのは、他でもないイーグルカザンだった。さらには大坪慎騎手に初重賞をプレゼントした上、2つも献上。1年を通して活躍した。
さて、1年の締めくくり最後に笑うのはどの馬か―。私の夢はベンテンコゾウ=弁天小僧です。
◎④ベンテンコゾウ
〇⑥ヴィグラスムーヴ
▲⑨コミュニティ
△⑤エンパイアペガサス
△①ダイワエクシード
△③ユッコ
<お奨めの1頭>
4R ブライトンピア
前走、2着に1秒3をつけて圧勝。C2では能力の違いが誰の目にも明らか。好調馬がそろったが、3連勝まったなし
27日(水)、園田競馬場でJpnIII「兵庫ゴールドトロフィー」へラブバレットが遠征。サイタスリーレッドとは僅差2番人気に支持された。
ところが、スタートで後手を踏んだため周囲を包まれる苦しい競馬。5番手を追走したが、うまく外に出して先陣サイタスリーレッド、グレイスフルリープに接近。4コーナーで早め先頭になったグレイスフルリープに一瞬並びかけたが、再び突き放されて2馬身半差。悲願のグレード制覇はならなかった。
ダートグレードで2着はクラスターカップに続いて2度目。北海道勢が悪天候のために出走できなかったアクシデントがあったにせよ、JRA相手に2着は立派。改めてラブバレットの善戦に感服した。
また27日、大井競馬場、28日、中山競馬場で行われた「ヤングジョッキーズシリーズ」ファイナルラウンドに鈴木祐騎手(櫻田康二きゅう舎・盛岡)が出場。
今回が初遠征だったが、第1戦3着(2番人気)、第2戦5着(14番人気)、第3戦4着(9番人気)、第4戦13着(10番人気)の結果から総合6位となった。
特に健闘したのは第2戦と3戦。直線の叩き合いで確実に伸びて入着を確保。第3戦終了時で総合3位につけた。最終第4戦も積極的に攻めての13着だから仕方なし。多くのファンが詰めかけた両競馬場で見せ場を作った。
この経験は今後に生かされるのは確実。鈴木祐騎手の健闘を称えたい。
30日メインはオープン「スプリント特別」(水沢1300m)。当初登録のあった一昨年の北海道スプリントカップ(JpnIII)優勝シゲルカガなどが出走を自重。
6頭立ての少頭数となり、南関東から転入コウギョウダニエルには俄然、有利な条件がそろった。
デビュー2戦目の大井1400m戦を快勝後、伸び悩んだ時期もあったが、今年7月を境に本格化。3勝2着2回の好成績を収めた。
前々走14着は超ハイペースがこたえたもので仕方なし。続くJRA交流でデブリンのクビ差2着に巻き返して岩手入りした。
南関東B2からオープン通用は過去にも数知れずあり、ここを順当に勝てば最終重賞・トウケイニセイ記念でも台風の目になる可能性大。その意味でも注目の一戦。
オールザベストはイーハトーブマイル7着後、盛岡開催をすべてスキップ。水沢開催までじっくり待機し、前走で豪快なまくりを決めた。
盛岡3戦1勝に対し、水沢は<4.2.2.0>とすべて3着以上。完全な右回り巧者と見て間違いない。
1300mは未経験だが、北海道、岩手で1200m~1400mで5勝2着7回と短距離ベスト。上昇力と勢いで逆転2連勝も十分。
サンエイホープは前走5着だったが、850m戦で後手を踏んでしまったのが致命傷。少頭数に加え、1300m延長なら自身の能力をフルに発揮できる舞台。冬に好走実績も強調材料となる。
ノミネーションは前走2着。積極的に逃げの手に出たのが功を奏した。絶好の1枠を引き当て先手必至。自慢のスピードを生かす。
マコトグナイゼナウもサクラバクシンオー産駒らしく転入後3着を盛岡ダート1200mでマーク。スンナリなら軽視できない。
◎⑤コウギョウダニエル
〇④オールザベスト
▲③サンエイホープ
△①ノミネーション
△②マコトグナイゼナウ
<お奨めの1頭>
2R ノーブルデザイア
前々走でソードヴァルキリーの0秒1差2着に敗れたが、今度は枠順が逆。この枠差があれば逆転の目は十分にある。1点勝負
★オッズパーク杯ゴールデンジョッキーズシリーズ第2戦/山本聡哉騎手が優勝
12月24日に行われた『オッズパーク杯ゴールデンジョッキーズシリーズ第2戦』は4番人気山本聡哉騎手騎乗のタイセイヴィクターが優勝しました。
全3戦で争われる岩手競馬の騎手対抗戦・『オッズパーク杯ゴールデンジョッキーズシリーズ』。12月17日の第1戦に続いて行われたこの第2戦はタイセイヴィクターが逃げ切って優勝。2着にはユイノムテキ、3着にはディープチルが入り3連単万馬券決着となりました。
★第2戦終了時点の順位とポイント
1位/菅原俊吏 26
2位/山本聡哉 24
3位/高橋悠里 22
4位/鈴木 祐 21
5位/齋藤雄一 20
5位/坂口裕一 20
7位/山本政聡 18
8位/南郷家全 11
9位/高松 亮 7
10位/阿部英俊 6
11位/関本 淳 6
12位/村上 忍 5
これにより各騎手の順位とポイントは上のようになっています。1位は第1戦・第2戦ともに3着を確保した菅原俊吏騎手で26ポイント。しかし7位山本政聡騎手まででもわずかに8ポイント差と上位は接戦で、シリーズの行方はまさしく最終の第3戦で決することになりました。その第3戦は年明け7日に行われます。
12月25日のメインレースは第9Rになります。B1級一組・ダート1600mの『震災復興子ども達に夢と笑顔を』。今週から1月8日まで1日全10R編成になり、メインレースも9Rですのでお間違えなきよう。
このレースの本命は(7)ヤマニンボアソルチを狙います。
盛岡戦のラストから水沢での2戦までコースをまたいで3連勝。前走は強力な同型がいたために崩れたとはいえ、ここにきて安定して発揮するようになった先行力は魅力大です。ここも同型が散在しますが前走ほど強力とは感じませんし、すんなりハナを奪えるなら今の先行有利な馬場傾向も鬼に金棒という事になるのではないでしょうか。
対抗は(5)グエンザップ。前走はヤマニンボアソルチと同じレースで5着でしたが出遅れて流れに乗れなかったのが痛かった。流れに乗れれば距離問わず堅実ですし、終いの粘りが活きる流れになれば三走前のように非常にしぶとい戦いをみせるパターンも。◎同様戦いやすい相手関係になっているのも確か。
三番手は(1)ヤコウレッシャを。なかなかつかみ所がない感じの近走で、掲示板圏内を確保し続けてはいるものの勝馬との差ははっきりしている場合が多い点には注意。キャリアでマイルは未連対でもありますし。ただ枠順が良い事でもあり、好位置を確保できれば流れに乗って上位争いも。
以下はまず(9)ロケットボール。芝専用という事はないですし2走前の内容ならここでも差は無いはず。(8)ヒデノホープも近走は決して差が付いているわけではないので要警戒の一頭でしょう。
●9Rの買い目
馬単(7)=(5)、(7)→(1)、(7)→(9)、(7)→(8)
岩手競馬の全レース予想を公開中!「岩手競馬・勝ちそーチャンネル」へ
★オッズパークLOTO 5重勝/12月25日(対象6R~10R)
6R/評価A: 2番 評価B: 7番 穴:4番
7R/評価A:11番 評価B: 4番 穴:1番
8R/評価A: 1番 評価B: 5番、 6番 穴:3番
9R/評価A: 7番、 5番 評価B: 1番 穴:9番
10R/評価A: 2番 評価B: 4番 穴:1番