6日メインは岩手三冠目・不来方賞トライアル「第36回やまびこ賞」(盛岡ダート1800m)。1着馬から3着馬に優先出走権が与えられる。
岩手牡馬クラシック二冠、岩手版オークス・ひまわり賞も圧勝し、3歳トップを独走するミニアチュールは不来方賞へ直行。よって今回は第2グループの争いだが、フレッシュなメンバー構成となった。
プルタオルネは門別1000m・2歳新馬戦を上がり35秒8の驚異的な末脚で快勝。2戦目・栄冠賞11着からターフチャレンジ3着後、JRA札幌・クローバー賞へ挑戦9着。続いて北海道vs岩手交流・知床賞へ参戦予定だったが、出走取り消し後、仕切り直しで船橋・平和賞へ遠征。2着グロリオサに0秒4差で完勝し、JpnI・全日本2歳優駿へ駒を進めて10着。
その後は北海道へ帰郷し、北海道三冠路線に名乗りを上げたが、北斗盃4秒差6着、北海優駿4秒3差4着。二冠を獲得したベルピットに大きく離されての入線だった。以上の結果を受けて矛先を変えて芝交流・オパールカップへ参戦。ラビュリントスが完勝したが、2着ナイトオブバンドの0秒1差3着を確保した。直後に岩手入りし、今回のやまびこ賞から始動する。左回りは船橋・平和賞完勝からも望むところ。陣営も力が入っているに違いない。
リッキーナイトは北海道4戦2着1回から転入。2勝2着1回の成績を収めて南関東へ転籍したが、2戦着外に終わって再度岩手入り。スプリングカップ、ダイヤモンドカップ、東北優駿と3戦連続で2着。特にダイヤモンドCでは世代No.1ミニアチュールに0秒1差まで詰め寄った。
課題は気性面。パドックでもハナねじをかけるほど入れ込むタイプでレースでも折り合いに苦労する面も多々。それでも最後はしっかり伸びてくる。東北優駿後は放牧に出てリフレッシュ。精神面での成長が見られれば待望の重賞制覇も夢ではない。
ヴェールトゥマランは中山ダート1800mで2着1回3着2回から転入。2戦ともハイタイムとワンサイドで完勝した。メンバーは大幅に強化されたが、走るたびに地力を高めていくシニスターミニスター産駒。やまびこ賞で素質を全面開花させるか注目が集まる。
フジラプンツェルは昨年、8戦6勝。重賞でも3勝をマークして2歳最優秀馬へ選出された。東京2歳優駿牝馬10着後、JRA入りしたが、3戦とも二けた着順に沈み、岩手へ里帰り。しかしガレていたため馬体回復に専念。4ヵ月の休養を経て前走で復帰。ヴェールトゥマランに完敗だったが、体も緩かった印象。ひと叩きされて変わり身がどこまであるか―が勝敗のカギを握る。
ケープライトは2歳時7戦4勝2着2回。連対を外したのは芝交流・ジュニアグランプリ一度のみと抜群の安定感を誇ったが、今季は体重を大きく減らして復帰。あやめ賞7着に終わったが、回復とともに復調。イーハトーブマイル快勝、ひまわり賞2着で本来のシャープさを取り戻した。
セイグッドラックは中央2戦0勝から転入後、余裕の3連勝。さすがに相手がそろったが、ここで見せ場を作れば今後の視界も拓ける。
◎⑦プルタオルネ
〇⑧リッキーナイト
▲⑥ヴェールトゥマラン
△⑪フジラプンツェル
△⑩ケープライト
△③セイグッドラック
<お奨めの1頭>
1R エメラルディ
再転入戦の1200mで2秒8差をつけて圧勝。エンジンの違いを見せつけた。1000m短縮もまったく問題ない
先週は注目レースの3連発。7月30日(日)は地方競馬全国交流「第45回せきれい賞」(盛岡芝2400m)。1番人気はトライアル・かきつばた賞を快勝ゴールドギアだったが、4番人気ヴィゴーレが快勝。大井4度目の優勝を果たした。
矢野貴之騎手「今回で騎乗2度目だから、前半はリズムを優先。難しいことは考えず馬の行く気にまかせた。ロードクエストが早めに動くだろうと思っていたが、内から来られたのは想定外。ですが、目標とする馬がいたので、いい位置で競馬ができた。直線入り口まで手ごたえが良かったので、大事に追い出せば勝てると思った。せかしていいタイプではないし、跳びが軽いので芝2400mも合いましたね。暑い中、このレースへ向けてスタッフがしっかり仕上げてくれたので自信を持って乗ることができました」
高野毅調教師「2ヵ月ぶりの実戦を叩いて、このレースを使うのは予定どおりのステップ。2歳時にGI・ホープフルステークスに挑戦するぐらいですからね。芝適性があると確信していた。元々、スタートがあまり良くないタイプなので、芝2400mも合ったと思います。まだ勝ったばかりですから、今後については白紙。馬の状態と相談しながら、じっくり考えたい」
ヴィゴーレのオーナーは前田幸治さんで中央3勝クラスから南関東へ移籍したキズナ産駒。おそらく愛着が強いのだろうと思う。地方芝だったとは言え、重賞初制覇はとてもうれしかったに違いない。
翌31日(月)はビューチフルドリーマーCトライアル「第24回フェアリーカップ」(盛岡ダート1800m)。ゴールデンヒーラー、まさかのエントリーだったが、シアンモア記念6着、みちのく大賞典8着に凡走。陣営は背水の陣で臨んだが、復活劇を演じてくれた。
山本聡哉騎手「負けられない一戦だったが、不安材料がない訳ではなかった。今回は半信半疑で臨んだ。返し馬の感触がもう一つでしたし、スタートで出遅れて内に包まれる競馬になったが、逆にやる気が出た感じ。闘志に火がついて最近にはない強いレースをしてくれた。次につながる内容だったと思います」
佐藤祐司調教師「横を向いたときにゲートが開いたので出遅れた。久々に包まれて嫌気が差さないか心配でしたが、力強く抜け出してくれた。(ゴールデンヒーラーのレースで)こんなにハラハラしたのは初めて。圧勝してくれてホッとした。今後については昨年と同様、青藍賞から南部杯を考えている。あくまでも予定だが、盛岡1600mがベストの舞台ですからね」
岩手競馬リリースにもあったように山本聡哉騎手は翌日からリタイア。右手中指の手術をする。一日も早い復帰を待ちたい。
8月1日(火)は今シーズン第一弾の2歳重賞「第24回若鮎賞」(盛岡芝1600m)。盛岡芝を経験したのはセイバイラック1頭のみ。人気はデビュー2連勝リトルカリッジに集中したが、8頭立て(1頭取り消し)8番人気のユウユウププリエが快勝。単勝1万2600円、3連単58万1560円の特大万馬券が飛び出した。
菅原辰徳騎手「先生(佐藤祐司調教師)ときゅう務員さんが芝が合うと挑戦を決めたのがベストな選択。そのおかげで勝つことができました。実際、ダートの時よりも前に行きましたから、道中は脚を貯めてレースを進めた。直線に入っても手ごたえが良く、思い切って外に出したら伸びてくれた。自分も昨年のイーハトーブマイル(フジクラウン)以来の重賞でしたから、とてもうれしいです」
佐藤祐司調教師「大好きな形の馬だが、全然、走らなくてタイムオーバーのレベル。何でかなと思って芝を使ってみようと決めたが、動きが一変した。こういうことってあるんですね。芝が合うことが分かったのでレース間隔は開くが、ジュニアグランプリを目指したいと思います」
競馬は実際に走ってみないとわからない。それを端的に表すレースとなった。
今週の岩手競馬
8月6日(日)「第36回やまびこ賞」(3歳 盛岡ダート1800m)
8月7日(月)「夢・希望・未来へ前進」(B1級三組 盛岡ダート1600m)
8月8日(火) 「マルカブ賞」(B1級一組 盛岡ダート1600m)
暦は8月に入って1日の盛岡競馬は、今季最初の2歳重賞『若鮎賞』をメインレースとして、若手騎手の戦い『ヤングジョッキーズシリーズTR盛岡』も行われます。
いやしかし毎日暑いですね。盛岡も毎日30度を超える気温と厳しい日差し。西日本ほどではないのでしょうけども、まだ8月にもなっていないのにこの暑さ、そして残暑も長いだろうな・・・と思うと気が重くなりますね・・・。
とはいえこれで冬になったらなったで夏の暑さが恋しくもなるでしょうし、今は真夏らしさを楽しんでおくのが正解なのかもしれません。くれぐれも熱中症はじめ身体には気をつけて・・・
さて、ということで今回は予想を3レースいきたいと思います。まず『ヤングジョッキーズシリーズTR盛岡第1戦』、ダート1200mの14頭立て・10Rで発走は17時ちょうど。このレースの本命は(9)イキザマを採りました。
岩手転入後は水沢850m戦~盛岡1000m戦と短距離を転戦。いったんマイルに挑みましたがまた短距離路線に戻って前走の1200m戦で今季初白星・・・というのがここのところのローテーション。1400mあたりも十分にこなしていますが短距離の方がより好成績と言える戦績でもあり、直近二戦の好走にも不思議なものは感じません。
前走は"止まらないコース"をうまく掴んで逃げ切ったという面は確かにあるでしょうが、先行争いを凌いでそのポジションを取りきるだけの力があったからこそ勝利に繋がったはず。同型も少なくない今回ですがそれでも、の狙いで。
対抗は、先行勢が競り合ってくれればやりやすくなる(8)タニマサベーカ、3番手も同様の理由から(12)ポワンテュを。
以下もペースが速くなってくれた方が戦いやすい(13)チスジ、短い距離の方がひと息で押し通せる(14)アントウェルペン。騎手対抗戦はえてして先行激化・ハイペースになりがちで、今の盛岡の馬場はそれでも良い位置を取った逃げ馬が有利だとは感じますが、ペースが激化すればこの辺が穴にもなるでしょう。先行-差しの組み立てで。
●10Rの買い目
馬単(9)=(8)、(9)=(12)、(8)=(12)、(9)=(13)、(9)=(14)
『ヤングジョッキーズシリーズTR盛岡第2戦』はダート1600mに変わります。11R、発走は17時35分。本命は(7)ラヴベローナとしました。
6月に転入して勝ち星こそまだひとつですが水沢から盛岡へ、距離も1400mから1600mへと条件を変えつつ連続好走しているあたりに地力の高さを感じます。勝ったのは水沢1400m、盛岡に来てからの2戦は2着ですが、久しぶりの左回りに勘を取り戻していた段階だと思えば・・・ですし前走などは高速決着すぎた感も。むしろ前走くらいやれるのなら、今回のライバルたちは意外と盛岡マイル実績が薄めですから、前走の走りで強気になれるでしょう。
対抗は(2)ローガンマウンテン。こちらは岩手に来てからが初めての左回り実戦。今の時点では勝ち馬との差が大きめですが、コースが手の内に入りつつあるのなら距離に関しては実績豊富な馬。そろそろ大きく前進も。3番手は(8)ガマン。以前の在籍時には盛岡マイルで2勝の実績あり。この辺なら力が上といっていいキャリアを持つ馬ですからこちらもそろそろ大きく前進していい頃合いでしょう。
以下は穴っぽく、(13)ホープホワイトは距離はちょっと長いかもしれませんがC1なら地力上位のはず。芝の連敗で盲点になるなら押さえておきたい一頭。(14)ビクトリーカノンも直近の苦戦はB2級でのもの。時計での差は無いだけに展開向けば穴。
●11Rの買い目
馬単(7)=(2)、(7)=(8)、(2)=(8)、(7)→(13)、(7)→(14)
さてメインレースの12R、2歳重賞『若鮎賞』です。岩手での今季最初の2歳重賞は芝1600mの戦い。昨年のこのレースはダート変更になってしまいましたが、今年は、突然のゲリラ豪雨でもない限り芝で行うことができるでしょう。発走は18時15分です。
このレースの本命は(2)セイバイラックを採りました。
前走のデビュー戦は盛岡芝1000mで2着でしたが、勝ち馬の快速ぶりにしっかり対応して最後も差を詰めていたのですから内容は上々と言っていいでしょう。血統からすればもちろん距離が伸びてこそ。1000m→1600mの延長は確かに楽ではない課題になるでしょうけどもこの距離で本来の力を発揮できる馬と判断しました。
(7)リトルカリッジが対抗。デビュー戦、2戦目と強さを増すばかりの走りで前走など大差勝ち。現時点での2歳Top3の一角と言っていい存在です。父アジアエクスプレスということから対抗にしましたが、この時期の2歳戦は血統的な芝適性より地力の方が優るパターンが多い。芝はイマイチな血統だからと軽く見過ぎてしまうのは避けたいですね。
3番手はデビュー戦好内容の(9)リュウノダンマーム。あとは現状印上位馬とは差がある感じですが、軽い走りで芝で変わっていいと感じる(4)クルトゥルン、芝でこその血統の(3)ユウユウププリエ。3着以下は混戦の前提がベター。
●12Rの買い目
馬単(2)=(7)、(2)=(9)、(7)=(9)、(2)→(4)、(2)→(3)
岩手競馬の全レース予想を公開中!「岩手競馬・勝ちそーチャンネル」へ
31日メインは牝馬・地方競馬全国交流ビューチフルドリーマーCトライアル準重賞「第24回フェアリーカップ」(盛岡ダート1800m)。マルケイマーヴェルは目下2連覇中。3連覇を目指して調整を進めてきたが、強力牝馬がエントリーしてきた。
ゴールデンヒーラーは2歳時からトップグループを走り続けて重賞7勝。2歳時に最優秀短距離馬に選ばれ、3歳時、昨年も2年連続で最優秀牝馬に選出された。昨年も青藍賞を完勝し、JpnI・マイルチャンピオンシップ南部杯へ挑戦。メンバー最速タイの上がりを披露し、5着に健闘。続いて地元の期待を集めてJBCレディスクラシックに駒を進めたが、脚部不安が発生したため出走取り消し。その後は北海道で放牧された。
水沢帰郷は今年2月。一回り大きくなって戻ってきて、満を持して栗駒賞から戦列復帰。好位キープから4角先頭の横綱相撲で完勝し、今年は天下取り濃厚と誰もが思った。しかしシアンモア記念は逃げ一杯6着に沈み、一條記念みちのく大賞典も8着凡走。案外の結果に周囲の落胆も大きかった。
そこで陣営が下した決断は牝馬限定戦フェアリーカップ。別定戦で56キロで走れるのも選択した理由の一つ。賞金はともかく、まずは勝ち癖をつけたい―が本音。きっちり勝利をモノにして秋のビッグレースに備えたいところだろう。
グルアーブはデビュー4戦は中山ダート1200mを使って2着2回3着2回。その後は芝へ路線変更して芝1400m~1600mで3勝をマークした。3走前の3勝クラス・中山ダート1200m戦5着。走破タイム1分11秒4は現在の短距離オープンでも十分通用する。
最大ネックは距離対応。メインがマイル以下で1800m延長がどう出るかだが、盛岡1800m戦は1コーナーの入りが早くペース落ち着くのは確実。それならば十分克服できる。
マルケイマーヴェルは岩手版オークス・ひまわり賞を優勝。OROオータムティアラ2着。以降、一貫してA級で走り続けてフェアリーカップ2連覇中。それを含めて盛岡1800m4戦3勝と絶対の自信を持っている。前走4着後はここに照準をピタリと合わせたが、まさかのゴールデンヒーラーの出走。それでも相性抜群のフェアリーCで3連覇を狙う。
マルルットゥは3歳時に牝馬重賞・あやめ賞を快勝。ひまわり賞でもトーセンキャロルの2着を確保した。昨年10月から南関東へ移籍して今年春に里帰り。未勝利ながら2着3回と好走。堅実な差し脚健在をアピールしている。
ホワイトブライドは今季5着最高と精彩を欠いているが、盛岡5勝2着5回。得意コースで巻き返しを狙う。
ブリリアントウェイは中央未勝利から金沢3勝後、南関東へ移籍。川崎2000m戦で3勝マークとステイヤーぶりを発揮。転入戦はマイルが舞台だったが、1800m延長は大歓迎。
◎④ゴールデンヒーラー
〇⑤グルアーブ
▲⑦マルケイマーヴェル
△③マルルットゥ
△⑥ホワイトブライド
△⑨ブリリアントウェイ
<お奨めの1頭>
2R デルマスーリア
デビュー戦は伸びを欠いて3着だったが、初輸送、初コースも影響したか。盛岡2度目で巻き返しに転じる
30日メインは地方競馬全国交流「第45回せきれい賞」(盛岡芝2400m)。今年は遠征馬6頭、地元8頭の計14頭で覇を競う。2020年アップクォーク(園田)、2021年ロードクエスト(大井)、2022年アトミックフォース(船橋)と3年連続で遠征馬に凱歌が上がっているが、今年は4年ぶりに地元優勝の可能性が高くなった。
ゴールドギアは中央芝5勝・オープンから転入。初戦に重賞・あすなろ賞を選んで2着。生涯初めてのダートだったが、難なくこなして好発進。その一戦を叩いて当初の予定どおり、せきれい賞トライアル・かきつばた賞へ出走。リンシャンカイホウが逃げてスローに落とした。前日までの盛岡芝は前が止まらず、ハイタイムの逃げ切りが続出したが、ゴールドギアは8番手待機策から3コーナースパート。豪快に抜け出した。最後で脚いろが鈍った感じもあったが、先頭に立ってトボけたから。馬群を割ってコスモカルナックが接近するともうひと伸び。着差以上に強い内容で完勝した。
かきつばた賞=芝1700mから今度は芝2400mが舞台になるが、中央時代に芝2400m3戦2勝。伊藤和忍調教師「当初からせきれい賞が今年前半の目標ですからね。久しく紫(重賞)の胸かけを取っていませんからね。ぜひ、手にしたいと思っています」
アルサトワは芝2000m4勝、芝1800m、芝1600mでそれぞれ1勝をマークして通算6勝。今年3月にはJpnIII・名古屋大賞典へ挑戦。未経験のダート戦だったが、逃げて4着に粘った。最大の武器は先行力と強じんな粘り。
盛岡芝2400mは1周1400mの小回りコースを1周半。ほぼ例外なくスローペースとなるため、決め手勝負型には厳しいコース。マイペースに持ち込んで3コーナーからスパート。これがはまればアッサリまで十分。鞍上は先週のハヤテスプリントをスタードラマーで快勝した優勝請負人・吉原寛人騎手。
ヴィゴーレは中央芝1800m2勝、ダート1800m1勝。今年1月に南関東へ転籍し、2戦目の浦和2000mを圧勝。2ヵ月の休養明けの前走も3着にまとめ、状態の良さをアピール。大井所属馬4頭目のせきれい賞制覇の期待がかかる。
ノーチカルチャートは昨年、中央3勝クラスから転入。せきれい賞2着、桂樹杯2着と盛岡芝が合うことを証明済み。冬場は名古屋へ転籍してGII・阪神大賞典を使って再転入。桂樹杯へ臨んだが、後方のまま9着。4ヵ月ぶりの実戦もこたえたが、それ以上に重馬場に泣いた印象。良馬場なら巻き返しに転じて不思議はない。
スーパーフェザーは芝1800m2勝、芝2000m1勝、芝2400m1勝。3歳時にGII・青葉賞で1番人気3着の実績がある。5ヵ月ぶりの実戦が若干気になるが、能力検査を叩いて変わり身が見込める。
ソロフレーズは昨年、重賞・いしがきマイラーズ、準重賞・桂樹杯、かきつばた賞を制して最優秀ターフホースの座を獲得。今年中央3戦を使って再転入したが、かきつばた賞5着、桂樹杯4着と伸びを欠いているが、ズブい面が出た感じ。それならば2400mが合うはず。
◎③ゴールドギア
〇⑤アルサトワ
▲⑩ヴィゴーレ
△⑫ノーチカルチャート
△⑧スーパーフェザー
△⑪ソロフレーズ
<お奨めの1頭>
5R デイタム
中央デビュー5戦とも一けた着順にまとめて5着1回。3歳C2編入は明らかに恵まれた