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1/3天馬賞回顧

キングフェスタが4歳シーズン三冠達成

 1月3日(水)には重賞・天馬賞(5歳オープン)が行われ、単勝1番人気のキングフェスタが優勝。柏林賞、銀河賞に続いての勝利で、ばんえい4歳シーズン三冠を制覇しました。

【出走馬】※カッコは負担重量、右の数字は単勝最終オッズ
 1.ツガルノヒロイモノ(760) 4.3
 2.シンエイアロイ(740) 100.5
 3.ヘッチャラ(760) 6.8
 4.アローリキヒメ(740) 121.8
 5.クリスタルコルド(760) 11.3
 6.ヤマノコーネル(760) 36.1
 7.キングフェスタ(760) 2.2
 8.ヤマカツエース(760) 3.9
 9.ダイヤカツヒメ(740) 58.7
 10.ホクセイウンカイ(760) 44.0

 ここまで柏林賞、銀河賞を含め世代重賞7勝を挙げているキングフェスタ。近走は古馬オープンで掲示板止まりという成績でしたが、同世代同士の定量戦ならと単勝2.2倍で1番人気となりました。2歳時にヤングチャンピオンシップを制しているヤマカツエースが3.9倍で2番人気。近走古馬オープン(混合含む)で4連勝など成長著しいツガルノヒロイモノが4.3倍で3番人気。今季はまなす賞を制しているヘッチャラが6.8倍の4番人気で、ここまでが単勝ひと桁台となりました。

 キングフェスタが第1障害を先頭で越えますが、道中先行したのはヘッチャラで、ツガルノヒロイモノが追走。少し離れてダイヤカツヒメ、ヤマカツエースらが続きます。前の馬たちは軽快に歩を進め、ヘッチャラが先頭で第2障害下に到達。ここまで53秒というペースで流れました。
 第2障害はヘッチャラとツガルノヒロイモノがほとんど同時に仕掛け、ヘッチャラがすんなりひと腰でクリア。ツガルノヒロイモノが2番手で、ヤマカツエース、キングフェスタ、クリスタルコルド、ダイヤカツヒメの順で続きます。
 キングフェスタは障害を降りると一気の脚で追い上げ、先頭に立っていたツガルノヒロイモノを並ぶ間もなく抜き去ります。そのまま後続を引き離して先頭でゴール。ツガルノヒロイモノが2着。ヘッチャラも最後まで止まらずに歩き切って3着に入りました。

 勝ったキングフェスタは、2歳シーズンはナナカマド賞、イレネー記念、3歳シーズンはばんえい菊花賞、ばんえいダービーとそれぞれ二冠でしたが、メムロボブサップ(20年度)以来となる史上5頭目のばんえい4歳シーズン三冠を達成。今後は古馬重賞戦線での活躍にも注目です。
 手綱を取った鈴木恵介騎手はヤングチャンピオンシップ(ライジンサン)、帯広記念(メジロゴーリキ)に続き、年末年始の重賞で3連勝を飾りました。

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鈴木恵介騎手「近走いい結果を出せてなかったので不安でしたが、今日は馬の力で勝つことができたと思います。三冠(がかかっていた)ということもあり、近走いいレースができてなかったこともあり、若干プレッシャーはありました。パドックでも今日は落ち着いていたので、馬任せで騎乗しようと思い、馬なりでレースをしました。(前へ)行って障害でミスするのは嫌だったので、降りてからはあれだけ歩ける馬なのでそこを信じて騎乗しました」

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