今週の3日間を含め、今季のばんえい競馬は残り9週となります。直近の重賞は、1月29日(日)に予定されているヒロインズカップです。12月の準重賞・レディースカップは、4歳以上の牝馬から各世代2頭ずつによる選抜でしたが、今回は明けて4歳になった馬も加わっての通算収得賞金順編成となります。賞金順で見ていくと、A2級の中位あたりが当落線になりそう。23日(月)のメインに組まれているA2級-1組・吹雪特別の結果にも注目です。
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【第21回開催4日目】
1月21日(土)のメイン第11レースには、柏林馬事公苑特別(オープン-1組・18:25発走予定)が行われます。
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◎インビクタに期待します。今季重賞で競走中止が3回ありますが、ばんえいグランプリと北見記念の次走ではひと腰でまとめており、前走帯広記念での障害転倒は気にしなくてもいいはず。特別戦では賞金ハンデ20キロ増で今回はトップハンデですが、1組らしくほかの馬も最低10キロは課されており不利感なし。オープン-1組では安定しており、メムロボブサップ、アオノブラックの二強が不在ならまず勝ち負けです。
○カイセドクターは、帯広記念にも出走可能な収得賞金でしたが、同じ開催の準重賞・ばんえい十勝金杯に出走し4着。障害の天板まではひと腰で、転倒しかけたものの踏ん張って、逃げ切り勝ちを収めたヤマカツエースに5秒7差まで迫っています。3走前の射手座特別(オープン-1組)では、ゴール前でインビクタをとらえて3着と先着しており差はありません。
▲ゴールデンフウジンは、射手座特別では5着。直線素晴らしい切れ味を見せましたが、前半押して行ったぶん息切れしたかたち。ここも脚の使いどころひとつでしょう。
△コマサンブラックは、帯広記念で逃げて3着に健闘。障害力のアドバンテージを生かしづらい特別戦ですが、賞金ハンデ10キロで出走できるのは有利といえます。
【第21回開催5日目】
1月22日(日)のメイン第11レースには、山羊座特別(A1級-1組混合・18:25発走予定)が行われます。
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◎コマサンエースに注目します。オープンの5頭中、前走で、もっとも格が高い準重賞のばんえい十勝金杯を使われて3着。先行して粘れずといったレースが多いものの、前走は普段より障害を降りた位置はうしろでしたが、差し脚を伸ばして馬券圏内は確保。安定感は本物です。A1級馬もいるここに入れば、21年8月以来となる勝利が期待できます。
○マルホンリョウダイは、近10戦が【5-1-2-2】と充実。特に自己条件の特別戦では、3勝、3着1回と崩れがありません。今回が実質A1昇級初戦ですが、賞金ハンデ10キロは明け5歳の若馬減量で相殺。自己条件3連勝の可能性もあります。
▲キョウエイリュウは、出走予定だったオープン-2組が競走取り止め、前回の帯広記念は競走除外となったため約1カ月ぶりの実戦です。しかし、今回と同条件だった前走の師走特別(12月18日・馬場水分3.2%)では、スピードを生かし2着に逃げ粘っており、ここも馬場次第では侮れません。
△ヤマトタイコーは、師走特別が8着でしたが、A1級との混合戦では10月の勝利を挟んで4、5着が計4回と力はあります。キョウエイリュウとは逆に、少しでも時計がかかる馬場なら浮上します。
【第21回開催6日目】
1月23日(月)のメイン第11レースには、吹雪特別(A2級-1組・18:25発走予定)が行われます。
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前開催の新雪特別は、4頭出走していた4歳が4着までを独占。年明けから特別戦での減量が20キロから10キロに減っていた不利を感じさせませんでした。しかしここには、前開催は1頭もいなかった5歳が3頭参戦しています。
注目はその5歳馬から◎コウシュハハリアー。A2昇級後の2勝はともに平場戦ですが、前走の天馬賞では初の760キロでもためて障害ひと腰で越え人気以上の5着。今回の725キロも不安はありません。年明けから特別戦では4歳と同重量になっており、1年のキャリアの差を見せそうです。
○サクラシュンカは、天馬賞は登録のみで昨年末のカトレア特別(A2級-1組)5着以来となる出走。同レースの1、2着馬はすでに昇級し、3、4着馬も今回不在。年明けから重量が増えた4歳馬が相手なら、最軽量ハンデを生かし逃げ切りが狙えます。
新雪特別の上位4頭からは2着馬を除いた3頭が参戦。1着▲ツガルノヒロイモノがもっとも馬券に絡む確率が高そう。賞金ハンデが5キロ増え計15キロとなりますが、逃げて2着を11秒5も離した勝ちっぷりが圧巻でした。
7歳牝馬△シャンハイオトメは、新雪特別が4番人気で10着とはいえ、敗因は障害で力負けではありません。