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3/19イレネー記念予想 赤見千尋

2023年3月16日(木)

翔雲賞をハンデ頭で制したキョウエイプラスを信頼

 翔雲賞では1頭だけ670キロを曳いたキョウエイプラスですが、それをものともしない強さで圧勝してみせました。タカラキングダムより10キロ重く、他の馬たちより20キロ~30キロ重かったというのに。
 このレースを見て、もうイレネー記念では迷わないことに決めました。まだ馬体重が1トンいってないから、初めての690キロがどうか?とかは考えません。この馬の能力と根性を信じ、1着固定で勝負したいと思います。

 対抗はマルホンリョウユウとタカラキングダムで迷いました。2頭ともデビューから馬券圏内を外したことがないという、超堅実な馬たちです。
 ただやはりタカラキングダムの方が現状地力が上かなと。前走もマルホンリョウユウが先着していますが、10キロ重い重量を曳いて0.5秒差ですから、同斤量になればタカラキングダムの方が上でしょう。

 まったく崩れないマルホンリョウユウ、ここに来てさらに力を付けたスーパーチヨコまで。

◎5 キョウエイプラス
○1 タカラキングダム
▲3 マルホンリョウユウ
△4 スーパーチヨコ

3連単
5→1→3 3000円
5→3→1 1000円
5→1→4 1000円
5→3→4 1000円 計6000円

今週の見どころ(3/18~3/20)

 ばんえい十勝は今シーズンラストの3日間。3月19日(日)には、これからのばんえい競馬を担っていく3歳馬によるイレネー記念、20日(月)には、現在のばんえい競馬をけん引している4歳以上によるばんえい記念のBG1重賞2レースが組まれています。
 ところで、年度リーディング争いは、ジョッキーでは、鈴木恵介騎手が200勝を挙げトップを確定させていますが、トレーナーは、坂本東一調教師116勝、金田勇調教師112勝、服部義幸調教師110勝と接戦。もし3調教師が同じ勝ち数で並んだ場合は、2着数の差で金田調教師がトップになります(数字は3月13日終了時点)。

☆今季ラストウイークの発走時刻、イベントなどはこちら


【第25回開催4日目】
 3月18日(土)のメイン第11レースには、オッズパーク賞スターライト特別(5歳オープン・19:25発走予定)が行われます。

※出馬表はこちら

 4歳シーズン三冠最終戦の天馬賞は、サクラヒメが楽々と逃げ切り、4着までが10秒差以内。その上位4頭が不在なら、5着だった◎コウシュハハリアーが最有力です。定量760キロ戦で障害をひと腰6番手で越えると、ネオキングダムを早々ととらえ歩き切っています。今回はクラス別定重量でA1級のこの馬は740キロで出走可能なのも有利といえます。
 ○ネオキングダムは、イレネー記念、ばんえいダービーとも2着、天馬賞6着とこのメンバーでは実績上位。2月のダイヤモンドダスト賞(5歳オープン)では、軽ハンデのマルモタイショウに逃げ切りを許したものの、天馬賞3着馬オーシャンウイナーに迫る脚を見せて3着(コウシュハハリアーは9着)と重量増は合います。ただ2歳12月を最後に勝ち星がないことを考えると勝つまではどうか。
 牝馬▲サクラシュンカは、天馬賞不出走で、ダイヤモンドダスト賞8着と格下感は否めません。ただ前走で定量500キロのスピードスター賞を使われたことが刺激になれば、最軽量を生かして粘り込む場面はありそう。
 △マルモタイショウは、ダイヤモンドダスト賞が世代オープン戦初勝利。しかも強豪オーシャンウイナーを破って地力強化を印象づけました。ここは相手が楽ですが、ハンデを課されており試金石です。

【第25回開催5日目】
 3月19日(日)のメイン第11レースには、重賞・第54回イレネー記念(3歳・19:25発走予定)が行われます。

※出馬表はこちら

 牡馬690キロ、牝馬670キロの定量で明け3歳のチャンピオンを決定します。
 牡馬限定重賞・翔雲賞馬◎キョウエイプラスに注目します。三冠路線では、調整ひと息だったナナカマド賞こそタカラキングダムの2着に敗れましたが、ヤングチャンピオンシップで雪辱。前走の3歳A級-1組では、最大65キロ(牡馬同士では30キロ)差のトップハンデながら2番手から早め先頭に立ち楽勝と底力を示しました。
 ○タカラキングダムは、デビューから一度も馬券圏を外しておらず、二冠では1、2着。ただ翔雲賞ではキョウエイプラスより重量が10キロ軽くても3着だったことから、逆転には展開の味方が必要でしょう。
 ▲マルホンリョウユウは、デビューが7月中旬でしたが、ナナカマド賞3着、翔雲賞2着を含めすべて3着以内とほぼ底見せずの成績を残しています。ヤングチャンピオンシップ(牡馬590キロ+賞金ハンデ)不出走のため、翔雲賞では経験があった570キロから80キロも重量が増えていましたが、きっちり障害ひと腰でまとめていたのも印象的でした。
 △スーパーチヨコは、黒ユリ賞1着以来の出走。ヤングチャンピオンシップがあった開催の2歳A級-1組では、マルホンリョウユウとの一騎打ちをモノにしており、牡馬相手でもヒケを取りません。

 3月20日(月)の見どころはイレネー記念後、こちらに掲載します。

3/12ポプラ賞回顧

2023年3月13日(月)

4歳馬ヘッチャラが接戦制す

 3月12日(日)には重賞・ポプラ賞(4、5歳オープン)が行われ、単勝7番人気のヘッチャラが優勝。マルホンリョウダイとのゴール前の接戦を制しました。

【出走馬】※カッコは負担重量、右の数字は単勝最終オッズ
 1.クリスタルコルド(790) 42.3
 2.ヤマカツエース(790) 29.2
 3.ダイヤカツヒメ(740) 18.2
 4.ヘッチャラ(790) 24.9
 5.マルホンリョウダイ(760) 13.2
 6.マサタカラ(760) 15.7
 7.オーシャンウイナー(780) 1.7
 8.ミソギホマレ(780) 69.8
 9.ツガルノヒロイモノ(760) 8.5
 10.サクラヒメ(790) 4.0

 昨年4歳時に790キロでこのレースを制したオーシャンウイナーは、今年はトップハンデより10キロ軽い780キロでの出走。重量に恵まれたここは単勝1.7倍と断然の支持を集めました。5連勝で天馬賞も圧勝したサクラヒメは除外明けで、牝馬で790キロを課される厳しい条件ながら2番人気で5歳馬優勢の見立て。今年1月の4歳特別・白雪賞を圧勝したツガルノヒロイモノが3番人気で、あとは単勝ふた桁台の人気となりました。

 最軽量のダイヤカツヒメが果敢に先行しますが、ひと息入れるとヘッチャラ、クリスタルコルド、マルホンリョウダイ、オーシャンウイナーが位置取りを上げ、前は横一線になります。中間点を過ぎたあたりでサクラヒメも位置取りを上げ、わずかに先頭で第2障害下に到達。ここまで45秒というペースで流れました。
 第2障害ではまずダイヤカツヒメが仕掛けますが、差なく続いたヘッチャラがひと腰先頭でクリア。ダイヤカツヒメ、マルホンリョウダイと続き、障害で膝をついたオーシャンウイナーは立て直して差のない4番手で通過。離れてツガルノヒロイモノが5番手で通過します。
 オーシャンウイナーがすぐに先頭に並びかけ、前4頭の争いになるかと思われましたが、そのなかからマルホンリョウダイが抜け出そうとするところ、ヘッチャラも懸命に食い下がります。残り10メートルを過ぎてからは2頭の競り合いとなり、盛り返したヘッチャラが先頭でゴール。2着はマルホンリョウダイで、2頭からわずかに遅れたオーシャンウイナーは3着で連覇ならず。障害で苦戦したサクラヒメは10着でした。

 勝ったヘッチャラは、ここまで重賞には8度出走してばんえいダービーなど2着4回、3着3回と惜しいレースが続いていましたが、これが念願の初タイトル。今回は重賞5勝の世代ナンバーワン・キングフェスタが回避しましたが、トップハンデで勝利した内容から来シーズンも世代重賞を盛り上げてくれるでしょう。

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島津新騎手「ハンデも厳しい面があって、なかなか厳しいレースになるなと思っていましたが、このように勝ててすごく嬉しいです。逃げるという感じの騎乗しようとレース前に考えていて、あとは流れで臨機応変に対応しようと思っていました。(障害を降りてからは)どの馬が勝ってもおかしくはないと思って乗っていましたが、残り10メートルくらいで少し馬の余裕が見えたので、これはもしかしてと思ったのが最後ゴール前の差だったと思います。まっすぐで真面目で障害力が素晴らしい馬です」

ポプラ賞 予想結果

今週は的中者なし

今年度の予想対決第25Rはポプラ賞。障害を先頭で越えた単勝7番人気のヘッチャラが、差なく続いたマルホンリョウダイとの叩き合いを制して勝利。予想対決は断然人気のオーシャンウイナーが3着に敗れたこともあって、的中者はなしという結果になりました。

【集計】投資額 6,000円×25R=150,000円

 荘司  +39,530円
 斎藤  +8,940円
 矢野  -12,580円
 須田  -25,690円
 目黒  -48,390円
 赤見  -71,550円
---------------------------------------
 白組  -29,330円
 紅組  -80,410円

3/12ポプラ賞予想 赤見千尋

2023年3月11日(土)

実績ある5歳馬オーシャンウイナーに期待

 4歳5歳重賞のポプラ賞ですが、過去10年どちらの年齢が強いのかといえば、4歳馬が4勝で5歳馬が6勝と、5歳馬がやや優勢となっています。
 人気は1番人気が4勝と強く、その場合790キロ~820キロと重い重量でも勝っていますから、実績のある5歳馬を中心に考えたいと思います。

 ということで本命はオーシャンウイナー。昨年4歳時にこのレースを勝っています。今シーズンは柏林賞を勝ち、天馬賞で3着と、世代トップクラスの活躍。しかも積載重量は780キロと、一番重い790キロ組よりも10キロ軽いわけですから、ここは連覇を期待します。
 過去10年でこのレースを連覇したのは、センゴクエースとアオノブラックの2頭。見事連覇ということになれば、この2頭に肩をならべるわけですから、この先のさらなる飛躍も楽しみになります。

 対抗は4歳馬ツガルノヒロイモノ。今シーズンは大きく飛躍を果たした印象。まだ重賞では結果が出ていませんが、今回は760キロであり、チャンスはあると考えます。

 ヘッチャラは勝ち味に遅い印象があるものの、大崩れしない安定感があります。

 大外に入ったサクラヒメは牡馬相手に最も重い790キロなので思い切って外し、4歳勢からヤマカツエースとクリスタルコルドまで。

◎7 オーシャンウイナー
○9 ツガルノヒロイモノ
▲4 ヘッチャラ
△2 ヤマカツエース
△1 クリスタルコルド

馬複
7-9 3000円
7-4,2,1 各1000円 計6000円

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