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10/15ナナカマド賞回顧

2023年10月16日(月)

ホクセイポルシェが2歳一冠目を制す

10月15日(日)には重賞・ナナカマド賞(2歳オープン)が行われ、単勝1番人気のホクセイポルシェが優勝。果敢に先行して押し切り、世代最初の重賞ウイナーとなりました。

【出走馬】※カッコは負担重量、右の数字は単勝最終オッズ
 1.ミチシオ(580) 3.3
 2.ホクセイポルシェ(580) 3.1
 3.トカチヒロ(570) 96.8
 4.アヤノダイマオー(570) 26.8
 5.ショータイム(570) 58.4
 6.グランドスターダム(570) 10.9
 7.ライジンサン(570) 17.3
 8.スマイルカナ(560) 3.8
 9.フレイムファースト(570) 105.7
 10.ユーフォリア(570) 6.4

 今季デビューした2歳馬による初めての重賞。牡馬限定の特別戦・青雲賞を勝利したホクセイポルシェが単勝3.1倍で1番人気。青雲賞2着で、ここまで世代最多の5勝を挙げるミチシオが3.3倍、A級-1組で3勝を挙げ、重賞初騎乗の今井千尋騎手が手綱を取る牝馬スマイルカナが3.8倍で三つ巴の人気。前走のA級-1組で2着のユーフォリアまでが単勝ひと桁台で、確たる中心馬が不在の一戦になりました。

 ホクセイポルシェが第1障害を勢いよく先頭で越えると、後続を引き離して先行。ライジンサン、スマイルカナ、グランドスターダム、ミチシオらが横一線となって進む展開となります。ホクセイポルシェはその後も果敢に歩を進め、47秒という速いペースで第2障害下に到達します。
 後続も続々と到達するなか、じっくりと息を入れたホクセイポルシェが仕掛けると難なく先頭でクリア。グランドスターダム、ライジンサン、ユーフォリアと続きます。
 障害を降りた勢いのままホクセイポルシェが単独先頭。2番手の争いにスマイルカナ、ミチシオも加わって5頭が横一線となりますが、その差はなかなか縮まらず、ホクセイポルシェが最後まで止まらず逃げ切って勝利。混戦の2着争いは、スマイルカナが残り10メートルで脚色が鈍り、これを交わしたグランドスターダムもゴール線上で一杯に。障害9番手からアヤノダイマオー、7番手からショータイムが追い込み、2着、3着に入りました。

 ホクセイポルシェはトップハンデながら持ち前のスピードを遺憾なく発揮する快勝で、見事2歳シーズン一冠目を制しました。父フジダイビクトリー、母父カネサブラックは、ともにばんえい記念を制している血統。既に1026キロと雄大な馬格を持っていることから先々も楽しみになります。

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西謙一騎手「青雲賞のあとはこのレース一本に絞っていたので結果を出すことができてよかったです。無理に前へ行ったわけではなく、馬のスピードに任せて先手を取っていこうかなと思いました。障害は良かったですが、降りてからは蛇行するような若い部分があるので、その辺りを修正できればもっと強くなると思います。これだけ馬格もあるので先々ももっと活躍してくれると思います」

ナナカマド賞 予想結果

今週は的中者なし

今年度の予想対決第11Rはナナカマド賞。障害をひと腰先頭越えた単勝1番人気のホクセイポルシェがそのまま押し切って世代最初の重賞ウイナーに。2着に7番人気のアヤノダイマオー、3着に8番人気のショータイムとそれぞれ伏兵が入ったことで、予想対決の的中者はなしという結果になりました。

【集計】投資額 6,000円×11R=66,000円

 荘司  -33,650円
 斎藤  -35,020円
 矢野  -35,780円
 須田  -50,300円
 赤見  -51,500円
 目黒  -58,300円
---------------------------------------
 白組  -121,100円
 紅組  -143,450円

10/15ナナカマド賞予想 矢野吉彦

2023年10月15日(日)

端枠ユーフォリアに妙味あり

 今さらながら思うんですけど、堅いか大荒れか、ちょうどいいくらいがないのがばんえいの重賞なんですかねぇ。銀河賞はガッチガチ。ワイド総流しの私にとっては、嬉しくもあり嬉しくもない結果になっちゃいました。

 とはいえ、そろそろ荒れる頃じゃないですか?なんて勝手に考えて、ナナカマド賞はユーフォリアを軸にすることにしました。1トンを超える馬体は重賞でこそ活きそう。ホクセイポルシェ、ミチシオより10㎏軽いここなら、端枠でも狙えると見ました。

 資金配分は、ホクセイポルシェに1500円、ミチシオに1000円、他の7頭に各500円とします。

 これが当たると今後へ向けて弾みがつきそうなんですけどね。では、今回はこのへんで。

◎10 ユーフォリア
○2 ホクセイポルシェ
▲7 ライジンサン
△1 ミチシオ
△4 アヤノダイマオー
△6 グランドスターダム

ワイド
2-10 1500円
1-10 1000円
10-3,4,5,6,7,8,9 各500円 計6000円

10/15ナナカマド賞予想 荘司典子

スマイルカナと今井千尋騎手に期待

 10月7日東京競馬場で行われた『ばんえい十勝フェア』に足を運んでくださった方々、どうもありがとうございました。4年ぶりに行われたトークショーでは府中のターフビジョンにばんえい競馬のレースが映し出され、多くのお客様に迫力あるばんえい競馬の魅力が伝わったのではないでしょうか。

 さて今週の重賞はナナカマド賞。いよいよ2歳馬の重賞がスタートしますね。

 注目したのはスマイルカナ。牝馬限定の8月の白菊賞と9月のいちい賞で1番人気に推されながらも2着に敗れましたが、デビュー戦も含めて牡馬相手のレースでは4勝を挙げています。特に2走前のはませよ記念では今回も出走するホクセイポルシェ、ミチシオ、ライジンサンらをまとめて破っての価値ある勝利。今回も実に楽しみな存在です。

 鞍上の今井千尋騎手は重賞初騎乗。人馬ともにフレッシュな女子パワーで好レースに期待します。

 馬券はスマイルカナを軸にした馬複とワイドで勝負します。

◎8 スマイルカナ
○2 ホクセイポルシェ
▲7 ライジンサン
△1 ミチシオ
△6 グランドスターダム

馬複
8-1,2,6,7 各500円
ワイド
8-1,2,6,7 各1000円 計6000円

10/15ナナカマド賞予想 赤見千尋

2023年10月14日(土)

勝負強さを信頼してミチシオ

 2歳世代最初の重賞ナナカマド賞。
 メムロボブサップやキングフェスタが勝っているので、やはり世代の頂点に立つ馬が勝つイメージなのですが、でもメムロボブサップって2番人気だったんですよね。昨年も2番人気のタカラキングダムが勝っているし、世代トップクラスではあるけれども1番人気が勝つとは限らない、というところがポイントでしょう。

 と言っても本命はミチシオ。おそらく1番人気ですよね?
 青雲賞では同重量のホクセイポルシェに後れての2着でしたが、前走できっちり巻き返しました。力的には互角だと思いますし、さらに重量が増えると体の大きいホクセイポルシェの方が有利かなとは思いますが、ここまで5勝している勝負強さを信じて本命にしました。

 対抗はホクセイポルシェ。
 イメージ的に昨年のキョウエイプラスVSタカラキングダムの構図が、ミチシオVSホクセイポルシェと被って見えるので、ここは初重賞制覇のチャンスもあると思います。

 上記2頭が強い印象で、あとは馬場状態や流れひとつで変わってきそうです。
 前走で成長を見せたライジンサン、夏場から巻き返して来たスマイルカナ、力を付けているグランドスターダムまで。

◎1 ミチシオ
○2 ホクセイポルシェ
▲7 ライジンサン
△8 スマイルカナ
△6 グランドスターダム

3連単
1,2→1,2→7,8,6 各1000円 計6000円

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