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今週の見どころ(11/11~11/13)

2023年11月 9日(木)

 今週からの第16回開催より本走路のヒーティングシステムが稼働し、ゴール前の砂障害が撤去された状態で競馬が行われます。昨季オフには、スタート地点から第2障害前までのロードヒーティングのパイピング更新が行われており、昨季までとヒーティングの効き具合など変化があるのかにも注目です。
 12日(日)のメインには、4歳女王決定戦・クインカップが行われます。近年は前哨戦の紅バラ賞で上位人気に推され馬券絡みした馬が、ここでも人気にこたえるケースが多い重賞です。

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【第16回開催1日目】
 11月11日(土)のメイン第11レースには、摩周湖特別(A2級-1組・20:00発走予定)が行われます。

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 前開催は、A2級でも今季の収得賞金が多い馬はB1級混合の夕刊フジ杯に出走。今回は平場の2組を使われた馬と対戦します。
 ◎ジェイホースワンは、2開催前のペルセウス特別の勝ち馬で夕刊フジ杯では3着。前走は格下相手とはいえ上位3頭はA2級の4歳馬。エンジンがかかるといい脚で伸び、勝ち馬テッチャンと3秒2差なら悪くありません。テッチャンは障害にモロさがあり、今開催から基礎重量が増えていることを考えれば逆転可能でしょう。
 ○ロングビユウテイは、前走A2級-2組が昇級初戦ながら3着に健闘しています。昨季は終盤にA2へ昇級し特別戦の2走(重量725~735キロ)は障害で苦戦しましたが、今回の700キロなら克服可能。メンバーで唯一、賞金ハンデの加増がないのも恵まれています。
 ▲コウシュハハイジーは、ペルセウス特別の3着馬。昨季まで古馬の特別戦で3着以内なしでしたが、今季はB1級、A2級で馬券絡み計2回と成長しています。
 △テッチャンは、基礎重量増と賞金ハンデが5キロ増え計10キロとなるのが影響しそうです。

【第16回開催2日目】
 11月12日(日)のメイン第11レースには、重賞・第48回クインカップ(4歳牝馬・20:00発走予定)が行われます。

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 2歳の黒ユリ賞、3歳のばんえいオークスは定量でしたが、4歳女王決定戦はクラス別定重量で争われます。
 ◎ダイヤカツヒメは、ばんえいオークス馬。紅バラ賞は5着でしたが、勝ったサツキヤッテマレと20キロ差でわずか5秒7差。前哨戦と割り切れば無理をさせる必要はなく、好ステップを踏めたはず。前走時の体重がメンバー最小ですが、夏休み明け3戦目とフレッシュな状態で、さらには1開催空けての臨戦なら馬体減の心配も少ないでしょう。
 ○スーパーシンデレラは、今季17戦4勝、2着7回、3着2回。馬券圏外だった4回も勝ち馬との差は最大10秒5と崩れがありません。紅バラ賞も4着とはいえ4頭接戦による優勝争いを演じてのもの。障害力が武器で、当時から各馬30~40キロ増となるここはお誂え向きの舞台といえます。
 ▲アローリキヒメも、今季4走目から10戦連続で3着以内とスーパーシンデレラに劣らぬ好調さ。3走前の自己条件戦を685キロで制しており、その点、670キロの紅バラ賞が7着だったのをどう見るかですが、本来はもう少し行き脚がつくタイプ。今回は勝負に出るでしょう。
 △シンエイアロイは、牝馬として唯一、重賞・銀河賞に挑戦し5着でした。紅バラ賞は3着惜敗で、牡馬に揉まれた成果を見せたいところ。

【第16回開催3日目】
 11月13日(月)のメイン第11レースには、トドワラ特別(オープン-2組・19:55発走予定)が行われます。

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 ◎ヤマカツエースは、2開催前のオープン-1組・狩勝賞で2着に好走。メムロボブサップにこそ並ぶ間もなく交わされたものの、いい伸び脚をみせました。世代限定戦、自己条件を問わず4戦続けて3着以内と地力強化を印象づけます。今回は2組と相手に恵まれており、勝ち切ることができれば、正月の明け5歳重賞・天馬賞へ向け弾みがつきそうです。
 ○アアモンドキーマンは、オープン昇級後勝ち星に恵まれませんが、狩勝賞でも逃げて5着と見せ場がありました。メンバー中、同レースを使われていたのはヤマカツエースとこの馬の2頭だけ。2組なら後続の追い上げをしのぎ切れるかもしれません。
 格では北見記念組の3頭が上位。いずれもひと息の近況ですが、障害の安定感とハンデの面で▲コマサンブラックは軽視できません。
 △サクラヒメは、7月末のオープン混合の特別戦でヤマカツエースやコマサンブラックに先着。ただそのレース以来、約3カ月半ぶりの実戦だけに押さえくらいの評価が妥当でしょう。

11/5ばんえい菊花賞回顧

2023年11月 6日(月)

マルホンリョウユウが3歳二冠制覇

 11月5日(日)には重賞・ばんえい菊花賞(3歳オープン)が行われ、マルホンリョウユウが断然人気に応え、3歳二冠目も制しました。

【出走馬】※カッコは負担重量、右の数字は単勝最終オッズ
 1.ベニサクラ(680) 91.6
 2.スーパーチヨコ(680) 5.5
 3.マルホンリョウユウ(720) 1.7
 4.キョウエイプラス(720) 85.0
 5.ジェイヒーロー(700) 25.0
 6.キタノミネ(700) 11.7
 7.タカラキングダム(720) 4.7
 8.アシュラダイマオー(710) 60.9
 9.ホクセイタイヨウ(700) 8.3

 3歳一冠目・ばんえい大賞典を制したマルホンリョウユウは、前哨戦・秋桜賞もトップハンデで勝利。今回は最大40キロ差のトップハンデとなりましたが、単勝1.7倍と断然人気に。2歳時にナナカマド賞を制したタカラキングダムですが、今季の勝利はとかちダービーのみ。それでも復調がうかがえる近況から2番人気に支持されました。近走好調の牝馬スーパーチヨコ、ばんえい大賞典2着のホクセイタイヨウが人気で続きました。

 キョウエイプラス、マルホンリョウユウ、スーパーチヨコの3頭がほとんど同時に第1障害を先頭で越え、ジェイヒーローがすぐに位置取りを上げてきます。キタノミネ、タカラキングダム、ホクセイタイヨウも先行争いに加わり、前は入れ替わりながら進んでいきます。中間点を過ぎたあたりではキョウエイプラスとベニサクラを除く8頭がほとんど横一線という展開。第2障害下に最初に到達したのはキタノミネとジェイヒーローで、マルホンリョウユウもすぐに到達。ここまで66秒というペースで流れました。
 ひと息入れたキタノミネが最初に仕掛けますが、天板で膝をついてしまいます。続いたジェイヒーローとマルホンリョウユウがほとんど同時に先頭でクリア。スーパーチヨコ、立て直したキタノミネが続き、やや離れた5番手からホクセイタイヨウが追いかける展開となりました。
 障害を降りた勢いでマルホンリョウユウが先頭に立つと、スーパーチヨコが差を詰めますが、マルホンリョウユウの脚色は鈍ることなく、残り20メートルから再び後続を引き離して先頭でゴール。スーパーチヨコは残り10メートルで座り込んでしまいます。ジェイヒーローとホクセイタイヨウの2着争いは、ゴール線上で詰まったジェイヒーローを交わしてホクセイタイヨウが先着。ジェイヒーローもすぐに立て直して3着に入りました。

 この世代は2歳シーズン三冠を異なる馬が制し、中心馬不在の混戦でしたが、ばんえい大賞典で重賞初制覇を果たしたマルホンリョウユウが3歳二冠制覇。12月29日のばんえいダービーには、史上6頭目の3歳三冠の期待がかかります。

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鈴木恵介騎手「ハンデ面を考え、馬場状態を見ながらいろいろ考えていました。(馬場状態は)軽くならなすぎてマルホンリョウユウにとってはちょうど良い馬場でした。道中の反応も良く、良い感じに折り合いもついていたので良い状態でレースができました。(夏を過ぎて)馬自体が落ち着いてきたので、乗りやすくなってきました。(三冠目について)最後はノーハンデの"ダービー"ですが、絶対はないので、勝てるように頑張りたいです」

ばんえい菊花賞 予想結果

矢野さんが首位に浮上!

今年度の予想対決第13Rはばんえい菊花賞。障害を2番手で越えたマルホンリョウユウが降りてすぐに抜け出すと、後続を徐々に引き離し断然人気に応えました。予想対決はマルホンリョウユウに重い印を打っている人が多く、4名が的中。ワイド2点を当てた矢野さんが首位に浮上しました。

須田:3連単300円的中! 収支+22,320円
矢野:ワイド1000円ダブル的中! 収支+11,200円
目黒:馬単1500円的中! 収支+6,150円
荘司:馬複1000円的中! 収支-400円

【集計】投資額 6,000円×13R=78,000円

 矢野  -30,580円
 須田  -33,980円
 荘司  -40,050円
 斎藤  -47,020円
 目黒  -58,150円
 赤見  -63,500円
---------------------------------------
 白組  -111,580円
 紅組  -161,700円

11/5ばんえい菊花賞予想 荘司典子

2023年11月 4日(土)

マルホンリョウユウとタカラキングダムに期待

 3歳三冠路線の二冠目はばんえい菊花賞。一冠目のばんえい大賞典で人気に応えたマルホンリョウユウは前哨戦の秋桜賞も勝って二冠達成に向けて視界良好。当然今回も人気になると思いますが、世代限定戦重賞では勝ち負けできる存在。

 ただ相手は大混戦。どの馬を相手筆頭にするか迷うところですが、2歳最初の重賞・ナナカマド賞の勝ち馬、タカラキングダムにしました。2番人気だったばんえい大賞典では6着に敗れましたが、もともとはヤングチャンピオンシップや翔雲賞でも上位争いをしていた素質馬。気持ちの面も大きいようなので、今回の7枠7番ならやる気を出してくれるはず。好走に期待します。

 ただ、まだこの世代の順位付けははっきり定まっていないので、本命馬に全幅の信頼を置くには不安が残ります。というわけで馬券はマルホンリョウユウが3着以下になることも想定して買うことにしましょう。馬複でマルホンリョウユウを軸に流し、さらに対抗タカラキングダムを軸にした馬券もおさえてみます。

◎3 マルホンリョウユウ
○7 タカラキングダム
▲9 ホクセイタイヨウ
△6 キタノミネ
△8 アシュラダイマオー

馬複
3-7 1500円
3-6,8,9 各1000円
7-6,8,9 各500円 計6000円

11/5ばんえい菊花賞予想 須田鷹雄

親子制覇なるかホクセイタイヨウ

 ばんえい大賞典を勝ち、前哨戦を快勝した○マルホンリョウユウが人気だろう。近況だけを考えたらそれが当然の結論ということになるが、この世代は絶対王者が君臨するというのではなく、勝ったり負けたりの関係性で来た。○以外に1着を望める馬を探したいところだ。

 ◎ホクセイタイヨウでいく。ずっと掲示板に載り続けている安定株で、上位争いそのものは必至。他馬が障害で失敗したり重量差に泣いたりといったことが起きるほど、この馬が相対的に浮上する。
 ◎の父フジダイビクトリーはばんえい菊花賞で、親子制覇を期待。ちなみに父が勝ったときは3着に人気薄イワキが来て、3連単10万馬券。本欄の予想で私が当てた中では最高配当ではないかと思う。再現を期待して、◎1着の絡みは3着を「全」で行き人気薄馬の激走に期待する。

◎9 ホクセイタイヨウ
○3 マルホンリョウユウ
▲2 スーパーチヨコ
☆7 タカラキングダム
△5 ジェイヒーロー
△6 キタノミネ

3連単
9→2,3,7→1,2,3,4,5,6,7,8 各200円
9→3→2,7    各300円
3→9→2,5,6,7  各300円 計6000円

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