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今週の見どころ(11/25~11/27)

2023年11月23日(木)

 ばんえい十勝では、今週からの第17回開催より準ナイター開催がスタートします。ナイター開催より30~45分程度レース発走が繰り上がりますのでご注意ください。
 26日(日)のメインには、重賞・ドリームエイジカップが組まれています。4、5、6、7歳、8歳以上の各世代から通算収得賞金順に2頭ずつ選抜されての争い。今季の収得賞金220万円につき別定10キロ増という条件は10月の北見記念と同じですが、当時から90キロ減のオープン760キロと春の重賞なみの重量で行われるのが特徴です。

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【第17回開催1日目】
 11月25日(土)のメイン第11レースには、ピヤシリ特別(B1級混合-1組・19:30発走予定)が行われます。

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 前開催の五稜郭特別(B1級-1組)は、3歳馬ホクセイタイヨウが早めに先頭に立って快勝。上位3頭は今開催から揃ってA2へ昇級しています。
 注目は4着だった◎オオゾラマミ。3、4歳が多いメンバーでじっくり構えて追走し、最後まで末脚を伸ばしてメンバー最先着に健闘しました。8番人気でしたが、2走前に通算で初の特別戦を使われての上積みが感じられる内容。前走とは違って水分が少ない重めの馬場さえ克服できれば勝機十分。
 3歳馬○キタノミネは、五稜郭特別では2番人気で7着。直線早めに一杯になったのは初のB1級の特別戦だったからでしょうか。ただこの馬より先に障害を越えた1、2着馬が不在なら反撃のチャンス。
 3歳馬▲ジェイヒーローは、本来キタノミネより前で競馬できる馬。前走で苦戦した障害さえ立て直せれば勝ち負けでしょう。
 △サカノハマナカは、6走前のB1級-1組特別戦で3着。前走2組の平場戦でB1昇級後の初勝利を挙げています。船山蔵人騎手から乗替わりですがマイペースで行ければ差はないはず。

【第17回開催2日目】
 11月27日(日)のメイン第11レースには、重賞・第14回ドリームエイジカップ(4歳以上選抜・19:25発走予定)が行われます。

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 すべてオープン馬で、昨年に続き出走しているのは、1着メジロゴーリキ(8歳以上)と8着キョウエイリュウ(6歳)の2頭のみ。7歳世代は4歳時から3年連続で、メムロボブサップとアオノブラックでしたが今年はともに不在で、インビクタとコマサンブラックが初参戦です。
 注目はその◎インビクタ。八冠馬メムロボブサップや、アオノブラックと同世代だった不運もあって、初重賞制覇は6歳になった昨秋の岩見沢記念。このとき重賞ではじめて二強ともに先着を果たしています。今年4月のばんえい十勝オッズパーク杯で重賞2勝目と、700キロ台なら優勝に手が届くようになっています。二強とも不在のここはまたとないチャンス。
 ○サクラヒメは、牝馬ながら今年の天馬賞を制した明け5歳のチャンピオン。今年5月に牝馬限定のカーネーションカップ2着はありますが、牡馬一線級の重賞は初挑戦。とはいえ紅一点で最軽量740キロなら侮れません。
 ▲メジロゴーリキは、昨年の勝ち馬で今年も同じ重量。ただ今年は軽量牝馬サクラヒメがいることで、展開に乱れが生じると連覇までは厳しいかもしれません。
 △ゴールドハンターは、ばんえいグランプリ2着、北見記念3着。700キロ台では息を入れて追走できるか不安はありますが、一発ある決め手を秘めています。

【第17回開催3日目】
 11月27日(月)のメイン第11レースには、知床賞(オープン・19:25発走予定)が行われます。

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 前日に重賞が組まれたこともあり、A1からの昇級初戦馬2頭を含むオープンでも2組程度のメンバー。
 前走オープン-1組特別戦を勝った4歳馬◎ツガルノヒロイモノが主役です。8月のオーブン昇級後苦戦続きでしたが、スピード勝負の疾風賞を使われたことでスイッチが入ったのか、オープン-1組でも好勝負。前走のオータムカップは、インビクタ、オーシャンウイナー、キングフェスタらを下しています。賞金別定15キロ増は厳しいですが、この相手関係なら期待できます。
 ○コウテイは、オープン昇級初戦ですが、昨季終盤はオープン-2組特別戦で続けて馬券に絡み、ばんえい記念にも出走したほど。ヒーティングがきいた馬場も合いそうで格負けしません。
 ▲ヤマトタイコーは、今季A1級との混合戦しか勝っていませんが、今回はオープン馬同士でも相手が楽。上位進出が期待できます。
 △ミノルシャープは、特別戦では安定して掲示板内を確保しています。勝ちみに遅く2、3着ならチャンスが見込めます。

今週の見どころ(11/18~11/20)

2023年11月16日(木)

 昨年12月デビューの今井千尋騎手が、11月6日にばんえい史上最速で通算100勝を達成(帯広市単独開催後)したニュースは一般紙でも取り上げられました。ばんえい競馬では通算50勝に達すると減量騎手卒業となります。現在の減量騎手(もともと10キロ減がある女性騎手を除く)は、今井騎手と同期の小野木隆幸騎手と、19年12月デビューの林康文騎手。林騎手は前週2勝を挙げ、通算45勝。ばんえいの騎手で今年度の単勝回収率が唯一、100%超(11月13日終了時点)と人気薄での活躍が目立ち、まもなく一本立ちとなりそうです。
 今週は重賞は組まれておらず、19日(日)メインのオープン-1組・オータムカップに注目です。

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【第16回開催4日目】
 11月18日(土)のメイン第11レースには、五稜郭特別(B1級-1組・20:00発走予定)が行われます。

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 前開催には重賞・ばんえい菊花賞が組まれ、B1級馬はホクセイタイヨウの2着を筆頭に、ジェイヒーロー3着、キタノミネ4着といずれも人気以上の成績を収めました。その3頭が昇級せずに今開催は1組特別戦に出走します。
 注目は◎ジェイヒーロー。この条件初挑戦だった9月の長月特別では先行し接戦の3着争いの末、4着とメドの立つ走り。砂の入れ替え直後にこれだけやれれば、ロードヒーティング効果があるであろう馬場も苦にしないはず。賞金別定5キロ増も不利ではありません。
 ○ジャパントップは、長月特別を制した4歳馬。障害を越えたのはジェイヒーローとほぼ同時でしたが、突き放したのは1年のキャリアの差かもしれません。ただ当時、3歳馬はジェイヒーローだけだったのに対し、今回は3頭に増加。牝馬も増えているだけに、楽に先行できるかどうか。
 ▲ホクセイタイヨウは、今回がB1昇級後初の特別挑戦で賞金ハンデ10キロ増と楽ではありません。しかし、今季条件問わず4着以内と充実しており、狙ってみたくなる魅力があります。
 3頭目の3歳馬△キタノミネは、主戦の鈴木恵介騎手がプラス。押さえておきたいです。

【第16回開催5日目】
 11月19日(日)のメイン第11レースには、オータムカップ(オープン-1組・20:00発走予定)が行われます。

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 6頭立ての少頭数。次週に世代選抜重賞・ドリームエイジカップが組まれていますが、今回のメンバーから出走する馬は少なそうです。
 ◎インビクタは、ばんえい十勝オッズパーク杯の勝ち馬。特別戦で賞金ハンデ10キロを課されてから勝ち切れませんでしたが、15キロに増えた初戦の秋陽特別を差し切っています。前走の北見記念こそ先行して詰めを欠いた(4着)ものの、脚質に幅が出て昨季より走りが安定しています。今回のメンバーは最低でも賞金ハンデ10キロを課されていることから、20キロ増でもさほど不利な印象はなし。ドリームエイジカップの7歳代表は、回避がなければメムロボブサップとアオノブラックで決まりで、ここに注力できるはず。
 ○ツガルノヒロイモノは、2走前の狩勝賞でメムロボブサップの3着。現役最強馬にこそゴール前でつかまりましたが、見せ場多い走りでした。今回4歳馬は2頭出走していますが、キングフェスタはドリームエイジカップ出走圏内。インビクタと同様、力を発揮できるでしょう。
 ▲オーシャンウイナーは、近走ひと息。しかし前走の狩勝賞では、障害ひと腰から一瞬いい脚を使って、2走前と同じ7着でも進境がうかがえます。5歳世代の通算収得賞金順トップで、ドリームエイジカップへ向け、ここで手応えをつかんでおきたいところでしょう。
 軽めの馬場が予想されるだけに△ゴールドハンターが末脚発揮のシーンも一考です。

【第16回開催6日目】
 11月20日(月)のメイン第11レースには、羊蹄山特別(A1級-1組・20:05発走予定)が行われます。

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 昇級初戦のホクセイウンカイ以外は、A1級-1組・トゥインクルファンファーレ賞か、オープン混合・サロマ湖特別を使われていたメンバーです。
 ◎センリョウボスは、5月のA1昇級後、馬券絡みがありませんでしたが、ほとんどのレースで障害はひと腰。特別戦に定着し負担重量が700キロ台に乗った夏ごろから成績が上向き、目下8戦続けて3着以内と好調です。トゥインクルファンファーレ賞は詰めを欠いて3着でしたが、当時と違うのはロードヒーティングが入った馬場であること。ここを勝てばオープン昇級となります。
 ○オールラウンダーは、センリョウボスとは逆で夏場に成績を落としました。9月23日のデイリースポーツ杯で、センリョウボスの3着に逃げ粘って復活。サロマ湖特別は5着とはいえA1級馬として再先着を確保しており、ここに入れば差はありません。
 ▲ヤマノコーネルは、トゥインクルファンファーレ賞5着ですが、1組特別戦(混合戦含む)2勝の実績上位です。
 △ホクセイウンカイは、昇級初戦ですが、骨っぽい相手関係で好勝負続き。9月の4歳重賞・銀河賞では、障害ひと腰から4着。7着ヤマノコーネルに大きく先着しており、いきなり通用して不思議ありません。

11/12クインカップ回顧

2023年11月13日(月)

アローリキヒメが接戦を制す

 11月12日(日)には重賞・クインカップ(4歳牝馬オープン)が行われ、単勝7番人気のアローリキヒメが、1番人気シンエイアロイをゴール前で交わし重賞初制覇となりました。

【出走馬】※カッコは負担重量、右の数字は単勝最終オッズ
 1.シンエイアロイ(710) 4.1
 2.ダイヤカツヒメ(710) 4.3
 3.ホクセイサクランボ(700) 14.1
 4.アローリキヒメ(700) 14.6
 5.スーパードリーム(690) 53.9
 6.サツキヤッテマレ(700) 4.6
 7.ピュアリーナナセ(700) 27.5
 8.スーパークイーン(690) 153.3
 9.スーパーシンデレラ(690) 5.8
 10.スイ(700) 5.1

 4歳女王を決める戦いに10頭がそろいましたが、難解な一戦に。単勝1番人気は銀河賞5着、前哨戦の紅バラ賞でトップハンデながら僅差3着のシンエイアロイでしたが、ばんえいオークス、カーネーションカップを制したダイヤカツヒメ、紅バラ賞を逃げ切ったサツキヤッテマレ、さらにスイ、スーパーシンデレラまで5頭が単勝4~5倍台で拮抗。3連単では1番人気でも60倍台と、人気は割れました。

 第1障害をダイヤカツヒメとスーパーシンデレラが最初に越えますが、ダイヤカツヒメがひと息入れたところで、スーパードリームが先頭に替わり、アローリキヒメも位置取りを上げてきます。前日からロードヒーティングが稼働され、馬場水分2.2%と比較的軽い馬場ながら各馬慎重な歩みで、後続もそれほど差のない展開。中間点を過ぎてもスーパードリームが先行しましたが、第2障害手前でひと息。アローリキヒメがわずかに先頭で第2障害下に到達し、前半は68秒で進みました。
 第2障害ではサツキヤッテマレが行きたがるように直行するも途中でひと息。続々と仕掛けたなかからシンエイアロイが最初に障害をクリアし、スーパードリーム、アローリキヒメ、ダイヤカツヒメ、スーパーシンデレラと差なく続き、後続は離れました。
 残り30メートルあたりからスーパーシンデレラの行き脚が鈍ると、前4頭がほぼ横一線の接戦となります。半馬身ほどリードしていたシンエイアロイでしたが、徐々に差を詰めてきたアローリキヒメが最後にもうひと伸びして先頭でゴール。シンエイアロイはわずかに2着。3着争いも接戦で、一旦は2番手まで上がっていたダイヤカツヒメをゴール前で交わしたスーパードリームが3着に入りました。

 勝ったアローリキヒメは、ばんえいオークス(6着)以来2度目の重賞挑戦で、単勝7番人気という評価でしたが、接戦を制して初タイトル。手綱を取った中山直樹騎手はこの勝利が通算300勝目となりました。3着スーパードリームは9番人気で、3連単は16万3480円という高配当となりました。

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中山直樹騎手「不覚にも大きなケガをしたため、数カ月レースを休むことになってしまったのですが、いざ復帰したからといって今まで乗っていた馬がすべて戻ってくるわけではなく、そんななかでこの大きなレースで勝てる望みのある馬を僕で挑んでくれた、その気持ちに応えられてほっとしています。強い馬が何頭かいて、楽なレースではないと思っていましたが、チャンスはあると思い、挑戦者のような気持ちで挑みました。障害まで先手をとることができなかったんですが、馬のペースで行くことを心掛けました。(残り)10メートル付近で手綱が絡まって叩けなくなった瞬間があった時にとても焦りましたが、なんとか復旧できてよかったです」

クインカップ 予想結果

今週は的中者なし

今年度の予想対決第14Rはクインカップ。レースは単勝1番人気のシンエイアロイが障害を先頭で越え、スーパードリーム、アローリキヒメ、スーパーシンデレラ、ダイヤカツヒメと続く展開に。シンエイアロイが終始リードを取っていましたが、ゴール手前でひと伸びした単勝7番人気のアローリキヒメが差し切って勝利。3着にも9番人気のスーパードリームが入った結果、今週の予想対決は的中者なしという結果になりました。

【集計】投資額 6,000円×14R=84,000円

 矢野  -36,580円
 須田  -39,980円
 荘司  -46,050円
 斎藤  -53,020円
 目黒  -64,150円
 赤見  -69,500円
---------------------------------------
 白組  -129,580円
 紅組  -179,700円

11/12クインカップ予想 荘司典子

2023年11月12日(日)

ダイヤカツヒメとシンエイアロイの2頭軸で

 マルホンリョウユウが二冠を達成したばんえい菊花賞は4名が的中。私も馬複が当たったものの収支は-400円で、大きくプラス収支だった矢野さんと須田さんに抜かれてしまいました。とはいえ馬券対決は僅差の大接戦(マイナスの戦いで面目ないですが)。振り出しに戻った気持ちで予想していきたいと思います。

 さて、4歳牝馬の重賞・クインカップ。本命はこの世代のばんえいオークス馬・ダイヤカツヒメ。今年5月のカーネーションカップも制した実力馬。夏の間は休養したのち10月の復帰戦・疾風賞は牡馬相手に3着。前走・紅バラ賞は1番人気5着でしたが、目標であるこのレースに向けて叩き3戦目で状態を上げてきているはず。

 キングフェスタら牡馬相手の重賞・銀河賞5着の成績が光るシンエイアロイ。着実に力を付けている印象で、そろそろ重賞タイトルに手が届くかもしれません。

 馬券はダイヤカツヒメとシンエイアロイの馬複。そして◎○の2頭軸でホクセイサクランボ、サツキヤッテマレ、スーパーシンデレラ、スイの4頭を相手にした3連単で勝負します。

◎2 ダイヤカツヒメ
○1 シンエイアロイ
▲3 ホクセイサクランボ
△6 サツキヤッテマレ
△9 スーパーシンデレラ
△10 スイ

馬複
1-2 2000円
3連複
1,2-3,6,9,10 各1000円 計6000円

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