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今週の見どころ(9/30~10/2)

2023年9月28日(木)

 年間25開催で実施されている今季のばんえい競馬は、今週・来週の第13回開催がちょうど中間となります。
 10月1日(日)のメインには、3歳オープンによるオッズパーク杯秋桜賞が組まれています。21年には三冠重賞不出走だったサクラヒメが、このレースで世代限定オープン戦初勝利を挙げると、その後、11月にばんえい菊花賞、12月にばんえいオークスと制し、一躍スターダムへのし上がっていきました。今年の3歳一冠目・ばんえい大賞典は、2歳シーズンの重賞勝ち馬が不振に終わりましたが、ここでさらに勢力図に変化があるかもしれません。

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【第13回開催1日目】
 9月30日(土)のメイン第11レースには、田山産業ばん馬大会記念(A1級-1組・20:10発走予定)が行われます。

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 前開催は通算収得賞金順の編成で、同条件A1級の特別戦・デイリースポーツ杯を使われていたのは、1着センリョウボス、3着オールラウンダーの2頭のみ。またA2級-1組・千樹橋特別の1、4、5着馬が昇級初戦を迎えます。
 注目はデイリースポーツ杯1着◎センリョウボス。好調馬が出走してきやすい今季の収得賞金順のA1級特別戦(混合戦含む)で2、3、2着と続けて馬券絡みしていたことを考えると、与しやすいメンバーだったデイリースポーツ杯で、1番人気にこたえたのは当然ともいえます。今回は今季の収得賞金順にしては相手に恵まれた印象があり、連勝に期待します。
 ○ヤマノコーネルは、2開催前の菊月特別(A1・A2級混合)でセンリョウボスを振り切って勝利。ただ、当時から賞金ハンデ5キロを課されているためやや割引きです。
 ▲オールラウンダーは、3着だったデイリースポーツ杯が昇級後、特別戦で初の馬券圏内。ここも極端な時計勝負にはならないはずで有力視できます。
 △コウテイは、約2カ月ぶりの実戦。ただ、休む前はA1級やオープン混合の特別戦で好勝負続き。1度叩かれてという感もありますが、軽視できません。

【第13回開催2日目】
 10月1日(日)のメイン第11レースには、オッズパーク杯秋桜賞(3歳オープン・20:00発走予定)が行われます。

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 7月30日の重賞・ばんえい大賞典1~4着馬が有力。ただし1、2、4着馬は当時から重量据え置きなのに対し、3着馬は10キロ減となっています。
 注目は◎ジェイヒーロー。1着マルホンリョウユウ、5着ジェイホースらと差のない障害クリアからゴール前で止まりかけましたが3着に踏ん張っています。B2からB1へ昇級しましたが、重量格別定戦(B1とB2は同重量)で、ばんえい大賞典より基礎重量10キロ減のため、10キロ減の670キロで出走できるのは有利。勝ってばんえい菊花賞へ弾みをつけるか。
 ○マルホンリョウユウは、1番人気で逃げ切り勝ち。前走のはまなす賞は金田利貴騎手が初騎乗でしたが、今回は主戦の鈴木恵介騎手に戻るのがなによりといえます。
 ▲キタノミネは、ばんえい大賞典6番人気4着と健闘し、目下2連勝と充実。重めの馬場が合うのなら連勝継続の可能性も。
 △ホクセイタイヨウは、ばんえい大賞典3番人気2着で、4歳混合の重賞・はまなす賞では3歳として再先着の4着と地力強化しています。

【第13回開催3日目】
 10月2日(月)のメイン第11レースには、神無月特別(A1級-2組混合・20:00発走予定)が行われます。

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 オープンとA1級の混合ですが、ともにひと息の近況の馬が多いメンバーです。
 注目はA1級の◎ノエルブランです。前走オープン混合の玉泉館特別では勝ったギンジからやや離れた5着でしたが、同馬は近7戦を4勝、3着2回と勢いに乗って今開催からオープンに昇級した上り馬。正攻法で戦いを挑んで障害で苦戦しながら大崩れしなかったのは力の証明といえます。今回、A1級にギンジほどの存在はおらず、オープンも2組なら戦いやすいはずです。
 ○コマサンブラックは、岩見沢記念6着で、特別戦のほうが僅差の戦いができています。しかも今回は格下A1級相手だけに終いの踏ん張り強化に期待です。
 ▲ブラックサファイアは、玉泉館特別では追い込んでノエルブランに先着しての4着。展開次第の面はありますが、同条件なら軽視できません。
 △ネオキングダムは、前走がA1昇級後、世代限定戦以外で初の馬券絡み。重めの馬場が合ったのなら、オープン馬相手でも見せ場以上がありそうです。

9/24銀河賞回顧

2023年9月25日(月)

キングフェスタが4歳三冠に王手

9月24日(日)には重賞・銀河賞(4歳オープン)が行われ、キングフェスタが優勝。障害3番手から一気に抜け出し、単勝1.1倍の断然人気に応えました。

【出走馬】※カッコは負担重量、右の数字は単勝最終オッズ
 1.ヤマノコーネル(730) 52.3
 2.ホクセイウンカイ(720) 34.7
 3.シンエイアロイ(710) 30.0
 4.トワイチロ(720) 出走取消
 5.ヘッチャラ(750) 8.1
 6.ヤマカツエース(740) 8.3
 7.キングフェスタ(750) 1.1
 8.クリスタルコルド(730) 20.5
 9.ツガルノヒロイモノ(750) 26.8

 トワイチロが出走取消になり8頭立てに。4歳世代はここまで重賞6勝のキングフェスタの一強ムードで、同馬は前走のマロニエ賞(オープン-1組)でアオノブラック、メジロゴーリキら古馬一線級相手に圧勝。今回は最大40キロの重量差がありましたが、同世代同士ならと単勝1.1倍の圧倒的支持を集めました。8月のはまなす賞で重賞2勝目を挙げたヘッチャラが8.1倍、同2着のヤマカツエースが8.3倍で、同3着のクリスタルコルドは20.5倍で離れた4番人気となりました。

 キングフェスタが勢いよく第1障害を先頭で越えますが、ホクセイウンカイ、ヤマノコーネル、ヘッチャラが差なく追走。ヤマカツエースとツガルノヒロイモノも位置取りを上げ、前はほとんど横並びになります。先頭が入れ替わりながら進むなか、キングフェスタは慎重に歩を進め、先行勢の後ろに控えます。前はホクセイウンカイがわずかに先頭で第2障害下に到達し、前半は66秒というペースで流れました。
 第2障害下に続々と揃い、最初に仕掛けたのはヤマカツエースで、すんなりとひと腰でクリアすると、ヘッチャラも差なく2番手で通過。キングフェスタが3番手で、ホクセイウンカイは止まりかけながら4番手で越えました。
 キングフェスタは障害を越えた勢いで一気に追い上げると、先頭のヤマカツエースを並ぶ間もなく抜き去ります。後続をグイグイと引き離し、ゴール直前で詰まったものの、立て直す余裕もあって危なげのない勝利となりました。接戦の2着争いは、残り10メートル手前で一旦はヘッチャラが前に出たもののゴール直前でひと息、止まらず歩いたヤマカツエースが交わして2着。ヘッチャラは立て直して3着に入り、上位人気3頭での決着となりました。

 キングフェスタはトップハンデながら2着ヤマカツエースに7秒2差をつける圧勝で、7月の柏林賞に続いて4歳シーズン二冠達成となりました。2歳シーズンはナナカマド賞、イレネー記念、3歳シーズンはばんえい菊花賞、ばんえいダービーとそれぞれ二冠を制していますが、いよいよ4歳シーズンでは三冠がかかります。1月の天馬賞は定量で争われるだけに三冠制覇も大いに期待できそうです。

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鈴木恵介騎手「(二冠達成で)ほっとしています。(前走の)オープンであのメンバーに勝てたのは自信にもなりました。そこまで軽い馬場ではなく、重量も重いので自分のレースをすればなんとか勝てると思って挑みました。(コースの砂の入れ替えについて)この馬にとっては良かったと思います。手応えも前走よりも良く、道中の行きっぷりも良いと感じていました。障害もうまくかかってくれてひと腰で上がってくれました。(障害を)降りてからも歩いてくれる馬なので、いつも通りで良かったです。三冠に向けて、調整してまた優勝できればと思います」

銀河賞 予想結果

今週は3名が的中

今年度の予想対決第10Rは銀河賞。障害を3番手で越えたキングフェスタが一気に先頭を交わすと、そのまま押し切って断然人気に応えました。2着に3番人気のヤマカツエース、3着に2番人気のヘッチャラが入りました。予想対決は矢野さん、斎藤さん、赤見さんの3名が的中となりましたが、上位3頭が印通りの決着となった赤見さんのみがプラス収支となりました。

赤見:3連単1000円的中! 収支+2,500円
矢野:ワイド2000円&1000円的中! 収支-300円
斎藤:馬単1000円的中! 収支-2,100円

【集計】投資額 6,000円×10R=60,000円

 荘司  -27,650円
 斎藤  -29,020円
 矢野  -29,780円
 須田  -44,300円
 赤見  -45,500円
 目黒  -52,300円
---------------------------------------
 白組  -103,100円
 紅組  -125,450円

9/24銀河賞予想 荘司典子

2023年9月24日(日)

ヘッチャラの前残りに期待

 4歳シーズン三冠の二冠目・銀河賞。普通に考えればキングフェスタの二冠達成が濃厚ですよね。前走マロニエ賞はアオノブラックやメジロゴーリキ相手に一人旅。圧巻の強さを見せてくれました。でもでも、おそらく断然人気ですし、矢野さん以外の(!?)他のみなさんも本命にすると思うので今回は少しひねってみることにしました。

 障害上手で先行力があるヘッチャラに期待。3月のポプラ賞に続いて前走・はまなす賞で重賞2勝目を挙げたばかり。今回中枠をひけたのは好材料。キングフェスタと同じ750キロですが、対応可能な斤量。できれば1番手で第2障害を越えて、できるだけ前で粘って欲しいと思います。

 ヘッチャラはここまでナナカマド賞、翔雲賞、イレネー記念、ばんえいダービー、柏林賞と重賞で5回もキングフェスタの2着。ここもこの2頭のワンツーになる可能性大。もちろん逆転にも期待して単勝も買います。

 そしてキングフェスタの力は認めつつ、何が起きるかわからないのが勝負事。キングフェスタ以外の4頭BOXもおさえてみます。

◎5 ヘッチャラ
○7 キングフェスタ
▲8 クリスタルコルド
△6 ヤマカツエース
△9 ツガルノヒロイモノ

単勝
5 1000円
馬複
5-7 2000円
馬複ボックス
5,6,8,9 各500円 計6000円

9/24銀河賞予想 赤見千尋

2023年9月23日(土)

同世代相手ならキングフェスタ

 前走マロニエ賞では古馬に混じってオープンを勝ったキングフェスタ。アオノブラックとは10キロ差、メジロゴーリキとは5キロ差の重量で勝ったわけで、相当な能力の持ち主。いずれはばんえい界をけん引する存在になると思います。
 今回は同世代同士。750キロと最も重い重量ですが、ヘッチャラとツガルノヒロイモノは同重量、ヤマカツエースは10キロ軽いだけですから、この条件であれば力で押し切ってくれるのでは。

 対抗はヤマカツエース。
 キングフェスタを負かすのはなかなか厳しい戦いだと思いますが、ヘッチャラよりも10キロ軽いというのは大きな魅力。安定感もありますし、相手筆頭でしょう。

 ヘッチャラははまなす賞を快勝、ポプラ賞に続く重賞2勝目を挙げました。
 キングフェスタと同重量というのは気になりますが、力のある馬なので上位争いには食い込んできてくれると期待します。

 ヤマノコーネルは730キロということで、展開次第で上位もありそう。

 今シーズン力を付けて来たツガルノヒロイモノまで。

◎7 キングフェスタ
○6 ヤマカツエース
▲5 ヘッチャラ
△1 ヤマノコーネル
△9 ツガルノヒロイモノ

3連単
7→6,5→6,5,1,9 各1000円 計6000円

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