年間25開催で実施されている今季のばんえい競馬は、今週・来週の第13回開催がちょうど中間となります。
10月1日(日)のメインには、3歳オープンによるオッズパーク杯秋桜賞が組まれています。21年には三冠重賞不出走だったサクラヒメが、このレースで世代限定オープン戦初勝利を挙げると、その後、11月にばんえい菊花賞、12月にばんえいオークスと制し、一躍スターダムへのし上がっていきました。今年の3歳一冠目・ばんえい大賞典は、2歳シーズンの重賞勝ち馬が不振に終わりましたが、ここでさらに勢力図に変化があるかもしれません。
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【第13回開催1日目】
9月30日(土)のメイン第11レースには、田山産業ばん馬大会記念(A1級-1組・20:10発走予定)が行われます。
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前開催は通算収得賞金順の編成で、同条件A1級の特別戦・デイリースポーツ杯を使われていたのは、1着センリョウボス、3着オールラウンダーの2頭のみ。またA2級-1組・千樹橋特別の1、4、5着馬が昇級初戦を迎えます。
注目はデイリースポーツ杯1着◎センリョウボス。好調馬が出走してきやすい今季の収得賞金順のA1級特別戦(混合戦含む)で2、3、2着と続けて馬券絡みしていたことを考えると、与しやすいメンバーだったデイリースポーツ杯で、1番人気にこたえたのは当然ともいえます。今回は今季の収得賞金順にしては相手に恵まれた印象があり、連勝に期待します。
○ヤマノコーネルは、2開催前の菊月特別(A1・A2級混合)でセンリョウボスを振り切って勝利。ただ、当時から賞金ハンデ5キロを課されているためやや割引きです。
▲オールラウンダーは、3着だったデイリースポーツ杯が昇級後、特別戦で初の馬券圏内。ここも極端な時計勝負にはならないはずで有力視できます。
△コウテイは、約2カ月ぶりの実戦。ただ、休む前はA1級やオープン混合の特別戦で好勝負続き。1度叩かれてという感もありますが、軽視できません。
【第13回開催2日目】
10月1日(日)のメイン第11レースには、オッズパーク杯秋桜賞(3歳オープン・20:00発走予定)が行われます。
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7月30日の重賞・ばんえい大賞典1~4着馬が有力。ただし1、2、4着馬は当時から重量据え置きなのに対し、3着馬は10キロ減となっています。
注目は◎ジェイヒーロー。1着マルホンリョウユウ、5着ジェイホースらと差のない障害クリアからゴール前で止まりかけましたが3着に踏ん張っています。B2からB1へ昇級しましたが、重量格別定戦(B1とB2は同重量)で、ばんえい大賞典より基礎重量10キロ減のため、10キロ減の670キロで出走できるのは有利。勝ってばんえい菊花賞へ弾みをつけるか。
○マルホンリョウユウは、1番人気で逃げ切り勝ち。前走のはまなす賞は金田利貴騎手が初騎乗でしたが、今回は主戦の鈴木恵介騎手に戻るのがなによりといえます。
▲キタノミネは、ばんえい大賞典6番人気4着と健闘し、目下2連勝と充実。重めの馬場が合うのなら連勝継続の可能性も。
△ホクセイタイヨウは、ばんえい大賞典3番人気2着で、4歳混合の重賞・はまなす賞では3歳として再先着の4着と地力強化しています。
【第13回開催3日目】
10月2日(月)のメイン第11レースには、神無月特別(A1級-2組混合・20:00発走予定)が行われます。
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オープンとA1級の混合ですが、ともにひと息の近況の馬が多いメンバーです。
注目はA1級の◎ノエルブランです。前走オープン混合の玉泉館特別では勝ったギンジからやや離れた5着でしたが、同馬は近7戦を4勝、3着2回と勢いに乗って今開催からオープンに昇級した上り馬。正攻法で戦いを挑んで障害で苦戦しながら大崩れしなかったのは力の証明といえます。今回、A1級にギンジほどの存在はおらず、オープンも2組なら戦いやすいはずです。
○コマサンブラックは、岩見沢記念6着で、特別戦のほうが僅差の戦いができています。しかも今回は格下A1級相手だけに終いの踏ん張り強化に期待です。
▲ブラックサファイアは、玉泉館特別では追い込んでノエルブランに先着しての4着。展開次第の面はありますが、同条件なら軽視できません。
△ネオキングダムは、前走がA1昇級後、世代限定戦以外で初の馬券絡み。重めの馬場が合ったのなら、オープン馬相手でも見せ場以上がありそうです。