今季最終週は4日間開催で、全日12レース編成となります。3月20日(祝・土)の第11レースはイレネー記念(19:30発走予定)、3月20日(日)の第9レースはばんえい記念(17:25発走予定)が実施されます。
なお18日(木)~20日(祝・土)は、準ナイター開催で、発走予定時刻は第1レースが13:55か14:00で、メイン第11レースが19:30。21日(日)のみ薄暮開催で、第1レース・12:55、メイン第9レース・17:25発走予定です。
【第26回開催1日目】
3月18日(木)のメイン第11レースは、陽炎特別(オープン・19:30発走予定)。
◎ミスタカシマは、メンバー中で唯一、今季牡馬混合の重賞にオープン格で出走経験があります。9月の岩見沢記念では展開に恵まれたとはいえ2着に健闘。近走も、3走前の牝馬重賞・ヒロインズカップはトップハンデで3着、2走前の準重賞・ウィナーズカップ(4歳以上特別競走優勝馬選抜)と前走では牡馬の一線級を相手に5、3着という実績は抜けています。4歳シーズンの初戦からオープン格付となり2年が経とうとしていますが、意外にも古馬オープンでは未勝利。今回が白星を挙げるチャンスです。
○マツカゼウンカイの今季の名勝負といえば、正月開催の準重賞・ばんえい十勝金杯でしょう。惜しくも2着だったとはいえ、ばんえい記念に出走予定のホクショウマサルと気迫のこもった一騎打ちを演じています。ミスタカシマとは2走前のウィナーズカップで今回と同じハンデ差で対戦して30秒以上先着されており、ここは2番手評価となります。
▲ウンカイタイショウは、ウィナーズカップが7着でしたが、引き続き780キロだった前走では2着と巻き返し、マツカゼウンカイ(3着)に先着しています。賞金ハンデが5キロ増えるのはやや心配ですが、ミスタカシマを除けば、前走と出走馬のレベルはさほど変わりません。
△ゴールデンフウジンは、有力3頭より賞金ハンデが5キロ軽いのが有利。前走で障害ひと腰と立て直してみせた松田道明騎手なら、うまく持ち味を引き出してくれそうです。
【第26回開催2日目】
3月19日(金)のメイン第11レースは、クリスタル特別(4歳オープン・19:30発走予定)。クラスハンデ以外の重量差がつかず、格上馬が有利といえそうです。
◎キョウエイリュウは、5歳馬相手の重賞・ポプラ賞では、4歳でもっとも重いハンデを課されたものの、5歳アオノブラックと互角の追い比べを演じ1秒2差の2着に健闘。ばんえい菊花賞、ばんえいダービーの二冠を達成した実力をみせました。1月の白雪賞(4歳オープン)は4着でしたが、勝ち馬2頭(同着)のうちブラックサファイアと重量差が10キロ縮まって、3着馬は不在。引き続きトップハンデでも戦いやすくなっています。
○カイセドクターは、白雪賞が1着同着でした。ポプラ賞は6着とはいえ4歳としては3番目に高い着順。障害で後れたぶんの差という感があり、その点、基礎重量が軽くなるのは歓迎でしょう。キョウエイリュウとの10キロ差は白雪賞と同じ。巻き返しに期待できます。
▲ヤマトタイコーは、白雪賞では伸びきれず1番人気で6着。しかしその1戦を除けば、ばんえいダービー2着を含め10戦連続連対。昇級したため白雪賞よりハンデは増えていますが、勢いは持続しています。セン馬10キロ減があるラストチャンスを生かしたいところ。
△ゴールドハンターは、ポプラ賞では、ほぼ大勢は決したかと思われたところに障害8番手から鋭く伸びて3着と、インパクトのある走り。しかしレースぶりにムラがあり、今回は乗替わりで若手騎手の減量もなし。とはいえ一発の怖さはあります。
3月20日(祝・土)の見どころは枠順確定後、こちらに掲載します。