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2019年10月 アーカイブ

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今週の見どころ(10/12~10/14)

2019年10月10日(木)

 10月12日(土)~14日(祝・月)にJRA東京競馬場で実施予定だった『ばんえい十勝フェア in 東京競馬場2019』は、JRA東京競馬の開催中止により、14日(祝・月)、15日(火)の2日間に日程を変更して行われます。イベント内容も変更になっていますので、詳しくはこちらをご覧ください。

今週のイベントはこちら

【第13回開催4日目】
 10月12日(土)のメイン第10レースは、秋陽特別(A1級-1・2組決勝混合・20:10発走予定)。10月6日(日)のA1級-1組混合、10月7日(月)のA1級-2組の上位馬による決勝戦ですが、A1級-1組混合予選の勝ち馬フェアリースズと、同3着オレノタイショウが回避し、同7着ハマノダイマオーが繰り上がっての9頭立て。A1級の6頭とA2級の3頭が争います。
 ◎コウシュハレガシーは、A1級-1組混合予選では、ひと腰先頭で障害を通過し2着。ほぼ同時に越え抜け出したフェアリースズには歯が立ちませんでしたが、今回は同馬が回避したため不在。A1級の特別戦(混合戦含む)では今季3走いずれも3着と勝ち切れていませんが、今度こそ勝利が期待できます。
 ○フクトクは、A1級-2組予選を勝利。テンに動けないのはいつものことですが、第1障害を降りてから先行勢に取りつくと、第2障害を先頭でクリアし押し切っています。4走前にはオープン混合の特別戦で障害ひと腰から2着に逃げ粘っており、前走同様の積極策なら連勝のシーンもあるでしょう。
 ▲オレワチャンピオンは、A1級-2組予選では2着。2番手で降りたサクラダイチを追うようにひと腰で障害をクリアすると、残り30メートルで振り切っています。フクトクには逃げ切りを許したものの、上がりの時計では互角。障害を越えるタイミング次第では逆転もありそうです。
 △サクラダイチは、同じ前走で3着。近走障害で苦戦したのは、ホクショウマサルとの対戦だった3走前のみという巧者だけに、マイペースで運べればチャンスはあるでしょう。

【第13回開催5日目】
 10月13日(日)のメイン第10レースは、寒露特別(オープン-1組・20:10発走予定)。岩見沢記念のコウシュハウンカイ、4歳限定・銀河賞のキタノユウジロウと前走で重賞を勝っている両馬など3頭が出走を回避したため7頭立ての少頭数。しかし、岩見沢記念2着メジロゴーリキ、6着ミノルシャープの5歳、銀河賞2着アアモンドグンシン、銀河賞は回避するも7月に柏林賞を勝っているミスタカシマの4歳と若い世代の実力馬も参戦し盛り上がりそうです。
 ◎ミノルシャープは、2走前のマロニエ賞(オープン)で出走メンバー中最先着の2着。障害を先頭で越えると、コウシュハウンカイに差し切られたとはいえ1秒8差で、同世代のライバルメジロゴーリキ(4着)には10秒以上の差をつけています。続く岩見沢記念では障害に手間取り6着に敗れていますが、今回は2走前より10キロ重いだけの740キロで、コウシュハウンカイは不在。相手に恵まれた特別戦で巻き返しが期待できます。
 ○メジロゴーリキは、今季12戦して2着5回、3着4回、4着3回とどんな条件でも崩れないのは魅力。前述のとおりマロニエ賞(オープン)は4着でしたが、重量が増えた岩見沢記念では2着とミノルシャープに先着しています。減量となるここではミノルシャープに分がありそうですが、こちらが10キロ重かった岩見沢記念と違い同重量となるのは有利。引き続き好勝負必至です。
 ▲センゴクエースは、北斗賞でコウシュハウンカイを破っているようにここなら本来実績上位の存在。マロニエ賞(オープン)5着、岩見沢記念を8着など、4走続けて障害で苦戦しており、復活へのきっかけをつかみたいところ。
 △シンザンボーイは、マロニエ賞には不出走で、前走の岩見沢記念では、障害を6番手で通過するとじわじわと脚を伸ばし3着と好走しています。4戦連続3着以内と安定感もあるだけにここでも上位を狙います。

【第13回開催6日目】
 10月14日(祝・月)のメイン第10レースは、疾風賞(3歳以上選抜・20:05発走予定)。年明けに実施される準重賞・スピードスター賞の予選で、定量500キロ(4歳10キロ減、牝馬20キロ減)でのスピード比べです。
 ◎サンシルクラポピーは、自己条件B1級で4戦連続連対中と安定感抜群。500キロ定量の特別戦は昨年12月の地吹雪賞が初挑戦になりましたが4着と健闘しており、この条件でも通用するスピードを見せています。条件2度目と上積みがあるだけに勝ち負けに期待です。
 ○ゴールデンフウジンは、昨年の疾風賞では、障害をふた腰、最後方7番手で通過すると脚を伸ばして5着を確保。当時は4歳10キロ減がありましたが、今年は10キロ増の500キロ。とはいえ障害さえひと腰なら、まとめて差し切るシーンもありそうです。
 ▲アアモンドロシアは、昨季は地吹雪賞、決勝戦のスピードスター賞とも勝利しているスピード王。昨年のこのレースの勝ち時計48秒0はメンバー中最速です。今季は1勝止まりですが、得意な条件に替わる今回は見直しが必要でしょう。
 △ツルイテンリュウは、500キロ定量の特別戦では昨季の稲妻賞、そしてスピードスター賞とも3着と好走しています。3戦連続3着以内と好調ぶりがうかがえるだけに、相性の良い条件に替わる今回は善戦以上が期待できます。

今週の見どころ(10/5~10/7)

2019年10月 4日(金)

 10月5日(土)、6日(日)には、帯広競馬場で、今年で13回目となる"とかちばん馬まつり"が行われます。メインイベントのワールド人間ばん馬チャンピオンシップ世界大会(6日)、小学生による小学生によるちびっこばん馬レース(5日)や、パフォーマンスフェスティバル、ばん馬とのふれあい、こども縁日(5日、6日とも)など、さまざまなイベントが実施されます。お近くの方はぜひお越しください。

 ※今週のイベントはこちら

【第13回開催1日目】
 10月5日(土)のメイン第10レースは、桔梗特別(B1級-1組・20:10発走予定)。出走全馬が賞金ハンデを課されており、唯一10キロ増の4歳馬ジェイファーストが実質トップハンデとなります。
 ◎ミノルシンザンは、前走の4歳重賞・銀河賞では6着。障害をふた腰7番手で越えると、4着争いに加わろうかという脚勢でした。2走前のジャパンネット銀行杯(B1級-1組)では、勝ち馬ゴールデンフジとは4秒6差の2着に詰め寄っていることからこの組合せなら地力上位の存在。自己条件に戻って巻き返しに期待です。
 ○ゴールデンフジは、前述のとおり同条件のジャパンネット銀行杯(B1級-1組)で逃げ切り勝ちを収めています。前走の平場戦では展開が合いませんでしたが、即反撃が可能です。
 ▲オールラウンダーは、重賞初挑戦になった前走の4歳重賞・銀河賞では流れに乗れず9着でしたが、障害はひと腰で通過。昇級後、B1級同士の特別戦では善戦続き。ジャパンネット銀行杯(B1級-1組)でも残り10メートル手前までは2番手で踏ん張っており、こちらも自己条件で見直したいところ。
 決め脚魅力で前走5組を快勝した△イズミクィーン、昇級初戦の3組を含め3連勝中△セナカも侮れない存在です。

【第13回開催2日目】
 10月6日(日)のメイン第10レースは、オッズパーク杯秋桜賞(3歳オープン・20:10発走予定)。ばんえい大賞典勝ち馬メムロボブサップが不在の組合せ。オープン700キロから1重量格ごとに10キロ加減される別定重量戦。A1級のアオノブラックがトップハンデ690キロで、B3級ジェイカトレア、B4級サクラユウシュンの両牝馬2頭・640キロまで最大50キロ差つきます。なお出走10頭はすべて2開催前には、牡馬、牝馬それぞれの3歳限定の平場戦を使われています。
 ◎アオノブラックは、ばんえい大賞典の3着馬で、3歳・4歳混合重賞・はまなす賞でも2着と健闘しています。2走前の3歳牡馬限定戦は5着でしたが、メムロボブサップに次ぐ重いハンデを課されていました。そのメムロボブサップが不在の世代限定戦なら実績、実力ともに上位。トップハンデでもばんえい大賞典と同じ690キロなら力の違いを見せつけてくれそうです。
 ○ジェイカトレアは、ばんえい大賞典5着、はまなす賞4着。ともに人気以上の結果を出しています。3走前の3歳牝馬限定戦ではトップハンデでも2着で、さすがは黒ユリ賞を制した2歳女王といったところ。ここも上位争いが期待できます。
 ▲ギンノダイマオーは、ばんえい大賞典2着を含め詰めひと息な面がありますが、前走デイリースポーツ杯(A2級-2組)を勝利。障害ひと腰先頭通過から押し切る好内容のレースでした。今回は3歳同士でトップハンデ690キロのアオノブラックに次ぐ680キロを課されますが、前走から5キロ減と少しでも軽くなるのは好材料だけに、ひと踏ん張りがきけば上位争いに加わるでしょう。
 失格(タイムオーバー)だったばんえい大賞典を除けば今季崩れなし△インビクタ、障害は課題も差し脚が強烈△サクラドリーマーにも警戒が必要です。

【第13回開催3日目】
 10月7日(月)のメイン第10レースは、神無月特別(オープン-2組混合・20:05発走予定)。ホクショウマサルが出走を回避。カンシャノココロらオープン馬6頭、キンメダルらA1級馬3頭による計9頭で争われます。
 ◎キンメダルは、前走の玉泉館特別(A1級-2組)で、6月以来となる勝利を挙げています。掲示板止まりだった近走とは違い、ひと腰先頭で障害を通過すると、2番手で越えたノエルブランをあっさり突き放しました。オープンからの降級馬だけに、オープンでも一線級不在の今回のメンバーなら連勝が期待できます。
 ○ノエルブランは、玉泉館特別(A1級-2組)では1番人気で2着。実績上位のホクショウマサルがペースを握った4走前を除けば、近走障害はひと腰で越えている巧者です。賞金ハンデ10キロ増のためオープン馬と同じ730キロなのはきついものの、ひと押しきけば粘り込みが期待できます。
 ▲ソウクンボーイは、格下A1級との混合だった前走野分特別(オープン・A1級-1組混合)で2着に好走。障害で止まったものの、腰の入りが良くふた腰でまとめています。早めに障害をクリアできれば、決め手を生かして上位争いに加わってきそうです。
 △カンシャノココロは、野分特別(オープン・A1級-1組混合)で逃げ切り勝ちを収めています。今回はオープン昇級に加え開催替わり、さらには賞金ハンデ5キロを課されることで前走から25キロ増となりトップハンデの735キロ。とはいえ、オープンからの降級馬で、2走前には820キロの岩見沢記念で4着があるというキャリアを考えれば、さほど不安はないでしょう。

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