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2019年10月 アーカイブ

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今週の見どころ(10/26~10/28)

2019年10月25日(金)

 10月27日(日)のメインには、4歳牝馬オープンによる紅バラ賞が組まれています。11月17日に実施される重賞・クインカップの前哨戦となります。この世代の牝馬は、2歳の黒ユリ賞、3歳のばんえいオークスをともに勝っているミスタカシマが抜けた存在ですが、重いハンデの克服がカギになりそうです。

 ※今週のイベントはこちら

【第14回開催4日目】
 10月26日(土)のメイン第10レースは、秋雲特別(オープン-2組混合・20:10発走予定)
 ◎シンザンボーイは、4走前の不知火特別(オープン)を障害先頭から押し切って勝利。以降は勝ち切れないレースが続いていますが、2走前の岩見沢記念を3着、前走の寒露特別(オープン-1組)では4着と健闘しています。今回は格下相手の混合戦と組合せが楽になっていることから勝機到来と言えるでしょう。
 メンバー中6頭は前走で神無月特別(オープン-2組混合)に出走。カンシャノココロが逃げ粘るところ、障害4番手クリアから伸びてきたソウクンボーイが差し切って勝利。さらにうしろの障害5番手から追い込んだマツカゼウンカイが2秒9差の4着。3番手で越えたノエルブランは、ソウクンボーイ、マツカゼウンカイに交わされ5着でした。
 ○カンシャノココロは、オープン昇級初戦だった神無月特別(オープン-2組混合)では1番人気で2着でした。開催替わりの10キロに、昇級と賞金ハンデも課され25キロ増でしたが、障害をひと腰先頭で通過。ソウクンボーイの決め手に屈したものの、コンマ6秒は展開ひとつで逆転可能な差でしょう。シンザンボーイは強敵ですが、同じようなジリ脚タイプだけに先に障害を越えることができれば、追撃を振り切る場面もありそうです。
 ▲ソウクンボーイは、障害をふた腰でまとめると鮮やかな差し切り勝ちを収めました。シンザンポーイ、カンシャノココロが射程圏に入る位置で障害を越えることができれば、前走の再現も考えられます。
 決め手はあるだけに展開次第では△マツカゼウンカイ、格下A1級も障害巧者△ノエルブランも上位を狙います。

【第14回開催5日目】
 10月27日(日)のメイン第10レースは、紅バラ賞(4歳牝馬オープン・20:10発走予定)。オープン690キロから1重量格ごとに10キロ加減される別定重量戦。オープン馬は今季の収得賞金90万円につき10キロが課され、ミスタカシマがトップハンデ700キロ。A2級のサンシルクラポピーが670キロ、B1級のアフロディーテとB2級馬5頭が660キロ、B3級のホッカイイチバンら2頭が650キロと10頭立てで行われます。
 唯一のオープン馬◎ミスタカシマは、昨年12月のばんえいオークスを含め重賞5勝の実績。今年1月のばんえいプリンセス賞では、他9頭が660キロだったのに対し、1頭だけ700キロという厳しいハンデでしたが2着と力を示しています。今回は最大50キロと当時よりハンデ差が広がりますが、有力馬とは30~40キロ差。勝って11月17日の重賞・クインカップに臨みたいところです。
 相手筆頭は○アフロディーテでしょう。定量戦のばんえいオークスでミスタカシマに2着に健闘。ミスタカシマと40キロのハンデ差があったばんえいプリンセス賞では、2番手ふた腰通過から抜け出して勝利しています。4連勝中と勢いも魅力。今回はばんえいプリンセス賞と同じくミスタカシマとは40キロのハンデ差があるだけにその再現を狙います。
 ▲サンシルクラポピーは、ばんえいオークスを8着。ばんえいプリンセス賞では、ミスタカシマと40キロのハンデ差がありましたが、同馬に次ぐ3着でした。今回、ミスタカシマとのハンデ差は30キロに縮まりますが、最近5走では3勝、2着2回と充実ぶりがうかがえるだけに好勝負に期待です。
 以下、登坂力が魅力で終いの踏ん張りがきけば△プランセス、条件強化も前走の勝ちっぷりが良かった△ジャスミンガールを3連勝式のヒモに置きます。

【第14回開催6日目】
 10月28日(月)のメイン第10レースは、サンケイスポーツ賞(A2級-1・2組決勝・20:05発走予定)。10月19日(土)のA2級-1組予選、10月21日(月)のA2級-2組予選の上位馬による決勝戦ですが、2組予選2着シンエイボブ、5着スーパータイトルが出走を回避。8頭立てで争われます。
 A2級-1組予選組を上位視とします。そのレースではマツノタイガーが逃げ粘るところ、障害3番手クリアから勢いよく伸びてきたハマノダイマオーが差し切って勝利。障害8番手から鋭く脚を伸ばしたココロノタカラが6秒1差の4着という結果でした。
 ◎ハマノダイマオーは、前走A2級-1組予選を勝利。障害をふた腰でまとめると鮮やかな差し切り勝ちを収めました。今回と同重量だった2走前の秋陽特別(A1級-1・2組決勝混合)でも出走メンバー中最先着の5着としており、この相手関係なら連勝も十分期待できます。
 ○マツノタイガーは、同じ前走では障害をひと腰先頭通過。勝ち馬ハマノダイマオーの決め脚に屈しましたが2着に粘り込んでいます。今回は特別戦になりますが、705キロの重量は2走前の秋陽特別(A1級-1・2組決勝混合)でひと腰で上げていることから問題ないでしょう。前走の内容が良かっただけに逆転のシーンまでありそうです。
 ▲センリョウボスは、A2級-2組予選を勝利。障害をひと腰2番手で通過すると、余裕を持って抜け出す完勝と言える内容でした。特別戦に替わり条件も厳しくなりますが、前走を勝った勢いでここでも好勝負に期待です。
 △ココロノタカラは、前走A2級-1組予選では差し届かずの4着でしたが、障害に重点を置いた内容できっちりとひと腰でまとめています。条件強化となりますが、決め手は上位で通るだけに障害さえスムーズなら上位を狙える存在です。

10/20ナナカマド賞回顧

2019年10月21日(月)

キョウエイリュウが無敗で世代最初の重賞制覇

 20日(日)は重賞・ナナカマド賞(2歳オープン)が行われ、単勝1番人気のキョウエイリュウが優勝。デビューから無傷の8連勝で世代最初のタイトルを奪取しました。

【出走馬】※カッコは負担重量、右の数字は単勝最終オッズ
  1.ゴールデンペガサス(570) 15.5
  2.アヴエクトワ(550) 36.1
  3.アサヒユウシン(570) 131.4
  4.エンゼルフクヒメ(560) 8.3
  5.キタノボブサップ(570) 10.6
  6.キョウエイリュウ(580) 1.3
  7.トワトラナノココロ(570) 19.5
  8.ニセコヒカル(550) 133.6
  9.ヒラリ(550) 63.3
 10.コマサンダイヤ(570) 6.9

 デビューから7戦7勝のキョウエイリュウが単勝1.3倍と堂々の1番人気。青雲賞勝ち馬コマサンダイヤが6.9倍の2番人気で続き、いちい賞を含め目下4連勝の牝馬エンゼルフクヒメが8.3倍の3番人気と、ここまでが単勝ひと桁台の人気になりました。

 レース前日には降雨があり馬場水分は1.9%。まずアヴエクトワが先行し、ゴールデンペガサスが、1頭だけ違う脚色で3頭に並ぶ間もなく交わして先頭に代わります。軽めの馬場の影響もあり、各馬軽快に歩を進め、その中でもアヴエクトワとゴールデンペガサスがほぼ同時に39秒と速いペースで第2障害下に到達しました。
 後続が第2障害下に揃う前にアヴエクトワが仕掛けます。差なくゴールデンペガサス、コマサンダイヤが続き、3頭がほぼ同時に障害をクリア。3頭の争いになりましたが、4番手で障害を通過したゴールデンペガサスが一頭だけ違う脚色で3頭に迫ると並ぶ間もなく先頭に代わります。その後はゴールデンペガサスが単独2番手に立ちましたが、キョウエイリュウは差を広げる一方。トップハンデをものともせず先頭でゴールしました。ゴールデンペガサスがそのまま2着に粘り、コマサンダイヤが3着を確保しました。

 勝ったキョウエイリュウは、断然人気に応えて2歳一冠目を制覇。前開催の2歳A級-1組を気管支炎のため出走取消となりましたが、今回の勝利でその強さを改めて示しました。また、無敗でのナナカマド賞制覇は2014年のセンゴクエース以来の快挙。残る二冠でどのようなパフォーマンスを見せてくれるのか楽しみになる結果となりました。

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松田道明騎手「元々の能力が素晴らしい馬ですね。誰が乗っても走るんじゃないかな(笑)。今日の馬場は軽かったのでトップハンデはそれほど問題ではありませんでしたが、位置取りには注意して騎乗しました。(三冠に向けて)勝利を重ねると相手も強くなっていきますが、怪我の無いよう大切に育てていきます」

ナナカマド賞 予想結果

キョウエイリュウが無傷の8連勝で初タイトル!

レースは障害を4番手で通過した断然人気のキョウエイリュウが、一頭だけ別の脚色で先頭に代わると後続を突き放す快勝。デビューから無傷の8連勝で世代初のタイトルを奪取しました。
予想対決は須田さん、荘司さんが3連単を的中!お二方とも大幅なプラス収支となりました。

須田:3連単1000円的中! 収支+47,000円
荘司:3連単500円的中! 収支+20,500円

【集計】投資額 6,000円×10R=60,000円

 荘司  +42,840円
 須田  +23,750円
 矢野  -39,590円
 目黒  -39,690円
 赤見  -40,800円
 斎藤  -49,870円
---------------------------------------
 紅組  -37,650円
 白組  -65,710円

10/20ナナカマド賞予想 目黒貴子

2019年10月19日(土)

負け知らずキョウエイリュウが堂々の主役

 前回の重賞銀河賞は見事的中!しかしトリガミという残念な結果に。もっと強弱をつけた馬券にしないといけませんね。堅いならガッツリと。と勉強させていただきました。(それにしても気づくのが遅すぎますよね)

 今回は2歳の重賞ナナカマド賞。3冠のうちの一冠目を争う大事なレースです。なんとこれまで負け知らずの馬も出走する大注目の一戦でもあります。その主役になるであろう馬がキョウエイリュウ。前走は気管支炎で出走取消となりましたが、その後の調整はうまくいったようで、ここは素直に◎としたいと思います。

 ○にはエンゼルフクヒメ。こちらも現在4連勝中と好調。レース毎に力をつけているようですね。常に僅差ではありますが勝ち切るのは評価したいところ。勢いに乗ってここでも存在感を示すレースになるのでは?と考えます。

 ▲キタノボブサップはまだ800K台の小柄ながらも結果を出しています。これから成長したらと思うと楽しみな一頭です。4走前はキョウエイリュウと差のない競馬をしているのも▲の理由のひとつです。

 青雲賞を9頭立て9番人気ながら見事に勝利したコマサンダイヤは続くレースも惜しい2着と力を示しました。勢いもあってこちらは△に。もう1頭、最近はいまひとつの内容も力はあるはずのトワトラナノココロ。この辺で巻き返しがあるかもしれません。

 キョウエイリュウの連勝に期待するものの、2着以降は波乱もあるか?との考えもあり、少し手を広げてみました。当たりますように。

◎6 キョウエイリュウ
○4 エンゼルフクヒメ
▲5 キタノボブサップ
△10 コマサンダイヤ
△7 トワトラナノココロ

3連単
6→4,5,7,10→4,5,7,10 各500円 計6000円

10/20ナナカマド賞予想 赤見千尋

エンゼルフクヒメ、4連勝の勢いで初重賞制覇なるか

 今年デビューした2歳世代が挑む最初の重賞ナナカマド賞。昨年の勝ち馬メムロボブサップはその後イレネー記念を勝ち、今年8月のばんえい大賞典も制覇。一昨年の勝ち馬ミスタカシマは、その後重賞4勝を挙げる活躍を見せています。今後を占う上でも重要な一戦です。

 まず注目したのは現在4連勝中の牝馬エンゼルフクヒメ。前走の2歳A-1戦では第2障害を越えた順番が後方でしたが、そこから怒涛の末脚で追い込み、ゴール線上で交わして勝利しました。斤量は560キロを曳くことになりますが、ここに来て体重が一気に増えてパワーアップ。この勢いで初重賞制覇を期待します。

 デビューから無敗の7連勝というキョウエイリュウ。前回の出走取り消しは残念ですが、ここでエンゼルフクヒメと久しぶりの対決を果たします。9月1日の2歳A-1戦では終始先行し、直線は外から抜かれるかと思いきや、並ばれてから驚異の粘り腰を発揮。前回の取り消しで状態が気になるところですが、このまま連勝を伸ばせるか注目です。

 青雲賞を勝ち切ったコマサンダイヤ、前走2歳A-1戦で3着に頑張ったゴールデンペガサス、大崩れがないキタノボブサップまで。

◎4 エンゼルフクヒメ
○6 キョウエイリュウ
▲10 コマサンダイヤ
△1 ゴールデンペガサス
△5 キタノボブサップ

3連単フォーメーション
4,6→4,6,10→1,4,5,6,10 各500円 計6000円

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