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2019年9月 アーカイブ

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9/29銀河賞予想 目黒貴子

一線級との経験いきるアアモンドグンシン

 ガーン。私だけハズレてしまった...。他のみんなが当たっているのに...。あー。好調コウシュハウンカイの勝利はある程度予想できたことではありますが、オレノココロ、センゴクエースが共倒れになるとは。そしてまたまたシンザンボーイにしてやられるという、全く学習できてないですね。早くこのショックから立ち直るべく、今回は当てていきたいです。

 柏林賞4着、はまなす賞3着と、あと一歩の◎アアモンドグンシン。はまなす賞では膝を折った第2障害、クリアした時は前をいく2頭とはかなりの差があったのにも関わらず、ゴールの時の勝ち馬との差はわずかで、スムーズなら充分に勝ちがあったと思わせるレースぶり。前走はその障害の不安も解消できた内容で、ここに合わせて順調のよう。ばんえいトップクラスの馬との戦いは大きな経験になっているはず。昨年の活躍からも充分1着を期待できます。

 ◯はミノルシンザン。これまで重賞にも出走しながら、なかなか馬券圏内とはいきませんでした。しかしここ最近の充実度は注目したいところがあります。ハンデも恵まれた印象で、ここから存在を示す一頭になるかもしれません。

 ▲にはキタノユウジロウ。はまなす賞を勝っている馬で、もちろん軽視はできないのですが、斤量が750Kと最大40Kの差がある上、端枠も気になって▲に。

 △にコウシュハレガシー。こちらも柏林賞2着と地力のある馬。はまなす賞は膝を折ってしまいましたが、こちらも前走で不安を払拭。もう1頭はオレワチャンピオンまで△とします。

◎2 アアモンドグンシン
○3 ミノルシンザン
▲1 キタノユウジロウ
△5 コウシュハレガシー
△4 オレワチャンピオン

馬複
2-1,3,4,5 各1500円 計6000円

9/29銀河賞予想 赤見千尋

巻き返しを図るアアモンドグンシン

 ばんえい競馬4歳重賞路線の第2弾・銀河賞。この世代はアアモンドグンシンが昨年ばんえい大賞典とばんえいダービーを制し、牝馬ミスタカシマがばんえい菊花賞とばんえいオークスを制すなど、この2頭がけん引している印象です。

 4歳重賞路線の第1弾・柏林賞はミスタカシマが勝ったわけですが、今回ミスタカシマが出走しないので、アアモンドグンシン中心に考えます。

 柏林賞では1頭だけ720キロを曳き4着に。第二障害で苦戦して、膝をついてしまう場面もありましたが、障害を越えてからの追い込みはさすが。よくあそこから4着に追い込んだと思います。今回最も重い斤量を曳くのは、はまなす賞を制したキタノユウジロウで750キロ。アアモンドグンシンは740キロですから巻き返し可能ではないでしょうか。

 対抗は720キロを曳くハマノダイマオー。基本的にあまり軽斤量の馬は重い印をつけないのですが、ばんえい競馬ではなかなか見られない3連勝をしている馬。重賞ではまだ上位争い経験がありませんが、着実に力をつけているので、今回はどんな競馬を見せてくれるか楽しみです。

 3,4歳重賞はまなす賞を制したキタノユウジロウ、柏林賞3着だったオレノタイショウ、重賞で何度も好走しているコウシュハレガシーまで。

◎2 アアモンドグンシン
○9 ハマノダイマオー
▲1 キタノユウジロウ
△8 オレノタイショウ
△5 コウシュハレガシー

馬単
2→9 3000円
2→1,5,8 各1000円 計6000円

9/29銀河賞予想 斎藤修

アアモンドグンシンに勝機

 詳細はオッズパークのブログをご覧ください。

 ◎2アアモンドグンシン
 ◯9ハマノダイマオー
 ▲1キタノユウジロウ
 △5コウシュハレガシー
 △8オレノタイショウ
 △3ミノルシンザン

 3連単1頭軸マルチ
 2→1,3,5,8,9 100円 計6000円

今週の見どころ(9/28~9/30)

2019年9月27日(金)

 9月29日(日)のメインには、銀河賞が組まれています。ばんえい競馬が帯広単独開催となった2007年度に成立した4歳シーズン三冠の二冠目にあたるレース。今年の一冠目・柏林賞はミスタカシマが牝馬として史上初制覇。この銀河賞も07年以降では牝馬の勝利はなく、再び快挙達成となるのか注目です。※ミスタカシマは出走回避になりました。

 ※今週のイベントはこちら

【第12回開催4日目】
 9月28日(土)のメイン第10レースは、野分特別(オープン・A1級-1組混合・20:10発走予定)。ホクショウマサル、ホクショウムゲンが回避。オープン馬4頭、A1級馬4頭の計8頭で争われます。
 ◎ハクタイホウは、前走白露特別(A1級-2組)では、断然人気で逃げ切ったホクショウマサルからわずかに遅れ、2番手で障害をクリア。結局9秒8もの差をつけられましたが、負担重量15キロ増でもひと腰でまとめ、人気通りの着順でした。今回は格上のオープン馬が相手になりますが、一線級は不在。マイペースに持ち込んで逃げ切りに期待です。
 ○カンシャノココロは、2走前の白露特別(A1級-2組)ではハクタイホウに先着されての4着。前週の岩見沢記念4着から、今回は2走使いでの出走です。3走前の特別戦でも勝ったハクタイホウから4秒1差の2着があり、ここも僅差の戦いが可能。
 オープン馬の筆頭格は▲コウリキ。前走マロニエ賞(オープン)では7着も、コウシュハウンカイ、オレノココロなど実力馬が揃っていたことを考慮すれば仕方なし。トップハンデ730キロでもこの相手関係なら善戦以上が期待できます。
 △ソウクンボーイは、前走岩見沢記念では7着。しかし今回は格下A1級との対戦で、障害さえスムーズなら上位進出のシーンまでありそうです。

【第12回開催5日目】
 9月29日(日)のメイン第10レースには、BG2・第27回銀河賞(4歳・20:10発走予定)が行われます。4歳シーズンの二冠目は、一冠目・柏林賞を制したミスタカシマが出走を回避し、オールラウンダーが繰り上がっての10頭立て。オープン740キロから1重量格ごとに10キロ加減される別定重量戦で、9月1日に実施された重賞・はまなす賞(3歳・4歳混合)を制したオープン馬キタノユウジロウのみ賞金ハンデ10キロを課され、トップハンデ750キロ。B1級で710キロのミノルシンザン、オールラウンダーまで最大40キロ差つきます。
 はまなす賞で3着だったオープン馬◎アアモンドグンシンに期待します。障害の天板まで上がったところで膝を折りましたが、立て直され4番手で降りてからは、この馬らしい切れ味を発揮。先頭で並ぶように障害をクリアし、叩き合いをモノにしたキタノユウジロウから2秒3差、競り負け2着だった3歳馬アオノブラックとはコンマ5秒の僅差で、障害でのロスさえなければ、と悔やまれる内容でした。当時はキタノユウジロウより10キロ重かった重量が、今回は逆にこちらが10キロ軽くなるのは有利。3歳12月のばんえいダービー以来となる、久々の重賞制覇が期待できます。
 ○コウシュハレガシーも、はまなす賞では障害を越えかけたところで痛恨の膝折。障害を降りたのはアアモンドグンシンの直後でしたが、徐々に遅れて7頭立ての7着と残念な結果でした。A1級・730キロで、はまなす賞でのアアモンドグンシンとの10キロ差は変りませんが、近5走では、2走前のはまなす賞を除けば障害はひと腰という巧者。持ち味を発揮できれば、3歳三冠すべて3着、柏林賞2着という実績どおりの走りをみせてくれるでしょう。
 ▲ジェイコマンダーは、ともに700キロだった柏林賞5着、はまなす賞6着。はまなす賞はふた腰かかり、さらに残り20メートルを切って一杯になっています。今回と同じ730キロだったばんえいダービーでは最下位だったように、高重量戦では苦戦傾向がありますが、障害次第で勝ち負けが可能。
 △ミノルシンザンは、3歳三冠レース皆勤で、ばんえい菊花賞での5着が最高でした。4歳になってから重賞出走はありませんが、近4走のB1級-1組の特別戦を1勝、2着3回と力をつけており、最軽量710キロを生かし食い込みを狙います。

【第12回開催6日目】
 9月30日(月)のメイン第10レースは、デイリースポーツ杯(A2級-2組・20:05発走予定)
 ◎ギンノダイマオーは、A2昇級初戦となった2走前のとかちえぞまつ特別(A2級-1組)では7着、続く3歳牡馬混合平場戦も8着。ともに障害で苦戦したもので、負担重量が685キロに増えるのはやや不安もあります。しかし、今開催は3歳以上の1走目は通算収得賞金順での編成で、近走不振馬が多い馬が多い組み合わせ。この相手関係なら実績的には通用するだけに前半で流れに乗れれば巻き返しが十分です。
 ○カクセンキングは、前走A2級-1組平場戦8着を含め、近4走では着外が続いていますが、ここ3戦は障害をひと腰でまとめています。3走前のとかちえぞまつ特別(A2級-1組)では6着とギンノダイマオーに先着。相手に恵まれた今回は前半で置かれなければ上位争いに加わってきそうです。
 ▲センショウニシキは、前走のA2級-2組混合では7着に敗れましたが、2走前のオッズパーク杯(A2級-2組)では、出走メンバー中最先着の4着を確保。先行できれば持ち前の障害力を生かして粘り込みが十分です。
 △ホクショウユウキは、長期休養明けになった7月の今季初戦から7戦して5着が最高。しかし、オープンからの降級馬で力量上位の存在といえます。現在リーディング首位の鈴木恵介騎手とのコンビも魅力で、前進があるでしょうか。
 

9/22岩見沢記念回顧

2019年9月23日(月)

コウシュハウンカイが4連勝で岩見沢記念初制覇

 22日(日)は重賞・岩見沢記念(3歳以上オープン)が行われ、単勝1番人気のコウシュハウンカイが優勝。ばんえいグランプリに続く今季重賞2勝目を挙げました。

 【出走馬】※馬名右の数字は単勝最終オッズ
  1.オレノココロ 6.3
  2.コウシュハウンカイ 1.9
  3.ミノルシャープ 12.4
  4.ゴールデンフウジン 18.9
  5.センゴクエース 9.3
  6.ソウクンボーイ 150.0
  7.シンザンボーイ 19.9
  8.カンシャノココロ 73.7
  9.メジロゴーリキ 3.7

 ばんえいグランプリ制覇を含め今季8戦すべてで3着以内のコウシュハウンカイが1.9倍で堂々の1番人気。今季未勝利も11戦すべてで掲示板内を確保しているメジロゴーリキが3.7倍の2番人気。今季ばんえい十勝オッズパーク杯、旭川記念と重賞2勝のオレノココロが6.3倍の3番人気、今季北斗賞を制したセンゴクエースが9.3倍の4番人気と、実績馬2頭が続き、以下は単勝10倍以上となりました。

 基礎重量820キロ、馬場水分は0.9%。大外のメジロゴーリキが先行すると、ミノルシャープ、ゴールデンフウジンと5歳馬が続き、1番人気のコウシュハウンカイも差なく追走。センゴクエースは中団、オレノココロは後方からのレースとなりました。
 先行したメジロゴーリキが第2障害下に75秒で到達。ひと息入れて同馬とカンシャノココロが同時に仕掛けると、ミノルシャープ、シンザンボーイも続きますが、4頭はいずれも障害で苦戦。そんななか、5番手で仕掛けたコウシュハウンカイが力強く歩を進めると障害をひと腰先頭で通過。やや離れてメジロゴーリキ、さらにミノルシャープが3番手で続きました。
 先頭のコウシュハウンカイは障害を降りてからも力強く歩を進めると、最後までその脚色は衰えることなく、リードを保ったまま先頭でゴール。2番手のメジロゴーリキも懸命に追走したもののその差は詰まらず、残り10mあたりで一度止まりましたが、すぐに立て直されると11秒5差で2着を確保。障害6番手から差を詰めたシンザンボーイが1秒1差まで迫って3着に食い込み、上位3頭は8月のばんえいグランプリと同じ決着。障害で苦戦したセンゴクエース、オレノココロは、それぞれ8、9着という結果に終わりました。

 勝ったコウシュハウンカイは、これでばんえいグランプリを含め4連勝。岩見沢記念は、2015年の初挑戦から4回目の挑戦(昨年は出走取消)で見事初制覇となりました。

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藤本匠騎手「素直にうれしいです。絶好調で今までにないくらい最高のレースができました。上手く調教師が仕上げてくれたので、そつなく騎乗するだけだと思いました。トップハンデなので、先に行き過ぎて障害をひっかけてしまうと末脚に影響してしまうので、前を見ながら3、4番手につけていきました。前半で息を入れられた分、障害をスンナリと越えられて、ゴールまでもってくれました。今年の夏は暑かったですが、上手く乗り越えてくれたので、このまま調子を崩さないようにレースを頑張っていきたいです。これからも一生懸命頑張りますので、ばんえい競馬共々応援よろしくお願いします」

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