ばんえい競馬情報局とは?

ばんえい競馬の最新情報を提供します。重賞を中心に予想や回顧のほか、ばんえい競馬に関するコラムなどもご覧いただけます。
カレンダー
リンク
おすすめコンテンツ

« 2019年1月 1日 | メイン | 2019年1月 3日 »

2019年1月 2日 アーカイブ

12

1/2帯広記念回顧

2019年1月 2日(水)

オレノココロが持ち前のパワーを発揮!

 2日(水)は重賞・帯広記念(4歳以上オープン)が行われ、単勝1番人気のオレノココロが優勝。現役最強の力を見せつけ、カネサブラックがマークした重賞最多勝記録(21勝)に並びました。

【出走馬】※馬名右の数字は単勝最終オッズ
 1.フジダイビクトリー 7.5
 2.ソウクンボーイ 79.7
 3.センゴクエース 13.0
 4.シンザンボーイ 10.3
 5.ホクショウディープ 74.2
 6.コウシュハウンカイ 2.3
 7.オレノココロ 2.0

 人気は外枠の2頭、コウシュハウンカイとオレノココロに集中し、わずかにオレノココロが1番人気。離れた3番人気がフジダイビクトリーとなり、以下はふた桁台のオッズ。人気サイドでの決着か、それとも一波乱があるのか、馬場水分1.2%のなかスタートが切られました。

 第1障害を越えた直後から各馬の脚取りは重く、細かく刻みながら徐々に歩を進めます。道中はフジダイビクトリー、オレノココロあたりが先行。コウシュハウンカイもこの一角につけ、ソウクンボーイ、センゴクエースがその後ろから追走する展開。ゆったりした流れで第2障害を迎えました。
 終始ペースを握っていたフジダイビクトリーが、ここでも最初に登坂を開始。ひと呼吸置いてオレノココロとコウシュハウンカイが動き、ソウクンボーイも積極的に仕掛けます。高重量戦だけに苦戦を強いられますが、ようやく各馬の馬体が天板まで上がりきり、シンザンボーイ、センゴクエース、コウシュハウンカイ、フジダイビクトリー、オレノココロの5頭が差のない状態で障害を突破しました。
 最後の平坦路で敢然と抜け出したのはセンゴクエース。しっかりとした脚取りでゴールを目指しますが、シンザンボーイも懸命に食い下がり、さらに外からオレノココロも強襲。残り20メートルで3頭が横並びとなります。しかし、シンザンボーイが脱落し、残り10メートル付近からセンゴクエースとオレノココロの一騎打ち。わずかにセンゴクエースがリードを保っていましたが、脚いろは完全にオレノココロが上回っており、並んだ状態でゴール線を通過。0秒1差の大接戦の結果、軍配はオレノココロに上がりました。最後までしっかり歩いたフジダイビクトリーが3着。オレノココロと人気を分け合ったコウシュハウンカイは、しまいに伸びきれず5着に敗れました。

 乾いた馬場での高重量戦となればオレノココロの出番。第2障害で一瞬ヒザを折るような場面もありましたが、慎重な登坂でうまくまとめ、持ち前の末脚を最大限に発揮しました。ゆったり運べる高重量戦なら、信頼度も倍増。ばんえい記念3連覇へ向け、視界は良好です。
 今シーズンは重賞未勝利のセンゴクエースですが、ばんえい十勝オッズパーク杯、ばんえいグランプリに続く重賞2着。あわやの0秒1差だけに、力を十分に示すことができたと言えます。高重量戦に慣れてきたことからも、もう一段階の飛躍が期待できそうです。
 フジダイビクトリーは積極的に運んでの3着。ばんえい記念を制しているだけにパワー勝負は望むところで、今後も乾燥した馬場では要注目です。

成績はこちら
映像はこちら

鈴木恵介騎手「センゴクエースにも騎乗したことがあり、下りて歩く馬なので最後までわからないレースでした。馬場も乾いていたので時間のかかるレースでしたが、オレノココロにとっては恵まれていた条件だと思います。荷物が重たいので、1回では障害を越えないと思い、2、3回で上がれば良いという気持ちで仕掛けました。接戦でしたが10メートルを過ぎたぐらいで何とか捉えられると思いました。ばんえい記念も3連覇できるよう良い状態で迎え、カネサブラックの記録も更新したいと思います」

1/3天馬賞予想 矢野吉彦

マツカゼウンカイの逆転期待

 おかげさまで、新年早々、めでたく帯広記念を的中させることができました。とはいえ、ヤングチャンピオンシップの荘司さんに続く目黒さんの大的中に比べたら、足元にも及びません。まぁボチボチという私には、この程度の的中がふさわしいのかもしれませんけどね。

 さて、間髪を入れず、今度は天馬賞です。ウーン、なんとも悩ましいレースですねぇ。素直に買うならミノルシャープから、ってことになるんでしょうが、ほかにもおもしろそうな馬がいて悩んでいる次第です。

 ここは思い切ってマツカゼウンカイを本命にしました。ミノルシャープには、同重量のドリームエイジカップと5㎏軽かった師走特別でともに先着を許していますが、その前には同重量で先着したこともあります。銀河賞では730㎏のミノルシャープが勝って、750㎏のマツカゼウンカイは6着。でもこれは、それまでマツカゼウンカイのほうが稼いでいたということの証ですよね。隣の人気馬を徹底マークで行けば、今度はこっちが勝ってもおかしくないと思います。

 馬券は、マツカゼウンカイから印を付けた馬への馬複を600円ずつと3連複1頭軸を300円ずつという配分にしました。穴馬がうまく絡んでくれるといいんですが・・・。

 なお、3日も川崎競馬場でばんえいの場立ち予想会を開催します。多数の御来場をお待ちしていますよ。では、こんかいはこのへんで。

◎8 マツカゼウンカイ
○7 ミノルシャープ
▲2 ジェイワン
△1 メジロゴーリキ
△3 ゴールデンフウジン
△4 ナカゼンガキタ

馬連
8-1,2,3,4,7 600円
3連複
8-1,2,3,4,7 300円 計6000円

1/3天馬賞予想 目黒貴子

同世代限定の定量戦ならミノルシャープ

 やりました!久々のヒット!帯広記念を3連単的中。オレノココロの強さをまた証明したのと同時に、センゴクエースの2着確保が嬉しいですね。本命にしたコウシュハウンカイが案外でしたが、手広く買い目をつけておいてよかったです。この勢いで天馬賞もといきたいところです。

 ◎はミノルシャープ。以前は重賞ではいまひとつだった馬が、2017はまなす賞を勝って重賞ウィナーの仲間入り。そして昨年9月からは成績も安定してきてオッズパーク杯、重賞である銀河賞を連勝。その後はベテランの強敵と対戦しても馬券圏内を確保して充実してきた印象。特にドリームエイジカップでは最強馬オレノココロに4.1秒差の3着と大健闘。30Kの斤量差があったとはいえキャリアを考えれば充分過ぎる結果です。ここ2戦は勝ちきれないまでもしっかりと2着を確保していて、同世代の定量戦となれば人気でもこの馬からいくしかないですね。

 ○は末脚が魅力のジェイワン。ずっとあと一歩のレースが続いていますが、この馬の持ち味を生かせればここも対応可能とみます。障害に不安がないところもプラス材料。このレースがいいきっかけになれば...と考えます。

 ▲メジロゴーリキ。これまで重賞でも好走し、一昨年のばんえいダービーの勝ち馬でもあります。転厩して初めての競馬がどう出るか?不安もありますが、安定感と地力の高さに期待です。

 △にはゴールデンフウジン。ここ2戦のオープン-2組で2着、1着といいイメージでこのレースに臨めます。強い相手にも大きく差のない競馬ができているマツカゼウンカイ、そして最近はいまひとつも実績のあるホクショウムゲンまで。

◎7 ミノルシャープ
◯2 ジェイワン
▲1 メジロゴーリキ
△3 ゴールデンフウジン
△8 マツカゼウンカイ
△9 ホクショウムゲン

3連単
2,7→1,2,7→1,2,3,8,9 400円 計6000円

1/3天馬賞予想 斎藤修

ミノルシャープ中心も混戦

 詳細はオッズパークのブログをご覧ください。

 ◎7ミノルシャープ
 ○8マツカゼウンカイ
 ▲1メジロゴーリキ
 △3ゴールデンフウジン
 △2ジェイワン
 △4ナカゼンガキタ

 3連単
 7→1,3,8→1,2,3,4,8 300円 計3600円
 8→1,3,7→1,2,3,4,7 200円 計2400円

帯広記念 予想結果

オレノココロ、3度目の帯広記念制覇

レースは、各馬障害で苦戦し、上位人気5頭が一斉に障害を通過。直線ではセンゴクエースが抜け出て押し切りを図るところ、オレノココロがじわじわと伸びて届いたところがゴール。オレノココロは3度目の帯広記念制覇となり、重賞勝利数はカネサブラックに並ぶ21勝目となりました。
予想対決は目黒さんが3連単を的中し、大幅なプラス収支。山崎さん、矢野さんもそれぞれ的中し、プラス収支という結果になりました。

目黒:3連単500円的中! 収支+31,300円
山崎:馬複1100円&3連複200円的中! 収支+13,080円
矢野:3連複700円的中! 収支+4,570円

【集計】投資額 6,000円×18R=108,000円

 山崎  -4,780円
 目黒  -15,800円
 荘司  -27,260円
 矢野  -54,300円
 斎藤  -92,200円
 須田  -96,000円
---------------------------------------
 紅組  -47,840円
 白組  -242,500円

12
Copyright (C) OddsPark Banei Management Corp. All Rights Reserved.