ばんえい競馬情報局とは?

ばんえい競馬の最新情報を提供します。重賞を中心に予想や回顧のほか、ばんえい競馬に関するコラムなどもご覧いただけます。
カレンダー
リンク
おすすめコンテンツ

« 1/3天馬賞予想 矢野吉彦 | メイン | 1/3天馬賞予想 山崎エリカ »

1/2帯広記念回顧

オレノココロが持ち前のパワーを発揮!

 2日(水)は重賞・帯広記念(4歳以上オープン)が行われ、単勝1番人気のオレノココロが優勝。現役最強の力を見せつけ、カネサブラックがマークした重賞最多勝記録(21勝)に並びました。

【出走馬】※馬名右の数字は単勝最終オッズ
 1.フジダイビクトリー 7.5
 2.ソウクンボーイ 79.7
 3.センゴクエース 13.0
 4.シンザンボーイ 10.3
 5.ホクショウディープ 74.2
 6.コウシュハウンカイ 2.3
 7.オレノココロ 2.0

 人気は外枠の2頭、コウシュハウンカイとオレノココロに集中し、わずかにオレノココロが1番人気。離れた3番人気がフジダイビクトリーとなり、以下はふた桁台のオッズ。人気サイドでの決着か、それとも一波乱があるのか、馬場水分1.2%のなかスタートが切られました。

 第1障害を越えた直後から各馬の脚取りは重く、細かく刻みながら徐々に歩を進めます。道中はフジダイビクトリー、オレノココロあたりが先行。コウシュハウンカイもこの一角につけ、ソウクンボーイ、センゴクエースがその後ろから追走する展開。ゆったりした流れで第2障害を迎えました。
 終始ペースを握っていたフジダイビクトリーが、ここでも最初に登坂を開始。ひと呼吸置いてオレノココロとコウシュハウンカイが動き、ソウクンボーイも積極的に仕掛けます。高重量戦だけに苦戦を強いられますが、ようやく各馬の馬体が天板まで上がりきり、シンザンボーイ、センゴクエース、コウシュハウンカイ、フジダイビクトリー、オレノココロの5頭が差のない状態で障害を突破しました。
 最後の平坦路で敢然と抜け出したのはセンゴクエース。しっかりとした脚取りでゴールを目指しますが、シンザンボーイも懸命に食い下がり、さらに外からオレノココロも強襲。残り20メートルで3頭が横並びとなります。しかし、シンザンボーイが脱落し、残り10メートル付近からセンゴクエースとオレノココロの一騎打ち。わずかにセンゴクエースがリードを保っていましたが、脚いろは完全にオレノココロが上回っており、並んだ状態でゴール線を通過。0秒1差の大接戦の結果、軍配はオレノココロに上がりました。最後までしっかり歩いたフジダイビクトリーが3着。オレノココロと人気を分け合ったコウシュハウンカイは、しまいに伸びきれず5着に敗れました。

 乾いた馬場での高重量戦となればオレノココロの出番。第2障害で一瞬ヒザを折るような場面もありましたが、慎重な登坂でうまくまとめ、持ち前の末脚を最大限に発揮しました。ゆったり運べる高重量戦なら、信頼度も倍増。ばんえい記念3連覇へ向け、視界は良好です。
 今シーズンは重賞未勝利のセンゴクエースですが、ばんえい十勝オッズパーク杯、ばんえいグランプリに続く重賞2着。あわやの0秒1差だけに、力を十分に示すことができたと言えます。高重量戦に慣れてきたことからも、もう一段階の飛躍が期待できそうです。
 フジダイビクトリーは積極的に運んでの3着。ばんえい記念を制しているだけにパワー勝負は望むところで、今後も乾燥した馬場では要注目です。

成績はこちら
映像はこちら

鈴木恵介騎手「センゴクエースにも騎乗したことがあり、下りて歩く馬なので最後までわからないレースでした。馬場も乾いていたので時間のかかるレースでしたが、オレノココロにとっては恵まれていた条件だと思います。荷物が重たいので、1回では障害を越えないと思い、2、3回で上がれば良いという気持ちで仕掛けました。接戦でしたが10メートルを過ぎたぐらいで何とか捉えられると思いました。ばんえい記念も3連覇できるよう良い状態で迎え、カネサブラックの記録も更新したいと思います」

コメントを投稿

(いままで、ここでコメントしたことがないときは、コメントを表示する前にこのブログのオーナーの承認が必要になることがあります。承認されるまではコメントは表示されません。そのときはしばらく待ってください。)

Copyright (C) OddsPark Banei Management Corp. All Rights Reserved.