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11/11クインカップ回顧

メヂカラが初タイトルを奪取!

 11日(日)は重賞・クインカップ(4歳牝馬オープン)が行われ、単勝4番人気のメヂカラが優勝。前哨戦の紅バラ賞を制した勢いそのままに、重賞初制覇を果たしました。

【出走馬】※馬名右の数字は単勝最終オッズ
 1.サクラニシキヒメ 87.7
 2.フェアリースズ 2.5
 3.シンエイボブ 3.5
 4.キタノサカエヒメ 4.2
 5.マツノビューティ 28.7
 6.イズミクィーン 12.7
 7.サカノイサムヒメ 76.3
 8.ライデンメルテイ 116.4
 9.メヂカラ 4.9

 2走前の紅バラ賞こそ4着に敗れたものの、前走のB1-1組戦を制して軌道修正を果たしたフェアリースズが1番人気。ただ、ばんえいオークス2着、牡馬相手の柏林賞3着のシンエイボブ、オークス3着のキタノサカエヒメ、黒ユリ賞3着のメヂカラなど、地力のある馬がここへ向けて調子を上げており、上位は拮抗したオッズとなりました。

 馬場水分は1.9%でスタート。軽快に第1障害を突破したマツノビューティがペースを握り、フェアリースズ、キタノサカエヒメ、イズミクィーンなどが先団を形成。ただ、極端にペースが上がることはなく、各馬とも離れず追走して中間点を通過すると、そのままの隊列で第2障害下を迎えました。
 最初に動いたのは、終始先行していたマツノビューティ。それとほぼ同時にフェアリースズ、キタノサカエヒメ、シンエイボブが仕掛けます。なかでも切れのある登坂を見せたのはマツノビューティとフェアリースズで、すんなりと障害を突破。並ぶようなかたちでシンエイボブとキタノサカエヒメが続き、やや遅れてメヂカラも追撃態勢に入りました。
 障害後も着実に歩を進めていた先行勢でしたが、残り30メートル付近で脚いろが鈍りはじめます。そこへ勢いよく伸びてきたのがメヂカラで、あっという間に先頭へ。その後もしっかりとした脚どりでゴールまで歩き切り、4秒9差をつけて初タイトルを手にしました。多少苦しみながらも止まることなく歩き続けたキタノサカエヒメが2着。同タイムの争いとなった3着争いは、フェアリースズに軍配が上がりました。

 目をみはるような末脚を発揮したメヂカラが、3度目の重賞挑戦で初の栄冠。先行勢が早めの競馬を展開し、それが有利に働いた面もありましたが、他馬を楽に突き放したレース内容は圧巻でした。牝馬同士なら年長馬が相手でも互角の印象で、展開や馬場次第でタイトルを積み重ねる可能性も十分です。

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工藤篤騎手「先週のばんえい菊花賞に続いて優勝できて嬉しいです。馬場が多少ぬかるんでいましたが、気にしないように普段通り騎乗しました。前走より30キロ重量が増えたぶんは工夫して乗りました。手ごたえはいつもと変わらず、下りたら脚のある馬なので、第2障害をどの位置で下りられるかだけを考えていました。これからも力をつけて良い方向に成長してくれればいいと思います。まだまだ頑張っていきますので応援よろしくお願いします」

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