7月2日に行われた4歳シーズン一冠目・柏林賞は、マルミゴウカイが圧勝。ばんえい大賞典、ばんえいダービーに続く重賞3勝目となりました。今季はここまで世代限定戦しか使われていませんが、今後参戦が予想される、古馬オープン戦での戦いぶりも注目となりそうです。
【第7回開催1日目】
7月8日(土)のメイン第10レースは、こと座特別(A1級-1組混合・20:10発走予定)。
5頭出走しているA1級勢が有力。なかでも期待はオープンからの降級馬◎ハクタイホウでしょう。A1級スタートの今季は使い出しが6月でしたが、2戦目から2連勝とさすがの力を見せています。今回はA2級との混合戦で相手有利は明白。連勝を伸ばすでしょう。
○サクラリュウは、6月17日のジュノー特別(A1級)の勝ち馬。前開催のミントスポット杯(オープン混合)は相手強化で、しかも雨馬場での時計勝負と分が悪かったものの、それでも5着と崩れず力をつけています。相手関係に恵まれた今回は巻き返してきそうです。
ジュノー特別の4着馬▲トレジャーハンター、ミントスポット杯3着の△ソウクンボーイも連争いなら互角の存在です。
△ホンベツイチバンは、A2級の3頭のうち、唯一賞金ハンデを課されていないのが魅力。昇級初戦ですが、障害力を生かしどこまでやれるでしょうか。
【第7回開催2日目】
7月9日(日)のメイン第10レースは、わし座特別(B2級-1組・20:10発走予定)。
連勝中の3歳馬2頭が注目を集めそう。なかでも期待したいのは◎ウンカイタイショウです。B3級で2連勝して今回がB2昇級初戦とはいえ、とかち皐月賞(5月15日・3歳オープン)では、先頭で障害を越えると、早めに抜け出し快勝したミノルシャープに食い下がり、3秒3の僅着3着と見せ場十分だったことを考えれば、クラスの壁はなさそうです。
○ミノルシャープは4連勝中で、B2昇級初戦の前走2組もあっさり逃げ切っています。すでに古馬相手の特別戦(スーパートレーナー賞)も制していますが、賞金ハンデ5キロを考慮し対抗評価です。
▲ヤマトテンリュウは、近4走のB2級の1~2組戦が2、2、2、3着と堅実。すべて障害はひと腰で越えている巧者だけに、初の特別戦でもむしろ歓迎といった感もあります。
△オオゾラシンスケは勝ちみに遅いものの、過去には重賞や特別戦へ出走していたキャリアが魅力です。
【第7回開催3日目】
7月10日(月)のメイン第10レースは、文月特別(A1級-2組・20:10発走予定)。
◎バウンティハンターは直近のA1級の特別戦・ジュノー特別(6月17日)で今回のメンバー中最先着の2着。障害力を生かす積極策から僅差に踏ん張っています。今回は2組と相手に恵まれた印象。今季初勝利のチャンスでしょう。
○カンシャノココロは、ジュノー特別が5着でしたが、特別戦のペースが合うタイプ。今回は、同レースの1、3、4着馬が不在なので、巻き返して当然でしょう。
▲ホクショウユウキは平場戦向きの印象もありますが、展開さえ向けば、特別戦でもスプリングカップ(4月21日・A1級)2着くらいの走りはできる馬。マークは欠かせません。
△カゲホウトウは、なかなか結果が伴いませんが、障害のキレは安定しています。今回は昇級2戦目でクラス慣れも見込めるはずです。