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今週の見どころ(7/15~7/17)

 7月16日(日)のメインには、重賞・北斗賞が組まれています。今季、古馬重賞は2戦行われ、ばんえい十勝オッズパーク杯、旭川記念とも、同じ3頭による決着で、1、2着が入れ替わっただけ。今回もその3頭による争いとなるのか、基礎重量が増えたことで割って入る馬が出てくるのか。注目の一戦です。

【第7回開催4日目】
 7月15日(土)のメイン第10レースは、天の川賞(3歳・4歳B1級以下C1級以上選抜・20:10発走予定)。全馬500キロ台の軽量で争われる特別戦です。3歳、4歳で馬齢による重量差がつかないため、キャリアで勝る4歳が有利とみます。
 ◎サクラダイチは、テンの速さではピカイチ。B1昇級初戦の前走がいきなりA2級との混合戦。大幅な相手強化でしたが、障害ひと腰クリアから見せ場十分の3着と、B1級通過も時間の問題と思われます。今回はB1級以下の混合戦で、しかも世代限定戦なら逃げ切りが濃厚でしょう。
 ○コウシュハローヤルは、障害が崩れている状況でのB1昇級でしたが、初戦の2組ではひと腰で越えて僅差4着と好レースを披露。B2級時代、サクラダイチには2連敗していましたが、軽量なら障害のムラも出にくく好勝負が期待できます。
 ▲アグリモエは、先行して踏ん張れない近況ですが、負担重量が一気に軽くなって、末の粘り強化が期待できそう。
 △ヒカルナナヒメは、B1昇級初戦の3組では早めに障害を越えながら詰めを欠き8着。とはいえ格下が多いここなら、流れに乗って巻き返しが期待できそうです。
 格下B3級とはいえ好走を続ける△テンリュウフジも差はありません。

【第7回開催5日目】
 7月16日(日)のメイン第10レースは、重賞・第25回北斗賞(20:10発走予定)。オレノココロとコウシュハウンカイの2頭が賞金別定10キロを課されています。
 ◎コウシュハウンカイは、ばんえい十勝オッズパーク杯1着、旭川記念2着。旭川記念では唯一、10キロの賞金ハンデがありましたが、ひと腰先頭で障害をクリア。そのまま押し切るかと思われたところ、障害離れた3番手から追ってきたオレノココロにゴール線上で捕まって、コンマ7秒だけ先着を許したものの、勝ちに等しいレース内容でした。今回はオレノココロも同重量となるだけに、雪辱を果たして、今季重賞2勝目を挙げそうです。
 ○ニュータカラコマは、2重賞とも3着。旭川記念では障害2番手からコウシュハウンカイとの差をじわじわ詰めており、詰めの甘さを感じさせない走りが好印象でした。昨年のこのレースの勝ち馬で、旭川記念上位3頭のうち、この馬だけ別定重量の加増がないことを考えても勝ち負けでしょう。
 ▲オレノココロは、2重賞が2、1着。旭川記念は結果として勝ったとはいえ、障害で体勢を崩しており、楽なレースではありませんでした。前述2頭は障害巧者で今回もひと腰クリアが予想されるため、大きなロスがあると差し脚が届かない可能性も考えられます。
 △フジダイビクトリーは、旭川記念の5着馬。当時より基礎重量が20キロ増えるのは障害巧者のこの馬にとっては歓迎で、前進が期待できるでしょう。

【第7回開催6日目】
 7月17日(祝・月)のメイン第10レースは、ルビー特別(A2級・20:10発走予定)。今季勝利を挙げているのはアアモンドロシア、イノリノチカラのみと、やや精彩を欠く馬が多いメンバー構成です。
 ◎アアモンドロシアは、近走は障害のカカリが安定して、3走前のシルバーカップ(A2級-2組)3着、前走の瑞鳳賞(5歳牡馬オープン)4着と特別戦では勝ち馬と5秒差程度にまとめています。障害に不安がある馬が多い今回のメンバーなら、展開は速くならず、流れに乗って今季2勝目が期待できそうです。
 ○フウジンライデンは、スランプを脱し上昇気配だっただけに、前開催の4歳重賞・柏林賞での競走除外(右後球節捻挫)は残念でなりません。状態面に不安はありますが、出走してくるからには軽視できません。
 ▲ヤマノウンカイはメンバー中で、唯一ともいえる障害巧者ですが、決め手を欠くのが悩み。うまく先行して、他馬が障害で手こずるようなら前残りに警戒する必要があるでしょう。
 △イノリノチカラは、今季初勝利をマークした前々走のように前々で競馬ができるかがカギです。

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