復調の兆しを見せたキタノタイショウに期待
ばんえいグランプリ上位のオレノココロ、ニュータカラコマは休養、センゴクエースは銀河賞に出走予定とのことで、7頭立てになりました。出走頭数が少ないと買い目が絞れる場合もありますが、逆に配当との戦いになることも多いもの。これまでに重賞勝ちの実績もあるばんえいグランプリの3着、4着あたりを狙うとなると、馬券を買う価値があるのかという話になります。儲からない馬券や、あらかじめトリガミになるとわかっている馬券を買うのは、よっぽどお金があるか、応援したい馬がいるかではないと楽しくありません。
なので、第一義に何を買うと楽しめるのか、3着を狙うとしたならば、何を買いたいのかを考えてみました。昨年のこのレースの勝ち馬でばんえいグランプリの成績がそのままスライドする形でオイドンというのも考えましたが、今回は昨年のように雨が降ってソリの滑りが良くなることもなさそう。それにばんえいグランプリで障害の捌きが悪かった馬が、さらに高重量戦となる今回で、スムーズに障害が上がる確率もそれほど高くはないでしょう。
そこで、◎にはオイドン同様に障害に課題を残す馬ですが、昨年のばんえい記念を勝利するなど、実績はイオドン以上のキタノタイショウを推すことにしました。この馬は昨年の北見記念を勝利し、今年の帯広記念でも2着入線しているように、もともと高重量戦が得意。また、前走のマロニエ賞では崩れていた障害を久々にひと腰でまとめていたことから、無理な狙い目でもないでしょう。
〇は、昨年のばんえい記念の勝ち馬フジダイビクトリー。今シーズンは重賞で上位の走りを見せながら、ようやく前走で初勝利を挙げました。ばんえいグランプリの上位2頭の回避で相手が楽になったことを考えると、そろそろ重賞を勝っても不思議ありません。ばんえいグランプリではコウシュハウンカイに先着を許していますが、ばんえいグランプリ当日は1番枠が伸びていなかったし、その当日よりも軽馬場を想定すると、フジダイビクトリーが先着する可能性が高いと見ました。
▲は、今回のメンバーではばんえいグランプリで最先着のコウシュハウンカイ。今シーズンは旭川記念を勝って以来、重賞勝ちはなく、実績上はオレノココロに差を付けられた形。しかし、今シーズンの重賞では全て3着以内と、直線でジワジワ伸びて崩れないのがこの馬の強さです。今回でも大崩れすることは考えづらいでしょう。
△には昨年のこのレースの勝ち馬で、今年のばんえいグランプリでは5着のオイドン。今回は鈴木恵騎手が手綱を握る形。鈴木恵騎手は、オレノココロでお馴染みの様に、障害を修正しようとするのではなく、障害で膝をつくのも癖のひとつと考えて、ついたらすぐに立て直すことを考える騎手。障害を意識して、前半のレース運びを悪くするような騎手ではないので、この手替わりが好転する結果になるかもしれません。
あとは古馬重賞は今年のヒロインズカップ以来となりますが、近走の勢いを評価して買い目に加えたいセイコークイン。今回は相手強化で初めて重賞800㎏を背負う形になりますが、障害に問題がある馬でもないので、いきなり通用する可能性もあるでしょう。印上位馬が自滅すれば、この馬の出番も考えられます。
◎ (6)キタノタイショウ
〇 (5)フジダイビクトリー
▲ (4)コウシュハウンカイ
△ (1)オイドン
△ (3)セイコークイン
3連複
6-5,4,1,3 1000円 計6000円