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2016年1月 アーカイブ

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今週の見どころ(1/30~2/1)

2016年1月29日(金)

 先週、1月24日(日)に行われた4歳以上牝馬による重賞・ヒロインズカップは、ナナノチカラが勝ち、現在実施されている牝馬限定重賞(黒ユリ賞、ばんえいオークス、クインカップ、ヒロインズカップ)全制覇の快挙となりました。まだ6歳と若く、今後は牡馬相手での、古馬重賞タイトル奪取への期待も高まります。

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【第22回開催1日目】
 1月30日(土)のメイン第10レースは、みずがめ座特別(オープン・A1級決勝混合・18:05発走予定)。オープン-2組(1月24日)、A1級混合(23日)の両予選上位馬による一戦で、オープン5頭、A1級3頭が争います。
 オープン-2組予選を快勝したショウチシマシタに引き続き期待。第2障害ひと腰クリアからの逃げ切りで、2組なら力上位を見せつけました。今回はA1級混合で、相手が楽になっています。正直、負けるシーンは想像しにくいです。
 アサヒリュウセイは、オープン-2組に出走した近2走が3、2着。前走の予選では、ショウチシマシタにはちぎられたものの、3着ソウクンボーイには6秒1もの差をつけており、こちらも引き続き好勝負できそうです。
 サクラリュウは、オープン昇級2戦目の2組予選が障害5番手クリアから5着でしたが、3着はありそうな脚色で大きくは崩れませんでした。A1級時代の活躍ぶりを見れば、このメンバーなら連争いに加わってくるでしょう。
 A1級混合予選勢では、障害3番手クリアから抜け出し快勝したヤマノウンカイに注目。大外10コースで、しかも平場戦でのスピード勝負にも対応できたところが充実ぶりをうかがわせます。特別戦へ替わるのは歓迎のタイプなので、オープン馬を脅かすシーンも十分。
 A1級混合予選で逃げて3着だったアオノレクサスは、トップハンデから解放されることで、末の粘り強化が期待できます。

【第22回開催2日目】
 1月31日(日)のメイン第10レースは、柏林馬事公苑特別(オープン-1組・18:05発走予定)
 オイドンが、前開催のカシオペア特別(1月9日・オープン-1組)を第2障害4番手クリアから差し切って、オープン特別としては昨年11月以来の勝利を挙げました。近走は障害のカカリと同様、成績も安定しませんでしたが、スランプ脱出とみていいでしょう。連勝が期待できそうです。
 ニュータカラコマは、カシオペア特別では1番人気・2着。障害を2番手で越え、オイドンの決め手に屈した格好ですが、その差はわずか1秒7。特別戦での安定感は上位のものがあり、ここも首位争い必至でしょう。
 トレジャーハンターはカシオペア特別では7着も、逃げてゴール手前5メートルまでは先頭をキープ。押して行ったため最後に息切れしたものの、見せ場十分でした。12月7日にオープン-1組特別を勝った時は、逃げてギリギリ粘り込んでおり、ここもペースを握れるかがカギです。
 フジダイビクトリーはカシオペア特別が3着でしたが、トップハンデを考えれば、流石の走り。今回もハンデは厳しいですが、今開催から基礎重量が10キロ増えているのは、障害に絶対の自信を持つこの馬にとってはプラス。連争い候補の1頭です。

【第22回開催3日目】
 2月1日(月)のメイン第10レースは、、ダイヤモンドダスト賞(5歳オープン・18:05発走予定)
 5歳重賞・天馬賞(1月3日)を勝ったキサラキクが前週の重賞にまわったため不在です。となれば、天馬賞で2着に敗れたハクタイホウが主役といえます。断然人気に推された天馬賞でしたが、決め脚強烈なキサラキクとさほど差のない障害クリアでは、ゴール手前10メートルまで食らいつくのが精一杯でした。強敵がいない今回は巻き返し必至でしょう。
 カンシャノココロは天馬賞では3番人気で3着と、この馬なりの走りは見せました。初の760キロでも障害をふた腰でまとめており、流れに乗れれば再びハクタイホウを追い詰めるシーンもありそうです。
 定量戦の天馬賞で障害ひと腰クリアから4着のホクショウメジャーにも引き続き注目。今回は重量格による別定戦で、ハクタイホウと20キロ、カンシャノココロと10キロ差つくのも有利です。着順を上げてくるかもしれません。
 天馬賞では逃げて5着に踏ん張ったカイシンゲキですが、今回は唯一、賞金別定重量の加増があるためトップハンデ。地力があるのは認めますが、ちょっと厳しいかもしれません。

ヒロインズC 予想結果

2016年1月25日(月)

山崎さん、馬複本線的中でプラス収支に!
矢野さん、3連単的中で回収率80.8%まで回復!

山崎:馬複7-8 2000円的中! 収支+46,000円
矢野:3連単7-8-4 100円的中 収支+39,460円
斎藤:ハズレ 収支-6,000円
須田:ハズレ 収支-6,000円

【ここまでの集計】
投資額 6,000円×20R=120,000円

斎藤 +225,430円
山崎  +25,050円
須田  -3,820円
矢野  -23,030円

1/24ヒロインズカップ回顧

ナナノチカラが牝馬重賞完全制覇!

 24日(日)は重賞・ヒロインズカップ(4歳以上牝馬オープン)が行われ、単勝2番人気のナナノチカラが優勝。昨シーズンのポプラ賞以来となる重賞5勝目を挙げ、牝馬重賞全制覇を成し遂げました。

【出走馬】※馬名右の数字は単勝最終オッズ
  1.キュートエンジェル 77.1
  2.フェアリードール 75.6
  3.キサラキク 1.8
  4.センゴクイチ 21.6
  5.セイコークイン 4.4
  6.アアモンドセブン 36.3
  7.ナナノチカラ 4.1
  8.アアモンドマツカゼ 15.7
  9.コウシュハクィーン 65.9
 10.マゴコロ 13.2

 天馬賞で同世代の牡馬を一蹴したキサラキクが1.8倍の1番人気。6歳のナナノチカラ、セイコークインがともに4倍台で続き、780キロを課せられた3頭に人気が集中。馬場水分2.1%のなか、女王の座をかけた戦いがスタートしました。

 道中はゆったりとしたペースで、各馬ほぼ横一線。わずかにアアモンドセブン、アアモンドマツカゼが先頭で障害下にたどり着いたものの、他馬も差なく続いて勝負どころを迎えました。
 最初に仕掛けたのはアアモンドセブンとセイコークイン。ひと呼吸入れてからアアモンドマツカゼが動き、さらにセンゴクイチも障害に挑みます。どの馬も決定力を欠く中、アアモンドマツカゼがようやく突破。そして、じっくりとためていたナナノチカラがひと腰でクリアし、追撃態勢に入ります。さらに遅れてセンゴクイチ、マゴコロが障害を登り切り、勝負は最後の平坦路に持ち込まれました。
 ここで抜群の末脚を発揮したのがナナノチカラ。残り30メートル付近でアアモンドマツカゼを捉えると、小気味よいピッチを刻んでゴールを目指します。アアモンドマツカゼもしぶとく食い下がりますが、いったん許した半馬身程度の差を詰めることができません。そのままの態勢でゴールを迎え、ナナノチカラが牝馬の頂点に君臨しました。アアモンドマツカゼから8秒遅れた3着にはセンゴクイチが流れ込み、0秒5差の4着にマゴコロが入線。第2障害を5番手で突破したキサラキクは、しまいに良く脚を伸ばしたものの、結局5着止まりでした。

 トップハンデを背負いながらも、しまいまでジワジワと脚を伸ばしたナナノチカラ。障害を難なく突破したレースぶりも良く、いかにも軌道に乗ってきた印象です。黒ユリ賞、ばんえいオークス、クインカップに続く今回の勝利で、ばんえいの牝馬重賞を完全制覇。今のデキなら今後、牡馬が相手でも好勝負が期待できるでしょう。
 アアモンドマツカゼは10キロの斤量差が味方したのもありますが、それを割り引いても優秀な内容。牡馬相手でも重量や展開次第でチャンスがありそうです。

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安部憲二騎手「トップハンデで馬場も重い条件でしたが、他馬も重量が重いのは同じなので、まずはこの馬の良さを引き出せるよう心掛けました。昨年のこのレースはゴール前で止まって負けてしまったので、追い込みを図る際も気持ち良く走ってもらうよう、あまり追い込みすぎないように騎乗しました。今回は止まらないよう走らせるのがポイントでした」

1/24ヒロインズC予想 山崎エリカ

2016年1月24日(日)

末脚を生かせればナナノチカラ

 最強牝馬決定戦のヒロインズカップ。牝馬限定戦としては高重量を背負うレースですが、真冬のこの時期は馬場が軽いことが多く、障害力もスピードも問われるレースになっています。上位拮抗の近3年こそ勝ち馬が入れ替わっていますが、過去にはトカチプリティー、エンジュオウカン、フクイズミが何度もこのレースで上位争いをしたことがありました。基本的には総合力が問われるレースと考えて良さそうです。

 そこで◎には2歳シーズンは黒ユリ賞を、3歳シーズンはばんえいオークスを、4歳シーズンはクインカップ、ポプラ賞を制すなど、明け6歳世代トップの牝馬として活躍してきたナナノチカラを推します。昨年のヒロインズカップでは、ゴール手間で詰まって3着に敗れましたが、昨年は馬場水分以上に時計が掛かる重馬場で、各馬がけん制し合うなか、果敢に先行しての結果なので、悪い内容ではありません。負けて強しのレース内容だったと言えるでしょう。そのナナノチカラが昨年12月に戦列復帰して、前走で復調気配を見せたとなれば、この馬を本命視するのが順当でしょう。昨年は押し出されてハナへ行ってしまいましたが、今年は本来の末脚を生かす形で勝ち負けを期待します。

 ○は重賞勝ちこそないものの、過去2年のこのレースでは4着、5着、そして前哨戦レディスカップでも3着と常に善戦のアアモンドマツカゼ。前走の天馬賞を圧勝して、今回ではトップハンデを背負うレディースカップの勝ち馬キサラキクは、「余力?」で積極的に狙う気になれないので、アアモンドマツカゼを上位に取りました。横の◎ナナノチカラを見ながら動いて行けるメリットもあるので、この馬が対抗です。

 ▲はこちらも重賞勝ちこそありませんが、一昨年の黒ユリ賞2着、昨年の柏林賞2着のアアモンドセブン。この馬は前半から動いて行ってこそ勝負になるタイプで、今回は1、2番手が狙えそうなメンバー構成。他馬に絡まれると障害早仕掛けで失敗する場合もありますが、高重量戦ともなると絡んでくる馬も、そうはいないでしょう。また、天気予報によると本日は降雪とのことで、馬場が軽くなるほどチャンスが広がります。

 △は現6歳世代ではナナノチカラの2番手の牝馬として活躍してきたセイコークイン。ナナノチカラが本番に強いこともあり、この馬も重賞で再三に亘る善戦を見せながらも未だに重賞未勝利ですが、ここへ来てさらに力をつけて、前走で牡馬相手のオープンを勝利したとなれば、侮れないものがあります。この馬も前に行くタイプなので、理想は軽馬場ですが、重馬場でもそれなりの結果を出しているので悪くはありません。

 あとは昨年11月のクインカップでは、逃げてキサラキクを2着に降して勝利したフェアリードール。クインカップ勝利後は、相手が強くて前に行けていないことを考慮してもややスランプ気味の成績ですが、今回はトップハンデのナナノチカラやキサラキクよりも20kgも重量が軽いことを考えると警戒は必要です。ある程度前の位置を取ってさえしまえば、面白い馬です。

 他では3年前のばんえい大賞典では波乱の立役者となったコウシュハクィーン。一昨年の11月以降、勝ち星から遠さかっていますが、ジリジリ伸びるタイプなので時計勝負では分が悪く、勝ち味が遅いところがあるもの確か。ただ、ジリジリでもいい脚が長く使えるタイプなので、ある程度前の位置からジリジリを持続させられる高重量戦は、加点材料になります。接戦の形になれば、バテずに伸びてくるので、再び穴を開ける可能性もあるでしょう。

 ◎ (7)ナナノチカラ
 ○ (8)アアモンドマツカゼ
 ▲ (6)アアモンドセブン
 △ (5)セイコークイン
 △ (2)フェアリードール
 △ (9)コウシュハクィーン

 馬複
 7-8 2000円
 7-6,5 1500円
 7-2,9 500円 計6000円

1/24ヒロインズC予想 須田鷹雄

勢いに勝るセイコークイン

 近走内容を考えたら○キサラキクがいちばん無難な選択肢だし、人気もこの馬だろう。逆に、これを制して1着を取る馬がどれかということを考えてみると......。

 重量差を生かすとすると軽いほうから考えて☆センゴクイチから検討することになるが、勝つイメージまでは湧かない。▲マゴコロもレースぶりが安定していて良いと思うが、この馬は勝ち切るというよりは2~3着に付いてくるイメージだ。今回は端枠を引いてしまったということもあって、アタマ決め打ちはしづらい。

 結局、780キロ組だが◎セイコークインに1着を期待してみることにした。一番近いところで今回出走するメンバーが多く直接対決しているレディースカップと比べると、キサラキクやマゴコロに対しては重量差が10キロ改善。当時先着された△アアモンドマツカゼとは当時と同じ10キロ差だが、その後のレースでの内容・勢いは明らかにセイコークインが勝る。

 ◎5セイコークイン
 ○3キサラキク
 ▲10マゴコロ
 ☆4センゴクイチ
 △8アアモンドマツカゼ
 △7ナナノチカラ

 3連単
 5→3,10,4,8,7→3,10,4,8,7 300円 計6000円

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