実力も勢いもあるフジダイビクトリーに期待
さて、いよいよ前半戦のクライマックス、ばんえいグランプリ。今年は、ばんえい十勝オッズパーク杯はオレノココロが勝って2着がコウシュハウンカイ、旭川記念はコウシュハウンカイが勝って2着がフジダイビクトリー、北斗賞はフジダイビクトリーが勝って2着がオレノココロと、勝ち馬こそ違うものの前記3頭が重賞を独占する形となりました。当然、今回もその3頭のうちのどれかを本命にするのがベストでしょう。
5歳馬オレノココロやコウシュハウンカイの今シーズンの勢いは凄いのですが、オレノココロはどうしても障害で膝を付く怖さがあるし、コウシュハウンカイは近走成績がやや不安。よって、◎には実力も近走の勢いも兼ね備えたフジダイビクトリーとします。この馬は障害で踏ん張りが利くあたりに成績以上の強さを感じるし、軽馬場も重馬場もこなせる馬。勝ちに行かなければならない立場なので何かに差される可能性はありますが、大崩れする可能性も少ないでしょう。
○は障害さえスムーズならば、逆転もあり得るオレノココロ。この馬は前哨戦とかちえぞまつ特別を勝って、充実度もアピールしました。確かに前走は、障害をひと腰で越えましたが、本日は、雨が降って馬場が軽くなるとのことで、その辺りにやや不安を感じています。馬場が軽くなればペースが速くなることが多く、そうなるとどうしても障害でタップリ溜めることが出来なくなってしまうからです。しかし、この馬の場合は、膝を付いてもすぐに立て直せる強さがあるので、対抗評価にしました。
▲は昨年のチャンピオンカップの2着馬で、遡ればドリームエイジカップ勝ちの実績もあるトレジャーハンター。今シーズンはクラスが下がりましたが、そこで6連勝する強さを見せました。今回はファン投票で選ばれて、下級条件からの挑戦となりますが、軽馬場で前で立ち回れる強みとスピードを生かせば、上位入線しても不思議ない馬です。
△に2008年のダービー馬で、遡ればチャンピオンカップで2着の実績があるライデンロック。この馬は2012年の長期休養明けからの復帰戦で、あまり見たことない馬体重マイナス131㎏で出走してきて、全く別馬になってしまいました。体を大きく減らしてから楽に障害が越えられずに長いスランプが続きました。しかし、近走は減った体重を取り戻し、下級条件ではスピード負けしているように見受けられるので、逆に高重量戦の今回で大穴一発を期待します。
他では今シーズンはばんえい十勝オッズパーク杯4着、旭川記念4着、北斗賞3着と常に善戦もなかなか勝てずにいるインフィニティー。ばんえい記念を制した昨年と比べると、基礎能力がやや低下しているようにも感じますが、それでも北斗賞から更に基礎重量が重くなるのはプラスでしょう。よっぽど馬場が軽くなってスピード競馬にならなければ、今回も上位入線が濃厚です。
あとは、今シーズンの重賞では惨敗続きですが、今年のばんえい記念の勝ち馬キタノタイショウ。この馬は重量に関係なく、障害でタップリ溜められるかどうかが鍵のところがあるので、そういう意味では高重量戦は合います。障害でタップリ溜められさえすれば、絶大な強さを発揮するところがあるので、展開がハマる可能性が半分以上あるときは、まず、押さえておいたほうがいい馬です。
◎ (2)フジダイビクトリー
◯ (5)オレノココロ
▲ (7)トレジャーハンター
△ (3)ライデンロック
△ (1)インフィニティー
△ (10)キタノタイショウ
馬複
2-5 2000円
2-7,3,1,10 500円 計2000円
3連複
2-5,7.3,1,10 200円 計2000円