8月10日に実施される重賞・ばんえいグランプリのファン投票(上位7頭に出走権)の7月15日時点での中間発表では、1位がインフィニティー(443票)、2位がキタノタイショウ(379票)、3位がオイドン(363票)。以下、トレジャーハンター、クロフネオーザン、アオノレクサス、ニュータカラコマと続きます。投票の締め切りは7月21日(祝・月)の18時となっており、投票された方のなかから抽選で豪華賞品が当たります。
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7月19日(土)のメイン第10レースは、ルビー特別(A1・A2級-1組混合・20:10発走予定)。A1級はトレジャーハンター1頭で、A2級の8頭中6頭が前開催ではユリウス特別(A2級-1・2組決勝混合)を使われていました。
トレジャーハンターの今季初勝利に期待します。開幕から8戦してすべて掲示板を確保しており、近3走も第2障害先頭クリアから2、3、2着と勝利まであと一歩の走りを続けています。3走前と前走はオープン馬もおり、今回は2走前の拓成湖特別と同条件ですが相手関係が楽になっています。ゴール前での踏ん張り次第ですが、ここで勝てなければ、いつ勝つのだという感じです。
セイコークインはユリウス特別がA2級特別への初挑戦で2着。障害のキレ、末脚の伸びともよく、勝ったホンベツイチバンの1秒1差まで迫りました。今回から賞金別定5キロを課せられますが、近況の充実ぶりを考えれば苦にしないでしょう。
ユリウス特別では第2障害先頭クリアから3着に踏ん張ったクロフネオーザンにも引き続き注目。拓成湖特別ではトレジャーハンター(3着)に1秒4先着しての2着でした。
ユリウス特別に出走していないA2級勢では、コウシュハクィーンに期待。3走前の層雲峡特別(A2級混合)では障害を2番手で越えると、鮮やかな抜け出しを決めています。ハイペースになっても崩れない障害力を武器に、ここでも好走なるでしょうか。
7月20日(日)のメイン第10レースは、ビッグウエイトカップ(3歳以上重馬体重馬選抜・20:10発走予定)。今季前回出走時の体重が重いB1級以上の馬による選抜戦で、オープン2頭、A1級3頭、A2級3頭、B1級1頭により争われます。
オープンのホリセンショウは今季の重賞3戦ではすべて7着と苦戦していますが、特別戦では3戦とも第2障害ひと腰クリアから3、3、4着と惜しい競馬を続けています。今回はB1級馬もいるなど相手が楽になっているのに加え、他の有力どころには障害次第というタイプが多い印象。格上で障害巧者のこの馬が今季初勝利を決めてくれるでしょう。
A1級のホクショウバトルは近4走が7、7、8、4着ですが、うち前走こと座特別(オープン・A1級混合)を含む3走では第2障害をひと腰で越えており、着順ほど悪いレースではありませんでした。約半数が格下という今回のメンバーに入れば、持ち前の決め手で巻き返せそうです。
A2級のグランドペガサスは2走前の拓成湖特別(A1・A2級混合)で障害5番手から差し切り勝ちを収めています。近4走が1、9、1、8着と安定感を欠く成績ですが、障害さえこなせれば、ここでも勝ち負けになって不思議ありません。
同じくA2級のスギノハリアー、ニシキエースや、B1級のキタノオーロラらも障害次第では、スピードを生かして上位争いが可能でしょう。
7月21日(祝・月)のメイン第10レースは、さざなみ特別(B1級-1組・20:10発走予定)。
出走10頭中8頭が前開催で、わし座特別(B1級-1組)を使われていました。そのレースの勝ち馬キュートエンジェルに引き続き注目。逃げ切り圧勝かと思われたところ、第2障害大きく離れた2番手から猛追してきたトモエエーカンにコンマ9秒差まで迫られました。しかし、そのトモエエーカンが今開催から賞金別定10キロ増となりハンデ差がひらくので、今回はもう少し楽なレースができそうです。
わし座特別が2着惜敗だったトモエエーカンは、続く前走B1級-1・2組決勝混合では障害2番手クリアからヒロノヤマトを交わして、あっという間に突き放す圧巻の勝ちっぷり。この勝利で賞金を稼いだため今回ハンデが厳しくなりますが、良い状態をキープしたまま出走してきたのは間違いのないところでしょう。
アアモンドヤマトはB3級、B2級を13戦6勝、2着3回、3着4回という好成績で突破し今開催からB1へ昇級。もともとはA級で活躍していただけに、格負け感はありません。
わし座特別3着で、B1級-1・2組決勝混合7着のライトアームは特別に戻ったことで再び警戒が必要かもしれません。