7月27日(日)のメインには、3歳・4歳混合の重賞・はまなす賞が組まれています(1着馬に、来年3月に行われる4歳・5歳混合重賞・ポプラ賞への優先出走権)。重賞に再格上げとなった過去4回では、勝ち馬はいずれも4歳ですが、2、3着には3歳が3頭入っています。今年も上下のハンデ差が最大60キロと大きく、予想しがいのあるレースといえそうです。
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7月26日(土)のメイン第10レースは、オッズパーク賞サマーカップ(オープン・20:10発走予定)。次開催(8月10日)に行われる重賞・ばんえいグランプリの前哨戦です。
前開催に行われた重賞・北斗賞の1着馬ニュータカラコマは今回から賞金別定15キロを課せられており、2着フジダイビクトリーが回避したとあれば、同3着で5キロ増のオイドンに期待できそう。前走から75キロも軽くなるのが、スピードタイプのこの馬にとっては、なにより歓迎のはず。2走前のミントスポット杯(オープン)では、逃げ切り勝ちを収めたニュータカラコマと同重量で3秒8差の2着に入っており、今回は10キロ差を生かして逆転Vの期待がかけられそうです。
ニシキエーカンは北斗賞ではオイドンから1秒1差の4着で、3走前の旭川記念2着がフロックでなかったことを示しました。オイドンと似たようなタイプで、障害さえすんなり抜けてしまえば、ニュータカラコマと10キロ差あれば、格好はつけてくるでしょう。
アオノレクサスは休み明けの前走こと座特別(オープン・A1級混合)が1番人気で5着。障害は先頭で越えたものの、懸念される詰めの甘さが出たかたちです。今回は相手強化となりますが、障害は相変わらず安定しており、展開次第では粘り込むシーンもありそうです。
北斗賞では5着だったキタノタイショウは現状、障害次第という面があるので、特別戦に替わるのは歓迎。ニュータカラコマは厳しいハンデを克服しここでも好走できれば、いよいよ世代交代かという感じになってきそうです。
7月27日(日)のメイン第10レースは、重賞・第26回はまなす賞(3歳・4歳混合・20:10発走予定)。オープンの4歳馬オレノココロが720キロでトップハンデ、B1級の3歳牝馬キサラキクが660キロの最軽量で、最大60キロ差がつきました。
注目はB2級の3歳馬カイシンゲキ(670キロ)。トライアルのとかちダービーでは逃げ切り勝ちを収めており、続く2戦でも障害のキレはよく1、2着で、今季2戦目からの連続連対を8まで伸ばしています。初の重賞ですが、勢いに乗ってどこまでやれるでしょうか。昨年、とかちダービーを勝ったダイコクパワーがこのレースでも2着に入っているのは心強いところです。
4歳の筆頭格はコウシュハウンカイ(710キロ)でしょう。4歳トライアルの重賞・柏林賞では2着。逃げ切り寸前で、ダイコクパワー(700キロ)の決め手に屈しましたが、1秒3差なら負けて強しという競馬でした。当時ダイコクパワーより20キロ重かったのが、今回は10キロ差に縮まることで、逆転の可能性も十分といえます。
4歳牝馬コウシュハクィーン(680キロ)は柏林賞では1番人気で4着でしたが、障害で崩れたわけではなく展開が合わなかった感じ。続く2走前のA2級-1組こそ大外10コースに入り大敗しましたが、前走ルビー特別(A1・A2級-1組混合)では賞金別定5キロを課せられながらも5着にまとめています。今回はその5キロ増がなくなることに加え、柏林賞と同じ680キロだけに、好勝負になる可能性が高いと見ます。
オレノココロは唯一のオープン馬で実力断然。720キロの重量自体は苦にしませんが、さすがに60キロもハンデ差がひらいたのでは厳しい戦いが予想されます。
7月28日(月)のメイン第10レースは、しし座特別(B2級-1・2組決勝・20:10発走予定)。B2級-1組(7月20日)、B2級-2組(7月21日)の両予選上位馬による一戦です。
1組予選では1番人気で5着だったジャングルソングが巻き返しを期します。2走前の同条件戦・文月特別でも第2障害では苦戦しましたが、離れた4番手から鮮やかな差し切り勝ちを収めています。じっくり追走できる特別戦のほうが合っているようで、ここは当然着順を上げてくるでしょう。
文月特別では、さらに離れた障害6番手からジャングルソングを3秒6差まで追い詰めたのがキタノサムライ。続く1組予選では障害4番手から豪快に抜け出して危なげない勝利を飾っています。
1組予選ではキタノサムライにちぎられ2着のフクミツですが、障害のキレは引き続き良好です。ここも先行してどこまで踏ん張れるでしょうか。