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2013年6月 アーカイブ

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6/23柏林賞予想 矢野吉彦

軸はトップハンデ、ニシキエーカン

 先週の旭川記念は、取りあえず馬単ボックスが当たったので良しとしましょう。「上位はこの5頭」と見込んでいた馬のなかに、ちょっと頼りない馬がいることもわかりました。これを今後に活かしたいと思います。

 そして、19日にGateJ.で開催した「ばんえい競馬超集中講座」も、おかげさまで盛況でした。ゲストに来ていただいた藤本匠騎手にはタップリお話を伺えましたが、それでもまだ時間が足りなかったようです。とにかくばんえい競馬の世界は奥が深いですからね。もっと聞きたいこと、聞けることはたくさんあります。続きは次回に、ということにしておきましょう。

 さて、柏林賞。上下50㎏の重量差をどう考えればいいかがポイントです。"ハンデ頭"のニシキエーカンは、同世代相手の別定戦になると常に重いソリを曳かなければならない馬。その分なかなか勝ちきれませんが、成績は安定しています。こういう馬は定量戦では断然の人気になっちゃいますから、敢えて別定戦で狙ったほうが妙味があるのでは? そこで今回は、この馬を軸に3連単のマルチで行こうと思います。
 相手はライラック賞の上位馬=エビスダイチ、アサヒリュウセイ、ワールドピサ、テンカムソウにホクショウユウキを加えた5頭。これで60点、100円ずつで計6000円です。

 3連単1頭軸マルチ
 8→2,5,6,7,9 100円 計6000円

 ニシキエーカンには、去年のとかちダービー、ばんえい大賞典、今年のクリスタル特別で4着という例があるので、とても強気にはなれませんが、3着以内に来てくれれば当たると思ってるんですけど・・・。では、今回はこのへんで。

6/23柏林賞予想 斎藤修

ダービー馬アサヒリュウセイが4歳1冠目も狙う

 詳細はオッズパークのブログをご覧ください。

 ◎6アサヒリュウセイ
 ○7ワールドピサ
 ▲8ニシキエーカン
 △2エビスダイチ
 △9テンカムソウ
 △5ホクショウユウキ
 △1ブラックボス

 3連単
 6,7,8→2,6,7,8,9→1,2,5,6,7,8,9 100円 計6000円

今週の見どころ(6/22~6/24)

2013年6月21日(金)

 6月23日(日)のメインには、重賞・柏林賞が組まれています。銀河賞、天馬賞と続いていく4歳シーズン三冠の初戦です。別定重量戦になった過去5回では、1番人気が馬券に絡んだのが1回(09年1着)のみ。3着以内馬15頭のうち8頭が4番人気以下となかなか人気どおりには収まらない傾向があります。

今週のコース使用方法出走馬が9頭以下の場合)】
→現状通り、1コースから使用(詳細はこちら

帯広競馬場でのイベントはこちら

 6月22日(土)のメイン第10レースは、拓成湖特別(B1級-1組・20:05発走予定)
 10頭中8頭が前開催・6月8日のB1級-1組に出走しており、上位馬には翌週15日の層雲峡特別(B1級-1・2組決勝)と2走使いされた馬もいます。両レースを連勝しているアローファイターが中心でしょう。層雲峡特別では唯一、賞金別定5キロを課せられていましたが、末脚自慢のニシキセンプーをゴール前で逆に差し返す根性を見せました。今季8戦して6勝、2着1回と快進撃を続けており、今開催からニシキセンプーがA2へ昇級したことも考えれば、負けられないところです。
 別路線から参戦してきたニシキエースが強敵といえそう。4戦連続3着と勝ち切れなかった近況を打破する、前走ゴールドトロフィー(3歳以上選抜)での会心の逃げ切りでした。今季B1級-1組特別では5月に1走し、差して3着の実績があります。今回は紅一点で、最軽量ハンデなのも有利でしょう。
 B1級-1組3着、層雲峡特別4着のスギノファントム、同5、3着のホンベツイチバンも有力。B1級-1組7着で層雲峡特別へ出走できなかったオレワスゴイは特別戦のここで巻き返しを狙います。

 6月23日(日)のメイン第10レースには、4歳馬による重賞・第7回柏林賞(20:05発走予定)が行われます。2歳時から重賞戦線で活躍している実績馬と、下級条件を連勝してクラスを上げてきた馬の対決が楽しみな一戦です。
 実績馬の代表格が2歳シーズンチャンピオンのニシキエーカン。3歳三冠でも堅実な成績を残し、今季開幕後に行われた4歳オープン特別2戦、すずらん賞(4月29日)、ライラック賞(6月1日)ともトップハンデながら2着。それに加え、古馬オープン一線級を相手にしても健闘している近況も考えれば、実力断然なのは間違いないところです。
 アサヒリュウセイはばんえいダービー馬。2歳時から同世代相手では大崩れが少ない成績を残しており、今季もすずらん賞1着、ライラック賞3着。オープン混合の前走は大敗でしたが、巻き返しが期待できるでしょう。
 上がり馬の注目株は昨季12勝を挙げているホクショウユウキ。初の同世代限定のオープン特別だったクリスタル特別(3月24日)も難なく突破し、地力強化を印象づけました。今季も1、2着ときて前走ゴールドトロフィー(3歳以上選抜)こそ1番人気で5着も、相手関係を考えれば悪くないレースぶりでした。
 ワールドピサは昨年末から今年2月まで7連勝をマーク。そのなかには4歳オープン特別での勝ち星も含まれます。詰めの甘さは課題ですが、ばんえい大賞典で2着に好走している実績は侮れません。
 ほか、すずらん賞3着、ライラック賞1着で障害巧者のエビスダイチにもチャンスがありそうです。

  6月24日(月)のメイン第10レースは、瑞鳳賞(5歳牡馬オープン・20:05発走予定)。出走全馬が今季1勝か未勝利というメンバー構成。同世代限定のここで浮上のきっかけをつかむのはどの馬でしょうか。
 注目はテルシゲ。2走前に今季初勝利を挙げていますが、先週の重賞・旭川記念で3着に入ったホリセンショウに食らいつき1着同着まで持ち込んだレースぶりが光りました。昨季は11月中旬が初戦でしたが、いきなり7連勝するなど計11勝を荒稼ぎ。シーズン最終出走となった3月24日のオッズパーク賞スターライト特別は初の同世代限定オープン戦でしたが、牡馬最先着となる2着と、実力を示しています。
 焦点は相手探しで、その筆頭はカチナノリーでしょうか。B1級での近走は大きな着順が続いていますが、流れに乗り切れていないだけで、障害はほとんど崩れていません。世代限定戦では、昨年7月の重賞・はまなす賞(3歳・4歳混合)で障害ひと腰クリアから3着に踏ん張った実績もあり、5歳馬同士のここは巻き返しが期待できそう。
 マルニセンプーも昨年4月のすずらん賞1着、今年2月のダイヤモンドダスト賞2着など、同世代限定戦では善戦傾向があり、侮れないところでしょう。

旭川記念 予想結果

2013年6月17日(月)

山崎氏は馬複、矢野氏は馬単的中!

山崎:馬複6-8 2,500円的中! 収支+20,250円
矢野:馬単6-8 200円的中! 収支-1,820円
斎藤:ハズレ 収支-6,000円
須田:ハズレ 収支-6,000円

【ここまでの集計】
投資額 6,000円×2R=12,000円

山崎: +14,250円
矢野: - 7,820円
斎藤: -12,000円
須田: -12,000円

6/16旭川記念回顧

2013年6月16日(日)

キタノタイショウが重賞連勝!

 16日(日)は重賞・旭川記念(3歳以上オープン)が行われ、単勝4番人気のキタノタイショウが優勝。4月のばんえい十勝オッズパーク杯に続き、重賞連勝を果たしました。

 基礎重量770キロとはいえ、馬場水分は2.1%と重い馬場だけに、前半はゆったりとしたペース。しかし中間点あたりからギンガリュウセイ、インフィニティー、ホリセンショウあたりがノンストップで歩き続け、ややバラけた展開で第2障害を迎えました。
 ひと呼吸入れて、最初に第2障害に挑んだのはホリセンショウ。一気に天板近くまで登ります。それを見る形でギンガリュウセイが仕掛け、インフィニティーも登坂を開始します。どれも決め手を欠きましたが、ようやくギンガリュウセイが天板まで登り切ると、ほぼ同時にホリセンショウも荷物を曳き上げ、併せ馬のような状態で第2障害をクリアしました。以下、インフィニティー、トレジャーハンター、キタノタイショウがこれを追う形で、追撃態勢に入ります。
 残り30メートルを切って先頭はホリセンショウ。1馬身ほどの差でギンガリュウセイが食い下がり、追走組からはキタノタイショウがジワジワ伸びて先行する2頭に迫ります。残り20メートルでは2頭とキタノタイショウの脚の差は歴然。1歩ごとにキタノタイショウがグングン迫り、残り10メートル付近で先頭へ。最後はそのまま突き抜け、2秒1差で荷物を運び切りました。最後まで競り合いを演じたホリセンショウとギンガリュウセイは、結局ギンガリュウセイに軍配が上がり2着を確保しました。

 勝ったキタノタイショウは、ここ2戦は7、8着に敗れていましたが、重賞の舞台で復活。ホリセンショウとギンガリュウセイが飛ばす展開を、完璧なレース運びで差し切りました。第2障害後の直線を余裕たっぷりに差を詰めてきた姿は、まさに貫禄。今後も重賞戦線で上位をにぎわせてくれるに違いありません。

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大河原和雄騎手「なんとか仕事ができました。第2障害を下りた時には正直"届くかな?"と思っていました。厩舎スタッフが、絶好調と言えるほどに立て直してくれました」

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