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2013年3月 アーカイブ

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3/24ばんえい記念予想 須田鷹雄

2013年3月22日(金)

カネサブラック2勝目で花道

 「ばんえい記念は既に勝っている馬を買え」というのが私の信条。「ばんえい記念を1回しか勝たなかった馬」というのは、1992年のテンショウリを最後に出ていない。マルゼンバージ、フクイチ、シマヅショウリキ、サカノタイソン、スーパーペガサス、トモエパワー、ニシキダイジンと、連続であるかどうかは別として、複数回優勝馬ばかりだ。ニシキダイジンにしても、最初の優勝時は人気薄だったが、2年後に再度の優勝を果たした。この傾向を無視する手はない。

 もちろん今回初勝利の馬が将来もう一度勝つという可能性もあるのだが、そうなった場合、◎カネサブラックが一度だけしか勝たない馬になってしまう。ばんえい競馬の大看板として活躍を続けてきた馬だけに、ここは引退の花道となる2勝目を飾ってほしい。
 近走の内容が昔ほどでないのは百も承知だが、他のレースとばんえい記念は別物。1トンをまともに曳ける馬には限りがある。

 週末の帯広は降水もなさそうだし、経験豊富な実績馬を信用したい。○は同じく引退戦のナリタボブサップだ。ばんえい記念にはあまり良い思い出のない同馬だが、2010年の僅差3着や昨年もフクイズミとは差がなかったことを考えると、今回数少ない「1トンをまともに曳ける馬」であることは確か。帯広記念2着でこれまでより成長していることと重量に対する許容度が増していることが確認できた▲ギンガリュウセイともども2着候補とする。果たして、最後の最後で「ナリタボブサップの本気」が見られるのか、最後まで脱力キャラになるのか......。

 3着前提の複穴として1頭だけ、△フクドリ。スピードレースに出るような馬を狙うのは無茶かもしれないが、これまで800キロ以上の重量は7回走って2、4、3、3、7、2、3着。北見記念(2012年)でシベチャタイガーのひとつ下にいたことを考えると自信を持って買えるほどではないが、3着争いが泥仕合になったときの3着、くらいならありうる話だ。

 馬券はカネサブラックの1着決め打ち、2,3着も配分は圧倒的に○▲で。

 ◎1カネサブラック
 ○4ナリタボブサップ
 ▲5ギンガリュウセイ
 △7フクドリ

 3連単
 1→4,5→4,5 各2500円
 1→4,5→7 各500円

3/24ばんえい記念予想 斎藤修

ギンガリュウセイか、カネサブラックか

 詳細はオッズパークのブログをご覧ください。

 ◎5ギンガリュウセイ
 ◯1カネサブラック
 ▲6キタノタイショウ
 △4ナリタボブサップ
 △7フクドリ
 △9シベチャタイガー

 今シーズンのタイトルから2頭の勝負と見て、馬連複1点で。

 馬複
 1-5 6000円

今週の見どころ(3/22~3/25)

2013年3月21日(木)

 今季のばんえい十勝も、3月22日(金)~25日(月)で終了となります。この4日間は全12レース制で行われますので、レースの発走時刻にご注意ください。
 24日(日)のメインには、大一番・ばんえい記念が組まれています。カネサブラックナリタボブサップにとって、引退レースとなりますが、もしカネサブラックが勝てば、通算重賞勝利数が21となり、ばんえいの重賞最多勝記録(現在の記録は同馬とスーパーペガサスの20勝)を更新することになります。なお、2頭の引退式は、25日(月)第6レース終了後(14:15頃)競馬場パドック横・表彰台にて実施されます。

帯広競馬場でのイベント、3/23~24はこちら、3/25はこちら

 3月22日(金)のメイン第11レースは春雷特別(A2級-1組・17:05発走予定)
 注目はグランドペガサス。前走アクアマリン特別(A2級-1・2組決勝混合)でしぶとく2着に伸び、3戦連続連対と好調です。テンに置かれる面がありましたが、近3走は早めの仕掛けが功を奏している様子。引き続き大口泰史騎手の騎乗で、今季を勝利で締め括りたいところでしょう。
 アクアマリン特別では6着だったヒロノドラゴンの巻き返しにも期待がかかるところ。第2障害に手こずりましたが、もともとは障害巧者だけに立て直せるはず。詰めに甘さはありますが、押し切るシーンも考えられます。
 賞金ハンデはきついものの年明け後A2級-1組特別で2度の2着があるニシキエース、アクアマリン特別では7着だったホクショウバンクの両馬は障害がスムーズなら、上位に食い込める力を持っています。

  3月23日(土)のメイン第11レースは、じゃらんカップ(A1級・17:05発走予定)
 好調馬が揃いましたが、なかでも注目はミサキスペシャル。3走前に大寒特別(A1・A2級決勝混合)を制し、近2走のA1級-2組、A1級-2組混合もともに2着と、このところ崩れがありません。決め手が身上で、差して届かないこともありますが、流れが落ち着く特別とあれば、3走前の再現が見込めるでしょう。
 アアモンドヤマトは前開催の白樺賞(A1級-1・2組決勝混合)で2着に健闘。障害で苦戦したものの、降りてからはさすがの末脚を発揮しました。障害に不安がある現状ですが、特別での連対確保は力のある証といえます。
 クロフネオーザンは、近2走ではA2級との混合戦を使われていますが、正月の帯広記念3着の実績と障害力を考えれば、A1級でも十分通用するはず。
 競走中止明けの前走A1級-2組でアアモンドヤマトとゴール前大接戦を演じたキンノカミや、特別の流れは合いそうなオレワスゴイトカチタカラも侮れません。

 3月24日(日)のメイン第11レースは、第45回ばんえい記念(17:15発走予定)。負担重量1トンの定量で争われる、ばんえいの古馬ナンバーワン決定戦です。
 昨年のこのレースでは、ニシキダイジンが圧巻の逃げ切りを収めて引退の花道を飾りましたが、今年もカネサブラックが勝利で現役生活に終止符を打ちそうです。今季重賞で3勝しており、前走のオープン特別では賞金別定55キロ増ながら2着を確保するあたり、やはり並の馬ではありません。2011年以来となるばんえい記念2勝目への期待が高まります。
 ナリタボブサップもここがラストラン。昨年のばんえい記念では引退した2頭に続く3着でした。ゴール前での詰めの甘さは解消されつつあり、目下2連勝の勢いも魅力。打倒カネサブラックの筆頭格でしょう。
 今季重賞2勝と飛躍を遂げたホッカイヒカルは、昨年の4着以上が狙えそう。
 ばんえい記念初出走馬が5頭いますが、帯広記念では910キロで第2障害先頭クリアから2着と好走したギンガリュウセイ、格上挑戦ですが北見記念で2着があるシベチャタイガーらには注目できそうです。

  今季最終日である3月25日(月)のメイン第11レースは、大平原特別(オープン混合・17:05発走予定)
 オープン昇級後の近2走を3、4着にまとめているウメノタイショウを中心視します。特に前走の4着は、昨日のばんえい記念の出走馬が8頭もいたとかちえぞまつ特別で、ハンデ差があったとはいえ、2着カネサブラックに最後まで食い下がってのもの。大幅に相手が楽になる今回は勝機到来といえるでしょう。
 アオノレクサスも年明けのオープン昇級後、結果が出ていませんが、とかちえぞまつ特別8着からの巻き返しなるでしょうか。
 前走白樺賞(A1級-1・2組決勝混合)での勝ちっぷりが目を引いたインフィニティー、同4着で障害巧者のスギノハリアーや、前々走まで3連勝していたマルモスペシャルらのA1級勢は、実力で今回のオープン勢にヒケを取りません。

 新年度のばんえい十勝は、4月14日(日)にナイターにて開幕します。

ポプラ賞 予想結果

2013年3月19日(火)

斎藤:ハズレ 収支-6,000円
須田:ハズレ 収支-6,000円
矢野:ハズレ 収支-6,000円
山崎:ハズレ 収支-6,000円

【ここまでの集計】
投資額 6,000円×24R=144,000円

斎藤  修  +18,850円
須田 鷹雄  -43,550円
矢野 吉彦 -110,920円
山崎エリカ -131,420円

3/17ポプラ賞回顧

2013年3月18日(月)

ニュータカラコマがパワー勝負を制す!

 17日(日)は重賞・ポプラ賞(4、5歳オープン)が行われ、単勝5番人気のニュータカラコマが優勝。11年イレネー記念、12年銀河賞以来となる重賞3勝目を挙げました。

 馬場水分は2.1%で、砂煙がもうもうと上がる状態。道中はオイドン、フジダイビクトリーの5歳勢2頭が先行し、ワールドピサ、テンカムソウあたりがこれを追走。各馬ゆったりと歩を進め、第2障害を迎えました。
 真っ先に障害下にたどり着いたフジダイビクトリーが登坂を開始し、ひと呼吸置いてワールドピサも仕掛けます。この2頭がそのまま天板まで登り切り、先頭、2番手で障害をクリアしました。やや遅れてテンカムソウ、ニュータカラコマが続く展開。
 先頭3頭が横一線で競り合うなか、ニュータカラコマがやや後ろからギャロップで追いつきます。そして並ぶまもなく一気に先頭に躍り出ると、そこは早くも残り10メートル。そのまま押し切って、先頭ゴールを果たしました。フジダイビクトリーとテンカムソウは激しい攻防を繰り広げましたが、0秒5差でフジダイビクトリーが先着。1番人気のワールドピサは、テンカムソウから1秒5差の4着に敗れました。

 ニュータカラコマは前述した通り重賞3勝目となりましたが、思えばこれまでもゴール前での接戦が多く、しかも力の要る馬場での消耗戦でタイトルを獲得してきました。いかにもパワータイプといった印象で、今後も重量を課せられるようなパワー優先のレースでは軽視できない存在となるでしょう。

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藤野俊一騎手「10コースとハンデが厳しかったですが、今日は上手に障害を越えられましたし、障害を越えてしまえばこの馬は実力があるので、あの位置だったら差せるかなと思っていました。来年度もまた頑張りたいと思います」

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