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3/17ポプラ賞回顧

ニュータカラコマがパワー勝負を制す!

 17日(日)は重賞・ポプラ賞(4、5歳オープン)が行われ、単勝5番人気のニュータカラコマが優勝。11年イレネー記念、12年銀河賞以来となる重賞3勝目を挙げました。

 馬場水分は2.1%で、砂煙がもうもうと上がる状態。道中はオイドン、フジダイビクトリーの5歳勢2頭が先行し、ワールドピサ、テンカムソウあたりがこれを追走。各馬ゆったりと歩を進め、第2障害を迎えました。
 真っ先に障害下にたどり着いたフジダイビクトリーが登坂を開始し、ひと呼吸置いてワールドピサも仕掛けます。この2頭がそのまま天板まで登り切り、先頭、2番手で障害をクリアしました。やや遅れてテンカムソウ、ニュータカラコマが続く展開。
 先頭3頭が横一線で競り合うなか、ニュータカラコマがやや後ろからギャロップで追いつきます。そして並ぶまもなく一気に先頭に躍り出ると、そこは早くも残り10メートル。そのまま押し切って、先頭ゴールを果たしました。フジダイビクトリーとテンカムソウは激しい攻防を繰り広げましたが、0秒5差でフジダイビクトリーが先着。1番人気のワールドピサは、テンカムソウから1秒5差の4着に敗れました。

 ニュータカラコマは前述した通り重賞3勝目となりましたが、思えばこれまでもゴール前での接戦が多く、しかも力の要る馬場での消耗戦でタイトルを獲得してきました。いかにもパワータイプといった印象で、今後も重量を課せられるようなパワー優先のレースでは軽視できない存在となるでしょう。

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藤野俊一騎手「10コースとハンデが厳しかったですが、今日は上手に障害を越えられましたし、障害を越えてしまえばこの馬は実力があるので、あの位置だったら差せるかなと思っていました。来年度もまた頑張りたいと思います」

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