2月10日(日)、11日(祝・月)のメインには4歳オープン、5歳オープンの特別がそれぞれ組まれています。3月17日に行われる重賞・ポプラ賞(4歳・5歳混合)の前哨戦ともいえ、見逃せません。
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2月9日(土)のメイン第10レースは、深雪特別(A1級-1組・17:15発走予定)。
さまざまな路線から出走馬が集まり混戦模様ですが、前走A1・A2級決勝混合(2月4日)で8着(1番人気)だったキンノカミの巻き返しに期待します。5番手での障害クリアでしたが、決め手上位のこの馬にとっては十分挽回可能と思われたものの、いつものような伸び脚が見られませんでした。とはいえ、それまで2連勝しており、昨年8月にはA1級-1組混合特別で、現オープン馬のアオノレクサスらを破って勝利している実績もあります。2戦続けての凡走は考えにくいものがあります。
ウメノタイショウは、オープンとの混合だった前走の如月特別(A1級-1組混合)4着を含め22戦連続して掲示板確保(12連対)の堅実さが光ります。
如月特別で接戦を制したマルモスペシャルや、同3着で障害巧者のインフィニティー、ガーネット特別(1月13日・A1級-1組)ではウメノタイショウ、インフィニティーらを負かしているスギノハリアー、障害次第では重賞・ヒロインズカップ(4歳以上牝馬)2着ユーファンタジーの一発も見込めそうです。
2月10日(日)のメイン第10レースは、白雪賞(4歳オープン・17:05発走予定)。
昨年の3歳三冠の勝ち馬、ばんえい大賞典のブラックボス(720キロ)、ばんえい菊花賞のニシキウンカイ(690キロ)、ばんえいダービーのアサヒリュウセイ(720キロ)が揃い踏みしましたが、ハンデ差も考えて注目はワールドピサ(710キロ)。8月のばんえい大賞典では2着に好走し、近10戦が7勝、2着3回の快進撃を続けています。障害巧者だけに、特別の負担重量も歓迎でしょう。来季の4歳三冠へ向け賞金を加算する意味でも勝っておきたいレースといえます。
ニシキウンカイは牝馬ながら、11月のばんえい菊花賞では2着ニシキエーカンに9秒8もの差をつけ圧勝を収めました。その後、同世代の牡馬相手では、12月のばんえいダービー(定量・牡馬より20キロ減)は7着でしたが、今回はトップハンデ馬(ニシキエーカン・730キロ)より40キロ軽く、ばんえい菊花賞と同じ重量差となります。近走不振でも侮れません。
B3と下級ですが5戦連続連対中エビスダイチ(700キロ)は障害力で勝負するタイプ。ばんえい菊花賞9着以来の同世代限定戦で、成長した姿を見せるかもしれません。
3歳三冠では6、4、3着だったテンカムソウ(710キロ)も大崩れは考えにくいところでしょう。
2月11日(祝・月)のメイン第10レースは、ダイヤモンドダスト賞(5歳オープン・17:10発走予定)。前日の4歳に続き、この日は5歳オープン特別がメインです。
昨年末あたりから走りが安定してきた牝馬アグリコトブキ(710キロ)に注目します。1月3日の重賞・天馬賞(5歳・定量)ではしぶとく3着(9番人気)に差してきました。ここは、当時の1着馬オイドン(750キロ)、2着馬フジダイビクトリー(740キロ)とハンデ差がひらくのに加えて、負担重量が軽くなるので、スピード勝負のこの馬には願ってもない条件といえます。
同じく牝馬のアアモンドマツカゼ(710キロ)も天馬賞では差し脚を伸ばして4着。この馬も堅実な走りが持ち味です。近走、アグリコトブキにはなかなか先着できませんが、先に障害を降りれば勝機が訪れるかもしれません。
牡馬では、マルニセンプー(720キロ)に魅力があります。同世代限定のオープン戦は昨年4月のすずらん賞以来ですが、その時には今回出走のほとんどの馬をしりぞけ勝利しています。前走のB1級-1組特別では8着と久々に大敗を喫しましたが、障害で崩れていたわけではないので、さほど心配はいらないでしょう。