ばんえい競馬情報局とは?

ばんえい競馬の最新情報を提供します。重賞を中心に予想や回顧のほか、ばんえい競馬に関するコラムなどもご覧いただけます。
カレンダー
リンク
おすすめコンテンツ

« 2012年6月 | メイン | 2012年8月 »

2012年7月 アーカイブ

<<前へ 1234

7/15北斗賞予想 山崎エリカ

2012年7月15日(日)

ホクショウダイヤの成長力に期待

 これまでにないほどの不振に陥っていたカネサブラックが旭川記念で復活を果たしました。旭川記念だけ走れれば、ここもカネサブラックということになるのでしょう。しかし、ひと開催お休みさせたことが気掛かりです。少なからずとも疲れが出たのではないでしょうか。

 そこで今回の◎はホクショウダイヤにします。ホクショウダイヤは昨シーズンのチャンピオンカップの勝ち馬で、ばんえい記念でも5着となかなかの走りを見せました。そして今年のばんえい十勝オッズパーク杯でも2着と好走しています。そのことからカネサブラックやナリタボブサップとそれほど差のないレベルに到達しているように感じられます。旭川記念では障害で膝をついて7着に敗れましたが、前走ミントスポット杯では復調を見せているので体調面での不安もないでしょう。

 ○はばんえい記念の3着馬で、旭川記念2着のナリタボブサップ。同馬もひと開催お休みさせた後の一戦になりますが、今シーズンに入って安定した走りを見せている点、ホクショウダイヤやカネサブラック、ホッカイヒカルよりも重量が10kg軽い点は評価できます。

 ▲は旭川記念で5ヵ月半ぶりの重賞制覇を遂げたカネサブラック。少なくとも昨シーズンの帯広記念までは絶対的な存在だったわけですから、ここも軽視はできないでしょう。

 あとは△にばんえい十勝オッズパーク杯の勝ち馬で、旭川記念3着のホッカイヒカル。本番では善戦止まりですが、前走ミントスポット杯ではホクショウダイヤやホッカイヒカルを下して勝利しているキタノタイショウ。他では昨年の北斗賞の2着馬で、障害ひとつで3着...運がよければ2着くらいならあるフクドリ。

 ◎ (9)ホクショウダイヤ
 ○ (4)ナリタボブサップ
 ▲ (5)カネサブラック
 △ (2)ホッカイヒカル
 △ (3)キタノタイショウ
 △ (1)フクドリ

 馬複
 9-4,5 各2000円
 2-9 500円
 3-9 300円
 1-9 200円
 3連複
 9-4,5,2,3,1 各100円

7/15北斗賞予想 矢野吉彦

2012年7月14日(土)

今回も10歳コンビがワンツー

 さぁ、なにはともあれ、そろそろ当てなきゃいけませんね。今回は古馬の重賞、北斗賞。まずは旭川記念で貫禄を見せたカネサブラックとナリタボブサップの10歳馬コンビについて考えましょう。
 両馬は5歳だった07年にこのレースに初参戦。それからの成績は、カネサブラックが6着、欠場、1着、1着、欠場。ナリタボブサップが7着、1着、3着、5着、欠場となっています。今回はともに2年ぶりの出走。初参戦の時を除いて、出れば頭を取っているカネサブラックを素直に軸にしていいと思います。
 一方のナリタボブサップ。ゴール前で甘くなることが多いこの馬が最近いい感じになってきているのは、フクイズミのような強烈な差し脚で迫ってくる馬がいなくなったからかもしれません。おととしの5着はふがいなかったですが、ここは巻き返してくるでしょう。前走に続いて両馬のワンツーになる可能性は高そうです。
 ところで、この古豪に他の馬がどうしてなかなか勝てないのか。それは、他の馬が、ほとんど帯広コースだけでレースをしてきたから、という気がします。帯広単独開催になってからのばんえい競馬は、力で勝負というより、スピード比べになってきていると思いませんか? 若馬のうちに出世するのはスピードのある馬。それが、重いソリを引く古馬の重賞になると、パワー不足で勝負にならない。4場持ち回りで開催していた頃をどれだけ経験しているかで、古豪たちとそれより下の世代の間に格差があるような・・・。これって、私だけの偏見でしょうか。
 それはともかく、あらためてこのレースの過去を振り返ると、ホクショウダイヤが09年は2着、10年は3着と健闘しています。このレースへの相性の良さと見て、この馬もピックアップ。さらに、去年は5歳のキタノタイショウが3着。5歳でこの成績は大したもので、ひょっとしたらこのあたりの重量がこの馬にはちょうどいいのでは、と考えて、これも買うことにします。
 逆に、旭川記念3着のホッカイヒカルは、800㎏超の重量に良績なし、ということで、これまで狙ってきた馬ではありますが今回は思い切って外しちゃいます。これが吉と出るか凶と出るか?
 で、馬券は、カネサブラックとナリタボブサップを1、2着と1、3着、さらに2、3着にした3連単。もう1つの着順にホクショウダイヤとキタノタイショウをマークします。2頭軸3連単マルチにしないのは、購入金額にメリハリをつけるため。カネサ+ナリタが1、2着のパターンを700円ずつ、1、3着のパターンを500円ずつ、2、3着のパターンを300円ずつで計6000円としておきます。では、今回はこのへんで!

 3連単
 4,5→4,5→3,9 700円 計2800円
 4,5→3,9→4,5 500円 計2000円
 3,9→4,5→4,5 300円 計1200円

7/15北斗賞予想 須田鷹雄

10キロ有利なナリタボブサップ

 ここは◎ナリタボブサップの1着決め打ちで狙ってみたい。
 長期休養後精彩を欠いていた同馬だが、馬体重こそ戻り切らないものの、成績は安定してきた。ここ3走にしても紙一重の競馬だ。
 もともと肝心なところで詰めの甘い馬であり3連単のアタマに決め打てるタイプではないのだが、今回は○カネサブラック、▲ホクショウダイヤ、△ホッカイヒカルに10キロもらえる立場。そのアドバンテージで詰めの甘さを補えると考える。
 同重量の☆キタノタイショウを含めた○▲☆を2着候補とし、3着候補には△ギンガリュウセイを追加。組み合わせによっては取りガミの危険もあるが、高めに本音のある馬券ということで以下に示す3連単フォーメーションを組む。

 ◎4ナリタボブサップ
 ○5カネサブラック
 ▲9ホクショウダイヤ
 ☆3キタノタイショウ
 △2ホッカイヒカル
 △6ギンガリュウセイ

 3連単
 4→3,5,9→2,3,5,6,9 各500円

7/15北斗賞予想 斎藤修

順当ならカネサ、穴ならギンガ

 詳細はオッズパークのブログをご覧ください。

 ◎5カネサブラック
 ◯6ギンガリュウセイ
 ▲3キタノタイショウ
 △4ナリタボブサップ
 △2ホッカイヒカル
 △9ホクショウダイヤ
 △7テンマデトドケ

 馬単
 5→2,3,4,6 900円 計3600円
 馬複
 6-2,3,4,5,7,9 400円 計2400円

 初心者かと思うような馬券の買い方でちょっと恥ずかしいが、旭川記念とまったく同じメンバーとはいえ、同じような結果にはならないのがばんえい競馬の難しいところでもあり、面白いところ。ゆえに下手な鉄砲...的な非常識な買い方でもしないと穴馬券も当たらないわけで・・・と言い訳をしておく。

今週の見どころ(7/14~7/16)

2012年7月13日(金)

 毎年好評を得ているばんえい十勝ビアガーデンが、いよいよ7月14日(土)より帯広競馬場にオープンします。ビール片手にレース観戦はいかがでしょうか。
 15日(日)のメインには3歳以上による重賞・北斗賞が組まれています。カネサブラックが制した旭川記念(6月17日)の再戦ですが、当時より基礎重量が30キロ重くなったことで、どのような結果になるのでしょうか。
 また、8月12日に行われる、BG1競走・ばんえいグランプリファン投票を現在実施中です。ぜひご参加ください。

帯広競馬場でのイベントはこちら

 7月14日(土)のメイン第11レースは、ユリウス特別(A2・B1級決勝混合・20:00発走予定)。7月7日第12レース(A2級-2組混合)、8日第10レース(B1級-2組)の上位馬による一戦ですが、8日第10レースの1、2着馬が回避しています。
 7日第12レースで1着の3歳馬ニシキエーカンに注目します。第2障害2番手から早めに抜け出すレースぶりは、タイム差以上にインパクトのあるものでした。今回の670キロでは、今年3月のイレネー記念で圧勝した実績があります。今回は古馬相手ですが、相手関係的に勝利のチャンスも十分です。
 前々走、前走7日第12レースと連続して3着に健闘しているのがワタシハキレイズキ。ともに第2障害先頭から踏ん張りきれませんでしたが、展開次第ではチャンスもあるでしょう。今回は、紅一点で、ニシキエーカンとともに最軽量の670キロでの出走となります。
 キンノカミは7日第12レースでは1番人気を裏切り4着でしたが、さらに相手関係が下がる今回は巻き返しも期待できます。

 7月15日(日)のメイン第11レースには、重賞・第20回北斗賞(20:05発走予定)が行われます。オイドンが回避して9頭立てとなりました。
 今季の収得賞金60万円につき別定10キロ増となり、旭川記念を制したカネサブラック、ばんえい十勝オッズパーク杯の勝ち馬ホッカイヒカル、同2着ホクショウダイヤが10キロ増の810キロでの出走です。
 いよいよ本格化した感があるホッカイヒカルに期待します。4月のばんえい十勝オッズパーク杯で古馬重賞初制覇を果たすと、旭川記念でも、勝ったカネサブラック、2着ナリタボブサップより10キロ重い負担重量ながら、しぶとい末脚で僅差3着に健闘しました。今回もトップハンデですが、カネサブラックと同重量になるのは好材料。テンにおかれるため流れ次第という面があるので、特別戦よりはペースが落ち着く重賞のほうが好成績を挙げられる可能性が高いでしょう。今季重賞2勝目へ向け突き進みます。
 相手筆頭はカネサブラック。旭川記念で5カ月半ぶりの勝ち星をマークし、復活を遂げました。昨年は、旭川記念を勝ったあと、この北斗賞はスキップしましたが、出走してくるからには、今年は態勢が整っていると判断できるでしょう。
 旭川記念2着のナリタボブサップは、前述2頭より負担重量的に有利。現役屈指の障害巧者ですが、800キロ前後の負担重量では、他馬もさほど苦にしないため、大きなアドバンテージとはいえないでしょう。大崩れはなさそうですが、勝ち切るまでは微妙といえます。
 同じく別定重量の加増のないキタノタイショウは早めに障害をクリアできるかがポイント。決め手勝負に持ち込めれば、馬券圏内突入も考えられます。
 馬場が軽くなれば、ホクショウダイヤの一発があるかもしれません。

  7月16日(祝・月)のメイン第11レースは、サマーダッシュ(3歳以上選抜・20:00発走予定)。定量500キロ(牝馬480キロ)で争われる一戦です。
 昨年12月の地吹雪賞を44秒3という破格の時計で制したホクショウバトルを筆頭に、昨年のサマーダッシュ1着馬トレジャーハンター、昨年8月に行われた稲妻賞の勝ち馬ニシキセンプーら同条件戦で実績のある馬が有力視できそうです。
 実力ではライデンロックが一枚上ですが、500キロは2歳9月以来と久々なだけに、スピードへの対応という点でやや厳しいかもしれません。

<<前へ 1234
Copyright (C) OddsPark Banei Management Corp. All Rights Reserved.