ばんえい競馬情報局とは?

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2011年4月 アーカイブ

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今週の見どころ(4/30~5/2)

2011年4月29日(金)

 4月30日(土)~5月2日(月)、帯広競馬場ではご当地グルメフェアやお子様向けのふわふわ・縁日コーナーなど、イベントが盛りだくさんです。なお、この3日間は入場料無料となっています。ぜひ競馬場へお出かけください。

 4月30日(土)のメイン第11レースはとかち皐月賞(3歳オープン・17:05発走予定)
 ここはニュータカラコマに期待します。2歳シーズン三冠の最終戦である3月のイレネー記念では、二冠馬オイドンとの一騎打ちを制し重賞初制覇を成し遂げています。続く若草賞(3歳牡馬オープン)でもオイドン(4着)を破り、3連勝で昨季を締めくくりました。古馬と初対戦だった今季初戦のB3・B4級-1組混合(4月24日)では、強豪牝馬エメラルドの2着に食い下がって実力をアピールしています。末脚の確かさでは定評がありましたが、気性的に成長したことが飛躍につながったようです。
 相手はオイドンでしょう。二冠を制した実績に加え、デビューから一度も掲示板を外していない堅実さも魅力。先週(4月23日)のB1・B2級-1組混合特別を回避し、きっちり調整されてここに臨みます。
 2歳シーズン女王のヤマトホマレは4月17日のB4級-3組で古馬勢を一蹴。同世代の牡馬相手でも一歩も引かない戦いができそうです。
 イレネー記念3着レットフジ、4着ホクショウバルトらは軽ハンデを生かし上位進出を狙います。

 5月1日(日)のメイン第11レースはスプリングカップ(オープン-1組混合・17:05発走予定)
 開幕週に行われた重賞・ばんえい十勝オッズパーク杯組が中心。なかでも2着だったホクショウダイヤに期待します。この馬のキレ味を引き出したテン乗りの藤本匠騎手の好騎乗はありましたが、勝ったカネサブラックと同重量でわずか2秒8差は価値があります。その藤本騎手が今回も引き続き手綱をとります。得意な春先の軽めの負担重量なら快進撃が続きそうです。
 ばんえい十勝オッズパーク杯で8着のキタノタイショウ(2番人気)、10着のライデンロック(3番人気)もこのままでは終われません。実績からして巻き返しが期待されます。
 他路線組ではギンガリュウセイに期待。今季開幕からの2戦(5、4着)は馬場水分がやや高く流れが合わなかった印象でした。障害力を生かす強気の競馬でこちらも巻き返しを狙います。

  5月2日(月)のメイン第11レースはつつじ特別(A1級-1組・17:05発走予定)
 4月16日の前走がん馬ろう日本特別(オープン-1組混合)で今回のメンバー中最先着の2着だったニシキセンプーに期待します。迫力満点の追い込みを見せ、逃げ切ったウメノタイショウに2秒1差まで迫りました。昨季、A1級-1組特別では常に上位争いしており、ここでは地力上位の存在です。
 ナカゼンスピードが相手筆頭でしょう。昨季は、初戦のばんえい十勝オッズパーク杯を制し賞金を稼いだため、ハンデを背負う厳しい戦いが続きました。しかし、別定重量の加増がないここは力を存分に発揮できるでしょう。ただ、障害次第の面があり、信頼度ではニシキセンプーに劣る印象です。
 開幕から1、3着と好調なオレワスゴイ、昨季オープン-1組特別で勝利があるヤマノミントも争覇圏です。

今週の見どころ(4/23~4/25)

2011年4月22日(金)

 今週からは土曜・日曜・月曜の週3日間通常開催。いよいよ2歳戦がスタートします。23日(土)第4レースの新馬戦には、4月10日の第1回能力検査をトップタイムで通過したシンドラー(牡、鈴木邦哉厩舎)が早くも登場。将来のばんえいを担う若駒たちの走りにも注目です。

帯広競馬場でのイベントはこちら

 4月23日(土)のメイン第11レースは青葉特別(B1・B2級-1組混合・17:05発走予定)
 昨年秋以降はおもにオープンからA1級で戦っていたシベチャタイガーに期待します。12月のオープン・A1級決勝混合で現準オープン格付のオレワスゴイ(2着)から僅差の3着をはじめ、骨っぽい馬を相手に善戦を続けてきた実力はここに入れば上位でしょう。
 ヒロノドラゴンも昨年末以降はA1級を主戦場にしていた力量馬。先週(17日)のB2級-1組ではきわどい2着に入っており、こちらも上位争いが期待できるはずです。
 障害巧者の実績両馬に対するのは、先週(16日)のB2級-3組混合2着で復活気配がうかがえるカネサテンリュウや、最軽量魅力の牝馬カネサシズカらでしょう。

 4月24日(日)のメイン第11レースは、すずらん賞(4歳オープン・17:05発走予定)
 ここはファーストスターに注目します。古馬条件戦(B級以上)では成績が安定しませんが、厳しい流れだった昨年12月のばんえいダービーで3着に粘ったのをはじめ、同世代限定戦では、堅実な成績を残しています。トレジャーハンターをはじめ強敵はいますが、軽ハンデ630キロを利して押し切りを狙います。
 トレジャーハンター(650キロ)は、ばんえいダービー4着馬で、3月のポプラ賞(4・5歳混合)では、5歳勢を一蹴。先週(17日)のばんえい十勝オッズパーク杯でも見せ場たっぷりの3着と健闘しています。
 昨年8月にばんえい大賞典を制したレットダイヤ(640キロ)は、約3カ月の休み明けだった前走(16日)B2級-2組では第2障害先頭からしぶとく4着に残しました。春先の軽い負担重量なら持ち味の先行力を存分に生かせるでしょう。
 昨季ラストの4歳オープン特別を制したアウルメンバーも、同じく640キロでの出走だけに注目です。

  4月25日(月)のメイン第11レースは春駒特別(A2級-1・2組決勝混合・16:45発走予定)。4月16日第10レース(A2級-1組)、17日第9レース(A2級-2組混合)の上位馬による一戦です。
 前走16日第10レースで1番人気を裏切り6着だったキタノダイチに期待。前走は速い流れに追走でいっぱいになってしまいましたが、障害は切れていました。基礎重量が増えるここは巻き返しのチャンスといえそうです。
 同じ前走でゴール前しぶとく末脚を伸ばして勝ったインフィニティー、同5着で障害巧者のトウリュウも上位食い込みがあるでしょう。
 前走17日第9レース組では、こちらも安定した障害力がある1着ミノルユウセン、マイペース逃げの展開に恵まれたとはいえ2着に粘ったハマカツらが有力です。

ばんえい十勝オッズパーク杯 予想結果

2011年4月18日(月)

斎藤:馬単6-3 1,000円的中! 収支+27,000円
矢野:ハズレ 収支-6,000円
山崎:ハズレ 収支-6,000円
須田:ハズレ 収支-6,000円

【ここまでの集計】
投資額 6,000円×1R=6,000円
斎藤  修 +27,000円
矢野 吉彦  -6,000円
山崎エリカ  -6,000円
須田 鷹雄  -6,000円

4/17ばんえい十勝オッズパーク杯回顧

2011年4月17日(日)

カネサブラック今季も盤石

 17日(日)は重賞・ばんえい十勝オッズパーク杯(4歳以上選抜)が行われ、カネサブラックが優勝。現・ばんえい最強馬が、その実力を見せつけました。

 前日の雨の影響で馬場水分は2.6%。やや軽めの状態でレースは行われました。道中はキタノタイショウ、カネサブラック、トレジャーハンターらが先行し、ニシキダイジンもこの一角。しかし各馬曳き慣れた重量だけに、ほぼ横一線で第2障害を迎えました。
 真っ先に仕掛けたのはカネサブラックで、ほぼ同じタイミングでニシキダイジン、ライデンロックも登坂開始。キタノタイショウも仕掛けましたが、天板手前でヒザを折ってしまいます。それらを尻目に先頭で障害を駆け下りたのはカネサブラック。トレジャーハンターが続いて、ニシキダイジンが3番手で越えていきました。
 トレジャーハンターが一気に加速して並び掛けようとしますが、相手はばんえい記念馬。そうはさせじと、カネサブラックは再加速して逆にこれを突き放します。その脚いろは最後まで余裕が見られ、結局2着に2秒8差をつけて先頭でゴールを果たしました。トレジャーハンターはしまいに脚いろが鈍り、障害5番手から追い込んだホクショウダイヤに交わされ3着。以下ミサキスペシャル、ニシキダイジンの順で入線しました。

 今年で5回目を迎えるこのレースですが、カネサブラックはこのうち4回を制し、昨年2着を合わせて5連対と、抜群の相性を示しています。加えて今回はばんえい記念を制した直後だけに、この馬の特徴を非常によく示した一戦となりました。それは重量に左右されないオールラウンダーであるということ。スピードとパワーを高いレベルで兼ね備えていることを、改めて証明しました。今シーズンも引き続きこの馬を中心に回ることは間違いなく、今後もその走りに注目です。

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松田道明騎手「ばんえい記念後も引き続き調子が良く十分乗り込めたし、ここを目標に順調に調整できていました。前半のペースが厳しかったので、差してくる馬がいるだろうと思っていたけど、調子は最高だったので、強さを発揮することができました。このまま勝ち続けたいですね」

4/17ばんえい十勝オッズパーク杯予想 山崎エリカ

条件ドンピシャ! フクドリの一発に期待

 みなさん、こんにちワン。スーパーペガサスの4連覇目のばんえい記念から、よくわからないままばんえい競馬を始め、早くも今年でばんえい競馬歴6年目となりました。その6年間の中で、理論の考察と修正を重ね、二進一退で今日に至ります。『ばんえい競馬情報局の予想家4名の中で、もっともキャリアの浅い私ですが、これからも挑戦者のつもりで前進していきますので、どうぞよろしくお願いします<(_ _*)>。

 さて、本年度最初の重賞、ばんえい十勝オッズパーク杯。◎にしてみたいのは作シーズン9勝を挙げ、見事オープン入りを果たしたフクドリです。今年2月のスピードスターファイナルでその後のポプラ賞の勝ち馬となるトレジャーハンターを下していることから、一見スピード一手のタイプのように見受けられます。しかし1分41秒8で決着した今年1月の天馬賞では重量760㎏のソリを曳いてキタノタイショウの2着に好走していることから、2分弱の決着が濃厚の今回は条件"ドンピシャ"の感があります。今回は相手が強化されますが、受動的な予想では夏場から3連単が導入される予想大会で勝つことは出来ないので、敗戦覚悟で勝利を絞り取りにいきます。

 ○には課題の障害を前走ばんえい記念で克服したホクショウダイヤ。1分49秒8で決着した昨年10月の神無月特別ではキタノタイショウ、ニシキダイジンを下し、2分04秒0で決着した今年1月の雌阿寒岳特別ではニシキダイジン、ライデンロックを下して勝利しているようにスピード競馬で決め手を生かすのが同馬の持ち味です。昨年の北斗賞やばんえいグランプリで3着に好走しているように、重量800㎏前後のソリを曳く戦いなら、今回のメンバーでも実績的に見劣りしないでしょう。ちなみに同馬も条件"ドンピシャ"で、実力もそれなりにありますが、同馬を本命にせず、対抗にしたのは前走でばんえい記念を使っているからです。パワー競馬のばんえい記念からスピード競馬の十勝オッズパーク杯にシフトするとゆっくり行き過ぎて取りこぼす馬が目立つからです。

 ▲にはばんえい十勝オッズパーク杯第1~3回を連覇し、昨年も2着に好走しているようにもともとはスピード競馬が得意のカネサブラック。しかし今回はばんえい記念を制した後の一戦となり反動が気になること、一昨年と昨年の一連の実績を比べるとスピードタイプからパワータイプにやや傾きかけていることや人気面から、目下4連勝中でも単穴評価が妥当のように感じられます。

 あとは△に今年2月のチャレンジカップで○ホクショウダイヤを下して勝利したライデンロック。同馬もスピードタイプの馬で重量800㎏前後の戦いは向いていますが、前走の白樺賞では条件がハマリ、力を出し切った後の一戦となるために狙いを下げました。目下3連勝中の実績は評価できますが、ホクショウダイヤに勝ったり負けたりの力関係なら、前走で力を出し切ったとは言えないホクショウダイヤのほうが先着する可能性が高いというのが私の見立てです。

 他では昨シーズンの天馬賞の勝ち馬で、古馬一戦級が相手のドリームエイジカップとチャンピオンカップでも3着のキタノタイショウ。ただこの馬もカネサブラック同様、どちらかといえば高重量戦のほうが向くタイプで、同じ条件下ならカネサブラックのほうが先着する可能性が高いと見て狙いを下げました。

 ◎ (1)フクドリ
 ○ (3)ホクショウダイヤ
 ▲ (6)カネサブラック
 △ (7)ライデンロック
 △ (2)キタノタイショウ

 複勝
 1 3000円
 馬複
 1-3,7,2 各500円
 1-6 1500円

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