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2009年9月 アーカイブ

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9/27ナナカマド賞プレビュー

 9月27日(日)のメインは第32回ナナカマド賞。12月30日のヤングチャンピオンシップから、来年3月14日のイレネー記念へと続く2歳三冠の初戦。別定重量戦ですが全馬加増はなく、牡馬560キロ、牝馬540キロで争われます。
 10頭中6頭が8月16日の青雲賞(2歳牡馬オープン)を使われていました。
 ここはそのレースを第2障害先頭から押しきったテンマデトドケに期待。ほかの上位入線馬が、ゴール前脚が上がっていたのに、この馬は最後までしっかり歩きとおしたところに、非凡なパワーを感じます。続く9月6日の2歳-A1は流れに乗れずに最下位でしたが、全馬初の重量で落ち着いた展開が期待できる今回は、巻き返してきそうです。
 ミスタートカチは青雲賞4着で、9月6日の2歳-A1を勝利。持ち前の障害力を生かし、逆転を狙います。
 ホクショウバトルは青雲賞5着で、決め手では世代でも上位の存在。前走9月20日の2歳A-1を制して勢いづいています。
 ハクバオウジは、青雲賞(2着)では前述3頭より5キロのアドバンテージがありましたが、今回は同重量。条件的には不利になりましたが、全兄アオノレクサス(09年イレネー記念2着馬)譲りのスピードを生かし、なんとか食らいつきたいところでしょう。
 牝馬では8月23日のいちい賞(2歳牝馬オープン)を制したメンコイワタシが筆頭ですが、重い馬場の力勝負では分が悪そうです。

出走表はこちら

【参考レース】

 8/16 青雲賞(勝ち馬:テンマデトドケ)
 8/23 いちい賞(勝ち馬:メンコイワタシ)
 9/ 6 2歳A-1(勝ち馬:ミスタートカチ)
 9/20 2歳A-1(勝ち馬:ホクショウバトル)

※映像はこちら。またこれらを含めた2カ月前までの映像はすべてオッズパークにてご覧いただけます。

今週の見どころ(9/26〜9/28)

 今週より薄暮開催がスタート。発走予定時刻が、第1レース・12:00メイン第11レース・17:25(重賞時は変更あり)に繰り上がっておりますのでご注意ください。
 27日(日)のメインには2歳馬による重賞・第32回ナナカマド賞が行われます。今年の2歳世代は抜けた馬がおらず混戦模様。ここも白熱した戦いが期待できそうです。

 9月26日(土)のメイン第11レースはききょう特別(450万円未満・17:25発走予定)
 近2開催の450万円未満特別・らわんぶき特別、初秋特別でともにワンツーを決めたニシキダイジンニシキセンプーが、三たび、一騎打ちを演じそうです。逃げきりを狙うニシキダイジンと好位から脚を伸ばすニシキセンプー。ゴール前の攻防は激しくなることが予想されます。
 トカチタカラは昇級後、らわんぶき特別、初秋特別を含め僅差の4、5、5着。前走の450万円未満決勝混合こそ骨っぽいメンバーが相手で10着でしたが、ここに入れば能力上位の存在です。末脚が生きる流れになれば勝ちきっても不思議ありません。
 ウメノタイショウは今年の4歳二冠で僅差の2、3着と好走。昇級初戦ですがその障害力はここでも通用しそう。
 8月のオープン混合で4着があるキングシャープも好調を維持しており侮れません。

 9月27日(日)のメイン第11レースは重賞・第32回ナナカマド賞(17:30発走予定)です。このレースは別掲のナナカマド賞プレビューをご覧ください。

  9月28日(月)のメイン第11レースはほうせんか特別(350万円未満・17:25発走予定)です。
 350万円条件への昇級初戦・秋天特別で4着と健闘したマックスセンプーに注目。徐々に障害巧者ぶりが復活してきました。勝ちきれない面はありますが、重馬場で道中息が入るこの馬向きの流れが予想される今回は、逃げきりの期待が持てそうです。
 秋天特別5着のブランドボーイは先行して粘れるようになり、成績が安定してきました。ここも大崩れはないでしょう。
 そろそろ激走に警戒したいのがグレートサンデー。秋天特別9着など不本意なレース続きですが、今季、450万円未満選抜混合勝ちの実績はここに入れば上位のもの。走りに集中できれば間違いなく勝ち負けできるはずです。
 アグリミズキは秋天特別3着など、近走この条件で好走を続けていますが、馬場が重くなったときにやや不安があります。

9/21ばんえいプリンセス賞回顧

2009年9月22日(火)

ワタシハキレイズキ華麗に重賞初制覇!

 21日(祝・月)は3歳牝馬三冠の第2弾・ばんえいプリンセス賞(3歳牝馬オープン)が行われ、2番人気のワタシハキレイズキが勝利。一冠目の黒ユリ賞を制したウィナーミミが2着で、人気サイドでの決着となりました。

 道中はコマクイン、スーパーコマチあたりが馬群を引っ張り、そのうしろからワタシハキレイズキが追走。各馬バラバラの展開で、第2障害下にはワタシハキレイズキ、ウィナーミミ、コマクイン、スーパーコマチの順で到達しました。
 じっくりタメて、最初に障害に挑んだのはワタシハキレイズキ。コマクイン、サクラエビスあたりがこれに続き、差なくウィナーミミも登坂開始。各馬苦戦するなか、ゆうゆうと越えたのがワタシハキレイズキで、2番手クリアのコマクインに2馬身差をつけてゴールを目指します。離れた3番手でウィナーミミがクリアし、さらに離れてヒマワリカツヒメが4番手から。
 しかしワタシハキレイズキの脚いろは確かで、コマクインとの2馬身差を保ったまま残り10メートル。危なげないレースぶりで、重賞初制覇のゴールを果たしました。
 2着争いはコマクインが流れ込みそうなところ、ソリの後端がゴール線上に掛かったところで痛恨のストップ。その隙にウィナーミミがゴールラインまで荷物を運びきり、2着を確保。末脚を伸ばしてきたヒマワリカツヒメが3着に入り、コマクインは結局4着での入線となりました。

 ウィナーミミよりハンデが10キロ軽かったワタシハキレイズキですが、自分でペースを作りながらの完勝。これで6連続連対と目下の充実ぶりには目を見張るものがあります。思えば父シャトルシンザンも14連続連対があるように、勢いに乗るとそのまま突っ走る血脈。今後も目が離せない1頭です。
 2着のウィナーミミは障害で後手を踏んだのが、最後まで響いた印象。ただ、最後までしっかり歩き通したあたりはやはり実力馬。敗因は10キロのハンデ差と明確だけに、定量戦のばんえいオークス(12月13日)での巻き返しが十分に期待できそうです。

成績はこちら
映像はこちら

鈴木恵介騎手「使い詰めでも疲れどころか、きょうは元気がありましたね。レース前は先に下りて逃げるしかない、差されたなら仕方ないと思っていました。この馬の一番いいところを出して勝てたと思います。ばんえいオークスでも頑張ります」

9/21ばんえいプリンセス賞回顧

ワタシハキレイズキ華麗に重賞初制覇!

 21日(祝・月)は3歳牝馬三冠の第2弾・ばんえいプリンセス賞(3歳牝馬オープン)が行われ、2番人気のワタシハキレイズキが勝利。一冠目の黒ユリ賞を制したウィナーミミが2着で、人気サイドでの決着となりました。

 道中はコマクイン、スーパーコマチあたりが馬群を引っ張り、そのうしろからワタシハキレイズキが追走。各馬バラバラの展開で、第2障害下にはワタシハキレイズキ、ウィナーミミ、コマクイン、スーパーコマチの順で到達しました。
 じっくりタメて、最初に障害に挑んだのはワタシハキレイズキ。コマクイン、サクラエビスあたりがこれに続き、差なくウィナーミミも登坂開始。各馬苦戦するなか、ゆうゆうと越えたのがワタシハキレイズキで、2番手クリアのコマクインに2馬身差をつけてゴールを目指します。離れた3番手でウィナーミミがクリアし、さらに離れてヒマワリカツヒメが4番手から。
 しかしワタシハキレイズキの脚いろは確かで、コマクインとの2馬身差を保ったまま残り10メートル。危なげないレースぶりで、重賞初制覇のゴールを果たしました。
 2着争いはコマクインが流れ込みそうなところ、ソリの後端がゴール線上に掛かったところで痛恨のストップ。その隙にウィナーミミがゴールラインまで荷物を運びきり、2着を確保。末脚を伸ばしてきたヒマワリカツヒメが3着に入り、コマクインは結局4着での入線となりました。

 ウィナーミミよりハンデが10キロ軽かったワタシハキレイズキですが、自分でペースを作りながらの完勝。これで6連続連対と目下の充実ぶりには目を見張るものがあります。思えば父シャトルシンザンも14連続連対があるように、勢いに乗るとそのまま突っ走る血脈。今後も目が離せない1頭です。
 2着のウィナーミミは障害で後手を踏んだのが、最後まで響いた印象。ただ、最後までしっかり歩き通したあたりはやはり実力馬。敗因は10キロのハンデ差と明確だけに、定量戦のばんえいオークス(12月13日)での巻き返しが十分に期待できそうです。

成績はこちら
映像はこちら

鈴木恵介騎手「使い詰めでも疲れどころか、きょうは元気がありましたね。レース前は先に下りて逃げるしかない、差されたなら仕方ないと思っていました。この馬の一番いいところを出して勝てたと思います。ばんえいオークスでも頑張ります」

9/21ばんえいプリンセス賞予想 山崎エリカ

2009年9月21日(月)

力をつけているウィナーミミ

 矢野吉彦さんの予想コラムにも掲載されていますが、20〜21日の2日間連続で福山競馬場にてばんえい競馬の場立ち予想会をやらせて頂いております。広島近郊にお住まいの方はぜひ遊びに来て下さい。ばんばとのふれあいやデモンストレーション、綱引きなども行われます(*^v^*)。

 そんなわけで是非とも当てたいばんえいプリンセス賞。◎にしてみたいのは3歳になって着実に力を付けているウィナーミミです。3歳牝馬一冠目の黒ユリ賞勝ちもさることながら、立て直して黒ユリ賞を制した直後のばんえい大賞典でも0.9秒差の3着に好走しているあたりはさすがです。今回はトップタイの重量660kgを背負わされますが、ばんえい大賞典勝ちのワタシハスゴイが1開催スキップして前走から40kg増量されるのに対し、ウィナーミミは順調に使われて前走と同じ660kgを背負うわけですから、当然のことながらウィナーミミの方が有利でしょう。

 ○には、レース間隔を開けて重量が増量されるのはマイナス材料ですが、ばんえい大賞典では◎に先着しているワタシハスゴイ。1開催スキップさせて前走のオープン戦6着からじっくり立て直した効果があれば浮上のチャンスは十分です。

 ▲には、黒ユリ賞もばんえい大賞典も4着に負けたものの、その後の連対率は100%で、楽に逃げ切れるレースぶりからはもう一段階上のギアを持っているかのように感じさせられるワタシハキレイズキ。

 △には、黒ユリ賞の3着馬で目下2連勝中のスーパーコマチと、近走の充実度と持ち前の登坂力は重賞の高重量戦でプラスに転じる可能性が高いコマクイン。両馬とも印の上位馬との重量差を生かせば浮上の余地はあります。

 ◎ウィナーミミ
 ○ワタシハスゴイ
 ▲ワタシハキレイズキ
 △スーパーコマチ
 △コマクイン

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