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2008年7月 アーカイブ

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7/27北斗賞予想 矢野吉彦

穴ならタケタカラニシキ

 ばんえい十勝ナイター開催も中盤戦。夏の盛りが近づいて、いい雰囲気になってるんでしょうね。私はなかなか競馬場に行けませんが、27日は大井競馬場(北斗賞を場外発売。私はグリーンチャンネル中央競馬中継の梅田陽子サンと予想トークショーをやります)で馬券を買って声援を送ります。

 では、北斗賞の予想を。と言っても、ここは8頭立て。旭川記念に勝ったナリタボブサップで堅そうなムードですね。前走の4着は、ニシキダイジンが作ったハイペースに巻き込まれてのもの。荷物が重くなる今回は、そういう仕掛けをしてくる馬も見あたりませんし、じっくり行ってスンナリ障害を越えれば人気に応えてくれるでしょう。この頭数で2着は外さないでしょうから、この馬の相手探しでいいと思うんですけど。
 フツウに考えれば、旭川記念で2着に追い込んだフクイズミが相手の筆頭です。大逃げを打ってハイペースを演出するような馬がいなければ、この馬にとっても有利な流れになります。前を見ながら無理せず付いて行けるでしょうし、その分、障害で引っかかる心配も少なくなるはずですから。ナリタボブサップが第2障害で大きなリードを作れなければ、この馬の末脚炸裂で“頭”まであるかもしれません。
 旭川記念で期待したミサイルテンリュウですが、どうもひと頃のような雰囲気を感じませんね。もっと行きっぷりのいい馬だったでしょう? 少なくとも、第2障害を3〜4番手で越えるような馬ではないですよ。流れが速くなっても真っ先に越えるようじゃないと。今回は高重量戦なのでいくらかは前に行けそうですが、そうすると逆に障害が心配。ちょっとキレが鈍っているような気がします。オッズ次第で押さえておきたいところですが、少頭数で人気が偏りそうなので、そんなに手広くは買えません。だったら、思い切って消しちゃいますか?
 そうすると、ナリタボブサップとフクイズミの馬単オモテウラってこと? ウーン、それじゃぁおもしろくないですね。そこで、穴馬にはタケタカラニシキを抜てきします。旭川記念で離れた6着に負けたものの、前走では、勝ったヤマノミントの内で結構いい脚を使っていました。720キロの軽い荷物でしたが、ハイペースにもかかわらず、この馬のわりには障害をスンナリ上がっていたと思います。去年の岩見沢記念で4着、今年の帯広記念で3着と、高重量戦でもソコソコの成績を挙げていますし、このメンバーだったらうまく立ち回ればチャンスはあるような気がします。
 5歳馬ホクショウダイヤは、今回が初の800キロ。高重量戦でいきなりというのはどうでしょう。若さと勢いで大駆けも考えられますが、ひとまず私は見送らせてもらいます。
 結論は、ナリタボブサップ、フクイズミ、タケタカラニシキの馬単ボックス。ナリタボブサップ頭の2点を少々追加して、当たってマイナス(取りガミ)がないようにします。

 大井競馬場のトークショーでも、このコラムと同じような話をする予定ですが、ひょっとしたら気が変わってるかも。そのへんは当日のお楽しみ、ということで、お近くの方はぜひ大井競馬場にお越しください。お待ちしていま〜す!

7/27北斗賞予想 斎藤修

今度こそ差し切るフクイズミ

 ◎フクイズミ
 ○ナリタボブサップ
 ▲ミサイルテンリュウ
 △トモエパワー

 詳細は、オッズパークのブログをご覧ください。

7/27北斗賞プレビュー

2008年7月25日(金)

 7月27日(日)のメインは重賞・第13回北斗賞。今季ここまでの3歳(4歳)以上による重賞は牝馬限定戦を除き2戦、ばんえい十勝オッズパーク杯(4月27日)、旭川記念(6月22日)ともに別定戦でしたが、このレースは800キロ(牝馬780キロ)の定量戦で行われます。ばんえい十勝オッズパーク杯の覇者カネサブラックや、同レースと旭川記念でともに僅差3着に入ったマルミシュンキの名がないのは寂しいですがそれでも強豪8頭が揃いました。
 ここはナリタボブサップに期待します。ばんえい十勝オッズパーク杯はカネサブラックとの一騎打ちとなり2着、旭川記念は障害先頭から押し切る盤石のレースで優勝。前走のオープン戦で今季初めて連対を外しました(4着)が、高重量戦は障害巧者のこの馬にとって有利。今季5戦して、今回のメンバー中で先着された馬はおらず、重賞連勝が濃厚です。
 このレースを2連覇中のミサイルテンリュウは、カネサブラック、ナリタボブサップ、マルミシュンキら若い世代の台頭もあり今季はここまで未勝利です。とはいえ旭川記念では、離れた障害クリアから4着と見せ場は作るなど、9歳になった現在もそれほど力落ちは感じません。メンバー的に楽になった今回は好勝負に持ち込めるはずです。
 牝馬フクイズミは、旭川記念、続く前走白夜賞(芦毛馬選抜)ともに後方から鋭く追い込んで差のない2、3着に健闘しています。このところは課題の障害も安定しており、第2障害での苦戦が響き最下位だった昨年の雪辱を期したいところでしょう。
 面白そうなのは5歳馬ホクショウダイヤ。同期に世代限定重賞3勝のマルミシュンキがいたため日陰の存在ですが、決め手ではオープン一線級に入っても見劣りしません。ばんえい十勝オッズパーク杯では僅差の4着、前走七夕特別では古馬オープン特別初制覇と勢いがあり、初の800キロでも楽しみがひろがります。
 負担重量800キロなら、ばんえい記念2連覇など高重量戦で持ち味を発揮するトモエパワーにもチャンスがあるかもしれません。

出走表はこちら

【参考レース】

 07/7/2207年度北斗賞(勝ち馬:ミサイルテンリュウ)
 4/27ばんえい十勝オッズパーク杯(2着:ナリタボブサップ)
 6/22旭川記念(勝ち馬:ナリタボブサップ)


※映像はこちら。またこれらを含めた2カ月前までの映像はすべてオッズパークにてご覧いただけます。

今週の見どころ(7/25〜7/27)

2008年7月24日(木)

 浅田達矢騎手が、7月21日(祝・月)の第9レースをイサムフジで制し通算100勝を達成。05年1月のデビューから1010戦目にして区切りの勝利となりました。今年6月14日第11レースではギャンブラークインで古馬オープン初勝利を飾っており、今後は重賞制覇が目標となるでしょう。
 7月27日(日)のメインレースは重賞・第16回北斗賞です。この日はトゥインクルレース開催中の大井競馬場で、北斗賞の場外発売(ふるさとコーナーでは全レース発売)が行われます。その大井競馬場では、『ばんえい十勝 in TCK』と題して、矢野吉彦アナと競馬キャスター梅田陽子さんのトークショーや、十勝うまいもん☆抽選会などのイベントが行われます。お近くの方はぜひお越しください。
 なお7月25日(金)は、全11レース制で行われるため、第1レースの発走予定時刻がふだんより30分繰り下がり15:00となっております。ご注意ください。

 7月25日(金)のメイン第10レースは入道雲特別(400万円未満
 今年3月に3歳重賞・イレネー記念を圧勝したオレワスゴイが400万円条件に昇級してきました。近2走の400万円未満特別で2、3着と活躍しているイッスンボウシと300万円条件で差のない競馬をしていた実績があることから、昇級初戦でも好勝負が期待されます。3歳馬の20キロ減も有利でしょう。
 イッスンボウシは、安定した障害力が最大の武器。昇級3走目の今回はクラス慣れが見込め、勝利をうかがう勢いです。
 実績上位なのはグレートサンデー。前開催の文月特別(400万円未満)は1番人気を裏切り9着も、障害しだいでは巻き返してきても不思議ありません。
 決め手あるシンザンウィークキングファラオも争覇圏でしょう。

 7月26日(土)のメイン第11レースは虹色特別(500万円未満)
 注目したいのはバンゼン。ここ3走の500万円未満特別は馬場水分4.5〜7.6%のスピード馬場で行われました。障害で差をつけ押し切る同馬にとってはやや不利な条件でしたが、それでも4、3、2着に健闘しています。今週も中間雨が降りましたが、レース当日は晴れが予想され馬場は前回より乾きそう。今季初勝利の期待をかけたいところです。
 相手は、ともに今季500万円未満特別(混合戦含む)で2勝を挙げ実績上位のハマナカキングトカチタカラが有力でしょう。
 予想以上に時計がかかる馬場状態なら、こちらも登坂力上位のライジングサンや、前開催の白夜賞(芦毛馬選抜)を制し昇級初戦となるトウリュウの上位食い込みもありそうです。

 7月27日(日)のメイン第11レースは、重賞・第16回北斗賞(20:00発走予定)です。このレースは別掲の北斗賞プレビューをご覧ください。

 この日の第7レースに2歳-A1戦が組まれています。
 前開催の2歳-A1戦は、先頭で障害を越えたキンノカミが、3番手から猛追したホクショウバンクを半馬身退けて優勝しました。今回はこの2頭と、前開催は出走を回避したタワノアヤカによる三つどもえでしょう。
 

今週の見どころ(7/19〜7/21)

2008年7月18日(金)

 今週は7月19日〜21日、土・日・月曜の3日間開催となっておりますのでご注意ください。
 21日(祝・月)は「JRAジョッキーDay」です。昨年も好評を博しましたが、今年は、安藤勝己石橋守勝浦正樹四位洋文武幸四郎藤田伸二松岡正海の7名(予定)のJRA所属騎手が帯広競馬場に来場し、エキシビジョンレースへの騎乗、レース協賛、メインレースの表彰などを行います。
 そのほか場内では、エキシビジョンレースの優勝馬(騎手)を予想する勝ち馬予想コンテスト、渡辺和昭アナと元JRA騎手細江純子さんによるトークショーなど数々のイベントが予定されています。

 7月19日(土)のメイン第11レースは夕立特別(300万円未満)。7頭が前走7月13日の勝入300万円未満に出走していました。
 そこで3着のニシキタカラは、今季開幕から200万円条件で4連勝。このクラスに昇格後も6戦して3着以内5回と堅実さが光り、ここも好勝負は必至でしょう。
 コブラダイオーは、今季2戦目(5月16日)の勝入混合300万円未満を制して以来勝ち星から見放されています。障害が安定しないのが原因ですが、もともとは登坂力で勝負するタイプ。負けても、積極的に先行する自分のスタイルは貫いており、きっかけひとつで巻き返してもおかしくありません。
 300万円未満を3連勝中と勢いに乗るキタノイチオク、地力強化が著しく4歳馬の10キロ減も魅力のアアモンドヤワラ、このクラスの上位安定勢力ヤマトチカラらの食い込みもありそうです。

 7月20日(日)のメイン第11レースは紅バラ賞(4歳オープン)。オープンから300万円条件までの9頭が集まりました。
 今季ここまでに行われた4歳オープン戦は、すずらん賞(5月3日)、重賞・柏林賞(6月1日)、ライラック賞(6月29日)の3戦ともほぼ固定メンバーによる争いで、コーネルフジが柏林賞を除く2戦を制しています。その柏林賞でのコーネルフジは中団のまま伸びを欠いて7着でしたが、ほかの出走馬がいずれもすずらん賞より20キロ増だったのに対し、同馬だけ唯一30キロ増となったことが敗因として挙げられるでしょう。今回は、すべての馬がライラック賞より10キロ増(出走取消だったシベチャタイガーを含む)と、コーネルフジにとって負担重量面で不利はなく勝ち負けの期待がかかります。
 相手探しの一戦で、ライラック賞で2着に入ったマルニゼウス、世代限定戦では安定した戦いを繰り広げているミサキスペシャルプリンセスモモや、地力あるアローファイターらが候補として浮上します。

 7月21日(祝・月)のメイン第11レースはオープンによるイーバンク銀行協賛JRAジョッキーDay特別(20:05発走予定)。
 ここはヤマノミントが中心。前開催の北海道記者クラブ特別(オープン)は、中位での障害クリアから脚を伸ばし、前にいたカネサブラック、マルミシュンキらオープン一線級をゴール前でまとめて差し切る快勝劇でした。持ち前のスピードが生きる馬場状態だったこともありますが、力のあるところを示しました。今回は、相手関係が楽になっているのにもかかわらず、負担重量が据え置きの720キロであることから十分連勝を狙えるでしょう。
 ニシキダイジンは、その北海道記者クラブ特別では先頭で障害を越え粘っていたものの、ゴール前で後続に飲み込まれて6着でした。とはいえヤマノミントと2秒7差なら悲観する必要はありません。ほかのニシキの馬との兼ね合いはありますが、すんなり先行できれば怖い存在です。
 障害力上位で格上的存在のツジノコウフクや、牝馬重賞・カーネーションカップ勝ちがあるニシキユウらも争覇圏。時計がかかる馬場ならスターエンジェルの食い込みにも警戒したいところです。

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