今週は7月19日〜21日、土・日・月曜の3日間開催となっておりますのでご注意ください。
21日(祝・月)は「JRAジョッキーDay」です。昨年も好評を博しましたが、今年は、安藤勝己、石橋守、勝浦正樹、四位洋文、武幸四郎、藤田伸二、松岡正海の7名(予定)のJRA所属騎手が帯広競馬場に来場し、エキシビジョンレースへの騎乗、レース協賛、メインレースの表彰などを行います。
そのほか場内では、エキシビジョンレースの優勝馬(騎手)を予想する勝ち馬予想コンテスト、渡辺和昭アナと元JRA騎手細江純子さんによるトークショーなど数々のイベントが予定されています。
7月19日(土)のメイン第11レースは夕立特別(300万円未満)。7頭が前走7月13日の勝入300万円未満に出走していました。
そこで3着のニシキタカラは、今季開幕から200万円条件で4連勝。このクラスに昇格後も6戦して3着以内5回と堅実さが光り、ここも好勝負は必至でしょう。
コブラダイオーは、今季2戦目(5月16日)の勝入混合300万円未満を制して以来勝ち星から見放されています。障害が安定しないのが原因ですが、もともとは登坂力で勝負するタイプ。負けても、積極的に先行する自分のスタイルは貫いており、きっかけひとつで巻き返してもおかしくありません。
300万円未満を3連勝中と勢いに乗るキタノイチオク、地力強化が著しく4歳馬の10キロ減も魅力のアアモンドヤワラ、このクラスの上位安定勢力ヤマトチカラらの食い込みもありそうです。
7月20日(日)のメイン第11レースは紅バラ賞(4歳オープン)。オープンから300万円条件までの9頭が集まりました。
今季ここまでに行われた4歳オープン戦は、すずらん賞(5月3日)、重賞・柏林賞(6月1日)、ライラック賞(6月29日)の3戦ともほぼ固定メンバーによる争いで、コーネルフジが柏林賞を除く2戦を制しています。その柏林賞でのコーネルフジは中団のまま伸びを欠いて7着でしたが、ほかの出走馬がいずれもすずらん賞より20キロ増だったのに対し、同馬だけ唯一30キロ増となったことが敗因として挙げられるでしょう。今回は、すべての馬がライラック賞より10キロ増(出走取消だったシベチャタイガーを含む)と、コーネルフジにとって負担重量面で不利はなく勝ち負けの期待がかかります。
相手探しの一戦で、ライラック賞で2着に入ったマルニゼウス、世代限定戦では安定した戦いを繰り広げているミサキスペシャル、プリンセスモモや、地力あるアローファイターらが候補として浮上します。
7月21日(祝・月)のメイン第11レースはオープンによるイーバンク銀行協賛JRAジョッキーDay特別(20:05発走予定)。
ここはヤマノミントが中心。前開催の北海道記者クラブ特別(オープン)は、中位での障害クリアから脚を伸ばし、前にいたカネサブラック、マルミシュンキらオープン一線級をゴール前でまとめて差し切る快勝劇でした。持ち前のスピードが生きる馬場状態だったこともありますが、力のあるところを示しました。今回は、相手関係が楽になっているのにもかかわらず、負担重量が据え置きの720キロであることから十分連勝を狙えるでしょう。
ニシキダイジンは、その北海道記者クラブ特別では先頭で障害を越え粘っていたものの、ゴール前で後続に飲み込まれて6着でした。とはいえヤマノミントと2秒7差なら悲観する必要はありません。ほかのニシキの馬との兼ね合いはありますが、すんなり先行できれば怖い存在です。
障害力上位で格上的存在のツジノコウフクや、牝馬重賞・カーネーションカップ勝ちがあるニシキユウらも争覇圏。時計がかかる馬場ならスターエンジェルの食い込みにも警戒したいところです。