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2008年3月 アーカイブ

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レース回顧(3/22~3/24)

2008年3月25日(火)

 22日(土)に行われたじゃらんカップ(4歳以上430万円未満)カネミセンショーが勝利。前走7着から巻き返し、12月以来の勝利を挙げました。
 第2障害は1番人気のユウシテンザンが先頭で越え、カネミセンショーは2番手から。残り35メートル付近から一気に加速したカネミセンショーは、あっさりユウシテンザンを交わし去って先頭へ。そのまましまいまできっちり脚を伸ばし、ゆうゆうと先頭ゴールを果たしました。ユウシテンザンはよく粘ったものの、ゴール線上で脚が止まって万事休す。キングシャープ、ホクショウドラゴンがその間に交わしていき、結局4着に敗れました。

 23日(日)は重賞・ばんえい記念(4歳以上オープン)が行われ、トモエパワーが連覇を達成しました。このレースの詳細は、別掲のばんえい記念回顧をご覧ください。

 この日の第9レースに行われたのはスターライト特別(5歳オープン)。ここはメダマが制し、世代屈指の実力を持つことを証明しました。
 ツジノコウフクと並んで障害を下りたメダマは、ギャロップでこれを突き放し単独先頭。あとは他馬を寄せつけない一方的なレースを展開し、そのまま先頭でゴールを果たしました。重賞2勝を誇るツジノコウフクは、730キロを曳きながら2着入線。トップハンデ735キロながら障害6番手から追い込んだホクショウダイヤが3着。

 第8レースはクリスタル特別(4歳オープン)が行われ、ミサキスペシャルが勝利。未完の大器がシーズン最終戦で力を誇示しました。
 先頭で第2障害を越えたミサキスペシャルは、重馬場をものともしない軽快な脚取りを見せていましたが、残り20メートルを切ったあたりでガクンとスピードダウン。コーネルフジの追撃に遭い、苦しい展開となりました。しかしこれをなんとかしのぎ切ると、1秒3差でゴールイン。追い込みきれなかったコーネルフジが2着で、障害3番手から流れ込んだホッカイヒカルが3着を確保しています。

 第5レースに行われた若草特別(3歳牡馬オープン)は、5番人気のライデンロックが優勝。イレネー記念でも5着に健闘した好素材が、一躍世代のトップクラスへ名乗りを上げました。
 抜群の登坂力を見せたのは、1番人気のニシキボス。先頭で障害を駆け下り、あとはリードを広げて……という展開に持ち込みたいところでしたが、続いて下りたライデンロック、ウメノタイショウにあっさり交わされて後退。代わって先頭に立ったライデンロックは手ごたえよく脚を伸ばし、後続との差を保ったままゴールを迎えました。2着はウメノタイショウ。障害4番手から追い上げたカイセテンザンが、ゴール直前で止まりながらも3着となりました。ニシキボスは結局6着に敗れています。

 第4レースに行われたのは福寿草特別(3歳牝馬オープン)。ここはカネヅルが勝利し、通算5勝目を挙げました。
 一気に第2障害を登り切ったカネヅルが、先頭でこれをクリア。2番手からキタノメイゲツが追いかけたものの、脚いろの差は歴然。危なげないレースぶりを見せ、カネヅルがゆうゆうと先頭ゴールを果たしました。キタノメイゲツは残り10メートルで脚が止まり、その間に交わしたスマイルダンスが2着。さらにゴール直前で脚が止まったキタノメイゲツを交わして、ニシキエースが3着を確保しました。

 24日(月)は大平原特別(4歳以上600万円未満)が行われ、ミスターハヤサキが勝利。700万クラスを相手に好勝負を演じていた同馬が、実力を見せつけました。
 イケダガッツとフクノカミカゼの人気2頭が並んで障害を下り、キョクシンオーとミスターハヤサキが続く展開。残り30メートル付近でミスターハヤサキとキョクシンオーが抜け出し一騎打ちへ。ところがキョクシンオーが残り20メートルで痛恨のストップ。障害5番手から脚を伸ばしたハマナカキングが2番手に上がるという、出入りの激しい競馬に。さらに追い上げたハマナカキングでしたが、0秒7差まで迫ったところがゴール。結局ミスターハヤサキ、ハマナカキングの順で入線し、立て直したキョクシンオーが3着となりました。

 第11レースに行われたのは螢の光賞(4歳以上500万円未満)。ここは1番人気のイナノプリンセスが制し、07年度最後のレースを締めくくりました。
 第2障害はタケトップクインが先頭で越え、コトノカツマ、イナノプリンセスが並んで2番手。そこからイナノプリンセスがグイグイ脚を伸ばして、残り30メートル標識に到達する遙か前で先頭へ。あとはもうこの馬のレースで、他馬を寄せつけることなく先頭でゴールを果たしました。後続の争いは、いったんマルニアトランタが2番手に上がったものの脚が止まり、その間にワカテンザンが浮上してゴールイン。いったん4番手まで落ちたマルニアトランタが盛り返して3着を確保しました。

 これで今季のばんえい競馬は終了。08年度は4月26日からスタートします。来年度もばんえい競馬への変わらぬご愛顧を、どうぞよろしくお願いいたします。

映像はこちら。またこれらを含め2カ月前までの映像は、すべてオッズパークにてご覧いただけます。

3/23ばんえい記念回顧

2008年3月24日(月)

トモエパワーばんえい記念連覇!

 23日(日)はばんえいの最高峰・ばんえい記念(4歳以上オープン)が行われ、トモエパワーが優勝。昨年に続く連覇を果たしました。

 馬場水分0.6%、そして1トンの酷量とあって、第1障害から各馬大苦戦。ナリタボブサップ、ミサイルテンリュウ、スーパークリントン、スターエンジェルといった順で第1障害を越えていきました。むろん道中は超スロー。進んでは止まり、進んでは止まって、一度広がった各馬の間隔も詰まりはじめました。ミサイルテンリュウ、ナリタボブサップの2頭が先行するなか、トモエパワーもこの一角。そして第2障害下へ先頭でたどり着いたのが、トモエパワーでした。この位置取りが、結果として大きく影響したと言えるでしょう。
 迎えた第2障害。各馬じっくりタメたのち、最初に仕掛けたのはトモエパワー。普段とは違い、ひと腰で天板近くまで上がる抜群の登坂力を発揮しました。この間にミサイルテンリュウ、シンエイキンカイも仕掛けますが苦戦。遅れて仕掛けたナリタボブサップも痛恨のヒザ折りと、壮絶なサバイバル戦の様相を呈してきました。と同時に、トモエパワーは天板まで登り切り、あとは荷物を引き上げるだけ。バイキで加重を前に乗せ、ついにこの難関を突破しました。それに続くかたちで、今度はミサイルテンリュウが天板へ。同じく加重を乗せて2番手で越えていきました。
 2頭の差はおよそ15メートルほど。トモエパワーとミサイルテンリュウの末脚を比較すれば、断然トモエパワーが有利で、ほぼセーフティーリードと言えるでしょう。20メートル付近で1回、10メートルで1回、そしてゴール直前でもう1回ストップしたトモエパワーでしたが、追うミサイルテンリュウも残り20メートルを切ってから脚いろが鈍化。最後は西弘美騎手もゆったり息を入れさせ、トモエパワーがしっかりとした脚いろでばんえい記念連覇のゴールを果たしました。
 ミサイルテンリュウは残り10メートル付近でもたつき、後方との差が詰まってきました。しかしなんとか立て直すとゴール線上までたどり着き、再度ストップしたものの2着を確保しました。障害4、5番手で越えたスターエンジェルとスーパークリントンによる3着争いは、結局スターエンジェルに軍配。障害3番手クリアのナリタボブサップは、しまいに力尽きるとシンエイキンカイにも先着を許し、6着に敗れました。

 勝ちタイムは5分35秒8。ばんえい記念が1トンで行われるようになってからの最高所要タイムでの決着(それ以前の記録は89年イエヤスが勝った際の5分32秒2)で、史上まれに見る激戦だったと言えるでしょう。そんなパワー勝負となったのであれば、トモエパワーの勝利というのも納得のひと言。高重量戦にめっぽう強く、時計が掛かれば掛かるほど好成績を挙げてきた同馬の真骨頂が、この大舞台で発揮されたことになります。スピード馬の台頭が目立つ昨今のばんえい界ですが、昔ながらの“力持ち”が天下を獲ったことは、ばんえい競馬の原点を思い起こさせるものでした。
 ミサイルテンリュウは昨年の3着から一歩前進。障害後この馬としてはしっかりとした脚取りを見せたのは収穫で、これまでの「障害でセーフティーリードを築いて……」というレースぶりとは一変。来年度は高重量戦での活躍も十分に期待できるでしょう。
 3着スターエンジェルは昨年の帯広記念2着、ばんえい記念5着など、高重量戦で好走実績。成績にムラがあるのは否めませんが、今後も高重量戦では注目する必要があるでしょう。

成績はこちら
映像はこちら

3/23ばんえい記念予想 矢野吉彦

2008年3月22日(土)

乾いた重馬場で、トモエパワーの底力に期待

 さぁみなさん、いよいよばんえい記念です! 世界でたった1つのばんえい競馬にあって、押しも押されもせぬNO1決定戦。つまり「World Cup of the Ban-ei」なわけです(今まで私は『World Series』と言ってきましたが、『Series』だと、いくつかのレースをまとめたものになっちゃうので、これからは『World Cup』と呼ばせていただきます)。私にとってはわりと相性のいいレース。去年の馬単(1着トモエパワー、2着シンエイキンカイで3420円)もバッチリ当てちゃいましたからね。今年も張り切って予想しましょう!

 NPO法人「とかち馬文化を支える会」の会報第2号にも書きましたが、ここ10年のデータから言えば、勝つのは、優勝経験馬か6~7歳の初挑戦馬、あるいは初挑戦の時に2着に来ていた馬。2着候補は、やはり優勝経験のある馬か6~9歳の初挑戦馬、または初挑戦の時に3着に来ていた馬、に絞れます。今年のメンバーでは、去年の勝ち馬トモエパワーと初挑戦の6歳馬スーパークリントン、ナリタボブサップが「勝つ見込みのある馬」。「2着候補」は、この3頭にタケノホウシュウ、ヨコハマイサム、ダイニハクリュウの初挑戦馬とシンエイキンカイ(02年に明け5歳で初挑戦、990キロを引いて3着)を加えた7頭ということになります。ミサイルテンリュウやアンローズ、スターエンジェルは、いずれも初挑戦の時に4着以下に敗れていますから、思い切って消しちゃいましょう。
 さらに言えば、2着候補に挙げたうちの初挑戦馬3頭は、関係者のみなさんには失礼かもしれませんが、どう考えても勝負にはならないと思いますよ。だって、これまでに背負った最も重い荷物が、タケノホウシュウで800キロ、今回がばんえい記念だけでなく重賞レースさえ初挑戦のヨコハマイサム、ダイニハクリュウに至っては730キロ。そういう馬にいきなりの1トンというのはキツイでしょう。ちなみにシンエイキンカイが初挑戦で3着になったときは、それまでに2回の860キロを含め、800キロ以上の重量を17回も経験していました。タケノホウシュウが800キロを引いたのは1回だけですからね。この3頭のうちのどれかが2着以内に来たら、奇跡以外の何物でもないと断言します!
 さて、予想の結論へ向けて、「問題はこれからであります」。ナリタボブサップとスーパークリントンを比べたとき、最近の戦績からするとナリタボブサップのほうが上、と見るのがフツウでしょう。07年以降、ナリタボブサップがスーパークリントンに先着を許したレースはいくつかありますが、その中でスーパークリントンが1着、というのは2回だけ。ここ数戦では、ナリタボブサップがスーパークリントンより重い荷物を引いて先着することのほうが多かったですし、今回、スーパークリントンがナリタボブサップを押さえて優勝というのはちょっと考えにくいところです。次に、ナリタボブサップとトモエパワーを比べます。トモエパワーが、昨年のばんえい記念を勝つ前に、馬場水分3.1%の帯広記念で880キロのソリを引いて優勝していたのに対し、ナリタボブサップは、馬場水分5.5%、900キロの荷物を引いた今年の帯広記念で優勝。馬場水分差と重量差を考えあわせると、力でトモエパワー、スピードでナリタボブサップ、だけどトモエパワーのほうが若干リード、といった感じでしょうか。23日は乾いた重馬場になりそうなので、トモエパワーの底力に軍配が上がりそうな気がします。
 持ち味の出しにくい軽量戦とはいいながら、ここ数戦でちょっと負けグセがついちゃったトモエパワーはどうなのよ? というご意見もあろうかと思いますが、昨年の岩見沢記念で優勝する前には6戦続けて7着以下だったんですから、まぁ大丈夫でしょう。でも確かに、去年のばんえい記念の時ほど、レースを使いながらキッチリ合わせてきた、という雰囲気を感じませんね。調教で万全の態勢を作っているはずですが、本番へ行ってどうかが問題。それと、先にも書いた通り、今年はおそらく“超重馬場”。去年の4.4%より、もっと乾いた状態になりそうです。これはトモエパワーにとっても未知の条件。各馬バタバタで空前の大混戦になった時に、ちょっとしたタイミングで不覚を取ることがあるかもしれません。でも、そこで勝てる馬、というのが、逆に見つからないんです。
 では結論。頭にトモエパワー、2着にナリタボブサップ、シンエイキンカイの馬単をガチッと買います。あとは、1着トモエパワー、2着スーパークリントンの馬単も少々。馬複やウラ目を押さえるべきか悩みますが、そんなに手を広げるわけにもいかないので絞ります。
 いざ、ばんえい記念! ぜひ、馬券を買ってお楽しみください。そうそう、“全馬無事完走”を祈念することもお忘れなく!

3/23ばんえい記念予想 斎藤修

帯広記念のレースぶりからボブサップ不動の本命

 さて、ばんえい記念。
 新生ばんえい競馬がスタートしてこの1年、というか存廃論議が起きて以来、これまでよりも深くばんえい競馬とかかわらせていただくようになった。それゆえ、今年のばんえい記念は、無事に1シーズンを終えることができるということで、今までになく感慨深いレースとなりそうだ。
 厩舎関係者の方々もこのばんえい記念を目標に1年間競馬を続けていることと思うが、馬券を買っているぼくも、常にこのばんえい記念を意識して馬券を買っている。
 特に、岩見沢記念、北見記念、帯広記念と主要レースが消化されていくごとにその意識は強いものになっていく。
 というわけで毎年ばんえい記念は、出走馬がだいたい出揃う頃には、ぼくの予想はほとんど決まっているのだ。
 今年も例によって帯広記念の結果を見た時点で、ばんえい記念の本命はほとんど決まっていた。
 というわけでナリタボブサップ。
 900キロのソリで、ひと腰で第2障害をクリアした帯広記念は圧巻だった。
 過去の傾向を見ても、帯広記念をトップハンデで連対した馬は、かなりの確率で直後のばんえい記念で好走しているのだ。
 本命にする理由はこれだけで十分だろう。
 実は去年も帯広記念を見て、そしてチャンピオンカップが終わった時点でトモエパワーの本命は堅いと思っていた。
 しかし。直前になってさまざまな方の予想が耳に入ってきたりするうちに、何を血迷ったのか、結局ミサイルテンリュウを本命に変えてしまっていたのだった。
 そんな反省があるので、今年は初志貫徹。他人の予想やささやきなどには耳をふさぎ、ナリタボブサップ本命で押し通したい。
 連覇を狙うトモエパワーは、今シーズンの勝利は岩見沢記念のみ。それはいいのだが、ここにきてなかなか調子が上がってこず、さすがに去年のようにはいかないだろう。
 そこで相手筆頭にはシンエイキンカイ。昨年はミサイルテンリュウを差し切っての2着で、ばんえい記念にはなんと7年連続での出走となる。1トンの経験ということでは、この馬が断然のナンバーワンだ。
 どうやら馬場が乾いて重くなりそうで、経験という意味では、やはりトモエパワーも見限れない。松井浩文厩舎としてはカネサブラックを引っ込め、トモエパワーのみに絞ってきただけに、勝負にきているのかもしれない。そう考えればトモエパワーの連覇というのも十分に考えられる。
 ナリタボブサップとシンエイキンカイの馬連か馬単表裏をがっつり。それからナリタボブサップとトモエパワーの組合せもちょいがっつり。馬券の勝負はこの2点。
 押さえとしてはミサイルテンリュウとスーパークリントンだが、ミサイルテンリュウは今シーズン後半になってゴール前がますます甘くなっているので、よほど他の有力馬が障害に苦戦するなどして展開が向かないことには連がらみは苦しいかもしれない。
 ◎ナリタボブサップ
 ○シンエイキンカイ
 ▲トモエパワー
 △ミサイルテンリュウ
 △スーパークリントン

3/23ばんえい記念プレビュー

2008年3月21日(金)

 3月23日(日)のメインは第40回ばんえい記念。負担重量1000キロ(牝馬980キロ)で行われます。17日(月)の最終レース発走時点での馬場水分が1.4%。その後も帯広ではまとまった降雨はなく、レース当日は時計のかかる馬場が予想されます。
 となればパワーで押しまくる昨年の覇者トモエパワーの出番でしょう。前走チャンピオンカップでは、高重量戦を得意とする同馬にとっては780キロと不向きな重量でしたが5着に健闘。調子は上向きの印象をうけます。この重量なら苦しむ他馬をしり目に逃げ切りが期待できるでしょう。
 相手筆頭にはスーパークリントンを推します。今季は重賞では未勝利ですが、すべて掲示板内に健闘と大崩れがありません。決め手不足なところはありますが、力のいる馬場は得意。1000キロという常識にかからない重量だけに、先行してそのまま流れ込み、穴をあける可能性もあります。
 シンエイキンカイは例年この時期は成績が良い傾向にあり、今年もオープン混合とはいえここ2戦連続して2着と好調です。今回は相手が格段に強化されましたが、7年連続でのこのレース出走の経験と昨年2着の実績を生かし上位進出が期待できます。
 今季、北見記念、帯広記念を制しているのがナリタボブサップ。ばんえい記念に次ぐ負担重量を課せられる帯広記念を制していることで、高重量への適性は証明済み。初経験の1000キロでも登坂力上位の同馬ならこなしてくれそうです。しかしパワー勝負になりそうな今回、トモエパワーを負かすまではどうかといったところです。
 昨年の3着馬ミサイルテンリュウは、昨年夏に重賞を連勝した実績があります。しかし負担重量が増えるにつれ苦戦が目立つようになっており、昨年以上の結果を望むのは酷かもしれません。
 今年の話題の中心はやはり、これが引退レースとなるアンローズでしょう。今年2月17日には通算56戦目にして帯広未勝利から脱出すると、その次走(3月3日)も快勝し周囲を驚かせました。時計のかかる馬場は向くようですが、勝ち負けまでは厳しいでしょう。もう1頭の牝馬スターエンジェルは、これまで高重量戦では時に大駆けをみせてきました。しかし最近はやや衰えがみられるようで、上位進出は難しそうです。

出走表はこちら

【参考レース】

 3/25 H18年度ばんえい記念(勝ち馬:トモエパワー)
 9/30 岩見沢記念(勝ち馬:トモエパワー)
11/25 北見記念(勝ち馬:ナリタボブサップ)
 1/ 3 帯広記念(勝ち馬:ナリタボブサップ)

※映像はこちら。またこれらを含めた2カ月前までの映像はすべてオッズパークにてご覧いただけます。

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