今週、来週と日曜日のメインには重賞が組まれています。今週(3月2日)はチャンピオンカップ。今季の重賞勝ち馬のみが出走権のあるレースで、まさにチャンピオンのなかのチャンピオン決定戦。歴戦のオープン馬と世代の頂点を極めた若駒たちの対決が楽しみです。なお1日(土)と3日(月)は、全11レース制。第1レースの発走時刻は普段より30分繰り下がり11:30となりますのでご注意ください。
3月1日(土)のメイン第10レースは桜月特別(430万円未満)。前開催の同条件戦・キタキツネ特別の再戦模様となりました。
その前走は、先頭ですんなり障害を越えたメダマが悠々逃げ切り勝ち。障害2番手からユウシテンザンがそのまま2着に粘り、3番手以下は障害で苦戦し大きく離されました。
メダマはこれで前々走の5歳オープンから連勝と勢いがあります。今回は前走より5キロの加増となりますが、余裕あるレースぶりから不安はなく、3連勝の期待が高まります。
ユウシテンザンは、昇級後2走連続で2着と安定しており今回も好勝負は必至です。
怖いのは前々走まで2連勝、昇級戦のキタキツネ特別では4着のキングシャープ。多少離されてもリカバーできる豪快な末脚が武器ですが、さすがに前走は障害で差をつけられすぎました。障害さえ普通にこなせれば、一気に突き抜ける可能性を秘めています。
勝ち切れないまでも近5走の同条件戦ですべて3着以内に健闘のカネミセンショー、決め手あるタケノホウシュウも争覇圏でしょう。
3月2日(日)のメイン第11レースは重賞・第29回チャンピオンカップ。(16:30発走予定)。このレースは別掲のチャンピオンカッププレビューをご覧ください。
この日の第7レースに、3歳A2によるアクアマリン特別が組まれています。
前開催の、なきうさぎ特別(3歳A2)を圧勝したライデンロックがオープンに昇級し、イレネー記念(3月9日)に出走予定のため、4着以下を20秒近く引き離して2着争いを演じたキタノドリーマー、ウィナータカラにやはり期待がかかります。
なきうさぎ特別は競走除外も実績上位のドラゴンスーパーや、前走3歳A3戦で障害2番手から抜け出し楽勝のボンバイエが一角崩しを狙います。
3月3日(月)のメイン第10レースはひな祭り特別(オープン混合)。オープン勢がやや手薄なメンバーだけに、700万円条件馬にも十分チャンスがありそうです。
ホクショウダイヤは前開催の丹頂特別(オープン混合)では、着順こそ4着だったとはいえ、障害で大きくバランスを崩し、もはや絶望的ともいえる位置から追い込んで、勝ち馬と6秒4差まで詰めました。障害は決して苦手ではなく、今回は巻き返しなるかに注目でしょう。
今季、オープン混合や混合700万円未満でも勝利しているバンゼンは、700万円条件への昇級戦とはいえ、まったく格負けしていません。
オープン勢では、実績上位のサダエリコが有力。丹頂特別2着のシンエイキンカイも障害さえスムーズなら、ここを勝ち切るだけの力は十分です。