27日(土)に行われたレーシングカップ(3歳以上混合オープン)は、2番人気のホクショウファイトが優勝。今季初出走を見事勝利で飾りました。積極的に第2障害へ挑んだホクショウファイトは、ひと腰でこれをクリア。その後もゴールまでグイグイ脚を伸ばし、他馬を寄せ付けない圧勝を飾りました。昨季終盤は不調でしたが、そうしたなかでも800万クラスで勝利を挙げるなど実力の片鱗を見せていました。最高のスタートを切ったことで、昨季前半の快進撃のような活躍を期待することができそうです。2着のニシキダイジンは久しぶりの連対。チャンピオンカップ3着以後、精彩を欠いていましたが、持ち前の先行力は健在で、今後も期待できそうです。
この日の第10レース、勝入別定270万円未満で、昨季の2歳戦を盛り上げたホクショウダイヤが勝利。これで5連勝を果たしています。
また、この日の第5レース、3歳以上120万円未満で、千葉均騎手がヒメカワキタに騎乗して勝利。ばんえい競馬史上8人目、現役では5人目の快挙となる通算2000勝を達成しています。
28日(日)のメインレースは、ポテト特別(3歳以上オープン)。ミサイルテンリュウが好メンバーの一戦を制し、今季も好調ぶりをアピールしています。障害こそ3番手でクリアしましたが、その後、前を行くタケタカラニシキ、トカチプリティーを次第に追いつめ、ゴール直前で2頭を捉えきりました。ばんえい記念出走のダメージもなく、今季2連勝と絶好調。今年の重量路線で、間違いなく主役を演じることになるでしょう。2頭が争った2着争いはトカチプリティーに軍配。今季は障害が安定しており、毎回トップクリアを果たしているような印象があります。軽馬場もあるとは思いますが、なにより馬自身がいい状態をキープできているのでしょう。ほか、障害9番手から4着まで巻き返したサダエリコは非常に目立った脚を使っており、徐々に上向いている印象。夏ごろには完全復活できるのではないかと思われる好内容でした。
なおこの日の第4レースに行われた2歳戦は、7番人気のアローファイターが優勝。単勝1.5倍の断然人気に推されたシベチャタイガーは勝ち馬の末脚に屈し、2着に敗れています。
29日(月)は天塩岳特別(3歳以上470万円未満)が行われました。圧倒的人気に推されたスギノフィリオが優勝し、これで5連勝を達成しています。障害を先頭で越えたスギノフィリオは、その後ユウセイマーチ、キョウエイボーイなどの激しい追撃に遭遇。しかしここからの粘り腰が素晴らしく、突き放しもしないかわりに迫られることもない力闘を演じ、結局最後まで粘りきりました。ユウセイマーチはいい伸びを見せましたが、2着まで。キョウエイボーイは前走10着から巻き返し、本来の動きを見せた印象でした。
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