ウィナーサマー3歳牝馬の頂点へ!
3歳牝馬の頂上決戦ばんえいオークス(3歳牝馬)は、11日(日)帯広競馬場で行われました。優勝は単勝2番人気のウィナーサマー。黒ユリ賞に続く重賞2勝目を挙げました。
ウィナーサマーとエンジュダイヤの一騎打ちが予想された今回。道中はそれを象徴するかのように、2頭が並んで先行態勢。第2障害もほぼ同時に仕掛けました。先に抜け出したのはウィナーサマー。一気にセーフティーリードを築き、逃げ込み態勢へ。エンジュダイヤも必死の追い込みを見せ、ゴール前で差は詰まったものの、そこまで。結局3秒4差でウィナーサマーが逃げ切りました。なお3着にはアロアローズが入り、順当な結果となりました。
藤野俊一騎手
「先行力と第2障害の登坂力には自信があったので、エンジュダイヤより前でレースをするよう意識していました。
ゴール前はいつものとおり少し甘くなってしまいましたが、660キロの重量なら止まらないで持ちこたえてくれるだろうと思っていました。
まだ牡馬との対戦で重賞を勝っていないので、今は力をつけているしこの勢いで次のばんえいダービーと2月のポプラ賞まで狙っていきたいですね」
大友栄人調教師
「今回は定量の牝馬限定戦で、相手はエンジュダイヤ1頭に絞って万全の調整でレースに臨むことができました。馬の調子もよかったし期待どおりの走りで満足しています。
騎手には特に乗り方の指示などはしていませんが、エンジュダイヤの調子も良さそうだったので第2障害で遅れをとらないように、先に越えたいというイメージは持っていました。
次は12月25日のばんえいダービーに出走予定で、今の調子なら牡馬のカネタマルにもひけはとらないと思いますよ。持ち味の先行力を生かして連勝を狙いたいと思います」