二世ロッシーニが残した優良種牡馬といえば、なんといってもマツノコトブキ。23日(日)に行われた二世ロッシーニ記念特別には、アンローズとヤマノキャプテンの、2頭のマツノコトブキ産駒が出走しました。さすがにワンツーフィニッシュとはいきませんでしたが、アンローズがきっちり優勝して、祖父の名に恥じない走りを見せてくれました。今後アンローズは、北見記念連覇へ向けていっそう力のこもった走りを見せてくれるはず。北見開催の中心的存在となることを期待しましょう。
その二世ロッシーニ記念特別(3歳以上オープン)。前述のとおり、牝馬2強の一角アンローズが優勝しました。断然の1番人気に推されたサダエリコは、猛烈に追い込んだものの3着止まり。2着には最低人気のツルマキシンザンが入り、馬連単万馬券を演出しました。
第2障害はツルマキシンザンが先頭でクリア。差なくアンローズが続き、この一騎打ちが最後まで続く展開。軽馬場だっただけに先行2頭は止まらず、サダエリコの末脚も不発に終わりました。驚いたのはツルマキシンザンで、相手関係から見れば苦戦が予想されましたが、あっさり障害をクリアしたあたりは条件戦時の勢いを彷彿させるもの。もともと軽馬場には強く、それが功を奏したのでしょう。
なお同日に行われた第10レース(混合800万円未満)は、オープンのヒカルセンプーが優勝。待ちに待った今季初勝利を挙げました。
22日(土)に行われたのは、いちょう特別(550万円未満)。好調馬が揃った注目の一戦でしたが、これを制したのは1番人気のプリンセスサクラコでした。第2障害を詰まることなく越えたのには目を瞠るばかりで、近走の好調ぶりもうなずけます。またヤマノミントも豪快に追い込み2着に奮闘。開催が北見に移ってから3戦1勝2着2回と好調です。今後も注目でしょう。
24日(月)のもみじ特別(470万円未満)は、ミスターハヤサキが優勝。6頭がほぼ同時に第2障害をクリアする大激戦を制しました。これで2連勝として、相変わらずの好調ぶりをアピールしています。2着はギャンブラークインが食い込み、こちらも大崩れのない安定した成績を残しています。