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2005年9月 アーカイブ

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10/2岩見沢記念プレビュー

2005年9月30日(金)

 今季の岩見沢開催の掉尾を飾る重賞、岩見沢記念(3歳以上オープン)が、2日(日)の第11レースに行われます。
 注目は、やはり今回もスーパーペガサスVSサダエリコ。ばんえいグランプリでの一騎打ちは、いまだ記憶に新しいでしょう。両馬ともに確実な末脚を武器にしており、今回のレースでも熱のこもったゴール前を期待したいところ。なおスーパーペガサスは、そのばんえいグランプリ以来の出走。サダエリコはその後2連勝を経て今回のレースに臨みます。1カ月半ぶりのレースとなるスーパーペガサスの掛かり具合によっては、サダエリコの逆転も十分にあり得ると言えましょう。
 そのほかではアンローズミサイルテンリュウシンエイキンカイあたりも争覇圏。特にアンローズは、昨年に続く連覇がかかるだけに注目したいところ。

出馬表はこちら

【参考レース】
7/24 北斗賞(勝ち馬:サダエリコ)
8/15 ばんえいグランプリ(勝ち馬:スーパーペガサス)
9/11 金杯(勝ち馬:サダエリコ)
9/19 石狩川特別(勝ち馬:アンローズ)

石狩川特別以外の映像はこちら

今週のみどころ(10/1〜10/3)

 6月からの岩見沢開催も今週で終了。その最後を飾る重賞の岩見沢記念が、2日(日)に行われます。このレースについては、別掲の「岩見沢記念プレビュー」をご覧ください。
 1日(土)のメインレースは神無月特別(550万円未満)。注目は、クインカップ2着馬のプリンセスサクラコです。470万クラスを破竹の勢いで突破して、今回が昇級初戦。すでにこのクラスで勝ち鞍を挙げているタカギク、近走好調のエビスコマチなどとともに人気の一角となるでしょう。
 2日の岩見沢記念当日は、第5レースに2歳A-1戦が組まれています。前走はじめて土がついたマルミシュンバ、安定度抜群のメダマなど、2歳トップクラスが出走を予定しています。
 3日(月)に行われるのはクリスタル特別(4歳)エンジュオウカンタケタカラニシキなど、4歳トップクラスが出走予定です。ただ8月の同条件、大倉山特別では、負担重量670キロ(550万クラス)の馬が上位3着までを独占。その結果を踏まえれば、今回も上位クラスの馬は苦戦するかもしれません。

レース回顧(9/24〜9/26)

2005年9月27日(火)

 6月12日に行われて好評を博した「第1回オーナーズカップ」。それに続く第2回が、25日(日)に行われました。優勝したのは、当欄でもたびたび名前の挙がるホクショウファイト。騎乗した“祭典ばん馬のアイドル”井内香さんは、前回2着の雪辱を果たす嬉しい初優勝となりました。
 さて、本戦の話題です。24日(土)に行われた駒園特別(3歳以上オープン)。昇級初戦のエビスオウジャが優勝して4連勝を飾りました。2着に7番人気のヤマノキャプテン、1番人気のスミヨシセンショーは10着に敗れる波乱となりました。第2障害を4番手で下りたエビスオウジャは、一気に脚を伸ばすとあっさり3頭を交わして先頭へ。連勝の勢いを見せつける快走を演じました。
 25日(日)のメインレースとして行われたのは山鳩賞(800万円未満)。勝ったのは1番人気に推されたトモエパワーでした。道中は掛かりよく先行し、第2障害もトップでクリア。ゴール時点でも後続は残り15メートルあたりで競り合っているという、圧倒的なレースを見せました。9月に入ってからは4着以下がない安定したレースぶりで、これからの活躍が期待できそうです。
 翌26日(月)の北の大地特別(650万円未満)は、ヤマトモンジュー、コウリュウオーザの人気2頭が8、6着と大崩れ。6番人気のマコトファイヤー、4番人気のハヤテショウリキの1、2着となり、馬連単は万馬券となりました。マコトファイヤーは今季650万クラスでの初勝利。これをきっかけに、勢いに乗りたいところでしょう。

やっぱり馬が好き(第8回)  旋丸 巴

2005年9月23日(金)

競馬ファンの財産

 落語家なんかが良く言うセリフに、「名人の芸を生で見たことが私にとっての財産です」というのがあるけれど、競馬ファンも同じような感慨を抱くんじゃないだろうか。「ナリタブライアンのレースをライブで見たのが、自分の財産だ」なんてね。

 実質的財産皆無の私も、そういう「財産」なら、馬齢を重ねた分だけ、たくさん持っていて、様々な名勝負を生で観戦し、多くの名種牡馬にも会ったことがある。

 ただし、ばんえい競馬となると、平地競馬ほどの「財産」はないから、残念無念なのだけど、それでも、最近は色々な幸運に恵まれて「財産」が増えつつある。中でも、最大の「財産」と言えば、それは、もう、何たってスーパーペガサス様に謁見できたことである。

pegasus  昨冬の某日、取材を許されて帯広競馬場にでかけた。開催日ではない平日の昼前。大方の馬は調教を終えていたから、調教コースは閑散して、冬の青空を二羽の白鳥が横切っていた。と、厩舎の方向から一頭の雄大な栗毛が現れて、それが正しくスーパーペガサス!

 パドックでは至近距離で見たことがあるけれど、調教の姿を見るのは、また別の感慨があって、それで、感動にうち震える手でカメラのシャッターを押しまくった。

 と、それだけでも嬉しかったのに、ここで私を案内してくれていた知人が、ペガサス様の厩務員さんを呼び止めてくれて、それで私は、ペガサス様のお近くに寄り、何と首筋を撫でさせてもらうという極めつけの僥倖(ぎょうこう)に恵まれたのである。

 それにしても、である。この時のペガサスの態度は、実に実に凄かった。立ち止った彼は、私が近づいても泰然自若。すっくりと背を張ったまま、私なんぞ見向きもしないのだ。さすがは、王者の中の王者。彼の戦歴に畏敬の念を抱いていた私は、威風堂々たる彼の風格にも完全に魅了されてしまった。

 後になって、「あの名馬に会ったことがあるんだぜ」と「財産」をひけらかすのもいいけれど、名馬と同時代を生きている「今」こそが幸せなんじゃないか。と、柄にもなく真面目に考えさせられたのも、この時に感じたペガサス様の偉大さ故なんである。

今週のみどころ(9/24〜9/26)

 今週の開催では、道外でのイベントが予定されています。24日(土)は群馬県のBAOO高崎(元・高崎競馬場)、25日(日)は名古屋競馬場にて、ばんえい競馬現役馬2頭によるデモンストレーションが行われます。体験騎乗や記念撮影などを実施する予定で、道外ではなかなか見られない重種馬とふれあうことができます。さらに名古屋競馬場では、当ページでも予想を担当していただいている矢野吉彦アナウンサーとばんえいの現役騎手によるトークショー、さらに本走路を利用したレースデモを行う予定です。お近くのかたはぜひBAOO高崎、名古屋競馬場にお越しください。イベントの詳細はこちら
 24日(土)のメインレースは、駒園特別(3歳以上オープン)。ここは近2走連続2着のホクリュウイチに期待が集まるでしょう。アンローズやトカチプリティーなど、苦杯を嘗めさせられた実績馬もいないため、今回はきっちり勝利を収めたいはず。ただ800万円クラスを3連勝して勢いにあふれるエビスオウジャを筆頭に、昇級まもないヤマノキャプテン、スピードカザン、ツルマキシンザンなども登録。楽しみな一戦となりそうです。
 25日(日)に行われるのは山鳩賞(800万円未満)。この路線の上位常連馬ホシマツリトモエパワースーパーミントなどが出走予定となっています。いずれも勝ったり負けたりで、混戦模様を呈してきたこのクラス。ゴール前での力あふれる熱戦が期待できます。
 26日(月)に行われる北の大地特別は、650万円未満による一戦。今季の岩見沢開催では掲示板をはずしていないヤマトモンジューが中心となりそうです。現在も2連勝中で、対戦メンバーもこれまでと同じ顔ぶれ。ここはあっさり制して、800万クラスへの昇級に弾みをつけたいところでしょう。ほかでは、前走で混合800万円未満を制したコウリュウオーザあたりが人気となりそうです。

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