
絶好の位置を生かす亀井政和!
今節の目玉選手・鈴木圭一郎が準決でまさかのフライング。2級車新人・佐々木光輝の奮闘があり優勝戦は0、10、40、50メートルのハンデ戦になった。
佐々木の10メートル後ろには千葉が控えているが、スタートは残せそうでレース序盤から自分の走りができる。40線3車のスタート争いは枠ナリ発進が濃厚。50線3車もスタートラインに角度があるので枠ナリか、スタート巧者の佐藤摩弥がカマシを決めるか。
佐々木の逃げペースは良く、追走する千葉もピタリと続き、速い流れになりそう。追い込み勢は厳しい展開になりそうだが、その中で位置的に有利なのは亀井。今節は連勝、更に準決では上がり一番時計タイをマークしておりエンジンは仕上がっている。佐々木と千葉を追う一番手となる亀井が抜け出すと、後続は追いつけない計算。そこへ同ハンの栗原俊介と桜井晴光が続いていきそうだが、地元で動き戻った早川清太郎が追撃。内山高秀も気配は上々。
◎ 3 亀井政和
○ 7 早川清太郎
△ 6 内山高秀
△ 1 佐々木光輝
▲ 4 栗原俊介
おすすめの買い目
3-1467-1467
穴なら 佐々木の大逃げ
1-3467
篠原睦が完全優勝を決めそうだ!
4日間開催のオーバーミッドナイト。ここまでオール1着で3連勝なのは篠原。優勝戦は滝下の外枠に置かれたが、スタート力の違いから先行できそう。今節のレースは3走とも優勝戦と同じ8Rで走れており、セッティング的なアドバンテージは大きい。準決では上がり一番時計が出ていたので、優勝戦もしっかりと追い上げていきそうだ。
今節は初日から快走を見せている村瀬。20線3車のスタート争いを制していければ、先に0ハンを交わしてリードを作れる。その仕掛けが早ければ篠原に先着も可能。0ハンのスタート争いは竹中の先行か。前節の後半からエンジン状態は良くなっており、後続勢が競り合うような展開になると、そのまま押し切りも考えられる。佳元にしても前節からの好調を保てており、竹中に先行できれば面白い存在。展開不問で追い上げてくるのは滝下。最後方からのレースになりそうだが、それを補えるスピードを有している。
◎ 7 篠原睦
○ 4 村瀬月乃丞
△ 1 竹中修二
△ 2 佳元光義
▲ 6 滝下隼平
おすすめの買い目
7=4-126
穴なら 竹中の逃げ切り
1-2467
来月で79歳のレジェンドにも注目したい一戦
今節の看板を背負うと目されていた木村武之が準決勝戦7着大敗。対照的に初日からの3日間に全勝してきた栗原佳祐が勢いそのままに無敗で今シリーズを制圧する。
中村友和のレース足が滑らかだ。特に準決勝戦は熱走路にも関わらず車の向きの変わり方が良く、普段はアウト攻め主体のタイプだが、今回は小回りが利くぶん状況によってはイン攻めも活用して番手を上げられそう。
落合巧もここ数節はイン突いて進出するシーンの多かった印象あるが、今回の走りを見ると車を外コースへ持ち出しても浮上できよう。
逆に米里崇徳は車群のインに詰まって進めないケースが最近もあったが、鈴木辰己との攻防いかんによっては30線より先に抜け出す可能性もある。
鈴木章夫は来月23日に79歳の誕生日を迎える。常人なら衰えても止むを得ない能力や体力を整え続けて今も第一線で活躍しているのが、鉄人と呼ばれるゆえんだ。現時点で最後の優勝は2000年の11月。栗原佳祐が満2歳の時である。
今回準決勝戦は同ハン下平佳輝に先行されたが道中で逆転して、およそ2年ぶりの優出を果たした。2期生の古豪が30期以降の若手を退け、鈴木辰己との鉄人対決も制して、約25年ぶりのVを勝ち取るか、その走りに熱い視線を送りたい。
◎ 7 栗原佳祐
○ 6 中村友和
△ 4 米里崇徳
▲ 3 鈴木辰己
穴 1 鈴木章夫
おすすめの買い目
7ー6=431
穴なら
1=7-643
文/鈴木
40線3名は仕上がり度の高さで山本翔が上位
先月下旬に山陽ミッドナイト優勝、今月中旬は山陽ナイターG2決勝戦を佐々木啓や荒尾聡に先着しての準優勝と、今ちょうど成長期を迎えている山本翔が、その勢いに乗って今節も活躍を果たす。
前期S級から今期A級へランキングが降格したため、今期S級である藤岡一樹の内枠に置かれた丹村飛竜は展開有利といえよう。逆に藤岡は丹村飛に先行されると道中で交わして前へ出ることはなかなかに難しそう。
斎藤隆充も最重ハンの40メートル前という現状のハンデ位置は断然有利。ただ穴見和正が前節の山陽G2の節後半から直線の先伸びも出足の切れ味も大幅に上向いているので、もともとスタート力の高くない斎藤隆を早い周回にイン攻めるケースも考えられる。
◎ 4 山本翔
○ 5 丹村飛竜
△ 1 斎藤隆充
▲ 6 藤岡一樹
穴 2 穴見和正
おすすめの買い目
4=5-162
穴なら
2=1-456
文/鈴木
篠原睦の完全優勝で幕を閉じそう!
ここまで負けなしで優出したのは篠原と長田稚。両者とも2日目は2回乗りだったので、今節は3連勝での優出となった。どちらも上がりタイムがしっかりと出ているので、優勝戦はこの両者の争いになりそう。枠の利で言えば長田稚に分があるが、スタート力も加味すると総合力では篠原の方が上。30線大外からカマシを決め、一気の仕掛けで先頭まで浮上しそうだ。長田稚にしてみれば、篠原よりもスタートで先行できれば逆転のチャンス。レース道中で躊躇することなく、前団を交わしていければ優勝の目が見えてくる。
他で怖いのは佳元。青山文が後続を抑える展開になると、0ハン単騎からの逃げが断然有利になる。序盤でリードを作ることができれば、そのまま押し切りもありそう。その青山文は、逆に佳元を叩いていければ自分の展開になる。猛烈な追い込み力がある滝下は、スタートで枠ナリに出ることが優勝するための最低条件になる。
◎ 7 篠原睦
○ 6 長田稚也
△ 1 佳元光義
△ 2 青山文敏
▲ 5 滝下隼平
おすすめの買い目
7=6-125
穴なら 青山文の速攻
2-1567