
深谷俊太の速攻力は期待値が大
深谷俊太がスピードを増してきて、持ち前の速攻力をいかんなく発揮する。同期の藤川竜が同ハン内枠から突っ張りにきそうだが、直線の中間から先で伸びている深谷俊は伸び勝てるとみた。
人見剛志も1走ごとにタイムを上げてきた。若手に囲まれたこの決勝戦メンバーの中では捌く技術が圧倒的に優れており、自在に捌いて首位へ立つシーンもイメージできる。
長田恭徳は準決勝戦後に「エンジンあまり良い状態ではない」と語ったがタイムは出ており、初日に追い込みを披露したように捌きの腕も上げているので、人見に続いて進出し上位争いに加わるか。
◎ 4 深谷俊太
○ 5 人見剛志
△ 6 長田恭徳
▲ 3 藤川竜
穴 2 道智亮介
おすすめの買い目
4=5-632
穴なら
2=6-4531
文/鈴木
篠原睦がS級のパワーを見せ付けるか!
準決は全て重走路。2日目も終日重走路だったので、良走路でのエンジン評価は初日の結果で判断するしかなく、優勝戦の予想は難解になるが、優出した中で唯一のS級・篠原を最重視したい。スタートは内枠の別府敬に先行できそうだし、道中の攻めも的確。ハンデ位置的に速攻は決まりにくいが、1車ずつ落ち着いて交わしていきそうだ。
0ハン両者は井上智が初日に結果を出しているが、青嶋とのスタート争いは微妙。後手を踏むと車速を発揮できないケースも出てくる。0ハン両者が逃げ態勢を作る前に斎藤努が割り込んでいきそう。その流れに斎藤正も付いていく。後方からは別府敬が力強い攻めで番手を上げていく。鈴木静は武器である速攻が決まれば車券絡みもあるか。
◎ 8 篠原睦
○ 3 斎藤努
△ 4 斎藤正悟
△ 7 別府敬剛
▲ 5 鈴木静二
おすすめの買い目
8-3457-3457
別線 鈴木静の速攻
5-3478
総合力は早川清太郎だが石川哲也のパワー光る
天候のゆくえも気になるところだが、伊勢崎3強の一角を担う早川清太郎が追い切ろう。林稔哲の出足が近況は上向いているが、高い先行力が武器の木村義明が先手で逃げる展開になればレース全体の流れがあまり速くならず、30線勢が次々と軽ハン勢へ襲いかかる。
気になるのは石川哲也の存在感。今節に示しているレース内容とスピードなら早川に逆転まで可能とみる。
0ハンから林稔が先手を奪って逃げるようだとハイペース大逃げに持ち込むシーンもありそうだ。もし走路が濡れれば林稔のチャンスは更に拡がるだろう。
◎ 7 早川清太郎
○ 5 石川哲也
△ 4 佐久間健光
▲ 6 西原智昭
穴 1 林稔哲
おすすめの買い目
7=5-461
穴なら
1=5-746
文/鈴木
松尾啓史がパワーアップ
準決勝戦9Rと10Rは走路に湿り気が残っているブチ走路との公式発表で、完全な良走路に回復した11Rおよび12Rと単純には比較できないが、それでも松尾啓史と篠原睦が計時した3.35秒台の本走タイムは他5車とはスピードが違った印象。さらに準決勝戦の松尾啓は道中で前を走る車に何度も加速を抑えられていて、もしスムーズに回れていたらもっと速いタイムを出せていた可能性が高い。そのことは篠原の試走タイムが3.30秒、松尾啓が3.24秒だったことからも想定、想像できよう。
問題は空模様および走路状態だ。完全な重走路になった場合は、積極果敢な攻撃が持ち味の山本翔が同ハン2車を交わし、長田恭徳は安定感は高くないが雨を乗りこなす技術はあり、10線の最内枠から追撃態勢。この陣形を追ってくるのは雨走路でSGを優勝した実績もある篠原睦となりそう。
◎ 6 松尾啓史
○ 7 篠原睦
△ 4 長田恭徳
▲ 1 丹村司
穴 3 山本翔
おすすめの買い目
6=7-413
穴なら
3=4-7162
文/鈴木
総合力で攻め上がる新井恵匠
予選~準々決勝戦から一転して準決勝戦は雨走路で実施。予報によれば最終日4日目も濡れ走路で行なわれる見込みが高そう。
数節前から捌きの決定力が戻ってきていた新井恵匠が、準決勝戦は終盤の攻めどころを見逃さず車を2着に押し上げて優出。鈴木宏和・青島正樹・笠木美孝たちライバルが敗退したため単独での最重ハンとなり、同ハンとの先行争いといった要素がなく自分のリズムで展開を作れる。
20線3車のスタートは内から枠ナリに出そうだが、遠藤誠の進み方がスムーズさを増していて、鈴木静二を序盤に交わして軽ハン追撃態勢。ただ、今節の良走路で計時した本走タイムは米里崇徳や鈴木静の方が速いので、この両名も天候に関わらず上位争いできよう。
野田光宏は良走路でのタイム比較からは重ハン勢に太刀打ちできそうにないが、雨走路の連対率はこの7名の中でもトップクラスであり、むしろ雨が降ってくれた方が好走できる可能性はアップする。
◎ 7 新井恵匠
○ 5 遠藤誠
△ 6 米里崇徳
▲ 4 鈴木静二
穴 2 野田光宏
おすすめの買い目
7=5-642
穴なら 野田光宏にとって近年では最大の初優勝チャンスだ
2-7=564
文/鈴木