
高橋貢がきっちり勝ちきろう
前節の浜松デイレースG1『プレミアムカップ』からスピード感を上げてきていた高橋貢が、今節は勢いを一段と増しており、相手比較からも追いきりが有望だ。
もし逆転があるとすれば石川哲也。今節のオープニングレースを勝利したタイムは、初日ただひとりの3.3秒台。発走から序盤にかけて高橋貢より先制できれば、そのまま先着ゴールする可能性も十分ある。初日は2着だった大木光も、2番手へ上がるまでの攻撃は素早くて迫力もあった。
0ハン3名の中で先行力の優る竹本修が大外枠からでも先行できそうだが、準決勝戦では竹本に先手を許した北渡瀬充が同じ轍は踏むまいと最内枠から突っ張って出るケースも考えたい。
◎ 8 高橋貢
○ 6 石川哲也
△ 7 大木光
▲ 3 竹本修
穴 1 北渡瀬充
おすすめの買い目
8=6-731
穴なら
1=8-673
文/鈴木
伊東玲衣に初優勝のチャンス到来!
0ハン両者のスタート争いは1級車の伊東が断然有利。ここは先行していくだろう。10線3車並びのスタートは最内の片野が先行しそう。深沢も互角のスタート力を持つ。影山は長期離脱から復帰2節目だけに、まだスタート感覚は本物ではないとみた。20線両者も枠ナリ発進。
まずはレースを引っ張ることになる伊東。準決では上がりタイム406をマーク。同じタイムを出せば後続は追い込みづらくなる。最初から一番前を走る展開なので、最大の敵は自分自身。平常心で走ることができれば、そのまま押し切れる。10線最内の片野はスタートで北市を叩く可能性がある。そうなると伊東を追って一対一の態勢を作れる。状況によっては先頭に躍り出られるだろう。優出メンバーの中で今節最も良い上がりタイムを出しているのは早津康。初日から全て1着で優出しているので、完全優勝にリーチがかかってる。安定感からは阿部剛を重視。北市はスタートを残すことが絶対条件。その上で、後続が来る前に伊東を交わせればペースが上がる。
◎ 1 伊東玲衣
○ 3 片野利沙
△ 6 早津康介
△ 7 阿部剛士
▲ 2 北市唯
おすすめの買い目
1-2367-2367
穴なら 力をつけている北市
2-1367
栗原佳祐がスピードを見せ付ける!
ミッドナイト優勝戦の時間帯のレースなのでかなりのスピード戦になりそう。今節は初日の一部レースが中止になったため、優出者の中にはここまで2走しかしていない選手と、3走している選手がいる。36期の栗原佳は2走しかしていないが、ここまで負けなし。準決でも好タイムをマークしており、スピードレースにも対応できるだろう。最後方からのレースになりそうだが、車速に乗って先頭に躍り出るとみた。
相手は同期同地区の吉林。こちらも準決では十分な上がりタイムをマークしていた。栗原佳よりもハンデが10メートル軽いので、0ハンの小栗を早めに交わすようだと優勝も考えられる。長田恭は準決で2着だったとはいえ自分の走りはできており、多少でも競り合うような展開になれば36期両者よりも分はいい。この3者が激しく競り合うようだと0ハン単騎の小栗が有利。ハンデ差を保って逃げ切りもあるだろう。10線最内の春本は枠ナリスタートが切れれば、小栗を追って走りやすい状況になる。穴ならここからだ。
◎ 6 栗原佳祐
○ 4 吉林直都
△ 5 長田恭徳
△ 1 小栗勝太
▲ 2 春本綾斗
おすすめの買い目
6=4-125
穴なら春本から
2-1456
佐藤智也が初優勝を目指して激走する!
0ハン単騎の佐藤智がどこまでペースを上げて逃げるのかが焦点になる。重走路の準決は度外視するとして、2日目に上がり419を出しており、30線勢が捕えるとなると上がり39の数字が必要。その30線は吉田恵か横田が先行争い。大外の野本もスタート力はあるのでカマシ切る可能性も考えられる。しかし、佐藤智を追うとなると、その前に20線を交わさなければならない。
展開面から佐藤智は有利。そのまま押し切りも考えられる。20線両者のスタート争いは高橋絵が断然有力。佐藤智とのハンデ差をスタートで少しでも詰めて、佐藤智がペースを上げる前に捕まえれば優勝も見えてくる。浅倉は30線に叩かれないスタートを切るのが絶対条件。その後もすんなりと車を押し上げなくてはならない。ただ、浅倉にはそれを成し遂げられるだけの素養がある。30線4車の評価はスタート力で吉田恵。道中のさばきは中野光だ。
◎ 1 佐藤智也
○ 2 高橋絵莉子
△ 3 浅倉樹良
△ 5 吉田恵輔
▲ 4 中野光公
おすすめの買い目
1-2345-2345
別線は浅倉で
3-1245
青山周平がラスト決める
雨走路の準決勝戦で小林瑞季と激しく競り合った末に連勝ストップした青山周平だが、苦しんだ前節『G1開設記念』の雨2走とは内容の異なる走りを見せて、仕上がり度がアップしていると捉えたい。
黒川京介や小林瑞季が持ち前の速攻力で応戦するが、枠が近いだけに青山周の追撃を早い段階でもろに喰らいそう。内寄りをピッタリ回る佐藤裕二の方が、残り目があるかもしれない。
田中進が前節『開設記念』の初日からスタートの安定感を増しているが、0ハン2車並びの外枠から岩田裕臣がダッシュしてレース前半は主導権を掴めそうだ。
◎ 8 青山周平
○ 7 黒川京介
△ 4 佐藤裕二
▲ 6 小林瑞季
穴 2 岩田裕臣
おすすめの買い目
8-7=462
穴なら 31期の盟友によるワンツーフィニッシュ
2=8-746
文/鈴木