
牧野貴博が自在性を発揮するか
今節2日目の準決勝戦。濡れ走路では5年半ぶりの1着となった牧野貴博はエンジンも乗り手のリズムもかなり上向いているとみられ、圧倒的な強力車が不在で混戦模様のここは華麗なテクニックで抜き上げてこれる。
牛沢和彦は準決勝戦の後に自身でコメントしたように今節はスタート浮き気味だが、0ハンの最内枠ゆえ1周回1コーナーへは先回りしてトップ進入すると期待。先頭を走ると高い防御力で粘りを見せる。先行力のある広瀬勝光は飛び出しが決まって逃げる展開へ持ち込めれば独走シーンを披露できるかも。
今月の川口ナイターで優勝している青木治親、今月は勝ち星を増やしている谷島俊行も上位争いできる機力を備えている。
◎ 5 牧野貴博
○ 1 牛沢和彦
△ 2 広瀬勝光
▲ 7 青木治親
穴 3 谷島俊行
おすすめの買い目
5-1=273
穴なら
3ー1=257
文/鈴木
辻大樹の攻めが早そうだ
天候を問わず早い仕掛けの決まっている辻大樹は、得意技のカマシ速攻を狙うには10線の大外枠は、包まれたり前に詰まったりする危険がないため、むしろ絶好の位置といえるだろう。
今月上旬の飯塚ミッドナイトから決め手が上向いている内山雄介は、先行力もこのメンバーの中では上位クラスなので速攻なるか注目したい。ただ、0ハンの2名とも変則的なコース取りで後続の追撃を惑わせる技術があるので、内山雄を含めて10線勢は捌きの成否がカギとなろう。さらに田中進と松尾隆広と井村淳一は出足の切れ味も展開に影響してきそうだ。
◎ 7 辻大樹
○ 5 内山雄介
△ 6 井村淳一
▲ 2 桜木公和
穴 1 竹中修二
おすすめの買い目
7=5-621
穴なら
1=2-567
文/鈴木
本田仁恵の逃げ切り十分
後続勢と同等の本走タイムを準決勝戦で計時した本田仁恵が、単騎0ハンから逃走して押し切るか。今年4月の山陽ミッドナイトで念願の初優勝。今回は地元ファンの前で2度目のVを決めるチャンスだ。
福田裕二は前節の優勝戦3着と好走した機力を維持し、攻めのテンポの良さは前節を越えているかもしれず、今度こそ先頭でゴールしたい。
辰巳裕樹は準決勝戦の本走タイムは他者より見劣るが、展開が混み合っていたことが原因なら不安視しなくて良さそう。10線の中枠から先行する可能性もあり、スタート早い本田を叩けなくとも2番手を取れれば道中で仕掛ける機会をうかがえる。
実力差の開きが小さいため8車が固まる大混戦になるようなら、斎藤撤二や影山伸の捌きが生きてくるかも。
◎ 1 本田仁恵
○ 5 福田裕二
△ 3 辰巳裕樹
▲ 4 吉田祐也
穴 6 斎藤撤二
おすすめの買い目
1=5-346
穴なら
6=5-143
文/鈴木
青山周平が37期たちを捕える
0ハン佐藤智也の逃げペースと20線3車から誰が追撃するのかが大きなポイントだ。佐藤智也が本走タイム43秒台までペースを上げられると相当な粘りを見せられそう。だが20線から北渡瀬充にスタート伸び勝って岡谷美由紀が直撃してくると、佐藤智は軌道に乗る前にリズムを乱されるリスクがつきまとう。一方、北渡瀬充が懸命に粘って岡谷がなかなか突破できない展開になると、2級車の森下輝が捲って両者の前へ出るケースも考えられる。森下が逃げたら佐藤智よりも速い流れを作れそうだ。
◎ 8 青山周平
○ 3 岡谷美由紀
△ 4 森下輝
▲ 7 早川清太郎
穴 1 佐藤智也
おすすめの買い目
8-3=471
穴なら
1=8-347
文/鈴木
永島潤太郎の試走気配が上昇した
先月下旬の飯塚デイレースは4日間で最速の試走タイムが37秒だった永島潤太郎。今節も初日・2日目は38秒だった試走タイムが、3日目の準決勝戦は33秒へと急上昇し、レースもスピード豊かな走りでブッチ切り圧勝した。この決勝戦は同ハン石田啓貴と山浦博幸より先行することは十分に可能であり、外めのコースをグリップ開け開けで捲っていこう。
8月は11走して未勝利、2着と3着が1本ずつだった石田啓貴が、今月は8走中6走が3着以内と安定感が大幅アップ。決勝戦のハンデ位置からは捌きにくそうに見えるが、愛機を車群の外へ持ち出せれば、永島の通るコースをなぞってアウト戦で番手を上げられる。
山浦博幸と三宅真央は準決勝戦のレース終盤の足色に余力を感じられず、メンバーが一段と強化される決勝戦で上積みを望めるかどうか。
もっとタイムが出ているように準決勝戦で感じさせた満村陽司、今年2月の山陽ミッドナイトで初優勝して当地の水が合う早津圭介は、いずれも先頭へ立つとペースを上げられそうな予感。
◎ 6 永島潤太郎
○ 4 石田啓貴
△ 7 滝下隼平
▲ 3 満村陽司
穴 2 早津圭介
おすすめの買い目
6-4=732
穴なら
2=7-436
文/鈴木