
最後は青山周平が決めるか
この半年ほどは雨で勝てないレースの増えていた青山周平。今回の準決勝戦も2着に敗れたが内容は悪くなく、エンジン面も乗り手も不安はないだろう。
高橋貢の準決勝戦の捌きは芸術的ですらあった。あそこで内を狙える想像力と視野の広さは、まさにファンタジスタ。もちろん、狙ったとおり入っていける腕の裏づけがあってこそだ。
浅倉樹良は桜井晴光のスタートなら残せそうで、防御力の高い清水卓との攻防をどれだけ早めに済ませられるかが争点。張られ続けるようだと、追い上げてくる後続に呑み込まれる。
大月渉は最重ハンになって以降も展開を作れており車の状態は高水準。
有利なハンデ位置に見える桜井晴光が素早く独走態勢に入るようだと逃げ残り十分。
◎ 8 青山周平
○ 2 浅倉樹良
△ 7 高橋貢
▲ 4 大月渉
穴 3 桜井晴光
おすすめの買い目
8=2-743
穴なら
3=2-874
文/鈴木
前節の浜松G2『浜松記念 曳馬野賞』ではエンジン調整に苦戦した金子大輔が今回は状態をだいぶ上向かせてきたが、それでも準決勝戦の後は「今のままでは(優勝は)厳しい」と語り、30線4車の大外枠から熱走路の中を捌いて追い込めるかどうか。
5月の浜松アーリーレース決勝戦を0ハン最内枠から独走で優勝。曳馬野賞2日目の予選は0ハン5車並びの大外枠から2周で同ハンを退けて勝利した鈴木健吾が、この決勝戦でも早めに先頭へ立つ展開を作れるとみた。
怖いのは吉松憲治の存在だ。ナイターやミッドナイト開催を何節も走ってきて、およそ50日ぶりの昼開催となった今回いきなりエンジンを合わせて、持ち前の捌く技術を披露しての2連勝。夕方の時間を今節走っていない点が不安だが、またも調整で合わせてきて匠のワザで戦い抜くか。
◎ 3 鈴木健吾
○ 8 金子大輔
△ 6 笠木美孝
▲ 2 小林悠樹
穴 4 吉松憲治
おすすめの買い目
3=8-624
穴なら
4-6=8237
文/鈴木
岩見貴史が完全優勝へ向けて突き進む!
飯塚オーバーミッドナイト4日間開催は、いよいよ大詰めを迎えた。ここまで負けなしの3連勝で勝ち上がったのは岩見と篠原。どちらもスタートからの速攻が決まっており、エンジン状態も高い位置にある。この両者の優勝争いが濃厚となりそう。どちらを重視するのかは難しいが、ここは内枠の分だけ岩見に展開が有利になるか。そこで20線からトップスタートを決める岩見を本命視する。
その岩見よりも先行できれば篠原にチャンス。先行できなくても、岩見が道中で少しでも隙を見せればインに突っ込んでいく。展開的に魅力なのは浜野翼。10線の村瀬のスタートを残して出て、レース序盤からペースが上がれば自身2度目の優勝が見えてくる。村瀬は浜野翼をスタートで叩くか、浜野翼がリズムをつかむ前に交わせればペースを上げて走ることができる。20線最内の田中茂は枠ナリに出て行けば、外枠勢を抑えながらの浮上もある。
◎ 5 岩見貴史
○ 6 篠原睦
△ 1 浜野翼
△ 2 村瀬月乃丞
▲ 3 田中茂
おすすめの買い目
5=6-123
穴なら 浜野翼の大逃げ
1-2356
三宅真央が初優勝にチャレンジ
現在デビュー3年目の通算19勝ながら、今節2日間だけで白星を2つ加算した三宅真央が、自身初めての優出を果たした。エンジンは初日から良いと自己評価し、川口レース場のコース取りを掴めてきたと準決勝戦のあとに語った機力・乗り手の充実ぶりから、初優出&初優勝の快挙なるか注目したい。
40線は内寄りの枠にスタート早いタイプが並んだ印象で、実績上位の佐藤励と中村雅人は道中で抵抗を受けるようだと軽ハン追撃に時間がかかるかも知れない。
今年4月の浜松デイレース3日制に完全優勝した谷津圭治は、今節2日間は2着続きだが、内枠と外枠で角度に開きのある40線の最インコースはスタート争いから有利な展開を見込めるし、道中は軽ハン勢を真っ先に捕えにいける位置だ。
◎ 1 三宅真央
○ 8 佐藤励
△ 7 中村雅人
▲ 5 小林瑞季
穴 3 谷津圭治
おすすめの買い目
1ー8=753
穴なら
3=7-851
文/鈴木
田中崇太が初優勝をめざす
浜野淳や丹村飛竜といった銘柄級レーサーが不在となった決勝戦。田中崇太が通算12度目の優出となった今回に初Vを掴むか。優出6名が準決勝戦で計時した本走タイムの比較からは押し切れる計算が十分に成り立つ。
吉松憲治よりはスタート力の高い矢野正剛が、2級車の田中崇を発走後に叩けるようだと最高の展開となる。だが中野政則を叩いて出られそうな山本翔が接近戦に持ち込めば破壊力のある捌きを披露しよう。
◎ 1 田中崇太
○ 6 山本翔
△ 2 矢野正剛
▲ 3 吉松憲治
穴 5 中野政則
おすすめの買い目
1=6-235
穴なら
5=6-123
文/鈴木