
青山周平がラスト決める
雨走路の準決勝戦で小林瑞季と激しく競り合った末に連勝ストップした青山周平だが、苦しんだ前節『G1開設記念』の雨2走とは内容の異なる走りを見せて、仕上がり度がアップしていると捉えたい。
黒川京介や小林瑞季が持ち前の速攻力で応戦するが、枠が近いだけに青山周の追撃を早い段階でもろに喰らいそう。内寄りをピッタリ回る佐藤裕二の方が、残り目があるかもしれない。
田中進が前節『開設記念』の初日からスタートの安定感を増しているが、0ハン2車並びの外枠から岩田裕臣がダッシュしてレース前半は主導権を掴めそうだ。
◎ 8 青山周平
○ 7 黒川京介
△ 4 佐藤裕二
▲ 6 小林瑞季
穴 2 岩田裕臣
おすすめの買い目
8-7=462
穴なら 31期の盟友によるワンツーフィニッシュ
2=8-746
文/鈴木
深谷俊太の速攻力は期待値が大
深谷俊太がスピードを増してきて、持ち前の速攻力をいかんなく発揮する。同期の藤川竜が同ハン内枠から突っ張りにきそうだが、直線の中間から先で伸びている深谷俊は伸び勝てるとみた。
人見剛志も1走ごとにタイムを上げてきた。若手に囲まれたこの決勝戦メンバーの中では捌く技術が圧倒的に優れており、自在に捌いて首位へ立つシーンもイメージできる。
長田恭徳は準決勝戦後に「エンジンあまり良い状態ではない」と語ったがタイムは出ており、初日に追い込みを披露したように捌きの腕も上げているので、人見に続いて進出し上位争いに加わるか。
◎ 4 深谷俊太
○ 5 人見剛志
△ 6 長田恭徳
▲ 3 藤川竜
穴 2 道智亮介
おすすめの買い目
4=5-632
穴なら
2=6-4531
文/鈴木
篠原睦がS級のパワーを見せ付けるか!
準決は全て重走路。2日目も終日重走路だったので、良走路でのエンジン評価は初日の結果で判断するしかなく、優勝戦の予想は難解になるが、優出した中で唯一のS級・篠原を最重視したい。スタートは内枠の別府敬に先行できそうだし、道中の攻めも的確。ハンデ位置的に速攻は決まりにくいが、1車ずつ落ち着いて交わしていきそうだ。
0ハン両者は井上智が初日に結果を出しているが、青嶋とのスタート争いは微妙。後手を踏むと車速を発揮できないケースも出てくる。0ハン両者が逃げ態勢を作る前に斎藤努が割り込んでいきそう。その流れに斎藤正も付いていく。後方からは別府敬が力強い攻めで番手を上げていく。鈴木静は武器である速攻が決まれば車券絡みもあるか。
◎ 8 篠原睦
○ 3 斎藤努
△ 4 斎藤正悟
△ 7 別府敬剛
▲ 5 鈴木静二
おすすめの買い目
8-3457-3457
別線 鈴木静の速攻
5-3478
総合力は早川清太郎だが石川哲也のパワー光る
天候のゆくえも気になるところだが、伊勢崎3強の一角を担う早川清太郎が追い切ろう。林稔哲の出足が近況は上向いているが、高い先行力が武器の木村義明が先手で逃げる展開になればレース全体の流れがあまり速くならず、30線勢が次々と軽ハン勢へ襲いかかる。
気になるのは石川哲也の存在感。今節に示しているレース内容とスピードなら早川に逆転まで可能とみる。
0ハンから林稔が先手を奪って逃げるようだとハイペース大逃げに持ち込むシーンもありそうだ。もし走路が濡れれば林稔のチャンスは更に拡がるだろう。
◎ 7 早川清太郎
○ 5 石川哲也
△ 4 佐久間健光
▲ 6 西原智昭
穴 1 林稔哲
おすすめの買い目
7=5-461
穴なら
1=5-746
文/鈴木
松尾啓史がパワーアップ
準決勝戦9Rと10Rは走路に湿り気が残っているブチ走路との公式発表で、完全な良走路に回復した11Rおよび12Rと単純には比較できないが、それでも松尾啓史と篠原睦が計時した3.35秒台の本走タイムは他5車とはスピードが違った印象。さらに準決勝戦の松尾啓は道中で前を走る車に何度も加速を抑えられていて、もしスムーズに回れていたらもっと速いタイムを出せていた可能性が高い。そのことは篠原の試走タイムが3.30秒、松尾啓が3.24秒だったことからも想定、想像できよう。
問題は空模様および走路状態だ。完全な重走路になった場合は、積極果敢な攻撃が持ち味の山本翔が同ハン2車を交わし、長田恭徳は安定感は高くないが雨を乗りこなす技術はあり、10線の最内枠から追撃態勢。この陣形を追ってくるのは雨走路でSGを優勝した実績もある篠原睦となりそう。
◎ 6 松尾啓史
○ 7 篠原睦
△ 4 長田恭徳
▲ 1 丹村司
穴 3 山本翔
おすすめの買い目
6=7-413
穴なら
3=4-7162
文/鈴木