実力上位の鈴木宏和が追っていく!
縫田が準決で好走を見せ、1着入線で優出した影響もあり、優勝戦の最重ハンは50線からの競争になる。アーリーレースの最終第9Rは走路温度が高く、軽ハン勢にとっては有利な条件。どのような優勝戦になるのか。
0ハン単騎の縫田は、走路温度を考えれば十分な上がりタイムをマークしている。準決同様、一杯の粘りを見せそうだが、優勝戦は準決よりもメンバーが濃くなる。最後まで粘り切れるかどうか。逃げる縫田を直撃できるのは片野。単純なタイム比較で言えば交わせそうだが、縫田が必死に抵抗すると攻略に時間がかかってしまう。その間に最後方から鈴木宏が迫ってきそう。鈴木宏はスタートが早いので佐藤大に先行できる。40線両者をすんなり交わせば軽ハン勢を捕えられそうだ。佐藤大はスタートで後手を踏んだとしても、道中の伸びが良いので追い上げていける。花田はレース序盤の展開作りに課題を残しているが、道中の回りアシは良い。遠藤と斎藤正はレース序盤で好位置につけたいが...。
◎ 7 鈴木宏和
○ 6 佐藤大地
△ 5 花田一輝
△ 1 縫田雅一
▲ 2 片野利沙
おすすめの買い目
7-1256-1256
穴なら縫田の残り目で
1-2567-234567
石田啓貴がハンデ差を生かして逃げる!
0ハン単騎に置かれた石田は絶好の展開になる。10線のハンデ位置に選手はいないので、スタートで叩かれる不安は全くない。レース序盤から自分のペースで走れるのは大きな強みで、準決以上の上がりタイムを出せば後続を振り切れるだろう。
レース序盤で、その石田を追って行くのは20線勢。3者並んでいるが、スタートは枠ナリ発進か。石本が先行して、石田を追う形になるが、追い付く前に同ハン勢が競りかけてくる。そうなると、すんなり石田との差を詰められるかどうか。30線勢にしても、石田を追うとなると20線勢の壁を突破しなければならない。突破するにしても多少は時間がかかるので、逃げる石田にとっては有利となる。もしも、石田が捕まるとなると石本が他車の攻撃を受けることなく前に進めた場合。それか30線大外から有吉がダッシュを決め、20線勢を素早く交わして追撃態勢を整えた場合となる。本命は石田。対抗に石本と有吉。古城や中尾、岩見は頑張っても3着までか。篠原は機力不足で上積みが必要。
◎ 1 石田啓貴
○ 2 石本圭耶
△ 7 有吉辰也
△ 3 古城龍之介
▲ 5 岩見貴史
おすすめの買い目
1-27-2357
石田のペースが上がらないと有吉が浮上
7-1235-1235
吉松優輝がペースを上げて逃げる!
まずはスタート争いの想定から。0ハンは吉松優が先行しそうで藤川竜が続いていく。田中進は同ハンの中では後手を踏みそう。もしかすると10線勢に叩かれてしまう恐れまである。10線は荒尾か有吉が外からでも飛び出していきそう。中村杏や篠原は突っ張っていきたいが、どうなるか。田中茂は好枠を生かしたいが包まれる可能性が高い。
吉松優の逃げペースがカギになるが、準決では好タイムを出していたように押し切りまで十分ありそう。もしも、捕まるとしたら10線から好ダッシュを決めた場合の有吉か荒尾。この3者の優勝争いになりそうだ。そこに割り込んでくるとしたら、スタート踏ん張れた時の中村杏や篠原。とにかく序盤の位置取りが大きなポイントになりそう。
◎ 3 吉松優輝
○ 8 有吉辰也
△ 7 荒尾聡
△ 5 中村杏亮
▲ 6 篠原睦
おすすめの買い目
387=387-35678
穴なら中村杏の激走で
5-3678-3678
鈴木圭一郎の仕上がりは良い
今節4日間は青山周平が4戦3勝(2着1回)に対して鈴木圭一郎は4戦1勝(2着3回)と成績は青山周が上回っているが、レース前半に前団が固まって行き場のない展開から追い上げて2連対に喰い込む競走を続けてできている鈴木圭の車は、スーパーハンデからでも捌いて行ける伸びと操作性が備わった良い状態にあると判断できる。10線3車が固まって青山周がスンナリ割れないようなら鈴木圭はその外を伸びて交わそう。
鈴木健吾が3日目から決め手を上げておりスタート先行から前半は逃げるが、アウト戦の威力高い中村友和が捲って先頭に立つケースも十分ある。
内枠の青山周が鈴木圭をブロックする展開になると両者とも進めず、その間に金子大輔の速攻が決まると優勝まであろう。
◎ 8 鈴木圭一郎
○ 3 中村友和
△ 7 青山周平
▲ 1 鈴木健吾
穴 6 金子大輔
おすすめの買い目
8ー3-76
穴なら
6-8=71
藤岡一樹が底力を示す
前節の昼開催から今節のミッドナイトに替わり本走タイムがみるみる上がってきた藤岡一樹の追い切りに期待。自身の置かれた30線の角度なら20線の内へスタート飛び込んで3車をそっくり叩くケースまでありそう。
通算600勝以上を挙げている強豪の竹中一成が、レース運びの上手さで同ハン畦坪孝雄をくだして主導権を掴む。
32期の2名は、高木健太郎の方が小栗勝太より現状のパワーは高そう。その同ハン2名に福永貴史は先行されそうだが、後ろのスタートを残して出ると捌く腕を道中で発揮するシーンは十分ある。
◎ 6 藤岡一樹
○ 2 竹中一成
△ 4 福永貴史
▲ 5 高木健太郎
穴 3 小栗勝太
おすすめの買い目
6ー2-453
穴なら
4=2-653
文/鈴木