
祐定が初優勝を目指して力走!
今節ここまでオール白星できているのは祐定と藤波。0ハン単騎の祐定に対し、藤波は30線に4車並んだ大外。展開的には祐定が断然有利で、今節の上がりタイムを見ても後続を振り切れるだけの数字をマークしている。10メートル後ろの10線には誰もいないのでスタートで叩かれる心配もない。自身3度目の優出にして初優勝のチャンスが訪れた。
藤波は内枠勢を何車か包んで出るようなスタートが決まれば、展開はいくらか楽になる。エンジンも乗り手もリズムは良いので強烈な追い込みを見せるか。位置的に魅力なのは筒井で、20線勢が来る前に祐定との差を詰められれば勝機もある。角はここ数節充実しており、枠ナリのスタートが決まれば連対十分。機力の上積みあれば、爆発力ある米里崇も怖い存在。
◎ 1 祐定響
○ 6 藤波直也
△ 2 筒井健太
△ 3 角翔太郎
▲ 5 米里崇徳
おすすめの買い目
1-2356-2356
穴なら 米里崇の大駆けないか
5-1236
競って初優勝を狙う37期2名
優出回数ともに通算2度、切磋琢磨しながら実力を身につけてきた村田光希と田中崇太が後続の先輩たちを引き離そう。現状のハンデが田中崇の10メートル前と有利で、近況の1着量産で通算勝利数も田中崇に追いついてきた村田を本命視。
準決勝戦で10メートル前の2車を叩く鋭い出足を放った山本将之が再び3.37秒台の高速で追い上げる。山田真弘は準決勝戦の動きがやや折り合いを欠いたのが不安点。藤岡一樹は準決勝戦のように車群が固まれば進めるが、軽ハンのペースが速く縦長の隊列になると追えない恐れが。
◎ 1 村田光希
○ 2 田中崇太
△ 4 山本将之
▲ 3 米里崇徳
穴 6 藤岡一樹
おすすめの買い目
1=2-436
穴なら 37期が競り合うと共倒れになるケースもある
6=5-43
文/鈴木
荒尾聡の総合力が一枚上だ
準決勝戦は速攻の石本圭耶に押し切られたが、最後は荒尾聡がキッチリ締めくくるとみた。車群が混み合った際の柔軟な対応力は、同じSGレーサーである篠原睦や久門徹よりも優勢だ。
今節ただひとり無敗を保ってきた吉川麻季が、区切りの通算50勝目とともに初優勝を狙う。ただ、エンジン完調に仕上がった印象の中尾貴志や石本が早めに追いついてくるケースも考えられる。
◎ 8 荒尾聡
○ 1 吉川麻季
△ 7 篠原睦
▲ 5 石本圭耶
穴 3 中尾貴志
おすすめの買い目
8=1-753
穴なら
3=8-7516
文/鈴木
高橋貢が無敗の完全Vへ
初日から3日間続いた雨を危なげなく全勝してきた高橋貢が決勝戦も制して無敗で今節の頂点に立つ。最終日4日目は曇りときどき雨の予報だが、高橋貢は天候によるプラスマイナスなどない。どんな条件でも王者の走りを見せる。
30線の先行争いは松本康が飛び出すか。10メートル前が不在なので前に詰まる心配がなく、発走直後からスピードを上げて進めそうだ。
意外性があるのは北渡瀬充。ハンデが通常より20メートルも重かった前節とは見違える走りをできている。清水卓が同ハンを抑えるような形になれば一段と有利な展開になる。
◎ 8 高橋貢
○ 7 松本康
△ 1 北渡瀬充
▲ 2 清水卓
穴 4 竹本修
おすすめの買い目
8-7=124
穴なら
4=7-812
文/鈴木
永島潤太郎が先に軽ハン勢を退ける
準決勝戦の永島潤太郎は、先に抜け出した松井大和をなかなか射程へ入れられないうちに岡部聡に追いつかれて捌かれたが、決勝戦は山下知秀に離される矢野正剛を直撃で交わして早めに先頭をうかがう展開を作れそうで、速攻に期待する。
岡部聡は初日の仕掛けは素早かったが、決勝戦は丸山智史に先回りされそう。松尾彩は準決勝戦で早めに2番手まで上がっても山下の逃げを捕まえられず、優勝するには大幅な上積みが欲しい印象だ。
◎ 3 永島潤太郎
○ 6 丸山智史
△ 5 岡部聡
▲ 2 矢野正剛
穴 1 山下知秀
おすすめの買い目
3=6-521
穴なら 2011年以来の優勝へ山下知秀が渾身の逃げを打つ
1=3-652
文/鈴木