好調の続く田中哲を指名
田村治郎は準決勝戦で内山高秀の追撃を抑えながら2着まで上がり優出を果たした。この決勝戦でも、攻めが捲り主体の伊藤正真を抑え続ける形になると、自身の進み足も鈍らされる恐れがある。
そのように後ろで30線両者がせめぎ合う間に、目下エンジン絶好調で、スタートの切れ味まで上向いている田中哲が、前団を持ち前の捌きで攻略する。大月渉も何節か好機力を維持しており、田中哲に付いて行ける。
生方将人の仕上がりも相当に良いが、竹本修の方が攻めの早さは上回る。
◎ 5 田中哲
○ 8 伊藤正真
△ 6 大月渉
▲ 3 竹本修
穴 2 生方将人
おすすめの買い目
5=8-632
穴なら
3=2-5678
文/鈴木
藤岡一樹が圏内へ上がってくる
決勝戦のおこなわれる時間はあいにくの雨予報。良走路ならハンデ有利な人見剛志の速攻抜け出しが十分ありそうだが雨は不安。
今回初優出となった村田光希は準決勝戦の勝利により本日3日目はハンデ重化。雨走路はデビューから6走を経験して未勝利、4着が最高と、推せる要素に乏しい。人見に日室志郎も雨が得意でなく、40線から角翔太郎が進出を図るが、底力に優り雨の実績も豊富な50線の2車が追い上げて首位争いしそうだ。藤岡一樹は良走路の今節2走とも他者を大きく上回る本走タイムで走っており、走路が雨に変わってもエンジンの良さで勝ちきろう。
◎ 6 藤岡一樹
○ 5 山本将之
△ 3 角翔太郎
▲ 1 村田光希
穴 2 日室志郎
おすすめの買い目
6-5-312
晴れたら
4=6-351
文/鈴木
2節連続Vへ 田中哲が先制
雨の準決勝で勝ち上がった7名。今節の主役を務める三浦康平も雨走路を克服して見事に優出。単騎0ハンの北渡瀬充は逆転勝利での優勝戦進出で喜びもひとしお。20mの比較は前節のVでハンデ10m重くなってるが田中哲の最イン有利。大月渉は新品クランクに交換したのが功を奏しエンジン急上昇。三浦は大外からカマシ決めないと苦しい戦いを強いられそう。枠の利で田中哲、機力では大月となるが北渡瀬の逃げペースにも注目したい。
◎ 2 田中 哲
○ 3 大月 渉
△ 7 三浦 康平
▲ 4 栗原 俊介
穴 1 北渡瀬 充
《おすすめ車券》
2-3=7、2-3=4、2-7=4
《穴なら》
1-2-3、1-2-7、1-2-4
中村颯斗に初Vのチャンスが訪れた
20線4車は良走路の今節初日、吉松優輝と古城龍之介の2名が、松尾隆広と田中正樹より速い本走タイムで走っているが、同等の時計で初日に勝利している0ハン中村颯斗がハイペースで逃げる。中村颯は試走タイムが出ない時でもレースではしっかり走れるタイプなので、他者より極端に遅い試走タイムでなければ狙い目が立つ。
30線3車の初日は、この決勝戦と同じ時間帯に藤岡一樹と森本優佑が本走3秒台で勝っており、20線勢に追い付けば攻め込んでいける。飯塚6車vs山陽2車と地元勢は数の上では劣勢で、藤岡と古城は地元代表として気合の入るところだろう。
◎ 1 中村颯斗
○ 7 藤岡一樹
△ 8 森本優佑
▲ 3 古城龍之介
穴 6 阿部仁志
おすすめの買い目
1ー7=83
穴なら
6=7-235
文/鈴木
完全Vを狙える中野憲人
今回決勝戦のポイントに、いかにも季節の変わり目らしく日替わりで上下する気温・走路温度を挙げたい。
準決勝戦のおこなわれた3日目は走路温度が50℃に近づく熱走路となったが、4日目は天気予報では2日目に近い気候になる見込み。そこで参考レースに2日目の第8レースをピックアップ。
このレースは20線4車並びの外寄り枠から松山茂靖が好発進。スタートライン過ぎでは同ハン最内枠の辰巳裕樹が伸びて先行したが、道中で松山がイン突っ込み、さらに終盤には中野憲人が捌いて首位へ立った。
追い込みタイプの中野憲と松山にとっては3日目より走路温度が下がることはプラス材料。逆に2日目の試走タイムが3日目と比べて良くなかった辰巳は再び両者に抜かれるかも。
決勝7名のうち藤波直也や単独0ハン交川陽子は気候に左右されず動けており、特に交川は初優勝するチャンスといえる。試走タイムが速くなくてもレースでは動けるタイプだ。
◎ 7 中野憲人
○ 6 松山茂靖
△ 1 交川陽子
▲ 4 藤波直也
穴 5 浅田真吾
おすすめの買い目
7=1-642
穴なら 速攻力が武器の浅田真吾が飛び出せば...
5=1-467
文/鈴木