
栗原佳祐が遠征の強豪勢を破る
3日目の最高タイムをマークした栗原佳祐がキッチリ先手を取れば前団の3車を交わして高速展開に持ち込み、銘柄級の遠征3名を突き放せる。
飯塚2名は有吉辰也の方が仕上がりの充実度は高そう。とはいえ荒尾聡も実力があるので上位争いに参加してくるか。深谷俊太は自身の10メートル前に選手がいないため思いきった飛び出しを見せる可能性もあり、30線勢より先にハナを奪えるようならハイペースの大逃げ十分。逆に牧野竜人が本走3秒台を出せれば独走に入るシーンも一考したい。
三浦康平の速攻が冴えわたっており、深谷俊と同様に速攻で抜け出すようだと一発逆転あるか。
◎ 4 栗原佳祐
○ 7 有吉辰也
△ 1 牧野竜人
▲ 6 荒尾聡
穴 5 三浦康平
おすすめの買い目
4=7-165
穴なら
5ー6=714
文/鈴木
内枠の2名を逃がすと他者は抜きづらそうだ
準決勝戦で丸山智史を抑えた高橋義弘と、浜野淳に付け入る隙を与えなかった西原智昭は、ともに後続が攻めにくいコース取りを走れていて、それぞれ速いタイムも出ているので、スタートで先行態勢を作れれば3号車から外枠の面々はかなり苦戦させられそうだ。
もし割って入れるなら、捌きの高い技術を持つ浜野淳と、今節2走とも中団~後方から捌いて上位に入着している山本翔の2名だろう。久門徹・岩崎亮一・木山優輝は準決勝戦の本走タイム比較から首位争いは難しいかも。
◎ 1 西原智昭
○ 2 高橋義弘
△ 4 浜野淳
▲ 6 山本翔
穴 7 木山優輝
おすすめの買い目
1=2-467
穴なら
7=6-421
文/鈴木
長田恭徳が7車抜きで優勝を決める!
0ハン単騎の藤本梨がかなり粘りそうだが、逃げ切るまではどうか。長田恭は準決の動きこそもう一つだったが、調整で立て直してくる可能性は大。今回のメンバーの中では底力上位なのでエンジン状態を上向かせてくれば優勝できる。相手は浅倉だ。序盤の展開がカギになるが、同ハン勢を素早く交わせれば藤本梨を追う態勢作れる。とにかく後続が来る前に先頭に立つことが絶対条件だ。
10線勢が激しく競り合うような展開になると藤本梨の絡みがありそう。準決では納得いく状態ではなかったようなので、優勝戦までにしっかりと状態を整えてくるか。仲田はエンジンの仕上がり悪くなく、10線勢に仕掛けていく。意外性があるのは松井。レース序盤で好位置につけるようなら一発も十分。
◎ 8 長田恭徳
○ 5 浅倉樹良
△ 1 藤本梨恵
△ 6 仲田恵一朗
▲ 4 松井大和
おすすめの買い目
8=5-146
穴なら 松井の一発
4-1568
豪快な走りが持ち味の吉林直都
さすが若手新鋭、グリップの開けっぷりが良く準決勝戦の気迫も光った吉林直都が、吉田祐也の外をスタート伸びて先行して10線勢を次々と突破していく。
石井大志は今回エンジンを乗り換えたが、補充参戦で1走した前節の最終日から乗り手がテンポ良く動けており今節はスタートも悪くないので、先にハナへ立つケースもありそう。
鈴木清は連勝ストップしたが車の状態は引き続き上々であり、周回ごとに番手を上げてこよう。
車券に絡めば好配当を望めそうなのは相馬康夫。正直スタート争いは微妙なところだが、前節の決勝戦でも上位人気に推されたようにエンジン気配はずっと良い。
◎ 6 吉林直都
○ 3 石井大志
△ 7 鈴木清
▲ 1 中村晋典
穴 4 相馬康夫
おすすめの買い目
6-3=714
穴なら
4=7-613
文/鈴木
若手が競ると人見剛志が捌く
先月に1級車へ乗り換えてから今回初めての山陽参戦で早津圭介はいきなり3.390秒という好タイムを叩き出し、最近スタートが良くなり自分の展開を作れている田中崇太は安定して速い時計で走れているが、決勝戦が悪天候で中止になった前節の山陽ミッドナイト~今節、以前とは見違える動きを見せている日室志郎の存在がキーポイント。10メートル線の最内枠は0ハンを叩きやすい位置であり、速攻を武器とする日室がスタート直後に早津圭の内を突いていきなり先頭へ躍り出るシーンも考えられるし、まだ2級車の田中崇は日室に道中で張られるケースもあるだろう。また、同じく速攻派である20メートル線の辰巳裕樹が田中崇を叩きにくる可能性も考慮すべきだ。
そういう展開になった場合は、人見剛志が素早く射程内へ入り自在の捌きで前団を退けられる。攻め込まれた軽ハン勢がリズムを保てず総崩れになると、牧瀬嘉葵も追い上げてきそうだ。
◎ 6 人見剛志
○ 5 牧瀬嘉葵
△ 1 早津圭介
▲ 2 日室志郎
穴 3 田中崇太
おすすめの買い目
6=5-123
穴なら
3=1-562
文/鈴木